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2011-03-18 16:26:20

『シムシティ3000徹底攻略ガイド』 思えばシムシティの電力は

テーマ:ゲーム

都市を建設するシミュレーションゲームといえば、定番のシムシティ。
PCの、一番最初のバージョンが出た頃、はまりにはまっていた年上のお兄ちゃんたち(!)を、いいないいなと見ながら、いつしかいろいろなゲーム機に移植されるようになったし(一番最近ではDSかな?)、同時にPC用のゲームソフトも忘れず新作が出てくれている。
ほんとにはまるんだけど、バージョンが上がるにつれていろいろな要素が取り入れられ、複雑になっていき、シムシティ2000あたりから、やりこむためには攻略本がほしいかもね……になってきたように思う。
それだけリアリティも増しているのだけど、振り返ってみれば、昔のシンプルなやつの方が深くはまったようにも思う。

さて、シムシティ、都市を造るにあたっては、最小限度、住宅地と工業用地と商業用地があって、かつ、電気と水が供給されなくてはいけない。
最初の頃は電力供給源、火力発電所と原子力発電所と水力発電所があって、それぞれ長所短所があるけれど、プレイしてみて一番使いやすかったのは、原子力発電所だったなあ、と思う。
長持ちするし、公害が少なく、火災も起きず、発電量が多い。
発電所は建設コストがかかるけど、コストパフォーマンスのいいのが原子力発電所というわけ。

一度、すごくクリーンな都市を造りたいと思って、全て水力と風力で電気を供給できないかやってみた事があるんだけど(確か2000の時だっただろうか)、いやもうね、大変で大変で。
人口100万まで、やれなかった。
斜面があれば水力発電所が問答無用で建設できてしまうシムシティでも、ほんと大変だった。

そして、もし今回の災害のように大規模な災害がゲームの中で発生したとしたら、「それはありえねーだろ!」という叫びがプレイヤーから上がるのは必至だと思うんだ。
ていうか、上げます。

そう考えると、今の、東電や、東電に協力してくれている国内外の人たちの努力って本当に凄い。
ゲームではなく、リアルに危険だからこその必死のがんばりではあると思うよ。
でも、そこを考えにいれたとしても、あり得ない規模の災害に際しての、あり得ないほどのがんばりじゃないだろうか。

正直、日常生活を送る中での計画停電(1日の生活時間帯の中で順繰りに3時間ほど毎日停電する)は、日常と非日常がないあわされているわけで、完全に日常、または完全に非日常ではないというところが、とてもストレスになるのだけど、福島原発でがんばっている人々の事を考えれば、我々も頑張るしかないのだ。


シムシティ3000徹底攻略ガイド/阿久津 良和
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2011-03-16 22:33:14

『メタルギア ソリッド 2 サンズ オブ リバティ』

テーマ:ゲーム

ミリタリーアクションゲームでは人気のメタルギア、R・ベンソンによるノヴェライズ第2巻は、サンズ・オブ・リバティ。前巻であつかったシャドー・モセス事件を濃厚に引きずったエピソードだ。

本巻の主人公は、雷電。
徹底的に駒として扱われる、悲劇的な履歴の戦士だが、彼には非常にユニークな部分がある。
それは、ある種の操作を受けたために、前半生の記憶がほとんどないということ。
そして、その後VR(ヴァーチャルリアリティ、仮想現実)による訓練を重点的に受けているというところだ。

シリーズ通しての主人公であるスネーク(たち)が、そもそも、とある人物のクローンという設定であり、メタルギアの世界観は、電子情報と遺伝子情報のふたつを陰謀のからくりに用いている。
さて、人間の記憶とは、電子情報でもなければ遺伝子情報でもない。
ならば、このふたつの要素とどのように絡んでいくのだろう。

また、VR訓練を中心に受けたというところ。
仮想現実という訳語もあるように、現実そのもののシミュレーション空間というのが、ひとつのキー。
荘子の、人と蝶の夢のたとえではないけれど、もし、本当に凄く良くできたVRであった場合、はたしてどこが真実の「現実」であるのか、人は区別できるだろうか?

