ストルバイト問題のその後その他 | トラさんウメさんの日常

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ネコ2匹とヒト2人の生活で気がついたことなどを書き留めておくブログ

前回の記事にもコメントありがとうございました。
さすが猫色大博士の茶道具さんの考察は深いですね~。なになに、マミィさんは今色の遺伝について勉強されていると!おおお…。ショウジョウバエが頭の中を舞うKotoraには遺伝の話はちょっと…。興味はあるんですけどね。小鷹、陽陽姉妹はベッコウ柄だそうです。そうだそうだ。ベッコウみたいですよね。髪留めの色だ。ギズモちゃんは今真っ白なネコちゃんになっているんですね~。いやあ、見たいなあ~。どなたのところにいるのだろう。仕組みは分からないけれど、Kotoraも色を観察するのは大好き。サビさんでもいろいろいますよね~。
あ、おかパンさん、サビのドイツ語はSchildpatt(シルドパット)といいます。ベッコウです。同じです。サバさんもMackerel(マカレル)でサバだし。


チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ


さて、今回は病院の結果報告です。Kotoraたちは先々週に実は病院に行っておりました。
ちょうどc/dを始めて3ヶ月経ったので検診に。それからワクチンを打ちに。
また長くなりますので(っていつも長いかも?)、愚痴も入るし、興味のある方だけどうぞ~。

ことの経緯はこちらへ:
小虎のチッコ問題から始まる→
チッコ採取の話→
脱アルカリ対策の話→
療養食の話→

今回は、小虎について、他にもいろいろ気になるところがありまして。全部聞いてきました。獣医さんとのやり取りも含めて書いていきますね。

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お気に入りのかごの中で寝る小虎
                  

ストルバイト問題について:

小虎のPH値、c/dを続けてから、6.7、6.5と徐々に安定してきました。(Kotoraが自分で調べた結果です)
実は小虎を病院に連れて行ったのは最後のc/dがなくなってから1週間ほど経ってから。
なかなか予定が立たなくて、そのようになったのですが、PHが安定してきたから、Kotoraたちは小虎に朝はボッシュ社のサナベル と、夜はアニモンダアルモナチュラグラウ などの缶詰をあげていました。オーガニックとか、ネコの健康に気を使った会社の製品ばかりなんですが。
しかし、病院の予約を取った日にPHをはかると…。試験紙が見る見る青くなっていく…。え、7.5!くらいに…。
採取用の注射器をすかしてみるとなにやら物質も浮かんでいる…。え、結晶?

むむむ~。1週間c/dをやめて普通のご飯にしたのがまずかったのか。グラウ社のご飯にたくさん穀物が入っているのが良くなかったのか…。

と、獣医師H氏にそのことを伝える。
「せっかく安定していたのにどうしてc/dをやめたんですか!」
と、怒られる。

実は以前から懸案であったc/dと心疾患(小虎の先天性の持病)との因果関係がいまだにはっきりとしないので、Kotoraたちはc/dをずっと続ける気はなく、出来ればなるべく早くやめたいと思っているのですが。獣医師H氏はなんだったら一生、小虎にc/dを与えなければならないという考えを持っている。獣医師H氏は、「ヒルズ側の説明としては、心疾患の猫に与えても問題がないといっていたのだから大丈夫だ」の一点張りで、という話は以前書きましたが。結局、日本側のヒルズに問い合わせてくれたブロ友さんたちも、同じような回答をヒルズから受けているし。結局、ヒルズも今まで症例報告がなかったし、そのための研究もしていないから、わからない、のである。

そのへんがず~っとKotoraたちの中ではっきりせず、ここ数ヶ月Kotoraが悶絶(by薄皮饅頭さん)しているわけだけれども。

獣医師はc/dを続けるように、とのこと。

病院での検査の結果を次の日に電話で聞いたところによると、PHはKotoraが見たように7.5もなく(はっきりとした数値は言われなかったんですが)、結晶もほとんどなかったんですけどね。でもほとんど、なので、まだあるわけです。それで結論から言うとKotoraたちはc/dを後3ヶ月続けることにしたのですが…。

これに関連してKotoraがした質問。

Q: 1週間のうちにそんなに早くPHの値が与えているご飯によって変るものなのですか?
A: 変ります。PHの値は次の日にでも変ります。

Q: ストルバイトが完全になくなったら、生肉食に切り替えようと思っています。
A: 生肉食をあげるときは栄養面に十分注意しなくてはいけない。ネコが必要なすべての栄養素を取り入れられるようにするのはとても大変なことだ。生肉食がストルバイト問題に効果があるかどうかは今のところ研究されていないから分からない。その点ヒルズはそれに関しては研究が進んでいるし、長年の経験があるから信頼できる。

