ksdkjp
2006-06-30 23:51:09

身のおきどころ。

テーマ:日々の所感

本日、6月30日をもって、長年、勤めた博報堂を退社いたします。
、、という皆様が、私の身近に、お二人います。


一人は、私の直上のインタラクティブ・クリエィティブ室長、K井さん。
もう一人は、同じT美大Gr出身の、G田くん。

しかし。


「やめる」というと、何か「終わる」イメージが伴いますが、
「新しいことを、始めます」という方が、お二人の実情に近いでしょう。


同じ状態も、とらえかたと、「言葉」で、まるで気分が、違う。


新しいことを、やりつづける。
やったことのないことを、やりつづける。
それが、できなくなったら、また、次の所に行く。


私自身、マスのクリエィティブ部門を「やめて」、
インタラクティブのクリエィティブ部門で「新しいことを、始めて」、面白くてしょうがないです。


やっても、やっても、新しいことができる、感じ。


こんなに仕事が、面白いのは、入社以来、これで4度目で、
1度め.入社した時。
2度め.O貫さんの下についた時。
3度め.CMの演出をやり始めた時。
4度め.インタラに来て、仕事をおぼえ始めて以後。


面白くなくなったら、
5番目、6番目の場所に、行けばいいのだ、と思うと気が楽です。
(で、何が、やりたいの?と、言われそうですが)


やりたい仕事、面白い仕事をやって、楽しいと、思う。
仕事がやりやすい、場所で。

それが、一番で、それが、全てですね。


ていうか、そういえば、


身のおきどころ、も、変わったなあと、思いました。

昔は、会社。家。
今は、サーバー。


メールとか、携帯ナンバーとか。次の連絡先には、かかせませんし、
HPやブログを持ってる人は、勤め先以上に、重要なホームポジションですよね。


人の在り処が変わると、人の在り様も変わって行くでしょう。

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2006-06-29 03:13:04

放送から、ネットワークへ

テーマ:カンヌ考察

これは、カンヌ2006の2日目のセミナーで、僕の周辺で、一番評価が高かったコマのタイトルです。実は僕は、見逃しました。豊富な実例をまじえて語られていたのは、要するに、ブランドを作るには「送りっ放し」ではダメで、ユーザーと関係性を結ぶ「ネットワークをもつ」ことが、重要であるということ。


今年のカンヌ・セミナーで、目白押しだったのが、これ系のお話。バズ、バイラル、双方向、インテグレーテッド、自動的に拡がって伝播していく広告、など。


その中心にあるのは、当然ですが、ネットです。WEBや、CGMが、重要な働きをして、広告が様変わりしてゆく様子が、セミナーの時間割表の文言群から、浮き立ってきます。


TVCMがなくなる、ということはない。しかし、ユーザーと関係性を構築するには、インタラ広告でしょう。ユーザーが、広告コンテンツを自分から見に来てくれる。ユーザーが、商品やその広告について発言して、自分の友人なりに広めてくれる。すでに、そういうことを現業の中で、何度も体験していて、すごく新鮮ですし、広告屋として醍醐味を感じます。


VCMをやってた頃の(今もやってますが)、反応のまるで見えない感じ、試写までは難航するのに、オンエアしたとたん、まるで手応えがない感じ、と、インタラ広告で体験する、公開したとたん、ダイレクトにユーザーからの「レス」を受け取る感覚とは、まるで違うものです。


送りっ放しではなく、関係を構築する、というのは、今までの広告の作り方より、何倍も手間のかかることです。入稿して、ハイ終わり、というわけにいかないですから。しかし、手間をかけた分、反応があれば、広告屋の仕事としては、「賞」を取る以外に目標がないというより、はるかにやりがいもあって、リアリティが持てて、ダイナミックだと思うんですけど。

