コウチャンのブログ

私は仕事柄、皆さんの知らない人生の裏側を覗いてきました。

皆さんの参考になれば幸いです。


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Aさんは賃貸用に建てた木造平屋建ての建物を所有しています。


 3年位前に建築関係の仕事をしているというB男に期間2年、賃料月額6万円、毎月末日にAさんの預金口座に振り込んで支払う約束で賃貸しました。


 1年半位の間は約束どおり家賃が入金されていましたが、その後パッタリ入金がなくなりました。


 不審に思ったAさんがB男宅へ行ってみたところ、見たことのない若い女性が出てきてC子と名乗り「Aと婚約していて近く結婚する予定だ。Aは出稼ぎに行っていて私が留守番をしている。近いうちに帰ってくると思うから、帰ってきたら早速家賃を払うように伝える」とのことでした。


 Aさんは、その後隔週ごとにB男宅へ催促に行きましたが、C子が出てきていつも同じ返事でした。

C子に家賃を払うよう請求すると「私は借主ではない」と言って払ってくれませんでした。


 Aさんは、裁判手続きでB男とC子を立ち退かせることにしました。


 その準備として、AさんはB男とC子の住民票を請求しました。

 C子は住民登録がしてなく正体不明の女でした。

 B男は賃貸した建物の所在地に住民登録がしてあったので戸籍関係書類の交付を受けて身元を調べました。


 その結果、B男には妻子があることがわかりました。

 AさんがB男の妻と連絡を取ったところ、B男が3年くらい前に女ができて家出し行方不明になっていて、未だに戻ってこないと言うことでした。


 C子の婚約の話は嘘で、愛人関係のようでした。


 通常の手続きとしては、B男に対して内容証明で、滞納家賃の請求と、支払のないときは賃貸借を解除することの通知をするのですが、相手が行方不明ではこの手続きがとれません。


 この場合は、簡易裁判所に意思表示の公示送達の申立手続きをしなければなりません。

大変な手数です。


 そこでAさんは、これを省略できる手続きによることにし、B男に対しては滞納家賃の請求と支払がないことを条件とする建物明渡しの訴えを、C子に対しては建物の不法占有を理由とする建物明渡しの訴えを起しました。


 B男に対する建物明渡しの判決の執行力は、愛人のC子には及ばないので、C子も被告として訴える必要がありました。


 B男に対する訴訟書類は通常の郵便送達の手続きがとれないので公示送達の申立をしました。


 C子は裁判所から呼出状が届くと驚いて、建物から逃げだしました。


 B男は、呼出しを受けた日に出廷しなかったので、欠席判決がなされました。


 Aさんは、B男に対する明渡の判決が確定するのを待って、執行官に建物明渡執行の申立をしました。


 執行当日、B男は不在でした。


 Aさんは執行官と共に屋内に入りB男の家財道具類を調べました。

 執行官は、屋内にある物は全部無価物と判断し、Aさんに廃棄処分して差し支えないことを伝えました。


 これで明け渡しの執行が終わりました。

 

 Aさんは屋内に有った物を全部粗大ごみとして処分しました。


 B男が戻ってきて屋内に入り込んだら、また同じ裁判手続きをしなければならないので、Aさんは入り口の鍵を変え、雨戸などは締め切って釘付けにしました。


この裁判手続きは、特殊な方法によっています。

詳しい説明は全部省略してあります。

詳細は下記へお尋ね下さい。


http://www.office-kudo.info/


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株式会社F運送はGが社長になって20年以上前に設立された会社で、大型トラック8台を所有して運送事業をしていました。


