2006-02-28 00:50:38

ピヨピヨ男の憂鬱

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「マシニスト」――。


マシニスト


前にTSUTAYAに貼ってあった、このホネホネピヨピヨ感あふれるポスターを
見て以来どうも気になっていたのだが、とうとうDVDで観た。


主演は「バットマン・ビギンズ」クリスチャン・ベール
4ヶ月間の過酷なダイエットで30キロ減量してこの役に臨んだという。

とにかくこの映画の見所は、彼の激ヤセぶりに尽きる。
その骨格標本の様な身体が、生きて動いてる姿を捕らえているだけでも、
「皇帝ペンギン」より観る価値がある!


つまり、他にセールス・ポイントがないのである。
ちと言いすぎか
そこそこ面白くはあるのだが、なんかどこかで観た様な感じなのだ。


基本的な雰囲気は、毒々しい色彩の抜けたデイヴィッド・リンチか、
臓物のあまり出てこないデイヴィッド・クローネンバーグ
しかし、それらに比べると、どうも観てて時間がもたない感じ。

ちょっと似てるものの、ストーリーのショッキングさでは全く
エイドリアン・ライン監督「ジェイコブズ・ラダー」に勝てないし。


但しこれだけは言っておこう。
スティーヴン・キング作品の映画化「痩せゆく男」珍しく原作もつまらない)の
100倍くらいは面白いかも知れない。

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2006-02-25 02:31:31

夏の怪談シリーズ1  「闇に食む」 後編

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(前回の続き)
そこには――――


はて――?
なんのことはございませぬ。
散らかった私の部屋が、いつもと変わらぬ姿で存在しているだけでした。


ちゃぶ台の上には急須と魔法瓶――
その下には大学に持って行く黒い鞄――
そしてその周りに散乱した大学の教科書――


教科書――?
教科書の上に――
「なにか」がいる――!


それは、茶褐色のぬめぬめした短い棒状のものでした。
そいつが教科書の表紙に貼り付いて、ひくひくと蠢いているのです。
そしてそいつの(恐らく)後方には、銀色に光る筋が続いていました。


――ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!


ああ、なんと恐ろしいことでございましょう!

それはナメクジだったのです。
そのナメクジは、現代思想史の教科書の表紙を、
じわじわ、ぱりぱりと食っていたのでございます。
そして今、正に「内村鑑三」と「福澤諭吉」の文字に
むしゃぶりついておるのです。


私は軟体動物、環形動物、扁形動物などの、柔らかい系が大の苦手。
しかも粘りモノ系と来た日にゃ、とても耐えられませぬ。


しかし――

負けてはおれません。
私は一つ深呼吸をした後、


――南無三!
――臨兵闘者皆陣列在前!


掛け声と共に手早く九字の印を結び、ティッシュで自分の指を
厳重にガードしました。一か八かの対決でございます。

くにゅっ、という厭な感覚が自分の指に伝わりましたが、
間髪を置かず、首尾よく窓の外にそいつを落としました。


そして――――
次に私がしたのは、残酷極まりない行いでありました。
そう、私はそいつの上から、台所より持ってきた塩を
しこたま振りかけたのでございます。


「きしゃぁぁぁぁぁぁぁ!」


と断末魔の声は上げませんでしたが、
つかの間、狂ったように死の舞踏を演じた後、そいつは息絶えました。。。


それ以来――――

私の現代思想史の教科書の表紙には、表面が齧られて
糸が縦横に張られている内部が剥き出しになっている箇所があり、
しかも銀色の筋までついておったのですが――


それまでと変わらず、使い続けました。


「怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。」(ニーチェ)

(了)

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2006-02-22 02:04:17

夏の怪談シリーズ1  「闇に食む」 前編

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ちなみに冬の怪談はこちら

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さて、あれはいつのことでしたか……。
丁度梅雨時でしたな。福岡の大学に入学して数ヶ月――
独り暮らしも板に付いて来た頃だった様に思います。


当時私は、2階建ての木造アパアトの1階の六畳一間に
住んでおりました。
申し訳程度の台所と、1人入れば一杯になる真四角な風呂、
そして厠も付いており(ありがたいことにセパレエト方式でした)、
空調がないことを除けば、貧乏学生であった当時の私にとっては、
まずまず快適な住居でありました。


さてさて――
ある晩、私はいつもの様にその部屋で眠っておりました。
が、寝苦しい梅雨時のことです。
蒸し暑さに私は、真夜中に眼を覚ましました。

身体の向きを変え、再び眠ろうとしますと、その時――


――!


