2011-06-02 20:34:24

『妖精バイブル』

テーマ:辞典・事典・図鑑

本書の出版元はどうやら最近、××バイブルという統一タイトルのもとにいろいろな本を出しているようだが、実は本書のスタンスが私はあまり好きではない。
妖精をアニミズム的な観点で自然のパワーを体現するものとみなすのは、まあ、いいとしようか。
しかし、随所に「おまじない」的な記載がある。
まあ別に、瞑想したりするのは悪い事ではないと思うが、あんまりはまるとちょっとやかなあ、と感じてしまうのだ。
自然を大切にしたり肌で感じるために、わざわざ妖精をもってくる必要はあるのだろうか?

とはいえ、そういった部分を別とすると、なかなか面白い図鑑であると思う。
なんといっても、これ、フルカラー。
マイページカラーで、なんらかのイラストレーションが付与されている。

それだけではない。
単に妖精としてカウントされるものを紹介していくだけでなく、妖精にかかわるいろいろなものを一緒に解説しているのだ。
たとえば、妖精と「衣服」の関係。
あるいは、妖精と「食べ物」について。
あるいは、妖精と「時間」のかかわりに関して。
従来の、一般向け妖精事典などではあまり見られない方針だと思う。

妖精バイブル (GAIA BOOKS)/テレサ・ムーリー
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2010-09-07 20:24:40

『中期エジプト語基礎文典 増補新版』

テーマ:辞典・事典・図鑑

前世紀、書店で普通の値段で手に入る語学書といえば、英独仏、これに多少スペイン語があるくらいだったように思う。
それ以外の言語は、大学書林の叢書くらいしか扱っておらず、これがまた、高かったのだ。
それもあたりまえの話で、要するに、需要と供給の問題というやつだよな。
いや、高かった。
ともかく高かった!
高校生においそれと手が出るような値段じゃなかった!

ゆえに、この本をあっさりと書店の店頭でみつけた時には、目を疑ってしまったのだ。
この値段って、ゼロが1こ、少ないいんじゃね?
なぜかというと、2200円、だったからだ。

中期エジプト語ですよ。
で、2200円。
なーぜー!
(そそくさとレジカウンターに向かったとらだった。しっぽゆら~ん)。

著者は、非常に正直なお人柄だと想像する。
中期エジプト語については、まだしかとわかっていないこと、今まで日本で上梓された同様の本に比べ、特にすぐれているわけではない、と冒頭に述べている。
いいんでしょうかそんな事を言って。
いや、少なくとも、正直だと思うんだよ、うんうん。

とはいえ、ヒエログリフの読み方から始めて、説明が非常にシステマティックでわかりやすく、本書で本腰を入れれば、かなりのところ、うまく独習ができるのではないかと思う。(大変そうだけどね)。
異国の言葉の響きをこよなく愛する人であるなら、アルファベットで添えられた発音を追うだけで、ぞくぞくするかもしれない。

まあ、そういう性向のある人と、エジプト語を本気でやりたい人にしか勧められないのが残念だが、面白いよ。


中期エジプト語基礎文典 増補新装版/吹田 浩
2009年6月29日初版
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2009-04-07 20:00:25

『ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典』

テーマ:辞典・事典・図鑑
語学辞典の選択は、「じゃ、○○語をやろうかな」と思い立った時に、いつも悩みの種となる。
だいたい、語学をやろうと重うと、辞書は2冊いるのだ。
すなわち、「外国語→日本語」の辞書と、「日本語→外国語」の辞書。
ゆえに、ここで誘惑があるわけなんだよな。

「英和辞典」が2000円。
「和英辞典」が2000円。
「英和・和英辞典」が2000円。
さあ、どうするっ?
金額的には、なんとなーく、1冊にまとまった方がおとくに思える。
場所もとらないしね。

