2017年06月09日

かんな削り体験教室

テーマ:お知らせ

はじめまして。遠矢といいます。

大工見習い2年目のくのいちです。

 

今日は、耕木杜のブログでも紹介されている、6月4日(日)に東京で行われた第10回江東区環境フェアにて

子どもたちのかんな削り体験教室に実演講師の依頼を受けた親方に同行してきましたので、ご紹介させていただきます。

 

会場はこんな感じです。

 

うまと呼ばれる2つの台に、堅木の削り台を乗せて固定。

削り材はあぶらの乗った青森ヒバ!

使ったのは寸八と寸四のかんなです。刃の大きさで呼び方が変わってきます。

私の仕込んだ寸八も一丁忍ばせていましたが......あとはすべて親方が砥いで仕込んだかんなが20丁あまり!

 

前日親方が刃を砥いで台直しをしていましたが一つの台をなおすのに長くて2,3分?!

無垢でかなりくるっている台もあったでしょうに......親方に聞くと、だって見るところこことここしかないじゃない。なんで難しいかなぁ......と逆に頭を悩ませてしまいました。

親方......親方の簡単はなかなか簡単にはいかないのです......!

 

こんな小さな子も。

 

女の子もたくさんいました。

将来のくのいち大工がこの中に?!

 

親子で参加された方もいました。

お父さんさすがです!

 

はじめて見たかんなくずに目が真ん丸!

くずとは言えどもかんなのくずは、これで花を作る人がいるほどきれいなものです。

もちろんきれいなかんなくずを出すのには、きちんと調整されたかんな台と砥ぎ上がった刃、ちょっとしたコツが必要ではあります。

 

朝の10時から夕方の4時まで、5回に分けて行われたのですが

毎回たくさんの子どもたちが遊びに来てくれ、総勢150人以上の子どもたちと一緒にかんな削りをすることができました。

 

 

 

休憩の時、調整していたかんなでおもむろにかんなくずを薄くし始める親方。

刃が切れないなぁと言いながらも10ミクロンは切っているきれいなかんなくずを出すものですから

通りすがりの方々から「おおおっ」と声が上がり、子どもたちはかんなくずの取り合いに......

あの透き通ったかんなくずはいつ見ても美しいものです。

 

 

無垢の木に触れ自分で削り、木のいい香りのするかんなくずとつるつるになった木の表面を触って

子どもたちは目をキラキラとさせ嬉しそうにしていました。

親方の透き通ったかんなくずを袋に集めて、ぼくこれ一万で売る!と言い出すお茶目な子も......(笑)

 

子どもたちの、目の前のものに一生懸命で無邪気な笑顔と素直さに

わたしも親方と初めてお会いした時の感動と情熱を忘れてはいけないなぁと

たくさんの学びとエネルギーをもらうことができました。

 

 

 

たまにお父さんとお母さんからもやってみたいと声をかけられ、お子さんと一緒にかんなをひいた方もいました。

かんなは簡単に言うと、右手で台を押さえて、左手で体重移動をかんなに伝えて後ろに引くというものなのですが

このお二人は素敵なコンビネーション技を披露してくれました!

お子さんの小さな手からぎゅっと安定した圧と、お母さんの丁寧な引きできれいなかんなくずが!

 

大人になってもこの木のぬくもりを覚えていてほしいものですね。

 

 

無垢の木はたとえ表面が汚れたり傷ついたりても、かんなで削ればまたきれいによみがえります。

長い時間がたっても、人が気持ちを込めて手入れをしていけば、良いものは味わいをのせながらより長く生き続けることができるのです。

 

たくさんの物が生産され消費されている身の回りで、つい使い捨ての便利なものを買ってしまうこともありますが

親方や耕木杜の方々と出会い、毎日無垢の木と格闘しながら自分の手で仕事をするということを学んでいるうちに

良いものを長く使おうと自分の買い物を見直し始めた今日この頃です。

 

 

これからも親方のもとで日々精進します!

 

tooya

いいね!した人  |  リブログ(0)

耕木杜さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります