第64回日経新春杯:1月15日(日) 京都競馬場
15時45分発走
恵量馬が擡頭することもある
57キロ以上は不振
距離適正と恵量という考え方
2400m戦と一口に言って、ダービーやJCと同じ距離。これは長距離に入る。同じファロンタイム(以下FT)で走るとなると、仮に2分24秒で計算するとFTは12秒。どこで緩急を付けるのかというところが鍵になる。上がり時計は34秒台前半だとすれば12.2秒のFTとなる。この速さで走ることができる馬が勝ち馬となる。一番人気は[1-4-1-4]で複勝率は60%、二番人気は[4-1-0-5]で50%、三番人気は[1-3-0-6]で40%。上位人気がこのような数値を残せるということは、距離があるために実力差が出るということになる。ただ、恵量と軽量は意味が違う。恵量馬でなければ勝ち負けまでにはならない。また、距離実績があるのかというところもきになるところ。この点は見極めておく必要がある。さらに、トップハンデは[1-1-1-9]と紛れの世界に近いものがある。トップハンデであっても、既に経験している斤量なのかどうか、その点は考えの中に入れる必要がある。それらを踏まえて予想を組み立てたい。
2400m戦と一口に言って、ダービーやJCと同じ距離。これは長距離に入る。同じファロンタイム(以下FT)で走るとなると、仮に2分24秒で計算するとFTは12秒。どこで緩急を付けるのかというところが鍵になる。上がり時計は34秒台前半だとすれば12.2秒のFTとなる。この速さで走ることができる馬が勝ち馬となる。一番人気は[1-4-1-4]で複勝率は60%、二番人気は[4-1-0-5]で50%、三番人気は[1-3-0-6]で40%。上位人気がこのような数値を残せるということは、距離があるために実力差が出るということになる。ただ、恵量と軽量は意味が違う。恵量馬でなければ勝ち負けまでにはならない。また、距離実績があるのかというところもきになるところ。この点は見極めておく必要がある。さらに、トップハンデは[1-1-1-9]と紛れの世界に近いものがある。トップハンデであっても、既に経験している斤量なのかどうか、その点は考えの中に入れる必要がある。それらを踏まえて予想を組み立てたい。
●出馬表
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
1 | 1 | ウインインスパイア | 牡6 | 53 | 三津谷 隼人 |
2 | 2 | ダコール | 牡9 | 58 | 小牧 太 |
3 | 3 | アドマイヤフライト | 牡8 | 55 | フォーリー |
3 | 4 | シャケトラ | 牡4 | 53 | 浜中 俊 |
4 | 5 | アクションスター | 牡7 | 53 | 松若 風馬 |
4 | 6 | レッドエルディスト | 牡4 | 54 | 四位 洋文 |
5 | 7 | マドリードカフェ | 牡6 | 54 | 川島 信二 |
5 | 8 | ミッキーロケット | 牡4 | 55 | 和田 竜二 |
6 | 9 | カフジプリンス | 牡4 | 54 | 福永 祐一 |
6 | 10 | モンドインテロ | 牡5 | 56.5 | シュミノー |
7 | 11 | ヤマカツライデン | 牡5 | 55 | 池添 謙一 |
7 | 12 | テイエムナナヒカリ | 牡4 | 49 | 田中 健 |
8 | 13 | トルークマクト | 牡7 | 53 | 武 豊 |
8 | 14 | レーヴミストラル | 牡5 | 58 | Mデムーロ |
●主線はこの二頭の勝ち負け
この番組は比較的タフな番組と思えるのだが、トップハンデが58キロで二頭、最軽量が49キロで一頭。ダコールにしても、レーヴミストラルにしてもこの番組に参戦してきた意味が判らないのだが、適当な番組がなかったのだと判断をする。その中で主軸に据えた馬はモンドインテロだ。56.5キロも決して恵量と言えるものではない。が、この馬自体が器用になってきたこと、タフになって来たことを考えると、そろそろきちんと勝ち負けになっておきたいところだ。G2戦3戦連続。勝ち星を手中に収めたい。対抗には新興勢力のシャケトラを挙げる。父系のスタミナを十分に受け継いだかのような走りが印象的だったこの二戦。大いにGiant Killingとなりそうな予見がある。美濃特別で見せた上がり時計を出すこともできるのである。今回は53キロで参戦できるのであれば好走を期待してもおかしくない。果たしてどうか。