英語以外の言語の場合、学習者数の問題があるから、1冊の金額はさらにはねあがるので、この誘惑は更に強くなるわけだ。

しかし、しかし。
こういった、1巻本は、私は次の条件にあてはまる人にしか、すすめられない。
そのいち! ……やってみようと思っているけど、どのくらい続けるかいまいち自信がない。でも辞書はほしい。
そのに! ……ある程度その言語をやっていて、さあ、旅行その他、日常でその言語を使わなくてはいけない事になった。そういう人の、携帯用。または、デスクトップのサイド用(つまり、2巻本のバックアップが別にある)。

たとえば、この小学館のポケット版。
これだけコンパクトになっているのだから、当然、持ち歩く事が前提になっている、と思われる。
そのため、たとえば中辞典なら大抵あるはずの、文法の解説などが付されていない。
また、例文の数が貧弱だ。
当然、すぐに推察できる事だが、収録されている語数にも、ちと限界がある。

そのかわり、重要な単語は、赤インク記載だ。
発音記号のかわりに、カタカナ表記。
伊和辞典の部に入る前に、簡略ながら、旅行先や仕事の上で役立つ会話や文章の例がまとめてのせられている(しかもその部分は、ページ端が色つき)。
持ち歩いたり、簡単な用に役立てればすむデスク上なら、小さいし軽いし実に便利。

勉強するなら中辞典クラス、
実用にはこちらをお奨めしたい。
但し、実用に役立てる場合も、できれば中辞典のバックアップは、あった方が良いかもね。


ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典
2001年5月1日初版
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
2005-10-30 13:40:01

『怪物の事典』 怪獣も載っています

テーマ:辞典・事典・図鑑
さて、ハロウィーン。
子供が仮装して、宵のあいだに、各戸をまわり、
"Trick or Treat!"(ごちそうしないといたずらするぞ!)
の声をかけ、お菓子をもらうという、あれ。
ヨーロッパ起源と言いながら、世界的にひろめたのは、アメリカ合衆国らしい。
ハロウィーン・パーティーが娯楽になったのも、おそらく合衆国発、だろう。

伝統的に、水に浮かべた林檎(横半分に切ってあったりする)を口でくわえて取る遊びをしたり。
パンプキンパイを食ったり。
そういや、配られるお菓子も、一応、なんでもいいはずなのだが、なぜか必ず、この時大きな顔して登場するのが、コーンシロップで作り、色を塗ったハロウィーン・カラーの、円錐状のキャンディとか、リコリス・キャンディ。
最近はどんどん商業的になってきて、仮装用の衣装も安く売ってるし、ハロウィーン柄の包み紙に包んだお菓子もたくさん売ってるようだ。

で、この仮装なんだが、べつに、魔女とかお化けでなくてもいいんだよな。
実際、海賊とかそんなのがいるかと思えば、
フランケンシュタインとか、ゴジラとか、そんなのもいるんですよ( ‥)/
まあ、お化けっぽいものが理想かもしれないけど(笑)。

ともかく、民話などに出てくるお化けや魔女だけでなく、現代の、映画とか漫画とかゲームに登場するものでもいいってことに最近は、なっているのだ。

しかしながら。
日本の、子供またはおおきなおともだちむけの、怪獣事典なんてものを別にすると、そんなものまで網羅した事典というのは、ほとんどない。
つか、私はこの一冊しか知りません。
ジェフ・ロヴィンによる『怪物の事典』だ。

すごいよ、これは。
古代の神話に登場する、ベヘモスとかミノタウルスみたいな、定番のやつがいるかと思えば、
20世紀に、映画などで有名になったフランケンシュタインの怪物とか。
うん、まあ、ここまでは予測の範囲だろう。
ところが、それに加えて、

ゴジラは当然、ヘドラに、火星人に、カニ怪獣。
カマキラスにギャオスにギララにギロンにクォックス、あるいはクトゥルー!

ホラー映画、怪獣映画、怪奇SF映画、
そういうのに登場するいろーんなものが、載ってるわ載ってるわ、
あれもいるこれもいる、
こんなマイナーなのまで載せていてどうするー!