2006-06-28 00:52:10

CMは、BIGビジネスへ。BIGアイデアは、他領域へ。

テーマ:カンヌ考察

カンヌから日本へ帰る飛行機の中で、書いたことをベースに、何本かエントリーをあげます。


現地で、毎日、逐一上げた方が良かったのかもしれないのですが、結構、飲んだり、人と話したりする機会が多くて、楽しく。。。、スクリーンを見ながら、セミナーを聞きながら、ランチを食べながら、夜、誰かと飲みながら、考えたり気づいたりしたことを、以後、いくつかのトピックにまとめて行きます。リアルタイムじゃなくて、すいませんが、よろしくお願いします。

で。いきなり、最終結論からで、恐縮ですが、


2006年のカンヌで、ハッキリしたこと。


それは、新しい意味の見いだせないCMのグランプリ受賞と、

超大作の多いシルバー以上のCMを見て、思い知ったこと。(まあ、例年、大作ぞろいでしょうが)


カンヌにいる間、カンヌに来る前。

メディア環境の大変貌、CGMの台頭などの状況の中で、TVCMはこれから、どうするんだろう?と、思ったり、

仕事の行き詰まりに悩むCM系の方と話したりする中で感じたり、していたのですが、

今年のカンヌは、そこに、どんな答えを出してくれるんだ?と、正直、期待していました。(去年のホンダのディーゼルなんかは、ひとつの鮮やかな解答だったと、思ったので)


僕が受け取った、カンヌの出した答え。それは、

「TVCMは、圧倒的なBIGエンターティメントで、BIGビジネスをせよ!」でした。


TVCMが、生き残る道(~それは、現・広告産業が生き残る道にも他ならないのでしょうが~)それは、他の広告メディアでは、絶対に体験できない、圧倒的に面白く、圧倒的な完成度で、圧倒的に金をかけた、すごいエンターティメントを作って見せる、こと。


WEBや、広告媒体の様変わりに対して、TVCMが打てる対抗策は、それなんだ、、、、へぇー、と思いました。

BIGアイデアは、他の領域に任せた!という声さえ、聞こえる気がしました。


そのいい例が、CMのグランプリと同時に発表のあった、チタニウム・ライオンのグランプリ。

JETだろうという、予測を裏切って、日本の「デザイン・バーコード」がグランプリに輝きました。


正直、これには、ぶったまげましたね。地味すぎじゃねえの?という意見も、あると思いますが、チタンが単なるクロスメディアへの評価なんかではなく、この贈賞から、広告への考え方を変えていくのだ、という強い決意表明のようなものを感じましたし、

「それなら、取れるかもしれない!」と非常に勇気づけられました。


TVCMは、BIGビジネスへ。
BIGアイデアは、他の領域へ。


それが、僕が今年のカンヌから受け取った、最終的な答えでした。

2006-06-24 15:40:02

広告は、変わる、(1年単位でも)。

テーマ:広告全体論

カンヌへ来たのをきっかけに、ブログを始めたものの、途中1回書き上げた原稿がぶっとんで、時間は流れ、もう今日は最終日です。


ブログを始めたのを報告したところ、CAのすだしん君(同姓のよしみで、何かとお世話になってます)が、彼のブログで紹介してくれて、ありがたい読者さんが何名か付いてくれました。


ただ、もともとカンヌ・レポート的な目的ではなく(それはMIXIの方に上げております)、カンヌに来て、日常業務に忙殺されなくなり、逆に純粋に広告アイデア漬けになり、太陽の明るいうちから、生ビールで広告談義などするようになって、


そういえば、マスから、インタラに来て、1年たって、その間いろいろ気づいたこと、思ったことを、断片的にでも書きたいと、構想していたことを思い出し、ちょうど同行してたブロガーの先達である堀君に、アドバイスもらって始めたのが、このブログであります。


だから、日記というよりは、立ち読み・拾い読みするかのように、バラバラに書かれた本のようなものという、気分です。継続が重要とは、肝に銘じておりますので、読者様、よろしくお願いいたします。


