北航平_kita kouhei公式ブログ『ホンマ独り言やねん…。』

音楽家・打楽器奏者・アーティスト北 航平。音楽制作、BGM/著作権フリー音楽studio guzli【スタジオグズリ】主宰


テーマ:
4年前ボクがこのブログをやりだして
すごく最初の頃に書いてみたアホ話を
載せてみようかな、という趣旨の元に
始まった「伝説のおじさんシリーズ」が
もう二回目にして既に最終章です。

まあ、ホンマはもう少し色んな
イタイおっさんはいたりしたんですが、
そこまで突き抜けてキチガイじゃないのと
ボクの文章もありえへんくらいに寒いので
このへんで終わりにしとこうかな、と。
うん、誰も期待もしてへんし。

単にコピペしただけのやつで
修正などは一切加えてないので、
今読むとすごく寒い表現の仕方や
今よりも更につたない文章な所が
気になるんですが勘弁して下さい。

ちなみにボクがまだ京都にいる時で
のちに自分で経営もすることになる
ショットバー&スタジオのバー部門で
まだバイトをしてた時の話です。

おそらく7~8年以上前の話です。


ハナクソでもほじくりながら
適当にどうぞ~。


_______________________________________________________________


エスパーおじさん




ある日、エスパーおじさんは閉店間際の店にやって来た。

とても酔っぱらってる様な雰囲気で席に座ると、ビールを一杯だけ注文して、殆んど会話をする事もなく、会計を済ませて席を立ち際に、

「ちょっとスプーンを貸してもらえへんかなぁ?」

と紳士的な口調で言って、ボクは言われるがままにスプーンを手渡すと、片手でそれを持ち、親指だけでいとも簡単にスーッとスプーンを90度に曲げて、そのままクールに、そして得意気な顔をしてカッコ良く席を立って行った。

そして帰り間際に一言、

「これが俺に与えられた特別な力や。」

…。

かっ、かっこ良過ぎる…。
エ…エスパーおじさん…、ででででで弟子にして下さい…。

本気でそう思いました。

そんなクールで紳士なエスパーおじさんなんですが、その後とんでもない事件を巻き起こしていく事になるのです。

姉さん事件です!



そして数日後、再びエスパーおじさんはやって来た。
やはり閉店間際で酔っぱらっていた。

今回はもう座ってすぐにスプーンを要求してきた。

そしてスプーンを差し出すとやっぱり華麗な超能力で次々に曲げていくのである。
前向き、後向き、横向き、とそりゃもう凄いバリエーションですよ。
しかもボクが渡したスプーンなんで、タネもシカケもございませぬ。

このおじさんはどうやら本物の様です。
今までの胡散臭いオッサンとは格が違います。

でもスプーン代は欲しいです。
もうスプーンがなくなってきました。

そんなボクの小さい心配をよそにエスパーおじさんは、またまたスプーンを要求してきました。
仕方なく手渡すと、また次々とスプーンを曲げだし、惜しげもなくエスパーぶりを披露していくんです。

そりゃ、周りにいたお客さんもノリノリですよ。
タネが知りたいですよ。
うん、ボクも知りたい。

そんなこんなで、店のスプーンが殆んどなくなりだしてきた頃、またエスパーおじさんはスプーンを要求してきたんです。

でもね、さすがにもう店のスプーンが全くなくなってしまうんですよ。
もう既に殆んどないんです。

場の雰囲気に水を差すのは嫌やったんですが、申し訳なさそうに言いました。

「すいません…、お店のスプーンがもうないんです…。」

するとエスパーおじさんは一瞬怪訝な表情に変わりかけたんですが、周りのオーディエンスの羨望の眼差しを気にしたのか、

「いやいや、全然構へんよ、あるから。」

と言って、ジャケットの内ポケットからマイスプーンを取り出したのです。

(何や!オッサン仕込んどるんかい!準備万端やんけ!持ってるんやったら先に出しとけや!ウチのスプーンもうあらへんやんけ!)