これらの仕掛けが、終盤になって効いてくるため、単に良くできたゲームの、良くできたノヴェライズではなく、小説としても読み応えのあるものになっているんじゃないかと思う。
もっとも、雷電の悲劇性、描きようによってはもっと深く描けたかもなあ。
但しそのあたりは、どこまで描きこむか、好みの問題もあるし、逆に、ある程度さらりと流してあるからこそ、シリーズのファンには、受け取りやすいとも言える。


メタルギア ソリッド2   サンズ オブ リバティ   (角川文庫)/レイモンド・ベンソン
2011年2月25日初版(発売中)
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2011-02-24 22:15:28

『クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー I 』

テーマ:ゲーム

煉獄、前篇……。
煉獄というのは、地獄へ落ちるほどでもないが、天国へすんなり入る事ができない魂が、浄化される場所だといわれている。
浄化の過程には苦痛が伴うが、それによって、罪が浄められるという考え方だ。

さて……。
本作の世界は、地球であるともどこであるともしれぬ廃墟の世界で、生まれ変わりながら「ニルヴァーナ」をめざし、戦い続けるものたちがいる世界だ。
太陽も月も星も見えない。
昼はマゼンタの空か、銀色の雨が降る曇り空。
生まれた時から(といっても、赤ん坊として生まれるのではないが)、ただひたすら、戦う事がかれらの存在意義となっている。

この世界が、ある日何者かの意図によって、ウィルスに汚染される。
このウィルスに感染した者たちは、ある種のモンスターに変身する力を得る。
それは、とてつもなく高い戦闘力を誇るが、そのかわり……同類を食わねば生きていけない。
つまり、銃器や刀剣で戦うよりすぐれた戦闘能力を持つかわり、負かした相手を食らわなければならないのだ。

もしも、君であれば、そういう世界に耐えられるか?

物語は、感情といったものをとりたてて持たなかった者たちが、ウィルス感染とともに、不思議な記憶を徐々に蘇らせたり、感情を得たりしていきながら、その世界の謎に迫るという展開をしていく。
いわば、自分たちがおそろしい世界にいるのだと認識した時から、彼らの煉獄が始まるのだと言って良いだろう。

タイトルから、何年も前にPS2のゲームソフトとしてアトラスから発売されたゲームに思い至る人は沢山いると思うけれど、これはノヴェライズではなく、あくまでも、この世界観を創り上げるにあたってメイカーのひとりに名を連ねた本書の作者が、契約の一部として、小説を書く事を引き受けた、そこから生まれた作品だ。
従って、おおむねゲームのストーリーと同じように展開していくけれど、厳密に一緒というわけではない。
(少なくとも、本巻では)。

この、最初からの救いのなさ、そして救いを求めるために模索しなければならないキャラクターたちの葛藤や苦悩は、まさしく名作『女神転生』を生み出したアトラスらしい世界観だが、そこに、仲間同士、共食いをしなければならないというカルマを課すことにより、更に業の深い世界を創り上げている。
実に魅力的だ。

ゲームも良かったけれど、この小説は面白いぞ!


クォンタムデビルサーガ アバタールチューナーⅠ (ハヤカワ文庫JA)/五代ゆう
2011年2月25日初版
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2010-09-22 19:23:48

『エンドブレイカー公式ルールブック』

テーマ:ゲーム


PBWを主催しているTomy Walker、第3弾のゲームも当然のようにTRPG化しました、というわけなのだが、正直、前の Silver Rain より良くできていると思う。
前作では、PBWとTRPGでキャラの互換性が非情に低かった印象が強かったけれど(TRPGではできる事がPBWではできない、などなど)、今回は、まず、PBWのステイタスシートがそのままキャラクターシートとして使用可能!
これはすごーく便利だ。
とりあえずTRPGからという人も、とりあえずサイトでキャラを作って、自動的に作成されるシートを印刷しちゃえば、手書きする必要がゼロなのだ。なんて楽なんだ~(感涙)。
だってめんどくさいよね、シートに書き込んでくの(いや、それが醍醐味だという人もいるだろうけれど)。

一方、EBはキャラが集うコミュニティ「旅団」用の掲示板に、さいころをふる機能がつけられているのだ!(SRにもつけてもらいたいなあこれ)。
ていうことは、おそらく、公式サイト内にありながら、この「旅団」内で、有志がTRPGで遊ぶ事もできるはず。

この本を買って添付のはがきを出す事でもらえるジョブが1個ある、というのも魅力だと思うが、500円なのも良いよね。
しかし、新書版にするなら、いっそ文庫版にしてくれれば良かったのに。


