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オリンパスと山一證券

2011-11-09 16:16:40 テーマ:ブログ
オリンパスの巨額粉飾決算事件の記者会見に出席して、97年の山一證券の会見を思い出した。報道陣は「”飛ばし”の金額と経緯を教えろ」と詰め寄ったが、2週間前に社長になった高山氏が知るはずもない。山一の最後の社長となった野沢氏は「社員は悪くありません」との名セリフを残したが、オリンパスの高山社長も「グループ4万人の社員のために頑張る」と述べた。2人に共通するのは、事件の概要を知らないことだ。野沢氏は、経営中枢とは縁遠い個人営業部門や地方勤務が長い。高山氏は高専出身のベテランエンジニアで医療用機械の開発に携わった。経営企画や財務と関係ないからこそ、社長に起用された人物ともいえる。山一は最終的に廃業に追い込まれたが、オリンパスはどうなるか。世界シェア7割を誇る内視鏡の価値は変わらないので、内外から、引く手あまたになるかもしれない。

ラストバンカー西川善文

2011-11-01 16:29:53 テーマ:ブログ
「ラストバンカー西川善文」(講談社刊)をへぇーと思いながら読了した。晩年は日本郵政社長を実質的に解任されるなど、失意の中で消えてしまったが、結構いいにくいことを書いているなという印象だ。住友銀行は平和相互銀行買収とイトマン事件以降、ダーティなイメージが付きまとい、いまでも完全に払拭されたとはいいがたい。それを西川氏本人も認めているとは・・・。東上作戦の橋頭堡だった平相買収がなくても、その後に銀行の出店規制が緩和されたことを思えば、壮大なる無駄だったかもしれない。ただ、大和証券との提携解消について「儲けの種を提供したのに、感謝の念が薄い・・」という趣旨のくだりは、大和側と相当な認識の相違があるのではないか。明らかに上から目線で、それが大和の不信感を醸成して、警戒感を抱かせた原因ではないか。そして今、日興證券を手足と思っているようでは先が思いやられる。で、よくわからないのは、なぜ、天敵の竹中平蔵氏の指名で日本郵政の社長をひきうけだかだ。竹中氏からすれば、毒をもって毒を制す、ということか。渦中の人は、秘め事を墓場までもっていくことが多いが、なぜ、このタイミングかも疑問のひとつ。三井住友からすれば多分に迷惑だろう。その意味では勇気がある。というか、もはや旧行のしがらみなど眼中にないのだろうか。ただ、元ラガーマンの故・宿沢氏の評価がこれほど高かったとは以外だ。仮に宿沢頭取なら、三井住友銀行のイメージは一挙に変わっただろうと思えば、残念だ。

ドコモも低価格で勝負?

2011-10-20 20:19:57 テーマ:ブログ
アイフォーンの併売でしのぎを削るソフトバンクとKDDIだが、遅ればせながらNTTドコモも新型スマホを大量に投入する。次世代LTEシステムを引っさげて通信速度の速さが売りだが、忘れてはいけないのは、かけ放題の価格がソフトバンクと並ぶ最安値に設定したことである。新機種に限ってドコモ同士なら24時間月額1480円とか(詳しくて店頭でご確認を)。これはドコモの英断か、あるいは追い詰められた苦肉の策か、見方は分かれるだろうが、その背景にはソフトバンクの存在が何といっても大きい。異端児、暴れん坊のソフトバンクがいなければ、寡占化していた大手2社同士で、ここまでの価格競争はなかったはずだ。総務省やNTTグループには今でもソフトバンクを毛嫌いする向きがあるが、ユーザーにとってこれほどありがたいものはない。その意味で、孫正義社長はもっと評価されてもいいはずだ。

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