てか、怪獣が好きな人はぜひとも座右に一冊です( ‥)/

そして、これだけマイナーなもんまで網羅しているわけですから、解説文もなかなかすばらしい。
マニア心を、ウットリ満足させてくれることは(たぶん)請け合い。
仮装のネタとか、ハロウィーン・パーティーの話のネタにつまりそうなら、ちょろっとページを開いてみよう。


ジェフ ロヴィン, Jeff Rovin, 鶴田 文
怪物の事典
いいね!した人  |  コメント(8)  |  リブログ(0)
2005-10-30 13:28:37

『妖怪と精霊の事典』 ハロウィーンは妖怪の日

テーマ:辞典・事典・図鑑
明日は、ハロウィーン。
夕暮れになれば、そろそろ、妖怪が徘徊し始めるはずだ。
もっとも、これは日本の習慣ではないのだけどね。

あ、いや、最近は、ハロウィーンパーティーなんてのが流行ってるって?
ふぅん。そうかー。
だが、考えてみれば、秋祭りの季節でもあり、
日本のお祭りは、本来「宵宮」が本番であり、
その「とき」には、人外のものが歩き回ったりもしたらしい。
ならば、ハロウィーンと全く関係ないわけでもないか?

ま、ともかく。
ハロウィーンとは、「万聖節前夜」のこと。
全ての聖人が集まる日の前夜は、妖怪たち御解禁。
もっと古くは、季節がここから冬になるぜということで、「季節と季節のはざま」であるからこそ、妖怪だの亡霊だのが、地上を歩き回ることができた。
(時間や季節の区切りのとき、その「はざま」には、そういう事が許されます)。

日本では、お盆の時に、地獄の窯の蓋があく、なんていうが、
ヨーロッパでも、その日は「あの世」から亡くなった人が家族のもとへ帰ってくるという信仰があるようだ(土地による)。

であるから、ハロウィーン前日に読むのがふさわしいのは、なんといっても、これだろう。
ローズマリ・E・グィリーによる『妖怪と精霊の事典』。
じゃじゃーん。

じつは、神話とか、神々とか、妖精に関する事典は、今、とてもたくさん翻訳されている。
もとの本も、それだけ多いということだ。
しかし、妖精よりちょっとずれた妖怪とか、あるいは亡霊の種類。
そんなものが載ってる事典は、非情に少ない。
これは、そういう、稀な本なのだ。

幽霊や亡霊。
あるいは妖精というより、亡霊などに縁の深いような「妖怪」。
心霊関係のことごと(人物、団体、品物、現象)。
それらについて、網羅されている。
著者が西洋人である以上、やはり欧米のことが中心ではあるけれども、アジアのものについてもかなり掲載されている。インドとか、アッシリアとか。

掲載されている人物でいうと、たとえば、アーサー・コナン・ドイル。
ドイルが心霊好き、とくに妖精好きであったことはわりと有名だが、ドイルのそういった面について4頁にわたり、詳しく解説されているぞ。

現象の例としては、幽霊が直接たてる音、あるいは電子音を介してたてる音などについての解説などもある。あるいは、チャネリングについても。

さらに、心霊関係の各種団体についても項目がある。

ともあれ、ハロウィーンの時、お化けについて知りたければ、この一冊を!
事典なので、夜読んで怖くなることも、(たぶん)ない。


ローズマリ・エレン グィリー, Rosemary Ellen Guilly, 松田 幸雄
妖怪と精霊の事典
いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
2005-07-16 16:05:16

『昆虫図鑑』 虫取りしますか、それともムシキング?