自己資本比率は低くて、一般貨物自動車運送事業の許可基準をやっとクリアーできた程度の会社でした。


数年前から不況の影響で荷動きが少なくなり、赤字経営を続けていました。


株式会社Tタイヤ自動車は自動車タイヤの販売とトラックの整備をする会社で、F運送とは長い間の取引があり、Tタイヤ自動車の社長のUさんはGとは親しくしていました。


最近になって、F運送の悪い噂を聴いていましたが、タイヤ交換や車の整備に来る運転手は何時も来ている人達なので安心していました。


タイヤ代金などは毎月末日締めで翌月末日にはきちんと支払ってくれていましたが、最近になって4月位前の請求に支払がなくなりました。


U社長がF運送の事務所へ様子を見に行ったところ、見知らぬ男が二人いて「社長は留守だ」というだけで、詳しい話は聴けませんでした。


不審に思ったU社長はG社長の自宅へ事情を聴きに行きました。


G社長の話では

「赤字が続いて資金繰りが苦しくなつた。銀行からの借り入れは枠がいっぱいで新たな借り入れができないので、事業資金の融資が専門だというY商事から借り入れをした。


法定内の金利であったが、短期融資であったため直ぐに弁済期が来て、それ以後は利息の倍のレートの損害金になり、支払えなくなった。


するとY商事は、F運送の営業をY商事に任せろと言い、会社の実印や銀行印・手形帳や帳簿類を全部取り上げ、私には会社に来るなと言った。


そして、Y商事はうちの車と従業員を使って運送事業をし、売上金の中から従業員の給料だけを支払い、残り全部を貸金の弁済だと言って持って行ってしまった。


経理の内容を全然教えてくれないので、借金が幾ら残っているのか、取引業者への支払がどうなっているのか全然わからない」

とのことでした。


Tタイヤ自動車はY商事に対して、F運送に対する売掛金を請求しましたが、、F運送に請求してくれと言って支払ってくれませんでした。


Y商事は、貸金回収のためにF運送を乗っ取って運送事業をしていたものですから、その経費は当然Y商事が支払うべきものです。


Tタイヤ自動車は、未払いの売掛金取引はF運送の後ろでY商事が行ったものであるとし、法人格否認の法理によりY商事が責任を負うべきものとして、Y商事を被告にして売掛金の支払を求める訴えを提起しました。