エンドブレイカー! 公式ルールブック (TOMMY WALKER TRPG)/江川 晃
2010年9月17日初版
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2010-05-20 21:03:50

『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』

テーマ:ゲーム

メタルギア……。ミリタリーもののアクションゲームが好きなら、きっと、一度は手を出した事があるであろうゲームソフトだ。
ゲームファンの間では、その世界観が少しわかりにくいという評価もあったようだが、さもありなん、そのハイテク軍事スリラー的背景は、むしろSFに近いノリがある。
深く、マニアックだ。

本作は、そのノヴェライズである。
タイトルからすると、「ガンズ オブ ザ パトリオット」の……と思えるが、それに先立つシリーズの全てが包括されており、前作8あるいは全作)プレイした事のない人にもちゃんとその世界観がつかめるようになっている。

というより、ゲームという体感的なアクセスから得られるのとは違う切り口で、メタルギアの世界をよりディープに描き切っている。
それは、ゲームでの主役スネークを中心に据えながら、あくまでも、語り手をオタコンことハル・エメリッヒ博士にしているというやりかたに負うところが大きい。
いろいろな役割を果たすための小さなメタルギアが、今回、スネークに同行するが、これを操る彼が、メタルギアを媒介としてスネークの言動をつぶさに見まもり、それを後に語るというやり方をとっているのだ。

しかも、直接スネークの事を語るだけではない。
スネークに深く関わった幾人かの人々についても、語っていく。
そのために、何人もの「スネーク」が存在した意味、メタルギアの背後にあったもの、そしてスネークの系譜はどのように伝わっていくのかまで、ただの傍観者ではなく、それらの人々に深く関わってきた者の目を通して、あたかもジグソーパズルのピースをひとつずつはめていくように、世界の姿を徐々に明らかにしてくれるのだ。
そのプロセスが実にスリリングだ。

素晴らしい。
これは単なるノヴェライズではない。
ゲームの筋を単に文章にしたものではないのだ。
小説というメディアのメリットを全て使い尽くして、可能な限り、メタルギアの世界を追求している。
それでいて、ゲームと乖離した部分が感じられない。
メタルギア以外のなにものでもなく、かつ、これでもかというくらい、面白い小説でもあるのだ。


メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)/伊藤 計劃
2010年3月25日初版
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2010-02-04 20:18:08

『ストーム・ブリング・ワールド』(カルドセプト創伝)

テーマ:ゲーム

嘘は、許されるだろうか。
いかなる時も、嘘をつくことは罪だと思うか?

私は、必ずしもそうは言えないと思う。
何かを守るために、誠意をこめてついた嘘は、いつかほんとうになるかもしれない。
逆に、ほんとうの事であっても、そこに誠意がなければ、それは嘘になってしまうだろう。
嘘か真実かということより、重要なのは、そこに込められた想いなのだと思う。

この物語は、たくさんのものを守るために嘘をつき通した少女が、最後に大いなる真実をつかむ物語だ。
大きな謎を秘めたカルド(魔法を封じたカード)から、彼女のみが真実を引き出す事ができた。
そして、それは嘘をほんとうにし、周囲の人々にも、たくさんの真実を取り戻させるという偉業となった。

さて、本作は「カルドセプト」というゲーム世界を下敷きにした小説という事になっている。
なんらかの魔法をカードという形にし、それを組みあわせたセット(ここでは、ブックと呼ばれる)を駆使して、魔法の使い手が戦うという設定は、それほど珍しくない。
アメリカのMtGに端を発し、日本では「遊戯王」が爆発的な人気となり、このスタイルはむしろ一般的なものとなったと言えるだろう。

とくにMtGの影響はすさまじく、アメリカはもとより、一時は世界を席巻する勢いで、専門紙である Duelist には毎号その世界を下敷きにした小説が掲載され、長編はペーパーバックになって売り出された。
数少ないが日本で訳されたものもあった。
それらが面白くなかったとは言わない。
MtGそのものが大きくふくらんだ世界観を持っていたこともあって、小説にも、なかなか面白いものがあったと記憶している。