確かに、何か物音が聴こえたのです。
私は不審に思い、耳を澄ましてもう一度その音を捕らえようと
試みました。


  ぱり
      ぱり
          ぱり


空耳ではございません。
微かにではありますが、確かにそんな音が聞こえておるのです。
私の心がざわつき始めました。


――何か
――――いる
――――――のでは……


途轍もなく厭な予感が、さながら黒蟻の大群の様に、
胸中を這い上がって来ました。

私は決心して、ゆっくりと立ち上がりました。
そして電灯のスヰッチに手を伸ばし、ぱちんと引っ張ったのでございます。


そこには――――(以下次号)

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2006-02-16 00:53:30

史上初のクローン神国誕生! か?

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皇室典範改正論議など、正直俺はどうでもいいのだが、
男女の機会均等どちらかというと爆弾パス回しゲームになる様な
気もするが
)にも反するし、かつて推古天皇とか持統天皇とかいたんだし、

国事行為に差し支えがあるとは考えにくいし、
女性天皇女系天皇認めない方がおかしいんじゃないの?

というのが一般の大多数の意見ではないかと思う。


そんな中起こったのがA篠宮妃K子様ご懐妊――
K太子に男児がなかなかできない状況を見て、いずこからか(Q内庁?)
A篠宮夫妻に「男児を成せ」との極秘指令が下ったのではないかと、
邪推してしまうのは俺だけか???


しかしその状況を見て、K泉首相も別にトーンダウンする必要ないんじゃない?
どんな制度であれ、変更して得する人と損する人が出て来るのは当然でしょう。
客観的に見てまっとうな方向に進むべきだ。
(と言ってもK泉首相個人が方針決められる訳ではないだろうけど。)


さてここで全ての問題を収束させるため――
ラエリアンムーブメント 登場!!
おお、まるで京極堂の様だ。


なんとこのUFO宗教団体、後継者問題に悩むK太子殿下に、
「うちのクローン技術を使って皇統を守りませんか?」
とのとてつもない提案をしたとのこと。


確かにK太子のクローンを作って「史上初のクローン天皇」というのも
世界に未曾有のインパクトを与え、再び日本が神国として世界に
君臨するための布石となるやも知れぬ。


勝手に決めて下さい。

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2006-02-12 06:51:35

鳥の○○○○○○

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今日は菊名LIVE&JAMでのセッション。
セッション終了後、ギタリストしばにゃあ(卍)氏 と共に帰途につく。
菊名駅へと向かう途中、氏が唐突に言った。


トリノ・オリンピックやってるね。」


俺は耳を疑った。


――鳥のオリンピック!?
――ツバメ飛行速度を競うのか???
――ハチドリ羽ばたき回数を競うのか???
――猛禽類ネズミ捕獲競技とかやるのか???
――渡り鳥長距離飛行とかやるのか???
――白鳥シンクロとかやるのか???
――クジャク新体操とかやるのか???
――ペンギンカーリングとかもあるのか???(これは見たい!
――そういや、ソウル・オリンピックの開会式で、聖火台にとまってたハト
  焼き鳥になってなかったっけ???


5秒経過――――


様々な思考が俺の脳を駆け巡った。
その末に、ようやく俺は悟った。


――ああ、トリノか!


「ああ……。」
俺は答えたものだ。しかしもう始まってたのか???


「全っ然、興味ないでしょ?」

としばにゃあ氏。
「うん、全っ然ないね。」


話はそこで終わった。。。


(でもアテネ・オリンピックの開会式では、なんとBjorkが熱唱したらしいし、
 開会式だけはダイジェスト版で見たいかな?)

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2006-02-11 02:42:46

年末の風景

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年末に新橋パークホテルで演奏した際の写真が、

タップダンサーTさんのHPにUPされてたので、

ひそかにリンク


で、明日2/11(土)は菊名LIVE&JAM でセッションのホスト・バンド

やるので皆さん来て下さい!

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2006-02-11 02:24:48

九龍城の黄昏

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(前回の続き)

我々は感極まって九龍城に近付いた。素晴らしい!
センスの面で、千葉県浦安の某ネズミ園など比べもんにならん。


しかも、廃墟の窓からは中の様子が伺えるのだが、部屋の小道具一つ一つの
汚れ具合といい、散らかり具合といい、細部に至るまで抜け目がない
人の生活感が滲み出ている。


我々は後方を振り返った。

すると、そこは――
ガランとした薄暗い無機質な空間――
まばらに配置されたUFOキャッチャー――


な、なんだこの落差は???
建物の端に2階分(2階から3階まで)吹き抜けで九龍城が作られており、
それ以外のスペースは、単なる薄暗いゲーセンである。


しかも広々としたスペースを確保しておきながら、客がほとんどいない
装飾など何もない、ナチュラルに古びたゲーセンでも、もっと活気ある
とこはいくらでもあるというのに。


3階へと上がる。
なんとここでは、細い空中回廊で九龍城の2階部分に行くことができる。
この空中回廊が、細長い金属板を隙間を空けて並べた様な作りになっており、
歩きながら自分の足下の景色が隙間から見えるのが、妙にスリルがある。

ちなみに手すりの柱は、小さな子供なら十分くぐり抜けられるだけの
隙間が空いている。だから子供は入店禁止なのか。。。

他の部分は単なるゲーセン。


4階へと上がる。上がってきて我々は仰天した。

立ち並ぶ欧州風白亜の彫刻――
刻々と色が変化する照明――
そして噴水――
無節操にも程がある!