F運送社長のGもY商事に対し、借入金の取引履歴の開示を求め、これに応じないときは金融庁へ届け出ると通知しました。


Y商事は、しぶしぶTタイヤ自動車に請求金額の支払をし、F運送の社長Gから取り上げた印鑑や手形帳、帳簿類を返してF運送の事務所から従業員を引き上げました。


T自動車タイヤの債権回収は成功しましたが、F運送の清算関係はこれからです。


法人格否認の法理が適用されるケースは3種類あります。

詳しくはお問い合わせ下さい。

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Tさんは私の高校時代の同級生です。


大分前のことですが、Tさんは、その頃、土砂運搬業者や整地業者を下請けにして土木工事の請負をしていました。風貌は一見ヤクザでした。


あるときTさんは有限会社Y土建から、利根川上流のK地区の築堤工事を請け負いました。


その工事の発注者は国で、大手土建会社N組が請負い、N組は工事の地域を分割して、多数の業者に下請けに出しました。


有限会社Y土建は、その中の一社で、請負った地区の一部をTさんに下請けに出しました。


Tさんは、ダンプを持っている土砂の運搬業者や、ブルドーザーやユンボで整地をする業者を使って指定された地域の築堤工事を始めました。


現地にはN組の工事現場事務所があり、N組から来ている所長と従業員が常駐していて、工事の指揮監督をしていました。


工事代金は、N組が調査して、出来高に応じて一時下請けのY土建などに定期的に支払われていました。


TさんはY土建から数回工事代金の支払を受けました。


工事の完成が近くなった頃、Y土建が倒産し、社長がN組から受け取った代金を持って逃げてしまいました。


Tさんは、残った工事を続けても代金をもらえる見込みが無いので、現場から下請け業者を引き上げました。


N組の工事現場事務所長Bは工事完成の予定日と検査の日が迫っているので困りました。

期日に遅れたら会社の信用問題で、指名業者からはずされる怖れがあります。


そこでTさんを工事事務所に呼び出し、残った工事の代金はN組が責任を持って支払うから工事を続行するよう要請しました。


Tさんは承諾し、残工事の代金を見積もり、所長Bは、この支払を承諾しました。


Tさんは下請け業者を現場へ呼び戻し、工事を続行し、予定期間内に請け負った区間の築堤工事を完成しました。


国の検査が無事に終了したので、Tさんは工事事務所長のBを通じてN組に残工事の代金を請求しました。


ところが、N組はTさんとは請負契約が無いと言って支払ってくれません。


Tさんは怒って工事事務所へ押しかけ、所長のBに対し、約束の代金を払わないのなら、自分が工事した防潮堤だからダイナマイトで爆破すると伝えました。


所長のBは本社へ伝えると言っただけで、自分の責任については何も触れませんでした。


私はTさんから相談を受けました。


いかに自分が施行した堤でも、完成して相手に引き渡した以上、ダイナマイトで爆破したら犯罪になるから止めろ。それよりもBの責任を追及したほうが良い。


Bは、現場事務所の所長で、築堤工事の最高責任者であるから、商法に定める表見支配人に当たり、その工事に関してはBはN組を代表する者である。

従ってBとの約束はN組との請負契約をしたことになる。

この理屈をN組本社へ行って責任者に話すよう勧めました。


Tさんは、これに納得しましたが、それでもN組が支払わないときは堤を爆破すると言い、下請業者に現場へ集まるよう指示しました。

下請け業者も代金がもらえるかどうかの瀬戸際でしたから、Tさんの脅しに協力して現場に集まり爆破の準備をしました。


この様子は、逐一現場事務所から本社に報告されていました。


爆破の準備ができたのでTさんはN組本社にのり込むことにし、下請業者には自分が恐喝罪で逮捕されたときは、予定通り堤を爆破するよう指示しました。


Tさんは恐喝罪の現行犯で逮捕されることを覚悟でN組本社にのりこみ責任者に会いました。


そしてBが表見支配人に当たることを説明して支払を求め、これに応じないときは覚悟があると伝えました。


相手は直ぐに顧問弁護士を呼びました。法務大臣経験者の一流の弁護士が出てきました。


Tさんは、弁護士にこれまでの事情説明をし、Bが表見支配人に当たるからN組に支払義務があると説明しました。


Tさんの説明を聴いた弁護士は、多少の質問をしましたが、N組の支払い義務を認め、責任者に支払を指示しました。

Tさんは代金を小切手で受け取りました。


Tさんの風貌を見て、弁護士は「田舎者の土建屋から表見支配人の責任を問われるなんて考えられないことだ。どうしてそんな事を知っているのか。一体あんたは何者か」と訪ねました。


Tさんは一瞬返事に困って「ただの田舎のジャリ屋です」と返事をして帰ってきました。


実力行使をちらつかせた法理論が勝ちました。


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有限会社Xは建売業者で、その代表者はYです。


Xの業績は思わしくなく、何とか持ち直そうと建売住宅3棟の建築販売を計画しました。


しかし、Xの資金計画はずさんで、資金の不足分は自宅を担保にして銀行からの借り入れと、売れ残った建売住宅1棟をを安くすれば売れるので、それでも不足する分は下請け業者に支払を待ってもらえば何とかなるだろう、と考えました。


Yは知人が持っているF市郊外の山林約500平方メートルを建物用地として買い受けることにし、手付金だけ支払って、その土地の宅地造成工事を許可して貰いました。


さっそく造成工事を始めることにしましたが、その土地がXの所有でないため、代金の不払いを恐れた宅造業者は工事代金全額の前払いを要求しました。


Xは、この支払で資金計画が大部くるいました。


Xは、残った資金の殆どを建築業者に初回の内金として渡し、建築が始まりました。


基礎工事か終り、その上に3棟の建物の小屋組まで進んだ段階で、工事の出来高は内金の額を超えていました。


建築業者は追加金の支払を要求しましたが、Xが支払の猶予を求めたので工事を中止しました。


屋根工事を急がないと木工事部分が雨ざらしになり、床下に雨水が溜まります。


Xは屋根工事専門の株式会社Aに3棟の屋根工事を600万円で発注しました。


Yは自宅を担保にして銀行から融資を受けることにしてその申込みをし、3月くらいすれば融資が受けられるものと考えて、支払条件は屋根工事完成後3月と決めました。


A社は、Xについて悪い噂を聴いていていましたが、事務所には始終業者らしい者が出入りし、Yは別のところに立派な家があり、高級車を乗り回していて、その上売れ残りの建売住宅が1棟あるということなので、支払は大丈夫だと思ってXの支払条件で屋根工事を引き受けました。


