先日、とある修行道場で、

 

ドイツ人の女性にこんなことを聞かれました。

 

 

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「お坊さんになって、諦めたものってある?

 

 例えば、家族とか、友人とか、恋人とか。。。」

 

 

 

 

 

彼女は、この道場ですでに2ヶ月を過ごし、

 

これから自分の方向性をどのように定めていくか迷っていたようで、

 

興味津々にこの質問をしてくれました。

 

 

 

 

 

こんな質問初めてだったので、一瞬驚いてしまいましたが、

 

少しの間考えてみました。

 

 

 

 

 

 

う〜ん・・・。

特にないかな?

 

 

 

 

 

 

 

と答えたけど、

 

 

 

 

 

でも、やっぱり、いくつかあったかも。

 

 

 

 

このテーマについて考えたことありませんでしたが、

結構おもしろいテーマ。

 

 

 

きっと、尼僧さん以外が知ることのない

ぶっちゃけ話に近いものがあるかもしれませんね、。

 

 

何の参考にもならないかもしれないけど

自分の思いついたことをシェアしたいと思います。

 

 

 

 

 

そもそも剃髪(頭をそること)って、

世間一般からすると普通のことではないから、

 

特に日本では人の注目を浴びてしまうし、

どこ行ってもめちゃめちゃジロジロ見られる。

 

下手すると、電車の中とかで写真とか撮られる。。。

子供なんか、私の姿を見た後にお母さんの元へ走っていったりする始末。

はっきりいってため息ものです。

 

品川駅で、いきなりお布施をされたこともあるし、

スキンヘッドだからおもしろそうな人だってナンパしてきた人もいたし、

電車にお坊さんの格好で乗っていると、基本的に誰も横に座りません。。

 

 

可愛い服も坊主頭じゃ似合わないから着たかったけど着れなかったし。

基本オシャレとは縁がなくなってしまう。。

メイクもネイルも不釣り合いだし。

 

 

海とか行って遊びたかったけど、

やっぱり尼僧さんが水着で遊んでるってちょっと違和感でしょ、、、

(ごくたまには行きますが。。。)

 

浴衣とか着てお祭りとか行きたいけど、

坊主じゃ浴衣は着れない。。

 

という感じで、大学生までごくごく普通で、

オシャレしてメイクして、

高いハイヒールはいて遊ぶのが大好きだった私にとっては、

今まで当たり前にできてたオシャレや楽しみが出来なくなること、

は非常にストレスでした。

 

 

以前お付き合いしていた人の親御さんには、

お坊さんだから、といって反対されたこともありました。

これにはかなり、色んなことを考えさせられました。

(お坊さんだからではなく、もしかしたらパーソナリティの問題だったかも?笑)

 

今になって振り返ると、

20代の頃は、必死にお坊さんである自分に抗っていたように思います。

一人の女性としてではなく、お坊さんとして見られることも大きなストレスでした。

 

 

 

 

 

自分の経験したしたことを振り返ると、

剃髪というのは、やはり女性にとってはリスクを伴うことなのだろうと思います。


 

 

 

 

 

けれども、かといって、

 

私は何も失ったとも思っていないし、

 

何の後悔もないかな。

 

 

 

 

 

 

おそらく、比べ物にならないほどの

 

貴重な時間と、素晴らしい人たちに出会えたからかな。

 

 

 

 

 

 

 

私が本当に諦めたことがあるとすれば、

 

それは、

 

「これ以外の道を選ぶこと」

 

です。

 

 

 

 

 

 

 

私は今年の1月に、

ついに気が付いてしまいました。

自分にとって何が一番大切なのかを。

 

 

 

 

 

青山老師がよく、

 

「人間にとって一番幸せな道を突き詰めたら坊さんに辿り着く」

 

と仰られていましたが、

 

例に漏れず私もそこに腹落ちしてしまったようです。

 

 

 

 

 

ある意味で、今は新しい道を歩き始めたばかり。

これからどんな未来を創っていけるのか、

楽しみです。

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