さて、カンヌ・レポートをしなかったいいわけは、さておき、タイトルの件。


上の、すだしん君に紹介してもらった際、何気なく、彼が去年、克明にブログに上げていたカンヌ・レポートを読みに行きました。(便利な時代で、ありがたいです)


そこで、なるほどねー、と思ったのは、第1原稿では、長いスパンで「広告は、変わる」って書いたのですが、去年のカンヌから、今年のカンヌで、こうも変わってるものか、、と。去年、ウェルカムなフューチャーと、先取りで宣言されてた内容が、すでに、ありきたりなものになってる、本日。スクリーンを見る目、反応するお客さんの感覚も、やはり、あきらかに変わってきていて、


それは、昨夜、弊社のパーティーで立ち話をした、もと弊社の某CDの言によると、
「CMを見てても、もう、待ってらんない自分に気づく。どうせ、商品ほめるんだろ?だったら、さっさとしてくれ。タグラインなんかまで、待たせるな。、という感じ」ですと。例年カンヌに来てるそうなのですが、見てる自分側のいらちな変貌に、ショックを受けてました。


しかし、1年でこうも変わると、大キャンペーンの場合、ローンチまで半年かかったりするわけで、1仕事ごとに本気で進化しなきゃなんないし、よくメーカーの悩みで聞く、発売する頃には、時代遅れの商品になってるという事が、広告手法・広告表現でもリアルで切実な話になってきます。(インタラの職場では、すでに感じてることで3ヶ月早いことを、競い合ってるような感覚があります)


その一方で、同じく昨夜、何年ぶりかで再会した某女性演出氏は、「TVCMの仕事は、同じことを繰り返している感じで、自分の時間がもったいない気がしてくる。新しいことをやりたい、といつも、思うのだけれど、引き戻されることが多くて、」と、言ってました。CMの現場から、片足以上抜いてる(左足は置いてる)自分としては、なつかしいような、相変わらずそうなんだ、、的な、感慨でした。


ていうか、さて、今日決まるグランプリは、新しい広告の道筋を照らすようなものになりますかね?それとも、TVCMのさらなる衰退をシンボライズするものになるのか?答えは、10時間後!

2006-06-20 10:39:11

そもそも、広告とは何か?

テーマ:広告全体論

突然ですが、はじめさせていただきます。


カンヌに来たついでに、ブログをはじめます。

インタラクリ、というタイトルからして、基本的にはインタラ広告のクリエィティブ論とか、作例・事例と、その意図などなど。また、マス広告との対比の中で、インタラ広告を、どうして行くべきかぁーみたいな、内容ですが、やはり、第1稿はここからかな、と思いました。


「そもそも、広告とは何か?」


出ました。大仰です。しかし、ここで、その定義を問うつもりは、ありません。再認識しておきたいのは、歴史的に、広告がのっかる「のっかり先」は、常に、変化してきたということです。歌舞伎、浮世絵、パリの新聞王、インチキ映画?、テレビ、そしてネットと。なんで、「のっかり先」が、変わり続けたんでしょう?


常に、最新で、庶民が大好きで、大注目の、新媒体や、新ネタに、飛びついて、うまいこと、のっかって、商品情報を、吹く。それが、歴史が証明している「広告の変わらない姿」ですね。(これ、別に悪く言ってるのでは、ないです。)


だから、広告は伝統芸能じゃなくて、庶民の関心が変わったら、それに合わせて、迅速に姿を変えなければならない。庶民の関心は、常に、変わる。新技術・新ネタの登場、より面白いモノ、より使えるモノへ、どんどん、どんどん変わって行く。(その中で、人間として変わらない部分は、持ちながら、ですが。)


この、、人々の関心に合わせて、「広告は、変わり続ける」、というのが、まず、一番はじめに持つべき、重要な認識ですかね。インタラクリ論は、ここからはじまります。

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