Sat, December 31, 2005
STUDIO610
Theme: むかし経営してたお店のおもしろ話
…て言うか、全く本業のつもりもないし、全くプロでもないのに、なぜかバーを経営してる。
しかも経営してるだけと違って、カウンターに入ってバーテンダーみたいな事までしてる。
そもそも、ウチの店はスタジオだけやって、そこにバイトに行ってて、そしたら経営者が替わってバーも併設する事になった。
ほんでボクをそのまま 雇ってもらって、なぜかバーテンダーをする事になって、数年が経って経営者の事情で店を手放す事になって、ボクの練習するスタジオがなくなる!という事 で、それはマズイのでそのままで譲ってもらう事になって今日まで至ってる。
そやしバーに関してはホンマに素人やし、一回も本業やと思った事がない。
でもね、正直言うと全く何の知識もなくやってる接客業なんやけど、これはこれで何やかんや言うても楽しい事がホンマに多い。
色んな人と友達になれる。
これはホンマにミュージシャンだけやってたら絶対にない様な出会いが多くて、普通のサラリーマン・プータロー・大学生・看護婦・耳鼻科医・外科医・精神科 医・プログラマー・不動産屋・美容師・理容師・宇宙人・マッサージ師・詐欺師・ペテン師・花火師・やり手の社長・インチキ社長・SM嬢・ヌードモデル・絵描き・自 動車屋・マルチの勧誘・宗教の勧誘・料理人・キャバクラの店員・本屋さん・酒屋さん・ソムリエ・デザイナー・プロデューサー・雑誌ライター・トラック運転 手・ラジオのDJ・ストーカー・病人…と、挙げ出すとキリがない位に色んな人と出会えて、それぞれの職業の人の専門的な話からウラ話まで聞けるし、好 奇心旺盛なボクとしてはやっぱり楽しい。
あとね、自分のテンションやモチベーションが低い時でも、頑張ってる人とか登り調子の人と喋ってると、自分も自然と上がってくる。
それは、かなり助かる事や。
毎日毎日、学校の様に誰か知ってる人が来てくれる場所っていうのがあると、頑張ってる時も落ち込んでる時も、絶対に楽しく前向きにしてくれる人が誰かいる。
これはホンマに重要な事やし、何にも代え難い時間や。
そして今日、10年間に渡るバーの営業が全て終了した。
有り難い事に、もう殆ど全てのお客さんが来てくれた。
何も変わらへん普段の日常の楽しい光景やった。
ずっと来てくれてた昔からの友達 や、ミュージシャン仲間の友達 は勿論の事、先に東京に引越した友達 も、アメリカに留学してる友達 も、今日はみんなその場所にいた気がする。
ホンマにミュージシャンだけやってたら絶対に出来ひん事をみんなに経験させてもらった。
ボクの20代の青春はこの店やった気がする。
それは振り返ってみると、そう思う。
この店にいる間に、成長も挫折も出会いも別れも友情も生まれた気がする。
これはホンマに素晴らしい事や。
これでボクの中ではひとつの時代が終わった。
人生の第一章が終わったと思う。
それ位にボクにとっては店は大きい存在やった。
来年から第二章の幕開けや。
今まで店を通じて10年の間に出会った全ての人達、そして「STUDIO610」。
楽しかったです、そしてお疲れ様でした。
ホンマにありがとう。






