【菜根譚シリーズ】62節【割に合わない】
贅沢な暮しをすれば、どんなに資産があったとしても、心の満足は得られない。
これでは、つましいながらも、ゆとりある暮らしをしている人に遠く及ばない。
やり手の人は、あくせく苦労しながら、それでいて人々の怨みを買う。
これでは、無能呼ばわりされながら、悠々とマイペースで暮らしている人に遠く及ばない。
この喩は、一人ひとりの生き方の考えの違いをいうもので、いい悪いで判断すべきものではないでしょう。
貴方ならどちらの生き方を選びますか?
私?、私はマダマダ枯れていないということでしょうか。つまり、状況によってどちらの場合もあるということでしょう。