A社は直ぐに工事を始め、1月くらいで工事を完成してXに引渡しました。


ところが、3月しても支払がないのでXに請求したところ、銀行融資は担保不足とYに信用がないことからダメになり、売れ残りの建物には他の債権者の仮差押がついているので、なかなか売れないとのことでした。


この頃になると、Xの事務所は閉鎖され、会社の実態はなくなりました。


Xの財産としては目ぼしい物はなく、建築途中の建物は外壁がないので外気遮断性が無いことから不動産登記法では建物とは認められないので、登記も競売手続きもできません。


A社はXから工事代金を回収できなくて代金相当額の損害を被りました。


Xの代表者Y個人には土地建物があります。


A社は、この損害は、Yのずさんな資金計画が原因で、Yには重大な過失があったとして、会社法所定の会社役員の代三者に対する損害賠償責任に基づいて、Xの代表者Yを被告として600万円の損害賠償請求の訴えを提起しました。


第1回口頭弁論期日で、YはA社の主張を大筋で認めたので、裁判官は和解を勧告しました。


Yは1か月のうちに金策すると言い、第2回口頭弁論期日に銀行振り出しの500万円の小切手を持参して、これがやっとなので残金は負けて欲しいと言いました。


A社としては、2割を超える債権放棄は痛手でしたが、深追いしても全額回収の見込みが無いことから、これを承諾して和解が成立しました。


現場に残された屋根だけの建物はどうなるのか?


外壁工事、内装工事、電気、水道などの附帯工事がすまないことには売り物になりません。代金後払いでやってくれる業者がいるか?


何よりも、土地は他人名義ですから、土地の残代金の支払の見込みが無ければ、地主は土地の売買契約を解除して、地上の工作物撤去と土地明け渡しを求めるかも知れません。


ずさんな資金計画による事業は大怪我のもとです。

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G県T市でコンビニを経営している株式会社Xの代表者Sは、あるとき東京新宿で開催された経営相談会に出席し、終わってから仲間と赤坂のクラブ街へ繰り出しました。


Sにとっては始めての経験で、それ以来すっかり病みつきになり、一人で赤坂のキャバクラYに足しげく通うようになりました。


そしてママのU子と親しくなり、自分の手持ち金を可なり注ぎ込んで男女の関係になりました。


少しすると、U子から営業資金のおねだりをされました。

良いお客がついているホステスを他店から引き抜くのだが、その子のバンスを払ってやらなければならないので500万円必要だとのことでした。

男女の関係になっているので、無下に断ることはできませんでした。


しかし、Sは自分の金を殆どU子に次込んでしまい、株式会社Xにも500万円の資金の余裕はなく、その金を使ってしまったらコンビニの運転資金に困るので、どうしようか考えていました。


そこに、悪いことを教える男が現れました。


Sは、株式会社X振出、受取人白地、満期が10か月先の金額500万円の約束手形を振り出し、U子に渡し、これで金融業者から借り入れをしろと言いました。


Sは、その一方で、その手形が盗難に遇ったと嘘を言って警察に盗難被害届をし、届出があった事の証明書を発行して貰いました。


そして、この証明書を添えてG簡易裁判所に手形無効の除権判決を求めるための公示催告の申立をしました。


裁判所は、この手形の所持人は6月以内に当裁判所へ届け出るよう官報で公示催告をしました。

そして、この届出がなかったので6か月経過後に、この手形の無効を宣言する除権判決をしました。


Aさんは、東京赤坂で金融業をしています。

Aさんは、U子から、株式会社X振出、受取人白地、満期が10か月先の金額500万円の約束手形で融資の申し込みを受けました。


満期が10月先でしたが、俗にオサン手形といわれるもので珍しいものではなく、銀行の信用調査でも株式会社Xがこれまでに不渡りを出したことはない、とのことでしたから、大丈夫だと思って受取人欄にU子