テーマ:辞典・事典・図鑑
小学生の頃、ちょうどこんな感じの昆虫図鑑を持っていて、そりゃあよく、ひらいてはながめていたものなのだ。
やっぱり、ヒーローは、カブトムシとクワガタ。
当時は、東京都下にある、うちのあたりでも普通にとる事ができたんだよな。
それこそ、庭にだって、来たのだ。
つかまえたやつを、父が、ヒモで枝に結んでくれ、遊んでいたのは良かったが、カブトムシが勢いあまって私自身に、
「どかーん!」(イメージSE)
と、ぶつかった時には……さすがにちょっと、ショックだった。
まだ幼稚園児だったので。

けっこう、痛いんだよ。カブトムシの足にキックされると。

そんなこんなで、カブトムシはちょこっとだけキライになってしまい、その後はまったのは、トンボ類と、蝶類だ。
なんせカラフルだし、そこらへんをたくさんの蝶がひらりひらりと飛んでいるので、鑑別すべき標本にもことかかない。
とくにこのあたりは、揚羽類が多いそうで、たまに、ぎょっとするほどどでかい、カラスアゲハが飛んでたりするのだな。
でかいし黒いし、つかまえやすいかというと、意外とそうでもない。
やっとつかまえれば、得意満面、またしても図鑑だ。
……カラスアゲハってね。鱗粉も黒いでしょう(あたりまえ)。
とびちるのとびちらないのって。
母がいやがりましたね。

ともかく、子供は、虫が大好き。
つかまえると図鑑で見る。
図鑑でみては、
「これいないかな~」
モルフォ蝶を指さしていたりするのは、ご愛敬である。
あれは日本には、断じて、いません。
標本しか。

さて、昆虫図鑑は、やはり、カラーでなくてはな。
蝶などは、とくに、色と形でみわけなくちゃならないから、白黒では意味がないのだ。
モンシロチョウが、いやになるほどたくさんの変種を持っているなんて知ったのも、図鑑のおかげ。
もっとも、それって、昆虫好きな人や、研究者でもなくてはわからないような、ほんとに、微細な微細な違いだったりするので、子供には、ずらーりと並んだモンシロチョウの写真をみても、
「どれも同じじゃん」
どこが違うのかわからなくても、なんかそれだけで面白かったり。

いやー、子供の、図鑑の楽しみかたなんて、そんなものかも。

そして、秋になると、蝶がへるので、こんどはバッタをつかまえるのだ。
ともかく、袋にたくさんつかまえる、その小さなバッタが、ショウリョウバッタというのはこれまた図鑑で知っていたが、ショウリョウバッタが「精霊飛蝗」である事は、大人になるまで知らなかった。
ふつう、図鑑は、漢字で和名を書いてくれないからだ。
なので、
「なんで漢字で書かないのか。意味わからないじゃん!」
という不満は、その当時に芽生えたのであった(笑)。

さて、今は東京近辺でなかなかこういった虫取りをする事は難しくなってきたらしい。
そのかわりに、子供達には、ムシキングなるゲームが大人気。
ムシキングのおかげで、子供は、虫の名前や色や形をおぼえるのだろうか?
なんかちょっと、寂しい気がする。

それと同時に、
「やっぱ子供は、虫が好きなんだ」
と、ほほえましくも思ったりする。

小学校の、夏の自由課題といえば、私の頃は、昆虫の標本なんて定番だったものだが、今はどうなんだろう?
もし、昆虫採集できる環境にあるのなら、親子でチャレンジしてみるのも、良いかもな。
別に、実際に標本箱を作らなくても、虫かごにいれて、生きているうちに写生をして、あとではなしてあげるというのでも、良いんじゃないかい。

もちろん、昆虫図鑑は、必携。



友国 雅章
昆虫
いいね!した人  |  コメント(15)  |  リブログ(0)
2005-07-12 22:16:18

『武芸流派大事典』

テーマ:辞典・事典・図鑑
世の中には、そりゃもう、 「えっ。こんなものまで?」
というような事典が存在するわけで、私の手元には、
『武芸流派大事典』
なんぞという、大部の書物があるのだ。
どれくらいでかいかというと、厚さは広辞苑くらいある。
でもって、大きさは広辞苑よりひとまわり大きい。
な? でかいだろ?