とのことでした。別に生肉食に切り替えることがストルバイトに直接効果がある、とかは思っていませんけれども…。とにかく…この先生は生肉食に否定的だし、知識もない…。と、まあいつもと同じ答えでした。

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別角度からもう一度


目やに問題:

Q: この数日前から、小虎の目やにがひどくて、Kotoraたちは毎晩カモミールティーを冷ましたものにひたしたコットンで小虎の目を拭いていたのですが、なかなか治りません。ので、獣医師にこの点も聞いてみました。

A: 別に目に傷はついていないとのこと。
しかも、カモミールティーで拭くのは良くないとのこと。カモミールティーの中に含まれている細かい葉のくずなどが目に入って目が傷ついてしまうかもしれないから。と。
(Kotoraたちが使っているのはティーパックのカモミールティーだったんですが…。まあそれでも袋が破れているかもしれないし?)
目はお湯にぬらしたコットンで拭くように、とのことでした。

まあ目に傷とかがついていないんだったら良いのですけどね。その後、この問題は徐々に良くなりました。今でもちょっと目やにがひどいときがありますが、お湯で拭くようにしています。


つま先にハゲがある:

Q: これも病院に行く前日くらいに気がついたんですが。小虎の右前足のつま先に、ハゲの部分があるんです。指の肉球のすぐ上辺り。真ん中の指の爪の際に。

A: これは、獣医師によると、爪がどこかに引っかかってしまったのか何かで、爪がちょっとゆがんでいる。大したものではないが、きっと曲がった爪が気になって、自分でかんだりしているうちにはげたのだろう。と。

ハゲも現在良くなりつつあります。

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いくつか選択肢があるのにどうしてこの狭いかごを選ぶのかと。


ワクチン問題:

Q: 上記の二つの問題を聞く前に、先生がすぐさま小虎にワクチンを打とうとするのであわてて止めなくてはいけませんでした。素人Kotoraとしては、目の問題やハゲの問題があるのに、ワクチンを打っても良いのか、と思ったので。もし目の炎症がひどいものであるなら、ワクチンを打つのに適した日ではないかも?と思ったから。

A: 両方、ワクチンを打つのにはまったく問題ない、とのことでした。

Q: 以前、Chat-vertさんのところで読んで考えるきっかけとなったワクチンに関する問題 。そして自分で読んだコーネル大学のワクチンに関するレポート他の関連レポート )を読んで質問した。
ワクチンが原因で打ったところがガンになるというリスクがあるそうですが、大丈夫なのでしょうか?(と、コーネル大学のレポートのコピーを見せながら聞いてみた)

A: (獣医師H氏ちょっとむっとする。そして、私は獣医なので、こういうレポートは毎日山のように読まなければいけないんだけどね。とおっしゃる。)
新しい報告では、ワクチンを打った場所とその箇所がガンになったことの因果関係ははっきりしない、と報告されている。ワクチンを打つ場所、これは後ろ足、臀部にしますが、これを毎回代えれば大丈夫です。
しかしながら、打った後にその箇所を注意して観察しておくに越したことはない。その場所に何か変化があれば、すぐに報告するように。とのこと。
ワクチンのリスクよりも、ワクチンをしないことによってなってしまう病気のリスクのほうが高い。室内飼いでも靴や洋服などにウィルスがついてくることがある。ただし、室内飼いの場合は狂犬病のワクチンを打つ必要はあまりない。とのこと。

で、結局Kotoraたちはワクチン、3種混合を打ってもらってきました。
が、今回は狂犬病はやめました。

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リアル2段ベット。椅子に何がかかっているかは…。スルーですよ!


歯(FORLs)の問題:

とてもきれいな歯だとほめてもらいました。

Q: プロポリスが歯に良いと聞きましたが、効果はあるでしょうか?

A: プロポリスは必要ありません。心疾患の薬(フォルテコール)や、ストルバイトの問題と抵触する可能性があるので使用しないほうが良いです。


カメカメカメカメカメカメカメカメ


とりあえず、ストルバイト問題は完全ではないにせよ、良い方向に向かっている…と。
これから週一ででも、チッコチェックはしていくつもりです。
歯のこと、歯磨き効果があってよかったです。一部歯石が気にはなるんですけどね…。

今回の通院でまたまた気になったこと以下まとめて見ました。愚痴です。(笑

その1: こちらがネットでいろいろ調べたことを言うと気を悪くする。

Kotoraの言い方が悪いのか?いやきっと悪くない。
ネットで調べたとしても、Kotoraが素人さんであることに変りはないわけだし。なにも獣医師にご意見しようというわけではない。いろいろ素人さんがネットなんぞを信用して(別に全面的に信用しているわけではないが)、あれこれ質問してくるのがウざい、という感じかと受け止めてしまいました。
そもそも、Kotoraがあれこれ調べるのは、獣医師の説明だけでは理解できないことも多いから。それに、自分のかわいいネコのこと、どうして飼い主があれこれ調べずにいられましょうか。もっとよく知りたい、できるなら、どんな方法でも助かってほしい、と思ってしまうのはヒトでもペットでも同じじゃないでしょうかね?
獣医師の言っている内容も理解できず、ただふんふんと、獣医師のいうことだけをやる患者が、まあ…都合が良いしラクでしょうよ。