しかし、言っちゃなんだが、MtGよりずっとユーザーが少なく、従って内包される世界観も小さいと思われるカルドセプトは、本作で大いに魅力を増したと思うのだ。
この手のスタイルをもつ魔法世界ではありがちな展開である、魔法の根源力となる土地(ここでの呼び名は領土)を奪い合うという、基本、陣取り合戦という展開を、シャープに、スリリングに展開するのは、まさしく冲方方式のアクションだと思う。
また、リェロンはそのクールさもさることながら、いとも無造作にカルドと使うところが小憎らしい。

武器で対決する者なら、まず、構える。
魔法で対決する者なら、印を結ぶなり、呪文を唱えるなり、する。
そういった予備動作は、人間、たいていの物事に対してとってしまうものであり、相手の「それ」をどう読むかが、いわばどんな試合でも、重要なかけひきになるのだ。
ところが、リェロンにはその予備動作が全くない。
実に、小憎らしい。
普通に相手と会話しながら、毛ひとすじほどの力みもなく、同時に魔法を使うような魔法使いが、他にいるだろうか?

戦う相手にそんな事されたら、おそるべき脅威だ……!
ある意味反則ですらあると思うのだが、そう感じさせないほどにうまい演出がなされていて、いいアクションシーンになっている。

物語世界は敢然に冲方ワールドになっているため、ゲームの方のカルドセプトを全く知らなくても問題ない。
これは、面白いよ。


ストーム・ブリング・ワールド1(MF文庫ダ・ヴィンチ)/冲方丁
ストーム・ブリング・ワールド2 (MF文庫ダ・ヴィンチ)/冲方丁
2009年10月25日初版
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2008-09-27 23:43:00

『シルバーレインRPGサプリメント 人狼VS吸血鬼』

テーマ:ゲーム
タイトルに思い切り肩すかしをくらったサプリメント。

このゲーム内では、「人狼」と「吸血鬼」がそれぞれ独自の組織(のようなもの)を持ち、対立しているというオリジナルな設定があるのだが、その全貌は、先行しているサイトでの展開でもいまひとつつかみにくく、全てが明らかにされているわけではないようだ。
であればこそ、このサブタイトルを見れば、それが詳しく書いてあるかと期待するというものなのでは……!(笑)

しかし、実際には『シルバーレインRPG』の後に登場したジョブの紹介(もちろん、サイトでの展開には追いついていない。これは仕方がない)と、TRPGにおける「キャンペーン」の説明に終わっており、
そのサンプルとして使われているのが、「人狼VS吸血鬼」のキャンペーンというわけ。

まあ、もともと、『シルバーレインRPG』の構成が、はじめてTRPGをする人向けの内容になっていたのだから、続くサプリメントでキャンペーンの説明をするのはわかる!
わかるが……(笑)。
やはり、人狼と吸血鬼を含む、「来訪者」と呼ばれる「人外のもの」たちについては、ゲーム独自の設定がある以上、もうちょっと詳しく整理したテキストを希望したい。


シルバーレインRPGサプリメント 人狼VS吸血鬼 (ログインテーブルトークRPGシリーズ)/安道 やすみち&グループSNE
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2008-07-18 20:34:10

『シルバーレインRPG』

テーマ:ゲーム
予約しておいて、発売日に手元に届きながら、全然開いていなかったTRPGのルールブックがここにある!
いやー……生でセッションする相手がいないと、どうもページを繰る気力がね。
(ネットで使う気じゃなかったんか、というつっこみはさておいて……)。

いや、あついし。
 ↑暑いし
 ↑厚いし
夏なんだから/ルールブックなんだから、あたりまえーっ。

さて、これはPBW(play by web)、「シルバーレイン」 をTRPG化したものだ。
PBWとしてどの程度人気があるのかは知らないが、まあ確かに面白いといえば面白い(データ上いろいろと、ナニなものがあるとはいえ)。
や、まあ、あんまりカンペキすぎても面白くないんだけどね、こういうのは(笑)。

さて、本書の売り文句は、なんと「サイコロを使わないでできる!」というものだ。
おー。すごいですな。
TRPGといえば、基本、サイコロが欠かせない世界、というイメージは強いから。
しかし、サイコロを使わないからといってどうなのだ。

内容を見てみると、なるほど、初心者向けにというか、
セッション(集まってゲームを実際にすること)の時に、どういう風に座るとか、飲物は絶対必要だから用意しておけとかは、確かにとうなずきつつも笑わせてもらったのだが……(笑)。
うーん、確かに、システムはかなりシンプルに見える。
見えるのだが……いや、簡単だと断言してもいいのだが。