と補充させ、裏書をさせて、満期までの利息を天引きして貸付をしました。


Aさんは、手形の満期に支払銀行に手形を呈示したところ、除権判決が出ているので支払えないと言われました。


手形が無効ですから、手形所持人のAさんから振出人の株式会社Xには手形金を請求できません。

Sは、貸付については何の関係もない人です。


それで、AさんはU子に貸金の返還を請求しましたが、U子も手形について何が起こったのか分からず、金がないので返済できないとのことでした。


Aさんは、株式会社Xに何度も電話しましたが、いつも事務員が出て、手形のことは社長が一人でやっていて今留守だから分からないとのことでした。


Aさんは、手形無効の除権判決をしたG簡易裁判所へ行って事件記録を閲覧しました。


その結果、Sがその手形を盗まれたといって警察に虚偽の盗難被害届をし、G簡易裁判所へ手形無効の除権判決を求めるための公示催告の申立など一連の手続きをしていたことが分かりました。


Aさんは、G地方裁判所に除権判決取消しの訴えを起し、SがG簡易裁判所に虚偽の申立をしていることが分かり、除権判決取消しの判決が出ました。


手形が有効になリましたが、呈示期間が過ぎているので、Aさんは株式会社Xに請求しましたが支払ってくれません。


そこで、Aさんは株式会社Xを被告として約束手形金請求の訴えを起し、勝訴の判決を取って、株式会社X所有のコンビニ店舗と土地について強制競売の申立をしました。


やがて土地建物は競売され、コンビニは閉店になりました。


浅知恵は大怪我のもとです。


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Aさんは、韓国系日本人で、一部上場会社Xの子会社Yの雇われ社長でした。


Aさんは会社の接待では、いつも韓国クラブを利用していて、韓国人のホステスB子を指名することが多く、そんな関係でB子と親しくなりました。


そして店が終わったあと、B子に誘われて部屋へ行き、セックスをすることが何時ものパターンになってしまい、Aさんはその都度可なりの金額をB子に渡していました。


B子はAさんが店に行かない日が続くと、Aさんに会いたいと言ってY社へ行き、秘書などの制止を押し切って社長室に入り込み、机に腰掛けて「Aさんなぜ来てくれないの」と寄りかかりました。


Aさんは社員の手前があるので居留守を使うと、Aさんの自宅にまで押しかけ、ドアを叩いて「Aさん出てきて」と騒ぐので、近所の手前もあり、Aさんはほとほと困りました。


こんな事が親会社に知られたら社長をクビになるかも知れないし、株主に知られたら株主総会でつるしあげられるかも知れません。


B子の納得する手切れ金を渡して別れるしかありません。


ある晩、B子から会いたいという電話があったので、Aさんは手切れ金を小切手で渡すため小切手帳を持ってB子の部屋へ行きました。


そして、B子に別れ話を持ち出すと、B子は隠し持っていた短刀をAさんの目の前の畳に突き刺し、別れるくらいなら、この場でこの短刀で自殺するとわめきました。


Aさんは、事情を話して、手切れ金で解決する方向に話を持って行き、幾らであったら納得するのか聴きました。

B子は即座に2000万円欲しいと言いました。


Aさんは予想外の金額に驚きましたが、ここで拒否したらB子が何をするか判らないし、何かあったら新聞騒ぎになるかもしれないので、2000万円の小切手にサインしてB子に渡しました。


