殻を破れ! 新しい道を目の前に戸惑うな! | ライジング・サン(甦る日本)

殻を破れ! 新しい道を目の前に戸惑うな!

私の好きな映画の一つに「ブラック・レイン 」がある。これは米国の映画でリドリー・スコット監督、主演:マイケル・ダグラス、助演男優でアンディー・ガルシア、松田優作、高倉健が出演している90年代の古い映画だ。


このあらすじは、チンピラからヤクザに成り上がった佐藤(松田優作)がNYのイタリアレストランで、日本の暴力団のボス菅井(若山富三郎)が秘かに目論んでいた米ドルの偽札を作るためのプレート(版)を奪って、それを返すことを交渉の条件にして、佐藤が菅井に自分(佐藤)にシマ(縄張り)をもっとよこせと脅していくという話である。


そのレストランでは、商売(車の輸入)の交渉をNYのマフィアとしていた日本の自動車会社(スバル)のお偉いさんがスーツの内ポケットに偽札の版(表・裏の片方)を忍ばせていたのだが、それを佐藤(松田優作)がお偉いさんを殺して奪って逃げた。 同じレストランで食事をし、殺しの一部始終を見ていたニック(マイケルダグラス)とチャーリー(アンディガルシア)=両人ともNYの警察官、が追跡し逮捕し日本に佐藤を強制送還させる。


その強制送還(大阪へ)に同行したニックとチャーリーが、日本にいる佐藤の子分(日本の警察に偽装した)に嘘の引き渡し書を見せられ飛行機の中でまんまと騙され逃がしてしまう。 それを大阪の警察が追うのだが、その大阪の警部役が松本(高倉健)で、ニックとチャーリーの世話も見る。


しかし、ニックらは外国人で部外者のため、大阪警察の捜査に関わることはほとんど禁止されてしまったことと、大阪警察が日本式=官僚式(手続きが多い、チームワークを乱すのは厳禁、上司の命令は絶対など)のためにニック(マイケルダグラス)はいらつき、自分たちがNYで長年経験してきたやり方で関与し、少しずつ事件の解明に近づくが、そのやり方を松本(高倉健)に見られ上司に報告されニックと松本の仲が嫌悪になっていく。


その仲直り?のために菅井(若山富三郎)の経営するパブ?キャバクラ?で松本、ニック、チャーリーの3人で飲んでカラオケするのだが、そこでもニックと松本が言い合いになってまずい空気になる。


そこでの会話がこうだ。




松本(高倉健)


perhaps you should think less of yourself and more of your group.

Try to work like a Japanese. Listen, I grew up with your soldiers.

You were wise man. Now, music and movies are all America is good for. Right?

We make the machines. We've built the future. We won the peace.


自分のことより、もっと仲間のことを考えろよ。日本人のように仕事をするんだ。 いいか?

俺はアメリカの兵隊達が駐留している時に育った。 あいつらは賢かった。

今、アメリカが誇れるものは、音楽と映画だけじゃないか?

俺たちは機会を作って、未来を築いている。 平和を勝ち取ったんだ。



ニック(マイケルダグラス)


And if there was one of you guys who had an original idea, you'd be so tight,

you couldn't even pull it out of your ass!!


ああ、それで新しい考えがあっても、そんな賢物だから自分の殻に閉じこもっているんだろ!!




私はこのニックの言葉を、今の日本人がよく噛みしめるべきだと思う。 日本人のようにチームワークを大切にし一所懸命働くこと自体は良いが、そこから生まれる弊害に目を背け立ち向かう者は少ない。 その弊害が日本全体に悪影響を及ぼしているのを知っていても、「我慢する」ことを幅広く教えられてきた日本人は、言うべきことを言えない去勢された民族になっている。 わがままと理のかなった主張は違う。 この松本警部(高倉健)は国家公務員の立場からものを言っていることを頭に入れて下さい。


普天間問題、霞が関改革、脱米隷属など問題は多種多様にあるが、この問題を先頭に立って解決しようとしているのが小沢一郎氏である。 これらの問題は以前からも取り組んでいるように見せられていたが、実際に踏み込んだ政党・政治家はいなかった。 それに直接取り組める体制にしたのが小沢一郎氏である。

だから昨年の政権交代が新しい取り組みの始まりだったのであり、それを必死に阻止しようとしたのが米国・官僚・マスゴミ・親米財界・親米政党(議員)なのである。


政治家に「あ~してくれ、こ~してほしい」と要望だけは達者で、それをやってもらうための後押しすることはしたがらない国民がまだまだ多い。   政治家に力を付けるのは国民1人1人なのだ。

私が行っているネット世論調査でも支持率が高いのは、親米保守(ポチ)や官僚らが恐怖おののく事ばかりである。 今まで日本の政治家がやらなかったことばかりだ。 つまり新しい日本、新しい体制、新しい考えを作れる国民も多く存在し、その入口に我々はいる。


物事がうまくいくかどうかはどんな事でも誰にも分からない。特に新しい取り組みに関してはそうだろう。 しかしやってみなければ進歩はない。 三歩進んで二歩下がっても、1歩前に進んだことになる。 それの繰り返し、諦めないということが重要である。  このまま増税され、米国・官僚らのやりたい様にされたままでいいのか?

米国や官僚らの言うことしか聞き入れない政治家に内閣をまかせていいのか?

子供たちや若者たちに自立しろ!と言う前に大人である我々が自立しなければならないのだ。

日本独立である。 それは新しい試みであり、必達しなければならない。


迷ってる者、怖気づく者。  殻を破って表に出てこい! 日本の良き未来はあなたたちの行動の結果だ。

良き日本の歴史を作ろうではないか。 


参院選後は打倒菅代表・菅内閣であり、小沢代表・小沢内閣で本格的な日本の改革の狼煙をあげるべし。


斬り捨て御免!






       矢印
人気ブログランキングへ