刊行されたのは30年くらい前で、今では絶版とみえる。
もちろん、今でも存続している武道・武術は、日々、会派だの流派だのが分かれたりすたれたりしているので、残念ながら、この事典が出た時より、現代の武術界は、様相を変えていると思うけれども、それでも、非常に興味深い本である事は、間違いないのだ。

ところで、この、流派というやつ。
ほんとに、星の数ほどあるんだよ。
それはなぜか?
それは、武道には「家元」がないからだ。

つまりね、伝統芸能には家元というものがある。
ここで、だんだんとランクをあげていって、肩書きだのなんだの、もらっていくわけですが、その過程でしっかり組織化され、簡単に新たな流派をたてます、なんてことは、できないのだ。

ところが、武術の場合は、そうじゃないんだな。
ある師匠のもとで、研鑽を積む。
その後、師匠のもとをはなれて武者修行に出る。
ここで、とうぜん、自分独自の境地というものをひらき、新たな流派名を名乗る。
これが、ごくごく普通に、行われていたわけだ。

この事典も、もちろん、それぞれの流派について、なりたちが記載されているわけだけれども、そういう系譜を見ていると、上のような事情が、普通の事だっただろうというのがよくわかります。

これは、現代でも同様で、たとえばA流というところで空手(別に他の武術でも良い)をやり、黒帯をとり、指導するようになり、自分の道場をかまえた。
で、思うところあって、A流を抜け、Bという流派名を名乗ることにした。
これをとめるルールは、全くない。
もちろん、円満に別の流派を名乗る事もあれば、ケンカ別れする事もあるわけだけどね。

ちなみに、流派というのはやめて、「○○会」というような組織にしよう、という動きもわりとある。
でも、○○流が○○会になったといっても、べつだん、修行内容も組織も、それほど変わるわけじゃないみたいだが(笑)。

流派というのは、本来、ある人が練り上げたハウツーを伝えるというものだ。
「このようにすれば、よりうまく、刀/鎗/拳(手足)を使って相手を倒したり自分を守ったりできる」
という方法を、合理化して弟子へ教えていくための、手段のひとつと考えられるわけだな。
だから、その内容が変われば、違う流派名とする、というのはそれはそれで当たり前なのかも。

また、武道が「伝統芸能」とは違うのも、そういう部分なのだろうな。
もっとも、より合理的に、というのを追求していく過程で、失われる技とか型なんていうのもあったりするんだけどね。


『武芸流派大事典』 (綿谷雪・山田忠史著 新人物往来社)
いいね!した人  |  コメント(14)  |  リブログ(0)
2005-07-10 11:47:08

『ネーミング辞典』 8カ国語単語帳

テーマ:辞典・事典・図鑑
『ネーミング辞典』という本がある。
人気があるらしく、シリーズで、幾つも出ているらしい。
だいたい8カ国語としてあるが、13カ国語、なんてのもあった。
世界で使われている主要13カ国ということか?
そうなんだろうなあ……。

まあとりあえず……8カ国とはどこかというと。

英語
ドイツ語
フランス語
イタリア語
スペイン語
ラテン語
ギリシア語
ロシア語

以上で、8カ国。
う~ん。
まあたしかに、ある程度おさえてるかなっていう感じのラインナップだ。

実のところ、私はこれを、単語帳として仕入れた。
なぜってこの本の内容というのは、まさしく「単語帳」だからだ!

まず、「生活」とか「スポーツ」とか「自然」とか、分野に分けられている。
その中で、また、細かに項目が立てられている。
そこに、普通日常生活で使いそうな言葉が、並ぶ。

たとえば『天体・地球・自然』という章をひらく。
「風」のところには、一般的な[風]や[そよ風]、[凪]、[つむじ風][疾風][暴風]など、風関連の言葉が並んでいる。
で、それぞれの言葉の下に、ずらりと、それにあたる8カ国語が書いてあるのだ。