B子は直ぐに機嫌が良くなり、何時ものとおりAさんとセックスをしました。


その小切手は、直ぐに取り立てにまわりました。


Aさんは、いかに自分の社長の地位を保全する為とはいえ2000万円は高すぎると思い、支払銀行に異議申し立てをして2000万円を預託しました。


B子は、直ぐにAさんを被告として小切手金請求の訴えを起しました。


Aさんは、小切手はB子の脅迫により振り出したものであることを理由に小切手行為を取り消しました。


B子は反論しました。


私がAさんの会社や自宅に行ったのは、Aさんのことが好きで、会いたくてたまらなくて行ったもので、嫌がらせや脅迫ではありません。


私は短刀など持っていません。


あの時、2000万円欲しいと言ったことはありません。

Aさんが自分で「お前の青春を台無しにして申し訳なかった」と言って、私の目の前でその小切手に2000万円と書いて、サインして私にくれたのです。


それから、これが最後だと言って、何時もよりラブラブのセックスをしました。

私に脅され、不本意に小切手を振り出したとしたら、その直後にあんな濃厚なセックスができるはずがありません。


脅迫があったのか否かが争点になりました。


裁判所はC大学医学部泌尿器科の教授に鑑定を依頼しましたが、個人差があり、脅された直後でもセックスができる人もいるから結論は出せないという鑑定結果でした。


手切れ金にしては金額が多すぎます。

Aさんが本当に自由な意思で振り出したものとは思えません。


法廷に現れたAさんはガッシリした大男、B子は小柄で可愛らしい感じの女の子でした。


この女の子が大男のAさんを脅したなんて本当かな?


でも、B子の後ろに反社会的組織がいるかも?


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Aさんは、仕事の関係でB男と、その妻Y子とは可なり前からの知り合いでしたが、夫婦仲がどうなのかは全然知りませんでした。


Aさんは、ある日Y子から、B男と離婚したいので相談にのって欲しいという電話を受け、近くの喫茶店で会って夫婦関係の話を聞きました。


Y子の話では「B男は自分勝手で、何か気に食わないことがあるとY子の責任にして、ポットや小型テレビまで投げつけることがあり、危なくて一緒に生活できない。そのうえ異常に嫉妬深くてY子が外出先から帰ると裸にして身体検査をするなど、屈辱的な生活には耐えられない。あんな男の顔も見たくない。声も聴きたくない。B男とは形だけの夫婦なので離婚の手続きをしたいのだが、どうしたらよいのか」とのことでした。


AさんはY子に、子供がいることだから思いとどまるよう説得しましたが、Y子の離婚の意思が硬いので離婚調停の申立をするよう勧めました。


そして、その手続きの相談などでY子と何度か会っているうち、二人の夫婦関係が今では完全に破綻して戸籍上だけの夫婦のようでしたから、つい分別を欠いてY子とセックスの関係に進んでしまいました。


そうしているうち、Y子から「もうB男と一緒に居ることには耐えられないので、可愛そうだが子供を置いて家を出たい。どこか住み込みで働けるところはないだろうか」と相談を受けました。


Aさんは、石材商の仕事の関係で、以前から面識があった伊東温泉「やすらぎ園」の主人に相談し、近所の温泉旅館「XZ亭」を紹介してもらい、Y子はそこで仲居として働くことになりました。


その後、AさんはY子から「子供の様子を知りたい。自分の近況も聞いてもらいたい」という電話を受けて、東京のホテルで会い、その都度セックスをしていました。


少しして、B男にこのことを知られ、、B男はヤクザ者を連れてAさんをレストランへ呼び出し、Aさんに「嫌がるY子を無理に連れ出して強姦した」という文書に署名するよう強要し、同時に慰謝料200万円を支払えと要求しました。


Aさんは「Y子とのセックスは合意だ。Y子はお前とは生活できないというので助けてやったのだ。慰謝料など払えるか」と言って要求をはねつけました。


その後、Y子が離婚調停の申立をしたので、B男は要求を引っ込め、Aさんも相談の域を越えてやりすぎたことを認め、B男に示談金として50万円を支払うことで合意しました。


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A君は、地域新聞に異性の遊び友達をさがす目的のカップリングパーティーの広告記事を見て、会社の同僚と一緒に行ってみました。


A君は、そこでB子と知り合って交際をはじめましたが、もともと結婚相手をさがすお見合いパーティーではないので結婚のことは考えていませんでした。


3回くらい食事などのデートをし、その後男女の関係に進みました。


A君は電気工事会社の従業員、B子は大手不動産会社で働くOLでしたから、二人は毎週末にホテルで会っていました。


A君には結婚歴はなく、B子はバツイチでしたが、離婚原因には触れないようにして付き合いを続けていました。

そのうちに自然のなりゆきで愛情が芽生え、A君は結婚を考えるようになりました。


B子が職場でセクハラを受けてノイローゼになり、長期病気休暇をることになったときには、A君はB子を慰め励ますために海外旅行を計画し、台湾・カナダなどへ5回旅行に連れ出しました。


