2009年11月22日

映画「マザーテレサ」

テーマ:本、映画、音楽
マザー・テレサ デラックス版 [DVD]
 

「ロミオとジュリエット」で有名な

オリビア・ハッセーがマザー・テレサ役を好演。

ストーリーはいたって単純でテレサが

カルカッタの貧民街へと身を投じてから

様々な障壁を乗り越えながら、

貧しい人をいかに救ってきたかを描いている。

 

ぶつ切りのエピソードが羅列されている

単純な構成ながらも、作品に力があるのは、

テレサの業績の困難さ、偉大さを

思い知らせてくれる。

 

テレサがマスコミから詐欺に

加担したと報じられたときの、

取材者への対応が清清しかった。

信念ある人間は理想が高い分、壁も高くて、

また目標に近づくにつれて、

邪魔されることも多いが、

嘘やごまかしがないだけに、

堂々と立ち向かえる。

  

個人的には、テレサが活動の組織化に

大きな違和感を持っていたところが興味深かった。

原点はシンプルだったものが、どんどん複雑化し、

あらぬ方向へと走っていく社会活動はよく見られる。

最後のニューヨークでの会議で、

テレサがその違和感を爆発させた場面は

見ごたえがあり、また事実上のラストシーンとして

ふさわしいものだった。

 

教皇に会いにバチカンに訪れたテレサは

都会にもまた貧困があることを知り、こう言った。

 



「カルカッタに必要なのはお米や薬だけど

都会の飢えはもっと深刻だわ。

愛に餓えているのよ」

 


今の日本の貧困をみたなら

テレサはどう言うだろう。

学校教育で活用してほしい映画。




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