昨日18時から始まった安倍首相の記者会見を生中継で見ました。



冒頭から、先の国会は「『成長戦略実行国会』と呼ぶにふさわしい国会となった」とアピールしていましたが、むしろ「特定秘密保護法国会」と呼んだ方が正しいでしょう。

記者たちの質問も特定秘密に関することが殆どでした。



成長戦略の三本柱と言われた「改正電気事業法」「産業競争力強化法」「戦略特区法」のうち、私は最初の二本を主査として担当しましたが、あまりにも中途半端な内容だったため、最後まで反対で通しました。また、単純に反対するだけでは無く、みんなの党の精神に則って「対案」と「修正案」を作成しての反対です。



私の属する経済産業委員会でこれらの法案を審議したのですが「個人的には賛成ですが、党が反対してしまったので、仕方なく反対なのです」と他党委員が言ってしまうような状況(笑)。成長戦略を実現するためには、法案が規定する改革では不十分であるという立場 で真剣に反対議論をするのはみんなの党だけなので、闘いは孤独です(共産党は真逆の理由で何でも反対ですが)。



TV中継のある予算委員会以外は中々皆様の目に届かないかもしれませんが(ネットのアーカイブでは観られます)、現場にいると、是々非々で真剣に議論している野党はみんなの党だけだと再認識します。



しかも、どの党よりも自分たちの作った公約(アジェンダ)に忠実に闘っています。

日本版NSCも、特定秘密保護法も、そして成長戦略も、ぶれていません。



ましてや、これだけ反対が多く、対案や修正案を出しての議論を徹底的に展開しているのに、与党にすり寄っているなんて発言をする人は、単純に中身を見ていないか、妄言を吐いて誤魔化そうとしているかのどちらかです。



臨時国会で成立した20本の法案のうち、民主党と維新の会はたったの「2本」しか反対していません(維新の会は特定秘密保護法などで露呈された自公の拙速な審議に対する不信任案にさえ反対し、与党に協力しています)みんなの党は、国民の利益に本当に資するのかという観点から「8本」反対。この数字一つをとっても真実が見えると思います。