そのことで、B子の両親はA君を凄く気に入り、A君にB子との結婚と養子縁組を強く要請しました。


A君の両親は、B子が離婚歴のある女性で、離婚原因が判らないことから結婚には消極的で、養子縁組には絶対反対でした。


しかし、二人の結婚の意思は固く、A君はB子のアパートで同棲生活を始めました。



同棲を始めて、A君はB子の特異な性格を知りました。


B子は3歳年上であることから、A君に対し常に傲慢な態度で接し、家事についての些細なことを取り上げてA君を罵倒し、A君が自分の言いなりにならないと狂気のように喚きちらすなど、一緒に生活するに耐えられない日が続きました。


A君は、気が弱くてB子に逆らえず、B子の言いなりに結婚式場の予約など挙式の準備をしました。


A君は、式の準備もできたので、これまでのような生活態度だと結婚は続かないから、改めてくれとB子に頼みました。


B子は、そのときは反省の態度を示すのですが、また同じことの繰り返しで、A君はB子との息の詰まるような生活に耐え切れず、結婚は無理だと考え、実家へ帰ると言ってアパートを出ようとしました。


すると、B子はA君に取りすがり帰らないでと泣き叫び、帰ろうとして玄関に出ていたA君を無理やり部屋に連れ戻してセックスをし、A君は優柔不断な男で帰る決心がうやむやになってしまいました。

こんな事が何度もありました。


A君は、冷静に考えて、B子と結婚しても続かないと判断し、婚約を解消する決心をしました。


それでB子の実家へ行き、B子と両親に同棲中の事情を話し、婚約を解消したいと伝えました。


B子の両親は凄く怒り、ヤクザのような態度でA君に対し慰謝料300万円の支払いを要求しました。

A君は婚約解消の原因はB子にあると言って支払を拒絶して帰って来ました。


B子は、婚約の不当破棄を理由に慰謝料300万円の支払を求める訴えを起しました。


A君は、B子の特異な性格が原因で結婚生活を続けられる見込みがないから婚約を破棄したものであって不当破棄ではないと反論しました。



裁判官は、和解の勧告をし、A君がB子に示談金として150万円を支払うことで和解が成立しました。


デートのときの顔と、生活の場での顔が全く違うことは珍しくありません。



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ある夏の日の夜でした。A子さんは友達のB子さんから誘われて盆踊りを見に行きました。