この番組は比較的タフな番組と思えるのだが、トップハンデが58キロで二頭、最軽量が49キロで一頭。ダコールにしても、レーヴミストラルにしてもこの番組に参戦してきた意味が判らないのだが、適当な番組がなかったのだと判断をする。その中で主軸に据えた馬はモンドインテロだ。56.5キロも決して恵量と言えるものではない。が、この馬自体が器用になってきたこと、タフになって来たことを考えると、そろそろきちんと勝ち負けになっておきたいところだ。G2戦3戦連続。勝ち星を手中に収めたい。対抗には新興勢力のシャケトラを挙げる。父系のスタミナを十分に受け継いだかのような走りが印象的だったこの二戦。大いにGiant Killingとなりそうな予見がある。美濃特別で見せた上がり時計を出すこともできるのである。今回は53キロで参戦できるのであれば好走を期待してもおかしくない。果たしてどうか。
●番手にはこの三頭を挙げる
ミッキーロケットも不器用な馬である。生来、馬としては不器用なものなのだろうか。そう考えると器用な馬とは頭が良い馬という言い方をしなければならなくなる。となれば、お馬鹿な馬。それも情けない話だ。休み明けながらも調教VTRを観る上ではほぼ仕上がっていると判断できる状態。本馬場に入ってからがどうなるかというところだが、神戸新聞杯2着の実績を評価すれば、ここでの走りも否が応でも力が入る。が、休み明け割引で、結果、▲単穴まで。また、勝ってこの番組に駒を進めて来たカフジプリンス。大きな馬体を持て余し気味に走るところが気に掛かっている。馬格もあるだけにちょっと惜しい一頭とも思える。ここでは△連下までではあるが、ここで好走できたらこの先が開けるのではないかと思える。そして、トルークマクトを推す。前走の金鯱賞は考えなくて良い。前二走の走りを考えれば、東京コースであるということを割り引いても、55キロの上がり時計としては評価できる。今回は53キロでの参戦。悪くはない。好機かもしれない。その点が侮れないところ。
ミッキーロケットも不器用な馬である。生来、馬としては不器用なものなのだろうか。そう考えると器用な馬とは頭が良い馬という言い方をしなければならなくなる。となれば、お馬鹿な馬。それも情けない話だ。休み明けながらも調教VTRを観る上ではほぼ仕上がっていると判断できる状態。本馬場に入ってからがどうなるかというところだが、神戸新聞杯2着の実績を評価すれば、ここでの走りも否が応でも力が入る。が、休み明け割引で、結果、▲単穴まで。また、勝ってこの番組に駒を進めて来たカフジプリンス。大きな馬体を持て余し気味に走るところが気に掛かっている。馬格もあるだけにちょっと惜しい一頭とも思える。ここでは△連下までではあるが、ここで好走できたらこの先が開けるのではないかと思える。そして、トルークマクトを推す。前走の金鯱賞は考えなくて良い。前二走の走りを考えれば、東京コースであるということを割り引いても、55キロの上がり時計としては評価できる。今回は53キロでの参戦。悪くはない。好機かもしれない。その点が侮れないところ。
●取捨選択を迷った一頭
トップハンデに推されて58キロとなったダコールとレーヴミストラル。前述の通りだが、この二頭がここに参戦して来た理由が判らない。この斤量と距離で勝機はあるのだろうか。私にはないように思えてならないのだが、諸賢の考えは如何だろうか?
トップハンデに推されて58キロとなったダコールとレーヴミストラル。前述の通りだが、この二頭がここに参戦して来た理由が判らない。この斤量と距離で勝機はあるのだろうか。私にはないように思えてならないのだが、諸賢の考えは如何だろうか?
●捨てちゃえ馬
前述の通りである。ここでは58キロを背負ったダコールとレーヴミストラルが要らない。故に捨てる!!
前述の通りである。ここでは58キロを背負ったダコールとレーヴミストラルが要らない。故に捨てる!!
●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
◎ | 10 | モンドインテロ | 牡5 | 56.5 | シュミノー |
○ | 4 | シャケトラ | 牡4 | 53 | 浜中 俊 |
▲ | 8 | ミッキーロケット | 牡4 | 55 | 和田 竜二 |
△1 | 9 | カフジプリンス | 牡4 | 54 | 福永 祐一 |
△2 | 13 | トルークマクト | 牡7 | 53 | 武 豊 |
捨馬 | 2 | ダコール | 牡9 | 58 | 小牧 太 |
捨馬 | 14 | レーヴミストラル | 牡5 | 58 | Mデムーロ |