とかなり本気で思いましたが、何せこの周りの盛り上がりで、更にネタ的に内ポケットからスプーンが出て来た事でオーディエンスの盛り上がりはもう最高潮なんです。
ここは気を大きく持つ事にしました。

そんな事を考えてる間にも、エスパーおじさんの華麗な超能力に、もうオーディエンスは異常な程の盛り上がりを見せ始めてるんです。

ウチの店のスプーンを次々に曲げていった挙句に、自分のジャケットの内ポケットからマイスプーンを取り出したんです。

仕込んでたんです。
もう家を出る時からヤル気満々やったんです。

もう酒の入ってるオーディエンス的には、エスパーおじさんはスターな訳なんですよ。
エスパー☆おじさんなんですよ。

もうウチの店のお洒落なスプーン(一本400円)が10本近くも曲がってしもて、使いもんにならへん様になった事なんか、とてもやないけど言える空気ぢゃないんです。

もう周りにしてみたらそんな事はどうでもいいんですよ。

そんなボクの小さな心配をよそに、エスパーおじさんは次々に新ネタを披露していき、何かもうスプーンの柄を回転させたりグニャグニャにしたりしてる訳なんですよ。


でもね、ボクはもう既にこの時点で、エスパーおじさんが、少しイタイイタイ光線を発射しだしてる事に気がついてたんですよ。

熱狂してるオーディエンスは勿論気が付いてないんです。

でもボクは分かってました。

何でやと思います?


それはね、内ポケットからのスプーンなんです。
どう考えてもおかしいでしょ、マイスプーン。

いくら何でも曲げ過ぎなんです。
しかも仕込みマイスプーンは怪し過ぎです。

一本や二本なら余興としては凄く楽しいし、よく分かるんです。
でもこの状況はどう考えてもオカシイんです。

そして、そんなボクの心配が的中する時がやってきたんです。


突然エスパーおじさんが、

「おい、マスター!」

(マ、マ…マスター?ボ、ボクの事ですか!?)

「あんた、俺の力を疑ってるやろ?」

(えっ!?何で分かったんですか!?やっぱりエスパーですか!?)

「ちょっとこっち来てみぃ、俺がパワー送ったるわ。アンタは超能力のパワーが弱いから、俺のパワーを分けてやったら、アンタもスプーン曲げられる様になるわ。」

(キタァ~~~!やっぱり予感的中やぁ~~!間違いない~!いやぁ~~、ボクはパワー欲しくない~~!スプーンとか曲げたくない~~~!!)


数分後、エスパーおじさんに手をかざされて“気”を送られてるアホみたいな顔したボクの姿がありました。

「どうや、気が溜ってきたやろ!?」

(すいません~(T_T)、全く溜ってないんです~。ボクをエスパーにしないで下さい~!)

「ちょっとこのスプーンを曲げてみぃ。もう曲がるハズや。アンタの中に俺のパワーを送り込んだから。」

(いやぁ~、ボクには無理です~、スプーンなんか曲がりません~。しかも勝手にボクの中にパワーとか入れないで下さい~(ToT)!)


数秒後ボクは、必死でスプーンを曲げようと、体中の力を親指に集めて、鼻水とヨダレを垂らしながら頑張ってました。

周りのお客さんも次々にパワーを送られ、スプーン曲げを始めてました。
もうかなり異様な光景です。

今、この瞬間にお洒落な一見さんのカップルとかが入って来た日にゃ、もう何もかもオシマイです。
でも幸か不幸か、その時にいたお客さん以外は誰も入って来ませんでした。

そんな事よりも、みんなホンマに必死に頑張ってるんです。

中には力技で強引に曲げだす人まで出てくる始末です。
もうメチャクチャです。

エスパーおじさんは得意気です。
そして段々と調子に乗ってきました。

そして突然、

「おい!俺はな~、丸紅の人間やねん!」

キチガイおじさんお約束の発言が飛び出しました。

「おいっ!丸紅知ってるけ!?大企業の商社の丸紅や!」

(はいはい、知ってます。それがアンタとどんな関係なんですか…。)

「俺はな、丸紅の会長に頼まれてショーをしに会社まで行っとんねん!」

(スプーン曲げですか?そんなもんで呼ぶ大企業なんか聞いた事ありません。)

徐々にオッサンのイタイイタイ空気が店全体を包み始めて、他のお客さんもそれに気づいたのかオッサンを敬遠しだしました。

「お~いっ!、俺な、超能力でテレビ出とんねん!ユリ・ゲラーと共演しとんねん!」

(はいはい、出てます出てます。)