  そよ風、微風
英語 ウィンド
wind
ブリーズ
breeze
ドイツ語 ヴィント
Wind
リュフトヒェン
Luftchen
フランス語 ヴァン
cent
ブリズ
brise
イタリア語 ヴェント
vent
ブレッザ
brezza
スペイン語 ビエント
viento
ブリッサ
brisa
ラテン語 ヴェントゥス
ventus
ウェントゥス・レーニス
ventus lenis
ギリシア語 アネモス
ανεμοζ
アウラー
ανρα
ロシア語 ヴィエーチル
ветер
ヴィチローク
Эетерок

ざっとこんなような感じで。
特定の言葉を対照させて見るにはなかなか面白いので、購入して楽しんでるんだけど、実はこの本、正式名称は、

8か国語対照 最新ヒット商品をつくる ネーミング辞典

と、いうのだ。
つまり、商品の名前を考えている人に、
「こんなのどうですか~」
と提案する本なわけだ。

ふぅ~ん。
そうなのか~。
そんな、外国語でつけられた商品名ってたくさんあったっけ?

あんまり普段気にしていないが、たしかに、車の名前なんてみんなカタカナだ。
もとは横文字というわけ。
雑誌の名前もそうだよね。
それも、英語ばかりではない。
たとえば、女性向けの職業情報誌「とらば~ゆ」、これはフランス語で「仕事(労働)」という意味だ。

もちろん、とらば~ゆ、という言葉を聞いたからといって、誰もが
「ああ。フランス語で働くっていう意味か。じゃあそういう事がテーマの雑誌なんだな」
とわかるわけはない!
……雰囲気で選んでるよな、絶対に。

てことは、格別世界で使われてる主要言語でなくてもよさそうなものだが、まあそこはそれ。
いきなり、フィンランド語ですとか、アイマラ語ですとか、出してこられても……という事なのだろう。
たぶん。
(どちらも、言葉の響きは面白いしきれいなのだが)。

すると、商品名を決める時に、
フィーリングが良くて、
一応、商品の実体に即した名前である。
という、日本の商品名の基本的コンセプトがあるのだな、という感じがしてくる(笑)。

もっとも、これはあくまでも基本的な話だろうし、業界によっても違うんだよね。
たとえば、お菓子業界は、わりと日本語の、凝った名前のものが多い。
ひとひねりどころか三ひねりくらいしてあるものもある。
なんでも、かつて、とある製菓会社が、先回りして、お菓子の名前に使えそうなものを、全て商標登録だかなんだか、してしまったという話を聞いた事がある。かなり、アクラツだと思うのだが、これに対抗するため、他の会社は、こぞって、それらに抵触しない、凝った日本語の名前を考え始めたんだとか。

商品名つけるっていうのも大変だね。

ところで、外国語をあたる場合、たとえばトルコ語はおすすめできない。
なぜかというと、日本人だと舌を噛みそうな発音のものが多いから。
カタカナ表記して、きれいに見えて、かつ、発音もしやすい言葉っていうのは、探すのが難しいかもなあ。
だからこそ、こういう本ができるのだろうけどな。


学研語学ソフトウエア開発部
8か国語対照 最新ヒット商品をつくるネーミング辞典
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)
2005-07-07 22:08:19

『きのこ』 きのこは秋だけのものじゃない

テーマ:辞典・事典・図鑑
きのこというと、秋のもの、というイメージが強いかもしれないな。
でも、実のところ、5月くらいからきのこは見る事ができる。
一番きのこが多いのは、明るい雑木林。
でも、原っぱや芝生にも生えるし、下手すりゃ押し入れとか縁の下とか、そんなところに出てくる事もあるらしい。

さんぽしている時に、きのこをみつけると、なんだか宝物をみつけたみたいな気分になる。
きのこっていうのは、形が面白いよな。
笠をかぶるか、傘をさした小人みたいに見えなくもない。
たいてい、並んだり、群れたりしているのも、そう見える原因かも。

