戦争被害受忍論 | 泰然自若@ソウル

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 久しぶりの日記。昨日は大濠公園で花火大会。開始30分前に行ったにも関わらず、本部席の斜め後ろの出店の真裏にスペースを見つけて、池から2列目のポジションから見れた。やっぱ夏は花火。これでもかってくらいに炸裂する花火に感動しつつ、伝わる衝撃に体力を奪われた(笑)花火自体もいいけど、花火を楽しみに家族連れや友達、カップルなんかが楽しそうなのがもっといいよね。しかし鳥や魚はびっくりだろうな。花火に体力を奪われたと同時に人が多すぎて人酔いした。上を見すぎて首が痛いし。

 今日は学校の図書館で取り寄せてた酒井直樹の本を借りて、その後福岡で行われた指導教官の講演会。講演題目は「償いなき国の被爆者対策~被爆者運動からの批判~」。勉強になった。現行法である「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律」をマスコミのように「被爆者援護法」と呼ぶ事を拒否する先生は、その理由を被爆者たちが求めていた国家責任を認めた「被爆者援護法」ではなく、「戦争被害受忍論」(乱暴に言えば戦争は国家の非常事態だから国民は被害を受けても我慢しなさいって論。国家が国民より上位にあるって憲法違反だよね。)に根ざした施策であるからと言う。

 今メディアで言われてる原爆症認定も、前進のようであくまでも戦争被害受忍論に基づき、福祉や社会保障として範囲においての認定枠組みの拡大にすぎないとも言える。もちろん在外被爆者の被爆者手帳の問題など、少しずつ改善はされているものの、運動側も含め国家の責任を問う事はとても重要だと思った。講演内容全部はとても書けないけど、在日朝鮮人問題ともとても関連が深い点も多く、また被爆運動のみならず水俣や従軍「慰安婦」、BC級戦犯の問題などとも多くが通じる話だと思った。質疑応答の受け答えも笑顔でしかしビシっと言う事は言っててかっこ良かった。もうちょっと丁寧に書くべきなんだけど今体力が無いのでご勘弁を;;(関連日記

 その後天神をぶらっとして人酔いして、地下鉄で藤崎に着いたと思ったら、高取商店街が今年二回目の夜市をしててまた人酔い。なんか去年はポニーがいたと思うけど、今年はペンギンがいた。ペンギンには良い迷惑な話だよな。ただ商店街がどんどんつぶれてく中、こういう行事は良い事なんだろうけど。ちょっと落ち着いてきたので、またぼちぼち日記を再開します。

 しかし首が痛い。。