『 終着駅 トルストイ最後の旅 』
監督・脚本:マイケル・ホフマン
出演:ヘレン・ミレン、クリストファー・プラマー
ジェームズ・マカヴォイ、ポール・ジアマッティ
アンヌ=マリー・ダフ、ケリー・コンドン 他
火曜日に観てきました。
ロシアの文豪レフ・トルストイとその妻ソフィアを描いたドイツ・ロシア映画。
『戦争と平和』などの著作が売れて莫大な富を得たトルストイ。
本人は富に執着はなく「民衆のために書いている」のだが
その財産を思い通りに動かそうとする弟子のチェルトコフと
家族のため、そうはさせまいとするトルストイの妻ソフイアが
真っ向から対立する。
気が強く後に悪妻と呼ばれたソフイアだったが
彼女は心から夫を愛しているのだった。
ソフイアを演じるのはヘレン・ミレン。
キネマ旬報のインタビューで読みましたが
彼女の父方は皆ロシア人なんですね。
トルストイ役(クリストファー・プラマー)も
トルストイの若き信奉者ワレンティン役(ジェームス・マカヴォイ)もよかったです。
ジェームス・マカヴォイは『ラストキングオブスコットランド』と
『ウォンテッド』で見たけど、今日のがいちばん良かったと思います。
この作品は期待してましたが、あまり好きになれませんでした。
妻がうるさすぎる。ああいう奥さんは嫌いだな…
家族の財産を守るのは大事だけど
夫が晩年に落ち着いて仕事ができないというのは気の毒でした。
「世界三大悪妻 」呼ばれているから嫌いってわけではないです。
悪妻とは思わないです、夫とその作品を一途に愛しているのですから。
ちなみにソクラテス・モーツァルト・トルストイの妻が
三大悪妻と呼ばれているそうです。
トルストイの妻の代わりにナポレオンの妻が入ることもあるそうです。
誰が決めるのでしょうね?
昔、何冊か読んでそれきり、のトルストイ。
今読むとまた新たな発見もあるでしょうね…