これは、薄皮饅頭さん式良い獣医さんの選び方 項目その1、「こちらの質問にきちんと答えてくれる」に抵触する行為ではないでしょうか?「出来うる治療法を列挙してくれて」「その中からどれを選ぶか話し合ってくれる」項目にも若干抵触している恐れがあると思われます。

まあしぶしぶながらもこの先生のほうは一応説明してくれるし、せかせかしながらも、全部の質問に答えてくれるから、ばか院長よりはいいけれども…。(今回Kotoraたちはアポイントを取るときに、H先生にかかりたいと希望しました)

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お友だちの旦那さんがKotoraにくれた花。


その2: 小虎への扱いが丁寧ではない気がする。

毎回思うんですが。というか、以前一回だけセカンドオピニオンを聞きに行った病院の先生との違いで気がついたのですが。このいつものかかりつけの病院では、嫌がる小虎をキャリーから出し、首根っこをつかんで無理やりねじ伏せるのですよ。アシストのヒトが手袋をはめて。それでも今回小虎がものすごく暴れたので、みかねてKotoraが注射のときに小虎を押さえていました。
セカンドオピニオンの病院の先生は、小虎にやさしく話しかけながら、小虎をなでてくれて、触診してくれたのです。
いつのころからか、かかりつけの病院では小虎が暴れネコと認識されてしまって、最近毎回この扱い。
小虎は先生に噛み付きそうになったことはあるし、大きいので暴れると押さえるのが大変です。
しかし、セカンドオピニオンの先生のところではおとなしかったんですよ!(まあいやなことはされなかったからですが)
暴れすぎるネコを見て、はなから見てくれない先生もいるというし…。無理やりにでも、小虎を傷つけさえしなければ、触診してくれるほうがいいんだと思うのは思うのですけどね…。もっとやさしくできないですか?と。…悶絶。
(ちなみに美梅はアシスタントにもなでてもらったりしたことがあります。小虎は皆さん怖いようで…。やさしい子なのに…。)

「かならず触診してくれる」という薄皮饅頭さん式良い獣医さんの選び方はクリアしているけれども…。「できれば猫の扱いに慣れていて…」項目には抵触する可能性がある?

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Kotoraが自分で買ってきたスーパーのパンジー。
おっさんが怒っている…。(ように見える真ん中の模様)


その3: 「「代替治療」や「民間治療」を否定しない」項目への違反。(笑


これはもう、ずっと前から分かっていることですが。そして最近いろいろ調べていて分かったことですが。とにかくかかりつけの獣医師も、セカンドオピニオンの獣医師も、これに関する知識がない!ゆえに聞きようがないし、向こうも答えようがないし、返ってくる返事は「あまり研究されていないから分からない。」と。

これはもう、この分野における研究自体が遅れている、としか言いようがないでしょう。日本では脚光を浴び、アメリカでもそれに関する本がたくさん出版されているけれど。ドイツ!ドイツって自然治療の最先端をいっていたんじゃあ…。(むか~しは医療全般の最先端をいっていたはずですけどね)

自然治療どころか、ネコに、あるいはペットに関する文化が違う?それともKotoraが特殊なだけ?たしかにKotoraは心配性だし、必要以上に調べまくっている感はあるかもしれないけれども。それを、飼い主あるいは患者が調べまくって勉強するということを、アクセプトできる獣医さんにしろお医者さんが少なすぎやしないか?ドイツ。
ペットが病気になったら獣医師の指示通りのことをして、時期が来たらそれを仕方がないとあきらめる。
そういう飼い主さんが多い気がする。そもそもネコをちょっとした目の問題や耳垢の問題で獣医に連れて行くことすら、え?というヒトがいる。(義父母とか…)ネコの飼い方にも個人差はあるけれど…これはそういう問題じゃなくて、ドイツ全体(はいいすぎか)の傾向にあるような気がする。…書き始めると止まらないのでペット文化の違いについてはいつか別の機会に。


ともかく、病院変えのことも含めて、獣医師に関するKotoraの悶絶は止まらない…のでありました。


あ~ほんとに長くなってしまった。
ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!!!


それから、個人的ににいろいろと調べて教えてくださっている方々、ほんとうにお世話になります。
ほんとうにありがとう。一人ではもうきっと、Kotoraずっと知恵熱で寝込んでしまっていたことでしょう。
ほんとにほんとに、支えてくれて、ありがとう!!!