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2014-08-27 12:05:20

夏休みの宿題は止めるべきか

テーマ:ブログ



昨年の夏。
某ホームセンターに掃除用具を買いに行って、「何これ?」というものを見つけました。


photo:01




最初は普通の商品だと思い、こんなの売り物にならないだろうと思ったのですが、わざと子供の手作り風に作っていたのですね。


夏休みの宿題さえもビジネスチャンスにしてしまうとは・・・。倫理的な部分を別にすると、ある意味頭が下がりますw


先日もそれに関連する記事がネットで流れていたので、少し調べてみました。


多くのサイトが出てきて、このビジネスが思っていた以上に繁盛しているのが分かります。
中には、
「当事務所の依頼する作文ライターは、学生のアルバイトではありません。作文添削のプロが担当いたします。常日頃から、児童の作文に接している作文添削のプロが作文をお書きします。」
と、作文のレベルを前面に出したり
「漢字ドリルの宿題代行も受付けております。その他、手書きの書き込みが必要な宿題でもできる場合がございますのでご相談ください。書き込み形式の場合はお子様の手書き字(サンプル)が必要となる場合がございます。」
と、手書きを真似て代行する細やかな(?)サービス力をアピールしたりする業者もあります。


現在、このような宿題代行業に対するルールはありません。私のブログの読者なら分かると思いますが、日本では規制がない産業のレベルは非常に高くなります。
このまま行くと、宿題代行業は切磋琢磨を続け、5年後にはかなりのレベルに達している可能性が有ります。世界トップのクオリティーになり、他国に輸出する「次なる日本ブランド」に成長するかもしれません(汗)


さて、この現象で「親が悪い」「業者が悪い」「子どもが悪い」という議論がTVやネット上でもされているようですが、
私はこの問題を機に『夏休みの宿題』は本当に必要かを考えるべきではないかと思っています。


私が育ったアフリカやアメリカでは夏休みの宿題が殆どありませんでした。欧州や多くのアジア各国でも同様です。勿論、国や地域によってあるところもありますが、宿題と言うレベルではありません。例えば、「夏休みに読むべき本50冊」を提示して、その中から2冊を読んでもらい、A4一枚に簡単な感想文を書いてもらうという程度です。本のレベルも絵本から哲学的なものまで幅広くリストに載っています。


夏休みに限らず、他国の長期休暇は学年の変わり目に多く、新しい1年に向けて英気を養うと同時に、社会経験を積んでもらうという意味合いが強いのです。
私は、小・中学生の時はサマーキャンプやサッカーキャンプ、高校生の時は勉強スキルアップキャンプ(日帰り)やアルバイトをして過ごしました。親元を離れて何週間も見知らぬ人達と生活を共にしながらコミュニケーション能力を高めるサマーキャンプは、自立心を芽生えさせてくれます。親や兄弟に対する感謝の気持ちも生まれます。もし宿題があったら、長期的に家を離れて、規律に厳しく、詳細に練られたキャンプのプログラムをこなすのは無理でしょう(夜は9時消灯、朝5時起床。毎日1時間単位のプログラムが決められているキャンプが多いのです)。


日本にはサマーキャンプが少ないから仕方がないと思われるかもしれませんが、ニワトリが先かタマゴが先か。私は宿題がなくなれば、ニーズが増え、キャンプビジネスが増えると思います。


勿論、何にでも一長一短はあります。
しかし、何も考えずに「昔からあるものだから」と言って続けるのは思考停止以外の何ものでもありません。欧米の子供たちより日本の子供たちのほうが夏休みの宿題があるから極めて優秀だという事実もありません。


日本の大人はONとOFFの使い分けが下手だと言われますが、子供の頃から夏休みに宿題が出され、思いっきり休めなかった事が一因になっているのかもしれません。何となく「完全に休む」ことに罪を感じてしまう人達は少なくないような気がします(サラリーマン時代、仕事を持ち帰る先輩がたくさんいました)。


いずれにせよ、お金を出して買えばいいや程度にしか思われていない宿題なら、全く意味がありません。それぞれの学校や教師が判断すべき問題ですが、続けるべきだというのであれば、自分の好きな事や興味がある事について自由に考えて提出するような自由課題・自由学習にし、本当に有意義なものにするべきでしょう。
例えば、「休みの間に一つだけ(成長のため)何か達成(実現)する」というテーマを出して、あとは自由に考え、行動してもらい、それを新学期にクラスの前で3分スピーチで発表するというのも良いかもしれません。
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