修行僧の涙目な日々

修行僧時代を振り返ってみるブログ。


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今回は内作務・回廊清掃です。

回廊、すなわち廊下の掃除のことです。

 

回廊清掃といえば、本山である永平寺が有名です。(その筋の人々の間では)

数十人の修行僧がいっせいに回廊を拭き拭きダッシュしています。

たまーにその様子がテレビ等に映っていることがあります。

可睡斎でも永平寺と同じように回廊清掃があるのです。

 

やることはひたすら雑巾がけ。

かた~く絞った雑巾で水拭きをします。

手を雑巾に対して八の字におき、力を込めて廊下をひたすらダッシュ

途中、休憩することはもちろん、膝をつくことも許されません。

古参和尚が監視役を兼ねてついているので、膝をついた瞬間、天誅が下されます。

 

普通に考えたら、ダッシュするより丁寧にゴシゴシやった方が綺麗になる気がしますが・・・。

ここは僧堂、考えてはいけないのです。

綺麗になるまでひたすらダッシュし続けるのです。

 

ちなみに、永平寺では毎日数十人で行われる回廊清掃ですが、

可睡斎では修行僧の頭数に限りがあるため、せいぜい4~5人でしています。

 

また、毎日行っているわけではありません。

忙しいときはモップ掛けで誤魔化していたり・・・。

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今回は開山堂(かいさんどう)のお掃除について。

ここは可睡斎を開いた如仲天誾(じょちゅうてんぎん)大和尚をはじめとする可睡斎の歴代住職をお祀りしている場所です。

 

正面に可睡斎初代住職の如仲天誾大和尚ほか歴代住職、曹洞宗の両祖道元禅師瑩山禅師がいらっしゃいます。

 

そして向かって左に円空仏(えんくうぶつ)、秋葉総本殿三尺坊大権現像、不動明王像など。

右側に火祭り等で使用する法具が展示してあります。

 

こういったお祀りしてある仏像や展示物は

当然のごとく、置き場所が決まっています。

掃除が終わったら元の場所にもどす必要があるわけです。

その時間も含めて30分以内にすべての掃除を終わらせる必要があります。

 

掃除はまず、床に掃除機をかけます。

次に展示物をどかしつつハンディーモップや雑巾で拭く。

展示物を元にもどす。

以上。

 

こうして文字にすると、やることは少ないように見えます。

しかしながら、実際には動かすものが多く、手間のかかる清掃場所になっています。=不人気な場所です。

 

ちなみに、ここはそこそこ慣れてきた感のある新到が一人で担当します。

展示物がちゃんと元通りの場所にあるかチェックする古参は基本、いません。

つまり、展示物の場所はよくメチャクチャになって・・・。

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久々になってしまいましたが、内作務の続きです。

今回は法堂(本堂)の清掃について。

 

法堂はお寺のメインとなる建物ですので、もっとも重要な清掃場所です。

したがって・・・、

新到和尚だけにまかせるわけにはいきません。

責任者として古参和尚が最低1人はついてきます。

 

法堂清掃の担当者がやることは主に2つ

・山内のいろいろな場所にある香炉を綺麗にすること。

・法堂内をほうきやモップ等で掃除。

 

香炉はお線香を立てるもの抹香を焚くものの2種類があり、全部合わせると20個近くあります。

それらを集めてきて綺麗に直し、再び元のあったところに持っていくのです。

これがだいたい15分。

 

残りの15分で畳を掃き、モップ・雑巾で須弥壇(しゅみだん=ご本尊さまのいるところ)を掃除します。

また、木魚や磬子も綺麗に掃除します。

 

合計でほぼ30分きっちり。

古参もいるので身も心も休まることはありません。

非常にいやな清掃場所です・・・。

 

当然のごとく、万が一ゴミが落ちていたら大変なことになります。

責任者である古参和尚が役寮さんにフルボッコ(not物理)にされます。

やつあたりで新到和尚はその古参にフルボッコ(not物理)。

 

ということで、ここは誰もが一生懸命に作務をしている場所となっています。

 

まあ、作務はいつでも一生懸命やってますけどね!!

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今回は修行僧のお彼岸の過ごし方についてです。

 

ご存知のとおり、お彼岸は春と秋の2回あります。

それぞれ春分の日、秋分の日を中心(お中日という)に前後3日間を合わせた期間のことをいいます。

 

ちなみに、本来彼岸とは、川の向こう岸と言う意味で煩悩のないところを意味します。

煩悩のないところ=いわゆる極楽浄土です。

お彼岸のお中日である春分・秋分は太陽が真西に沈むことから、

西方にあるといわれる極楽浄土への信仰へ繋がり、先祖供養をする期間になったようです。

 

 

さて、前置きは以上にして問題の修行僧たちの彼岸

この期間は彼岸経(ひがんぎょう)という、お盆の棚経のお彼岸バージョンを行っています。

 

お盆と同様、檀家さんの家へ修行僧が出向き、お仏壇の前でお経をあげて軽く法話をしてまわります。

まわる件数はお盆よりは少なめになっています。

とういことで、わりと余裕があって気楽にラーメンタイムを過ごすことになるわけです。

 

ただし、それは春のお彼岸のみ。

秋は前回紹介した放生会があるため、

さっさとまわって可睡斎へもどり、準備を手伝う必要があるわけです。

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今回は僧堂(そうどう)、坐禅をするところです。

修行寺自体のことも僧堂というので、ややこしいですね。

こちらも新到和尚の担当で、基本的には1人でやります。

 

可睡斎の僧堂はおおむね以下の図のような感じです。

 

坐蒲(坐禅用のざぶとん)の乗っている部分は畳になっていて、高くなっています(高めのイスぐらい)。

また、正門は扉が付いていて、基本的には閉まっています。

 

図には載っていないのですが、後門の後ろには僧堂用の洗面所・東司があり、そこに掃除用具が置いてあります。

 

まず、坐蒲をどかし、畳をほうきで掃きます。

そののち、床をモップでサクッとお掃除。

廊下も含めてしっかり拭きます。

一つでもゴミが落ちていると、坐禅のときにほぼ確実に古参にバレてひどい目に遭います。

 

また、真ん中には聖僧(文殊菩薩)さまが祀られていますが、

こちらももちろん綺麗にします。

 

一通り終わったら、どかしておいた坐蒲を外ではたいてゴミを落とし、元通り並べます。

 

これで僧堂自体の掃除は終了です。

案外あっけないのですが、まだやるところは残っています。

 

僧堂の後ろにある洗面所・東司の掃除です。

古参を含めた修行僧(一部の寮・配役を除く)は僧堂で寝るため、夜中にしっかり使用されてとても〝きれい〟になっています。

寝る前に不快な目に遭いたくない人はしっかり掃除する必要があるわけです。

 

と言うことで、すべて綺麗になるまでは20~25分くらいでしょうか。

時間的はそこそこ余裕があり、また、一人で気楽に出来るのでいい作務場所ではあります。

ちなみに、新到の人気と言う点では、浴司>僧堂>東司となっています。

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