「そやし、ここにおる連中とはもうステージが違うねん!」

またですわ…。
またこれですわ…。

何でウチの店には定期的にこういうオッサンが入って来るんでしょうか?
ホンマに勘弁して欲しいです。



そして、オッサンは酔いも調子乗りも最高潮を迎え出し、周りのお客さんも不愉快になりだしてきて、本格的にイヤな空気になってきました。

うん、もうそろそろつまみ出す頃です。


もう誰が先にキレるか、という状態になり出した時に、オッサンがとどめの一言を言い放ったのです。

「おいっ、お~いっ!お前らなぁ、そんなもんいつまで経っても曲がらへんし、パワーもあらへんねんっ!俺とは人間のレベルが違うねん!ステージが違うねん、ステージが!そこらにおるアホとは違うねん!」

と言って、よりによって二つ隣の席に座ってた、キレたら恐いお客さんを指して言いよったんです。

そのお客さんはとてもイイ人なんやけど、理不尽な事にはすぐキレる人で、ボクもキレてる現場を数回目撃してるんです。

もう知りません。

調子に乗り過ぎたオッサンが悪いんです。

「おいコラッ、お前ダレに指さして言うとんねんっ!」

というお決まりの文句と共に、エスパーおじさんは胸ぐらを掴まれ、壁に押し当てられて、今にも殴られそうになってました。

そんな状況に更に火に油を注ぐ様に、

「お、おれは丸紅の人間やぞ~、おれに手出したら…。」

しかし、最後まで言わせてもらえず、エスパーおじさんはビビって腰が抜けかけた状態で床を引きずられて外に連れて行かれました。

でも、さすがに50歳を過ぎた、ボクの父親と変わらへんオッサンが酔っぱらってる状態で殴られんのは、ちょっとかわいそうです。
ボクと周りの友達がそれを無理矢理止めに入って、何とかオッサンは殴られずに済みました。

その後、もうすっかりおとなしくなったエスパーおじさんは、超能力の影もなく、ただの酔っぱらったオッサンでした。
お会計を済ませて帰って行くエスパーおじさんの背中は、入って来た時よりもひとまわり小さくボクの目には映りました。

そしてエスパーおじさんがいなくなった店内には、曲がって使い物にならへんスプーンが大量に残されていました。

うん、ホンマ最悪や、誰が掃除して買い直すねん。









数日後の空も晴れわたった日曜の午後、ウチの店のすぐ近所の家から家族で出てくるエスパーおじさんを見ました。

ホンマにすぐ近所に住んでたんです。
恐らく同じ町内です。

全然普通のおじさんでした。
エスパー臭さなんかみじんも感じさせません。

恐らく普段は、気の弱い手品好きのお父さんなんでしょう。
家で手品をやっても、嫁と娘達からは冷ややかな目で流されてるんでしょう。

でもね、会社の忘年会などの余興では俄然ハッスルしちゃうんです。

「キャー、係長すご~い!それってどうやってるんですか~!?」

「ははは、凄いだろ~。君達にも少しずつ教えてあげるよ。」

「え~、今夜教えて下さいよ~、二人っきりでぇ~。」

「はははっ、何を言ってるんだ、ボクには愛する妻と娘がいるんだ。」

「キャー、そんな家族想いの係長ってホントにステキ~!」


きっとこんな会話が繰り広げられてるんでしょう。


うん、そんな事はどうでもいい。
お酒はホンマに怖いです。
みなさんも飲み過ぎにはくれぐれも注意して、たしなむ程度に楽しくお酒を飲む事をお勧めします。






誰かお店で使うスプーンを買って下さい。

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なんか色々とイタイ。

腰もイタイし、足もイタイ。
股関節のあたりもイタイ。

ちょっと歩くのに支障ある。

最近体調が悪いなぁ。


ホンマ独り言やけど…。

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テーマ:
最近ネットでライヴカメラを
見るのが好きなのです。

このブログの左側にある
ブックマークにも入れてるけど、

富士山や日本の各所はもちろん
世界のどこでも見られるのです。

まあ、みなさんご存知やと思うけど、
ボクは最近改めてハマってるのです。

南極や北極まで見られるからね。

色んな所に行ってる気分になる
テレビ番組のドキュメンタリーとか
世界の映像系が好きなんやけど、

基本的にはそれと同じ。

人間ってすごいなぁ。
なんでもするんやもんなぁ...。


ホンマ独り言やねん…。

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