セキュリティ・キャンプは毎年夏に行われていて,例年だと5~6月くらいに募集が行われているが,応募を考えているひとは,そろそろ準備をはじめるといいかと思う.

ここで書くのはキャンプ講師としてではなく,自分もいろいろ技術的活動をしている一人の技術者としての考えです.

準備というのは何かというと,別に受験対策みたいなことしろとか応募用紙を書く練習しろとかそういうのではないです.

まあ1年間いろいろやってきたものづくりや技術的活動をまとめてブログとかで公開するとか勉強会で発表してみるとかそういうのをやっておくといいよ,ということだ.

この手の募集ものというのは,受験ではない.このような解答を書けば受かるとか,こう書かないと落ちるとかいうものではない.いかに自分をアピールできるかが重要だ.

そしてアピールのためには,やはり手を動かしていることが重要だとぼくは思う.これはべつにキャンプの応募がそうだとかいう話ではなく,一般的にそうおもう.「やる気はあります.でも手は動かしてないし成果物はありません」ってのはちと説得力無いように思うし,そもそもやる気ないじゃん,と思われてもそれではしかたがない(だって手を動かしてないんだから).とくにセキュアナシステムクラスのような,ものづくりのクラスだったらなおさらだ.

ほんとにやる気があるのなら,実績作りやネタ作りのために1年間かけていろいろ技術的活動とか手を動かすようなことをしているはずだし,単に「キャンプ行きたいです!」だけではなく,そういうのを「やる気」って言うのだと思う.

そしてそのようなことを継続的にやっていれば,「自分のネタ」というものがいろいろできているはずだ.で,それをブログとかに書くことで目に見える形にして,ちゃんとアピールできる形にしておくということだ.

これはキャンプに限った話ではなく,他に何か別のやりたいこととか見つかったときのためでもある.技術系ブログとかホームページとかに書き貯めておけば,いざというときのアピールにとても役に立つ.ホームページのURL示して「こんな活動しています」の一言は,千倍の「やる気はありますやる気はありますやる気はあるんです!」よりも通じやすい.

こういうのは最終的にキャンプに残念ながら行けなかったとしても,他のことに役に立ったりする.キャンプのためにがんばって準備する,というのではなく,普段からいろいろネタ作りしていて,キャンプの募集があったらそれに使ってみるか,くらいの考えがいい.キャンプは目標ではなく過程のひとつであると考えたほうがいいと思う.

そういうネタのストックが無いとしたら,今年のキャンプに間に合うかどうかとかは気にせず,今からでもネタづくりを始めることを考えてみるといいだろう.継続して勉強していたら,意外に自分でも気づかなかった技術ネタがけっこうできてたりするものだ.今まで無意識にやってきたなんらかの技術的活動や勉強したベースがあれば,意識して「ネタづくり」を始めてみることで,アピールできるものが予想外にいろいろ出てくるかもしれない.

それに今から始めれば,来年の今ごろには1年分のストックができていることになる.キャンプは目的ではなく過程なのだから,キャンプのためにとか考えずに,今からでも始めてみるといいかと思う.「今からじゃ今年のキャンプには間に合わないから…」なんていう短絡的なつまんないことは考えず,今からでも始めて,地道に継続するといい.そういうのが身になるものなのだと思う.

AD