修行僧の涙目な日々

修行僧時代を振り返ってみるブログ。


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祈祷中、施主側から見て右端手前に座っているお坊さん。
それが御真殿堂行という役職です。

やることは御真殿朝課中または祈祷中、鐘を鳴らして回向を読む。
法堂朝課の堂行と維那が合わさったようなものですね。

朝課と祈祷では唱えるお経が少し異なりますが、やることはほぼ同じです。
始まったら導師に合わせて小磬(しょうけい=小さい磬子)を鳴らし、礼拝の合図をします。
これは法堂で副堂がやっていたのと同様です。

そして導師が座ったら大磬(大きい磬子)を3回鳴らし、大磬をガツと叩きつつ押さえつけます。
その後、お経のタイトルを読み上げ、大磬を鳴らしてお経スタート。
お経中も法堂堂行と同じように、各ポイントで大磬・小磬を鳴らします。
御真殿は木魚の変わりに太鼓のリズムでお経を読むため、スピードが速く、とても忙しいです。

そして、法堂との最大の違いは、大般若転読(だいはんにゃてんどく)があることです。
これは、大般若経という経典を修行僧が読み上げる儀式なのですが、
600巻にもおよぶ長い長い経典でして、長すぎてとても読みきれません。
ですので、転読(頭上に掲げてパラパラ落としつつ捲って読む)という手法を使います。

この転読、全員が同じタイミングでいっせいにパラパラとやると非常に迫力があります。
そこで、タイミングを合わせるための合図が必要なわけです。
その合図を送るのが御真殿堂行の役割。
タイミング良く大磬を鳴らして、修行僧の転読がキレイに揃うように仕向けるのです。

その後、いくつかのお経をやって回向を読み、導師に合わせて終わりの礼拝合図。
これで終わりです。
なお、この役職で一番難しいのはお経中の大磬・小磬です。
なにせお経が早いので遅れがちになりやすいので・・・。
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今回は祈祷案内という配役についてです。
ご祈祷のお施主さんを御真殿へと案内し、祈祷中の合掌礼拝焼香案内をするのが主な役割です。

ご祈祷が入ったら、まずは受付へと向かいます。
そこでご祈祷用のお札を受け取り、施主の人数確認をします。
その後、控え室へ行って施主を御真殿へと案内。

御真殿についたらお札を殿司(でんす=御真殿の管理責任者、緑色の衣を着た僧侶)に渡し、施主一同を焼香用の香炉前に案内します。

ご祈祷が始まったら導師の礼拝に合わせて合掌礼拝の案内。
お経が始まったら順番に焼香してもらうように案内します。
このとき、施主の人数が多く、焼香がお経中に終わらない場合は小さい香炉を追加で用意します。
そして、ご祈祷終了前に再び導師にあわせて合掌礼拝。
お札・お供物を施主に渡して受付へ案内します。


案内だらけの配役、これが祈祷案内なのです。
ちなみに、この祈祷案内の者の礼拝や焼香の台詞はなぜか細かく決められています。
一文字でも間違うと古参に怒れられると言う、実に意味不明な伝統があるようです。
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拝観案内・・・お寺の見学に来たお客さんを案内し、山内を紹介する仕事。

 
拝観案内・・・お客さんに楽しんでもらうことが第一の仕事。
 
拝観案内・・・古参のやり方にとらわれず、自分の工夫次第でどうにでも出来るほぼ唯一の仕事。
 
と、いうわけで今回は拝観案内についてです。
これは比較的、お年寄りの修行僧が得意としていることが多い業務です。
若いのに、えらそうにしている古参和尚に一泡吹かせることができるので、得意としている修行僧には非常に人気です。(もちろん、私のようなシャイボーイには不人気)
拝観案内中は一切の作務、法要、ご祈祷などが免除されます。
ここが一番のメリットと言えます。
 
また、マニュアルのようなものあることはあるのですが、基本的に使う必要はないです。(苦手な人はマニュアル通りやるように指導されます。)
お客さんに合わせて、臨機応変にときには笑いや感動トークなどを交え、オリジナルの案内をする。
すると、お客さんや受付の人から高評価を得られる。
すなわち、古参からも一目置かれるようになる※わけです。
 
 
※得意な人に限る。
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維那の仕事は朝課だけでは終わりません。

食事の際にもやることがあります。

それが飯台維那(はんだいいの)です。

槌砧(ついちん)という法具を使い、食事が始まる前に読むお経の合図を出すのが主な役割です。

自分の位置に座ったら、まずは展鉢(てんぱつ)の偈(げ)

飯台維那がまずは唱え始めます。

佛生伽毘羅(ぶっしょうかびら)・・・

他の者も維那に続いて唱えます。

このお経を唱え終えると、全員応量器(おうりょうき)を広げます。

 

終わって十佛名。仏様の名前をひたすら唱えるお経です。

槌砧を叩いて

清浄法身毘廬舎那佛(しんじんばしんみるーしゃーのーふー)・・・

このお経が始まると、お粥や漬物が配られます。

 

配り終わったら五観の偈。(ごかんのげ)

一つには功の多少を計り、彼の来処を計る。・・・

続いて

擎鉢の偈(けいはつ)

上分三宝(じょうぶんさんぼう)・・・

そしてようやくの食事開始。

 

食べ終わった後も・・・

後唄(ごはい)

處世界如虚空(ししかいじきくん)・・・

 

このように、維那は食事の際も声出しっぱなしなのです。

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法堂配役の最上位に当たる配役が維那または挙経という配役です。

鐘司~堂行までのすべてがしっかりとできていないと

この配役につくことはできません。

 

維那・挙経は法堂を取りまとめるリーダーです。

副堂・堂行以上に法堂内の状況を把握し、対処しなければならないのです。

=法堂内のミスは挙経の責任として罰。

 

といっても、やることはとても単純。

・お経のタイトル(般若心経や大悲心陀羅尼etc.)を読みあげること。

・回向文を読むこと。

基本的にこれだけです。

 

お腹から大きな声を出して読むのですが、叫んでいるようではいけません。

荘厳な雰囲気・神秘的な雰囲気を作り出さねばなりません。

また、回向文の息継ぎのポイントや伸ばすところ、息継ぎはしないで切るポイントなどが細かく決まっているのでそこもマスターしなければなりません。

 

というわけで、この配役につくためには喉を潰すぐらい何度も練習しないとダメです。

法堂の最上級配役だけあって大変です。

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