いやあ、舞台ってほんっとうに良いものですね。
久々に開演まで舞台機構を覗き、観劇なるものに挑みました。
「六月堂の三姉妹」。東京5日10公演、鹿児島市内で1公演、
ここ川内は千秋楽でした。
劇中、ちょっと気になったのは照明と舞台道具の位置関係でした。
庭先の椅子に座ってのシーンで、一文字幕が邪魔をしたのか
えみりさんの顔を中心に陰ってしまっていました。
たぶん、「BL 1(第1ボーター)」と「SL 1(第1サス)」との距離が芯芯で2尺しかなく、
それも、いずれも一文字幕と照明器具がセットになっての吊り物なので
仕方がないのかもしれません。(ライトと幕との間も5寸少々かと)
その前に別の役者さんが座った際にちょっとズレてしまったので
微妙なセッティングがズレてしまったのでしょうが、
このハコ限定でやった作品ではないのでご愛嬌といったところでしょう。
一部客席後方からの音出しが有ったり、ステージ奥から背景音を出したり
と、舞台機構そのものもできる限りのことをやってるなあ、と感嘆。
内容は、これを東京でもやったのか! と思うもので、
仮にいくら標準語でやったとしても、この面白さを100%表現するのは
かなり難しかったのではないかと思います。
中には時事ネタを絡ませたり、え? あなたが離婚ネタやりますかね、と
パンフレットを見た瞬間に笑わせたり。
中には耳の痛い話なんてのも有りましたが、ほとんど終始笑いっぱなしでした。
伏線の張り方なんかは、ここで来るかな? と思いきや、
少し違う張り方で、ああこんな方法も有るのかといったもの。
ほんのりとした終わり方で、結構余韻が残りました。
(まあラノベでは無理だろうなあ。)
しかしまあ、はしのえみさんと辺見えみりさんの顔の小さいこと小さいこと。
他の方は並のサイズなのに、ものすごく大きく見えました。
あと、えみりさんが思っていた以上に……すごく、大きいです。
思わず障子の格子を数えました(笑)。
それに、標準アクセントで話しているはずなのに、ところどころ意図しない
訛りがつられて出たり。
そうそう、重田さんの「鹿児島のお母さんっぷり」には爆笑する限りでした。
詳しい内容などは、またそのうち書くかもしれません。
ああもう1回見たいなあ。
#千秋楽ということで、ちょっと特別なことがありました。