仕事は鍼灸とオステオパシーをしています。研究会で、按摩とマッサージと鍼と灸を教えています。


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専門的なことが中心になりごめんなさい。一般の方にもお読みいただけるようにできるだけ優しく書くように努力します。治療の仕事とセミナーの日常の中からの一こま一こまを紹介します。

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2009-11-23 17:36:15

委中と腰痛

テーマ:治療
昨日は、川崎市でいつも行っている関東セミナーでした。

今年11回目。

より臨床に近づいた触診練習ができましたし、参加の皆さんも、ご本人が気づいているかどうかはわかりませんが、相当触診力がついているように思います。

さて、昨日、参加者の一人から出た質問。

委中は腰痛に効くか。

一般的に膝窩中央にある委中は、腰痛に効果があるとされています。

しかし、実際に刺してみても腰痛にははっきりと効果を出しません。

そのことについての質問でした。

実は、委中が効果を出す腰痛は「お(やまいだれ+於)血」(血が滞り病的になったもの。この状態を血おという)によるものです。

お血がたまった腰痛の場合、腰回りが黒ずみますのですぐわかります。

このような場合に、委中が効果を示すのです。

効果を出す場合、ただ刺せばいいのではない。

行うのは刺絡です。

つまり、委中にある血絡に刺して、血を少量出す方法です。

お血による腰痛にはこの委中の刺絡が抜群に効きます。

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2009-11-22 00:10:57

うちのセミナーの鍼

テーマ:セミナー
だいたいの鍼灸学校では、鍼管を使った鍼を教えています。

鍼管という管に鍼を入れて、鍼の頭をとんとんとたたいて入れる方法ですね。江戸時代の杉山和一(1610--1694)が発明したといわれています。

鍼灸学校によっては、この方法しか教えていないところも多いと聞きます。

でもうちのセミナーでは、鍼管を使わない方法を行っています。鍼を直接持ってそのまま刺します。

我が国の鍼は柔らかいので意外と難しいんです。痛くなくスムーズに思うところに刺すのが。

中国の方法も鍼管を使いませんが、鍼が太くて硬いので鍼管を使わなくても容易に刺せます。

この方法を、初級では徹底的に練習します。

来年は、関東セミナーは今年同様川崎で。

少人数でみっちり、第3日曜日に行います(今年は第4日曜)。

関西セミナーは、鍼灸の申込者が多くて、これまでの第2日曜日に加えて、第1日曜日にも行うことになりました。

第1日曜日は、鍼灸だけ。2月開始です。

もちろん、按摩マッサージ課程と同様、触診練習を重視します。思いっきり触診練習します。

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2009-11-21 19:02:53

ウチのセミナーの按摩とマッサージ

テーマ:セミナー
おそらくは、我が国で按摩とマッサージを本格的に学べるセミナーは、僕が講師をしている研究会が唯一だと思います。

按摩と書いてあっても違うことをしていたり、マッサージと書いてあってもレベル的に低かったり。そういうところはあるようです。

ウチのセミナーはレベル高いですよ。

その手技がどのような作用を示すのか、どのような組織に対応しているのか、そういうことを勉強します。

内気でもいいから、コツコツ勉強する人が伸びますね。

何か疑問にぶつかると、解剖学書を開いて確認したり、いろいろ方法を試してみたり、僕を含め講師に質問したり。そのようなコツコツさが、その人の臨床の実力を伸ばしていきます。

もう一つ、ウチのセミナーの特徴は、触診をすごく重視すること。

思いっきり練習します。触診。

押さえたり揉んだりして探るのは誰でもできる。でもその方法は本当の触診ではありません。

強い力を加えると組織は一時的にせよ変性します。

変性した組織を触っても本当の状態はわかりません。

そっと触れる、軽く押さえる、その中で触診をしていかなければ、本当の身体の状態はわかりません。

そういった練習をします。

学校では決して教えない内容ですね。

もちろん、按摩は関西の本格的なのをさらに臨床的に洗練したもの。

マッサージは、本当に治すことのできるもの。

これらを指導しています。

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2009-11-20 13:38:54

スラストが悪いのではない

テーマ:按摩・マッサージ
「当院は、ボキボキさせない治療です」

それがどうした、といううたい文句ですが、整体とかカイロプラクティックなどの看板に時々書いています。

ボキボキさせる方法、つまりスラスト法ですね。

ボキボキさせると怖がる患者さんがいらっしゃるんですね。

なぜ怖がるかというと、無茶にボキボキさせる、自称「整体師」、自称「カイロプラクター」がたくさんいるから。

もちろん僕が行うオステオパシーでも、スラスト法は存在します。

でも、スラスト法に罪があるわけではない。

スラストをヘタに行う「治療家」に問題があるんです。

スラストは、たとえば背骨ですと、正確にその背骨の状態を見極め、関節の可動制限を調べ、正確に行う必要があります。

ただバキバキ音を鳴らすのは治療ではありません。

スラスト法の目的は、骨の変位を改善させ、関節可動域を正常にさせるというものです(単に骨の位置を変えるだけではないことに注意!)

ボキボキ音をさせるだけなら誰でもできます。

そうではなく、目的の骨、関節をきちんととらえ、正確な方向に正確な距離だけ正確なスピードで行わなければならないんです。

その正確さができない人はスラスト法などすべきではないし、治療効果も上がりません。もちろん、患者さんに痛みや恐怖心を与えるだけです。

何でもかんでも不用意にボキボキ音をさせるのが治療だと思い込んでいる無能かつ無知な人がいるから、正しいスラストを行う治療家は迷惑します。

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2009-11-19 13:55:42

肝臓のマッサージ

テーマ:マッサージ
肝臓にマッサージを行うとき、当然肝臓の位置と組織を知っておかなければなりません。

肝臓は、右下肋部後際からわずかに左下肋部後際にかけて存在する大きな臓器です。

呼吸に伴う横隔膜の運動に従い上下に動くとともに、交互にローリングするようにわずかな自動運動が存在します。そのローリングの動きは、横隔膜下縁を滑るような感じです。

肝臓を触診するときには、その正常な動きがあるかどうかをまず調べなければなりません。特に自動運動はごくわずかな動きですので、注意深く調べます(触診力がないとまずわからないでしょう)。

マッサージを行うときは、その自動運動を助長させるように行います。ただ単に圧迫するのではなく、肝臓自体の動きを尊重すべきです。

次に、肝鎌状間膜を調べます。肝臓を2つに分ける中央にある膜で白線に伸びています(白線がわからない治療家は、もう一度解剖学を一から勉強しましょう)。

この肝鎌状間膜は意外と緊張を起こしやすく、緊張を起こす圧痛があります。

治療は緊張を取るように直接圧迫を加えます。僕は、すこし膜を引き延ばすように圧を加えます。

肝臓の後側から胆嚢が伸びていることを忘れないように。

胆嚢もマッサージの対象で、消化機能を助ける働きがあります。

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