そしてここはプール・バー。
玉突きに興じる客は、相変わらずまばら。どうでも良い。

とりあえず我々は3階に降り、プリクラ撮影。
経費、計400円也。


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取材結果
 ・広大な空間と、凝った装飾は凄いが、内容的にはごく普通のゲーム+ビリヤード+ダーツ場
 ・駐車場・駐輪場は遮断機なし停め放題
 ・川崎駅の近くにありながら目立たない場所に建ってるため、客が少ない


問題提起
 ・この営業状態で空間装飾にかかったコストペイできるのか?
  何か「売り」になる施設が必要ではないか?


対策案
 ・やはりここでしか遊べない様な施設が必要であろう。
  「霊幻道士THE RIDE」(ホーンテッドマンション、キョンシー版
  とか、「体感 Mr.Boo 3Dシアター」(Mr.Booが電線に引っかか
  って感電すると、客席にも電流が流れる)とか希望。

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2006-02-08 02:13:19

一日五食的九龍城故事 続集

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(前回の続き)

壁は薄汚れ、あちこちに黄ばんだ張り紙の残骸。
何年間も忘れ去られているかの様な空間。
そして「進入禁止」と書かれたトンネルと、2階へのエスカレータ


「進入禁止」と書かれると入ってみたくなるものだ。
我々はほの暗く赤い光に照らされたその素掘り感覚のトンネルに足を踏み入れた。
この先、どんな危険が待ち受けているか分からない。
ざらついた岩肌に手を置き、慎重に歩を進める。


3箇所で微妙に折れ曲がったトンネルは、3m位で終わり(噯呀! 短!)、
我々は明るい空間へと出た。

そこでは――緑色底なし沼が我々の行く手を遮っていた。
そして、沼の中に飛び石が連なっており、遥か彼方の頑丈そうな鉄扉へと
我々をいざなっている。


引き止める嫁を後ろ目に、私は危険を顧みず、1つ目の飛び石に右足を載せた。
徐々に体重を傾けてみる。大丈夫だ。足場はしっかりしている。
2歩目3歩目を慎重に進める。

5歩目くらいで鉄扉へと辿り着いた(噯呀々々 短!)。
鉄扉を押してみる。びくともしない。
横にもスライドしない。
どうやらSTAFF ONLYの様だ。


私は嫁と共にトンネルの入り口へと引き返した。
エスカレータに乗り、2階へと向かう。
ベルトを握り、その下の金属の部分に触れると、サビでざらついた感触が伝わって来る。
エスカレータは、のったりと我々を運んだ。


2階に着いた我々は、息を呑んだ

我々の眼の前には、今にも倒壊しそうな黒褐色の廃墟がそびえ立っていた
そう、それはさながら――我々に覆い被さるかの様に。


大きな漢字の看板――
店頭に吊るされた鳥の丸焼き――
そしてロープで干されている衣類――
そんな中、中空で真っ赤に燃え上がる――


「九龍」のネオンが――


中国の貧民街の様な猥雑な空間。そう、そこは正に九龍城だった。

―――――――――――――――――――――――――――(まだ)つづく

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2006-02-07 01:04:12

一日五食の九龍城現る

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昨年末、私の住む川崎に謎の建造物が現れた。
窓一つなく、緩やかな曲面を描いてそびえる、頑丈そうなその建物――
鉄仮面厳窟王でも幽閉されてでもいそうな外観である。


近付いて見ると、何やら建物に馬鹿でかい漢字の文がいろいろ縦書で
書かれている。
「一日五食」! である。


建物の名は、川崎ウェアハウス
屋上のところに「ビリヤード」「ゲーム」などのネオンサインが
に躍っている。


年末以来、気になってはいたのだが、入り口は頑丈な扉で閉ざされて
おり、全く中の様子を伺えない様になっている。
また、「18歳未満お断り」とか書かれてて、18歳以上でも入りにくいこと甚だしい


しかし今日、とうとう嫁と共に探訪を試みることとなった。

自転車を1階の駐輪場に停める。
駐輪場の壁はなんだか料理店の裏みたいな感じで、
広東語っぽい会話包丁で野菜を切る音包丁を研ぐ音何か炒める音
始終でかい音で流れている。
香港映画の厨房でのシーンだろうか?


入り口の前に立つと、ぐわしゅうううぅぅぅぅぅぅ!!
という音と共に頑丈な扉が横にスライド。
そして――――

眼の前に、赤い光に包まれた異空間が現れた。

――――――――――――――――――――――――――つづく

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