中国から覚醒(かくせい)剤約700グラムを密輸したとして、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)罪に問われたタクシー運転手、石田正昭被告(37)の裁判員裁判の初公判が25日、大阪地裁(細井正弘裁判長)で開かれた。密輸した覚醒剤は発見されておらず、石田被告は「中国で覚醒剤を持って帰ってくれと言われたが断った」と無罪を主張。「助けてください」と裁判員らに訴えた。

 検察側は冒頭陳述で、「暴力団経営のマージャン店で働いており、運び役を依頼され了承した」と指摘。「中国で密輸方法の説明を受けたときも疑問を呈さず、覚醒剤の入った袋を持って空港に入るのを共犯者が見ている」と述べた。

 弁護側は「遊びに行こうと誘われて中国に行き、帰国前日に運び役を頼まれた」とした上で、「家族のことや重罪であることから、必死で断った」と主張した。

 起訴状によると、石田被告は平成21年5月14日、中国から関西空港に覚醒剤687グラムを持ち込み、検査場を通過させて輸入。共犯者2人が持ち込んだ覚醒剤約1.8キロは空港で発見されたとしている。

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