武器屋 to the World!!

パワーリフティングで全日本チャンピオンに2回なった後、武器屋(ネットショップ)を開業。調子に乗ってベンチプレス世界記録に挑むも返り討ちに会い、銀メダルに甘んじる。世界記録に再び宣戦布告!!

パワーリフティングの最新情報を最速発信しますがいささか表現が過激でハードコア志向で前衛的です。苦手な方はご覧になられないようにして下さい。


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すっかりとチェックが後手になっていますが、前回の更新より規律パネルが二件更新されましたね。

http://www.playtruejapan.org/wp/wp-content/uploads/2017/01/980c9c4a7d0f4aeedc4b0e1a749706f9.pdf

 

まずはボディビルで蛋白同化薬のメタンジェノン。言い訳もしなければ入手経路についても語られていないのでこれ以上は何とも。ただ、この大田将人という人の名前でググるとサンフレッチェ広島好きの文言が。奇しくもというか何の因果だろうか?今日のメインはサンフレッチェ広島の千葉和彦選手のメチルヘキサンアミンによる違反についてです。

 

http://www.playtruejapan.org/wp/wp-content/uploads/2017/01/65a2f1e0a499b4ee4bfd4a27488a4e8f.pdf

 

この件は難しいので要約しますと、

 

・メチルヘキサンアミンで陽性

・2016年9月25日(検体摂取日)から10月21日(資格停止期間の開始日)までの記録関係の剥奪

以後の資格停止期間は一切無し。

 

私が偉そうに書くようになってからは初めてではないでしょうか。資格停止期間が無いというケースは。ただ、皆様に大前提として誤解しないでいただきたいのは資格停止期間は特別に無くなっていますが、陽性という結果は覆っていません。規律パネルの文言中にも「競技者は自らが摂取するものに責任を負う(中略)過誤又は過失が全くなかったということはできない。」と、あります。

この件が難しいのがこのライフスタイルのエグゼクティブチョイスというただのビタミン剤が事前調査と手続きを踏んだ上でサンフレッチェ広島の推奨サプリメントであったということです。チーム及びチームドクターが内容を精査し、他のサプリメントの危険から選手を保護するために選手に推奨していたサプリメントから出てしまった。さて、ここで皆さんに問いたいのはあなたがサンフレッチェ広島の選手であってこのサプリメントを摂らないという選択肢は取れたでしょうか?よほどのサプリメント嫌いや他にサプリメントのスポンサーでもいない限り、チームから安全であることを調べたからと言われたら断れないでしょう。普段から原理原則を主張しまくる私でもチームが事前調査しているものであれば採っていたと断言できます。こう考えますと、このサプリメントを摂取していたサンフレッチェ広島の選手はその日に尿検査をされたら誰でも確定で陽性であった。そう結論付ける事の出来る資料を全て用意でき、認定されたため今回は特別に資格停止期間無しとなった。

 

さて、エグゼクティブチョイスですが、アマゾンでも売っています。

https://www.amazon.co.jp/Lifestyle-LIFE-STYLE-%E3%82%A8%E3%82%B0%E3%82%BC%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A4%E3%82%B9-30%E8%A2%8B/dp/B000BT52LW

 

例えば、私はサプリメントに関しても判断を下すスポーツファーマシストなのでこれを持ってきて聞かれたらこう答えます。

「成分上は大丈夫です。」

これは書いている成分は大丈夫ですが、万が一陽性が出た時は全責任は採った人です。と、いう意味です。

そんな無責任な?!と、思われた方はまだまだこのゲームの恐ろしさが分かっていない。責任は助言をした人ではなく採った人とルールに書いています。(今回の規律パネルの中にも書かれています。)

毎ロット成分の試験をしてから出荷する医薬品であれば「大丈夫です。」と、答えられるのですが、そうではないサプリメントやコンタミが示唆されている漢方はあくまでも表示上は大丈夫としか言えないんです。今回の件は数年に渡り大丈夫で、事前調査もされた信頼性の高いビタミン剤から興奮剤が検出されてしまったわけですから。(陰性の実績が数年に渡ってあるので毎ロット検査を怠ってしまったのだろうなと推測。1ロットたりとも油断してはいけない。健食売る人も大変や。。。)

 

と、ほんまかいな?という内容でしたがとりあえずJADAの見解を支持した解説になってしまいました。不自然さを感じていないわけではないですが。ともあれ、絶対に安全なサプリメントが無いということは今回の件で知ることが出来ました。今回の件で怖いなーと思われた方は毎ロット検査を実施されているサプリメントに切り替えられるかサプリメントを一切採らないようにするかを推奨いたします。

 

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今年もある種のシーズンがやってまいりましたドーピング違反者の規律パネルの更新ですね。

 

http://www.playtruejapan.org/wp/wp-content/uploads/2016/12/d619c356db4132427b6fa62e800f14a6.pdf

 

フィジークの選手で1-テストステロンと1-アンドロステンジオンという蛋白同化薬が出ており、どストレートすぎて物質についてはコメントの仕様がありません(苦笑)

 

