鳥取県広報連絡協議会のブログ

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 海上安全・牛馬の守護神として信仰を集め、「荒神(こうじん)さん」の愛称で親しまれている鳥取県琴浦町の神崎神社。天井や屋根下など至る所に施された見事な宮堀りは、県の保護文化財に指定されており、圧倒的な技術の高さと芸術的な作品性で、訪れる参拝客の目を釘付けにしています。

 

拝殿正面。境内からは日本海が見下ろせる

 

本殿は1853年、鳥取藩お抱え宮大工の小倉園三郎(そのさぶろう)によって竣工。総(けやき)の権現造りで、龍や狛犬、鳳凰(ほうおう)などが四方八方に彫られています。中でも龍は2015年、目玉が建立当時の金色に復元されたことで話題になりました。

 

 

 権現造り(通称八棟造り)の本殿 

 

本殿の龍。2015年に行われた屋根の葺き替え工事の際、金色に復元された

 

そして拝殿は1879年、孫の小倉平次郎(へいじろう)によって竣工。天井一面に豪快に彫られた龍は、鋭い眼光で巨体をうねらせ、今にも動き出しそうな迫力に満ちています。3本の爪で宝玉を掴んでいる姿から、その真下に立つと縁起がよいと言われ、パワースポットとしても人気です。

また、御祭神は海の神、スサノオノミコトであることから海にまつわる彫刻が多く施されており、拝殿右扉には、子を宿しながらも海を渡り出兵した神功(じんぐう)皇后、左扉には忠臣、武内宿禰(たけのうちすくね)の姿が彫られています。

 

拝殿天井の龍。精巧な技術に圧倒される

 

 

D計測の結果、龍のひげから尾びれまで、全長約16メートルあることが判明

 

お腹に子(後の応神天皇)を宿しながらも戦に挑む神功皇后

 

神功皇后の赤子を抱く忠臣・武内宿禰

 

これほどにまで立派な彫刻。なぜ鳥取藩お抱え宮大工が、藩庁から遠く離れた神社の社殿を手がけることになったのかと、疑問に思うところ。

 

宮司の山崎 制義 ( のりよし さんは、「書物が残されていないため詳細は不明だが、当時神崎神社に養子として来た宮司が鳥取藩の寺社奉行をしていたため、鳥取藩と御縁ができたのでは」と推測。事実、鳥取藩主池田家墓所(鳥取市国府町)に使われている亀( 亀趺 ( きふ ) )に乗った浦島太郎や、鳥取藩の家紋を思わせる蝶の彫刻があることからも、縁の深さを想像させます。

 

「彫刻が施された背景を知ると、ただ〝見るだけ〟ではなく、違う視点で鑑賞できてなお面白いですよ。ぜひご参拝ください。」と山崎さん。

 

時代を超えても輝き続ける宮大工の技術の集大成、ご一見あれ。

 

※宮彫り…神社・仏閣の柱などに施した彫刻

  

◎三宝大荒神 神崎神社

689-2501 鳥取県東伯郡琴浦町赤碕210 

 

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