少しするうちに、人混みのなかにB子さんが友達のC男を見つけて声をかけました。


C男はスポーツクラブでインストラクターをしているとかで、マッチョでA子さん好みのタイプでした。


三人で踊りの輪に加わったり、屋台でかき氷を食べたりしてA子さんとC男はすっかり仲良しになり、メール交換をして別れました。


何日かしてC男からA子さんにメールがあり、メール交換を続けて親しくなり、A子さんはB子さん抜きで二人だけでデートする仲になり、やがて男女の関係に進みました。


A子さんはC男と結婚したいと思いましたが、気が小さくてC男にそのことを聞けず、もしC男に聞いてその気がないと言われたらどうしようかと悩んでいました。


いろいろ考えた末、親に会って欲しいと言えばC男の気持ちがわかると思い、そのことをC男に話すと、喜んで会うと言ってくれました。


A子さんは自宅にC男を招いて両親に会わせ、一緒に食事をしたり飲んだりして歓談しました。


少しするとC男が、この前のお返しだと言ってA子さんを自宅に呼んで両親に会わせ、食事をして歓談しました。


A子さんは、これでC男が結婚を承諾したと思い、その後も付き合いを続けているうちに子宮外妊娠をして手術を受け、付き合いが中断しました。


退院後は、C男はA子さんを避けるようになり、C男がほかの女性と付き合っていることが判りました。


A子さんがなじると、C男は「お前と結婚の約束をしたことはない。誰と付き合おうと俺の勝手だ」と言いました。


そう言われると、関係者の会話の中には「結婚」とか「婚約」という言葉は全然出ていません。


A子さんの両親はA子が婚約者を見せにきたものと思い、婚姻の意思確認をするのは失礼だと思って何も聞かなかったと云う事です。


C男の両親はC男が女友達を連れてくることがよくあったので、A子さんのことも友達の一人だと思って、結婚の話など全然しなかったと言いました。


双方の親同士の接触も全然ありません。


婚約の成立を証明する物証は何もありません。


婚約はあったのか?あったというのはA子さんだけの思いであったのか?しかし婚約がなかったとすると関係者の言動は非常に不自然です。


A子さんはC男を被告として婚約の不当破棄を理由に慰謝料300万円請求の訴えを起しました。


裁判官は関係者の証人尋問をしたうえ婚約の成立を認め、判決ではなく和解で解決するようC男に勧め、和解金の名目でA子さんに200万円を支払うよう勧告し、B男もこれを承諾して和解が成立しました。


婚約は当事者の意思の問題ですから、これを証明することが難しい場合があります。


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長距離トラックの運転手をしているAさんから、相談を受けました。

内縁の妻をとられたから慰謝料を請求したいが・・・


Aさんは、事情があって奥さんと協議離婚することになりました。

しかし、二人の間には、小学生と中学生の子があったので、離婚届けをすると将来子供たちの進学や就職の関係で悪い影響があるかも知れないと考え、子らが独立するまでは、離婚届けはしないことにして、奥さんが子供二人を引き取って別れました。


Aさんは一人になり、寂しいときは近くの居酒屋へ行きました。


そこで働いていたバツイチのB子と知り合い、似たような身の上から通じあうものがあり、男と女の関係になりました。


AさんとB子は、将来Aさんが離婚したときは、結婚することを約束し、同居生活を始めました。


Aさんは、一戸建ての借家に住んでいました。


AさんはB子と相談し、B子にいまの店を辞めさせ、B子に居酒屋をやらせることにしました。

家主の承諾を得て借家の一部を居酒屋の店舗に改装しました。


そして、B子が飲食店の許可を取り、Aさんが資金を出して居酒屋を始めました。


B子は、前の店にいた時から客扱いが上手で、今度は自分の店が持てたので張り切って働き、店は繁盛しました。


二人の暮らしは豊かになりました。 こんな生活が一年くらい続きました。


Aさんは、仕事の関係で2/3日続けて帰宅できないことが多く、B子の様子の変化に気がつきませんでした。


ある日、Aさんが帰宅するとB子の姿が見えず、B子の荷物がすべてなくなっていて、店の戸が閉まっていました。


AさんはB子から、店の常連客の話を聴いていました。

店のことは、その人達に聴いてみるのが一番良いと考え、何人かに聴いてみました。

皆の話では、Cが怪しいということでした。


AさんはCの家に行き、B子を帰すよう言いまた。

Cは「B子はお前の所には戻らないと言っている。B子とお前は夫婦ではない。B子はお前の愛人であ

った女だから、俺がB子に何をしようと勝手だ」と言いました。

Aさんは、怒って私に相談しました。


AさんとB子が同一世帯で生計を共にしていたことは、住民票の記載などから証明できます。

店舗はAさんの借家の一部です。


内縁関係は婚姻関係と同じに法律上保護されるものですから、AさんはCに慰謝料を請求できます。


Aさんは、居酒屋開店のため、借家の一部を居酒屋の店舗に改装するのに約250万円かかりました。

B子がいなくなったので、廃業するしかありませんでした。


AさんはCに対し、廃業による逸失利益の賠償を求めようとしましたが、営業許可はB子の名義で、営業していたのもB子で、廃業したのもB子であることから、困難と判断しました。


Aさんは、Cに対して、慰謝料250万円と、店舗造作の残存価値100万円、それと原状回復費100万円、合計450万円を請求する訴えを起こしました。


裁判所の和解勧告で、CがAさんに300万円を支払うことで和解が成立しました。


Aさんの将来の夢は、Cのために潰されてしまいました。


Cは一時の浮気のつもりが、高い代償を支払うことになりました。


いろいろな人がいます。HPの検索ワード (司法書士工藤晃平) をご覧下さい

 






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