まあ、若い選手に特有で自分は検査されないだろうとタカをくくったか、マスクをミスったか、どんな手を使ってでも短期間で結果を出して有名になってやろうとした賭けに負けたのかのどちらかだと想像しますが、あまりにも無知で無防備で単純すぎますよね。規律パネルの文言を見る限りこういう選手は再犯するでしょう。日本ボディビル連盟や所属ジムの方の心中お察しいたします。

 

競技人口の増加はどこのスポーツ団体も目指すところですが、スポーツは戦争ではないのでルール内で最大のパフォーマンスを発揮した者が栄光を手にするというコモンセンスが欠如した人間の流入を防ぎきれないことを意味します。(今回の件がまさに)

私のジムも新入会者がかなりの勢いで増えているので服用物質、方法については随時、質疑応答、指導をしていますが、それでもいつかやってしまう人間が出てしまうのではないかと懸念しております。高度に複雑化したアンチ・ドーピングルールを遵守した上で競技に参加するには早期かつ相応の教育が必要で(好きで始めた趣味に対して教育というのは違和感を覚えるものですが)、本件は対岸の火事ではなく日本パワーリフティング協会にとっても明日は我が身の精神でありたいところです。

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2016年7月1日よりパワーリフティングの選手登録の方法が変わりましたね。私は大阪府協会の理事もしており、選手登録にも関わっていましたのでこれがJPAに移管されるということは大会のエントリーと選手登録が完全に分離されるので事務手続きが非常に簡略化されるので助かります。特に今年からアンチ・ドーピングに関する誓約書の提出が義務付けられたにも関わらず、選手も地方協会も方法を正しく理解出来ていない状況が続いていましたが、JPAに移管される事により次第に混乱も終息するでしょう。ただ、依然として問い合わせが来そうなので以下に交通整理をします。

2016年6月30日まで
団体登録、選手登録、審判員登録は都道府県協会がJPAの代行をしていました。
アンチ・ドーピングの誓約書(選手登録、審判登録)は選手登録または審判員登録をした都道府県協会に本来提出され、取りまとめられてJPAに送られる書類です。(と、私は理解しております。)
ところが、選手の皆さんは出場する試合を主管する協会にこの誓約書を提出しちゃっているんですよね。いきなり始まった制度で要項にくっついていたので書いて出してしまった・・・と、推測しております。そんなわけで、大阪府協会では各都道府県協会に返送及び届いていない人の分は提出の催促を行っております。

2016年7月1日以降
日本パワーリフティング協会の選手登録のページからWeb上で登録手続きが可能となりました。(ただし、団体登録選手の場合は団体の代表者がエクセルで取りまとめ)アンチ・ドーピングの誓約も従来の別紙ではなく、チェックマークを入れるだけとなったので提出し忘れが無く、管理書類も減りますので非常に合理的です。

そして、誓約書は実はもう一種類あります。これが皆さんの混乱を深めているものと推測しております。
アンチ・ドーピングに関する誓約書(摂取医薬品、サプリメント申告書)です。
この誓約書はブロック大会以上の規模の大会に出場する時に試合を主管する協会に提出する誓約書です。
ブロック大会とは近畿ベンチプレス選手権大会とか東海パワーリフティング選手権大会とかの日本記録が認定される地方大会です。ブロック大会以上ですので全日本クラスの大会もこれに該当します。これらの大会に出場する時はこの誓約書を書いて署名捺印して提出しないといけません。
何故か捺印せずに提出とか無言の抵抗をする人がいます。連絡して判子もらわないといけないのでこういう抵抗はすごく迷惑。恐らく、何でこんな面倒な事せなあかんのや?と思われていることでしょう。しかし、選手はたった数枚書くだけです。これのチェック担当の私は何百枚もチェックせないかんのです。出していない人には催促しますし、中身についても全て吟味して参加に当たって問題が無いかを確認していますし、必要であれば有資格者の立場からアドバイスも行っています。皆さんは私の数百分の一の労力なんですからビシっと一発でちゃんと提出して下さいマジで。

で、さらに全日本クラスの大会に出場するには講習会の修了証またはそれに該当するものを提出する必要があります。

JPAのアンチ・ドーピング講習会の受講証
JADAのアルファ修了証

が、該当します。

エントリー用紙以外に必要な書類を大会ごとにまとめますと以下のようになります。(2016年7月1日以降)
※証明書類はコピー、誓約書は原本提出です。

地方大会
1 選手登録証

地方大会(ブロック)
1 選手登録証
2 アンチ・ドーピングに関する誓約書(摂取医薬品、サプリメント申告書)

全国規模大会
1 選手登録証
2 アンチ・ドーピングに関する誓約書(摂取医薬品、サプリメント申告書)
3 JPAのアンチ・ドーピング講習会の受講証またはJADAのアルファ修了証
4 検査同意書(未成年だけ必要です。)

これで合っているはずですが、要項によっては該当する書類が抜けていたりします・・・そういう時は当日いきなり印鑑持ってきてと連絡が来ることがあります。恐らく、今年中はまだ混乱が続くと思われますので選手自身が何が必要かを覚えて下さい。

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