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2015-03-03 12:53:53

採用活動解禁?

テーマ:ブログ


今年から新卒の採用活動が3月1日に変更となりました。
それを受けて、リクルート姿の学生たちが一気に街に溢れかえっています。


私は、「採用活動解禁」という新聞の見出しやニュースを見るたびに、日本の学生は投網解禁日や狩猟解禁日を迎えた獲物なのか?という違和感を覚えてしまいます。
(リクルーターをやっていた経験から言わせて頂きますと、そう思っている企業は多いと思います)


そもそも何故、世界では類を見ない新卒一括採用のような仕組みが日本で出来上がったのでしょうか?


1920年代の第一次世界大戦後に殺到した就職希望者を一括採用した慣行や、1950年代から始まった「集団就職」(経済的な理由で臨時列車に乗って上京し、集団で会社などに入社した中卒の若者たち)の名残ではないかとも言われていますが、企業サイドの都合を中心に考えていった結果、このようなシステムが構築されてしまったのが実態です(大学サイドは、卒業生が大手に入れるように追認するしかありません)。


一括採用は企業にとって楽であり、採用後の研修やオリエンテーションも大人数で行ったほうが効率的なのは間違いありません。また、学生を自分たちの好きな色に染めることができてしまうという考えもあったでしょう。


しかし、大量生産事業が中心だった高度成長期ならまだしも、今は多種多様なアイデアが求められている時代。ベルトコンベアーに乗せるような人材開発では人はついてきません。それが、大学新卒の3年以内の離職率3割、短大新卒4割という結果にも繋がっているのだと思います。


私は、日本の柔軟な人材開発の為にも、一括採用制度は廃止にしていくべきだと思っています。そして、欧米諸国が行っているように、インターン制度を積極的に導入し、新卒と中途採用の区別をやめ、通年で採用を行うべきなのです。
そうすることによって、採用する側も・される側も、より納得した形で社会人としてのファーストステップも踏めるようになります。


また、一括採用された社員は、離職率が高い反面、転職を必要以上に怖がる傾向があります。
せっかく、自分の未来を切り開くチャンスがあるにも関わらず、学生時代に大勢で就職活動をした経験しかないので、一人で動くことに躊躇(ちゅうちょ)してしまうのです。


このような問題を解決するためには、大学側の改革と連携も必要になります。
日本の大学は入るのが難しく、出るのが簡単です。
欧米諸国の大学は逆で、卒業するのが非常に難しい。そして、企業側も「大学の成績」を採用の大きなポイントにしています。
つまり、学生側は少なくとも4年生に進学するまでは成績をあげるために学業に集中しなくてはいけません。つまり、解禁日協定などなくても、学生に一生懸命勉強してもらう(当たり前の)流れができているのです。


私も数年間、大手銀行のリクルーター・チーフに任命されていた時期があります。
よって、無理やり「短期間」で採用することの問題を体験からも知っています。
今は政治家として、そのような仕組みを改善する機会を与えられていますので、様々な提言を行っていきたいと思います。
現政権が行っているように、経団連にプレッシャーを与え、一括採用期間を変えるだけでは、根本的な改革にはなりません。


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