色だってさまざまだ。
白に、いろいろな色合いの茶色。赤いやつもある。

図鑑を見ていても、やはりきのこは面白い。
私が愛用するのは(例によって)小学館のフィールド・ガイドだけれど、ともかくいろいろな人が、いろいろなきのこの本を出している。
栽培するきのこに偏ったものもあれば、きのこを食べる・料理する、という視点から書かれたものもある。
純然たる図鑑もたくさん。
なんと、特定の地方のきのこについての図鑑も、いくつかあるようだ。

ところで、きのこは、食べるという点からすると、三つにわけられるんだ。
「食用」「不食」「毒」、この三つ。
毒きのこは、食べると死ぬこともあるので要注意。
問題は「食用」と、「不食」。
不食、というのは、「毒じゃあないけど、食べるのはツライよ」というような意味だ。
で、食べるのはツライ、というところがポイント。
本によって、違うのだ、これが……(笑)。
食用になってるものもあれば、不食になってるというきのこがあるのに、気づく。
……どっちなんだろう?
こればっかりは、自分で食べて試してみるしかないのかも!

チャレンジだな。

でも、はまるとそういう事も面白いらしい。
私も、学生時代、山で、
「これ、おすそわけ」
と、他の人からきのこをもらって食べた事がある。
そりゃもう、いろんなきのこがまざっていて、食用だから大丈夫!
そう太鼓判をおされたのだが、なんかみょ~に、堅くて飲み込むのが大変だったのがあるのな。

なんだろう。
これが噂の不食のきのこか!
そう思って、よくよく見たら、小枝がまざっていました(ぱた)。

きのこをとってきて食べる、これってすごく楽しそうだし、やってみたいけど。
ほんとに、毒きのこかどうかを見分けるのは素人には難しいので、とりあえず、
「あーっ! きのこはっけーん!」
と、カメラを取り出すのが良いのかも。

ふふん。
きのこの楽しみ方だって、いろいろさ。


菅原 光二
きのこ
小学館フィールド・ガイド10
いいね!した人  |  コメント(9)  |  リブログ(0)
2005-07-06 23:05:39

『数え方の辞典』

テーマ:辞典・事典・図鑑
正直に、言う。
この辞典は、衝動買いしたのだ!

なぜって?
←この裏側に、(ていうかカバーが表と裏でひとつづきなんだけどね)、
私がこよなく愛する、
トラと、
オオカミと、
ねこと、
わに。
……が、描かれていたからだ。
なかんずく、トラとオオカミ。
最初のページにもカラーで載っているのだ。
良いねえ。

いや、しかし、数え方の辞典っていうのは、前から欲しいとは思っていたんだな(笑)。
なぜなら、日本語には、そりゃあもう、いやっていうほど、数え方の種類がさまざまなのだ。
もちろん、現代では、
○○個。
○○台。
○○つ。
○○匹。
この4種類くらいで、たいていのものは数えられてしまうし、事実そうなりつつあると思うが、それでは、なんか味気ないじゃないか。

箪笥ならば、ひと棹(さお。
刀剣ならば、ひと口(ふり)。あるいは、ひと腰。
屏風ならば、一双。
どうですか?
なんか、かっこいいと思わないか?

あるいは、なんとな~く使ったり聞いたりしているけど、イマイチどう数えるのか、あいまいなものっていうのもあるな。
「にぎり寿司を○カン」
……1カンって寿司何個?
んでもって、カンってどんな字を書くんだろう?

そういう、かなりシュミ的な興味を、この本は充たしてくれるのだ(笑)。
だから、実用的な辞典というより、気の向いた時に、てきとうなページを開いて、楽しむ、という方が多くなりそうだ。

ただし、実用にならないというのでは、ない。
この辞典、インターネット用語まで対応しているので、
「あれ? ビジネスの文書作らないといけないんだけど、これってこの数え方でいいんだっけ?」
みたいな時には、きっと役立つ。

もちろん、私の場合は、やっぱりシュミ的な用途の方が、多くなってしまうと思うけれどもな。



飯田 朝子, 町田 健
数え方の辞典
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。