しかしそれはあくまでも、今までTRPGをやった事があるよ、という人が見れば。
そういう限定だと思う。
全くやった事がなければ、やっぱり、それなりに大変だと思うんだよなあ。

もちろん、先にPBWでシルバーレインをしていれば、用語や世界背景は共通なので、かなり敷居が低くなるけど。
しかしそうなると、それはそれでもうひとつ問題が出る。
このシステム、多少カードゲーム的な要素を取り入れているのだが、そうなると、添付のカードがどうも見た感じ、足りない。
(ちなみに、PBW内、Ghost Town に出没するものに、プラスαされているようだ)。
そして、おそらく、最大の不満は、
「自分のキャラのカードがほしい」
というところになっていきそう。

実は……ゲームサイトの方では、ある種のカードのみ自キャラのカードを実際に注文できるのだけど……。
ただ、これはTRPG用ではないので、いずれ、そういうTRPGに使えるカードも注文できるようになったら、結構需要があるかもなあ?
(ネット上でのセッションのため、ネットでも使えるシステムがあればなおいいんだが)。

まあ、何にせよ、PBWでゲームを楽しんだ人がセッションも。
あわよくば、TRPGのプレイヤーに手を出してもらって、PBWへも。
そういう意図なのだろうし、それならまあ、悪くはない、というところ。
良くも悪くも、そしてどちら方向にも、入門者向けというところが、ちと泣けるけどね。
ま、そこらへんは、追加データに期待しておくか。一応(笑)。


シルバーレインRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)/トミーウォーカー
2008年6月23日初版
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2008-05-04 22:16:44

『シルバーレイン公式ガイドブック』

テーマ:ゲーム
今の世の中、ゲームといえば攻略本であって、それはゲーム機でやるゲームにとどまらず、たとえばの話、ルービックキューブのような玩具にいたるまで、複数の攻略ガイドが出ているのだから恐れ入る。

ある程度以上年齢の高いゲーマーになると、
「攻略本を見ながらやって何が面白いんだ」
と言う人もいるが、
昨今のRPGなどは、あまりにも長大であったり、舞台となる世界が広かったり、アイテムの調整が複雑であったりなどして、確かに、そういったデータを網羅したものがほしくなるというのはよくわかる。
やり込みたい、でもそのための時間がいささか足りないなどという場合も、攻略本は便利な事だろう。

しかし、これがネットゲームだとどうだろう?
ネット上で行われるRPG形式のゲームは、どのようなシステムを使っているかにかかわらず、ユーザーを引きつけるために、ある程度の期間をおきながら、データを追加していくのが普通だ。
遊べる舞台が増えたり、キャラクターの種類が増えたりなどなど。
つまり、一度ガイドブックや攻略ガイドが出ても、まあそうだな……半年か1年たつうちに、確実、それは時代遅れになってしまうのだ。

であるにも関わらず、ネットゲームのガイドも後をたたない。

さて、たまたま、今自分が参加しているゲームのガイドブックが出たため、そのあたりの興味をもって、開いてみる事にした。
TRPGプレイヤーにはその名も高い、グループSNEが制作しているので、ゲームの基本的なところを説明する部分に過不足はなく、確かに、非常にわかりやすい。

実のところ、この「シルバーレイン」 というゲーム、一応のオンラインヘルプが用意されてはいるものの、どうにもその内容が不足だ。
ある程度ゲームに詳しい人であっても、初めて提供元トミー・ウォーカー のゲームに来た場合は、多少の差はあれ、試行錯誤しなくてはならないだろう。
ましてや、この手のゲームは経験がありません、という人だと、文字通り、右往左往してしまう事はほぼ確実だ。

今までは、そのために「初心者フォローしますよ」と名乗りをあげる古参プレイヤーのボランティアがいたり、
あるいは誘った初心者を誘った人がフォローしていったりしていたわけだが……。
そういうガイドをつとめてきたプレイヤーがいるにせよ、いないにせよ、本書は初めてこういうゲームをする人にとって、大きな助けになるはずだ。
今までプレイしてきた人にとっても、ゲームサイト上では「図書館」に整備されているオンラインヘルプを見るより、こちらを参照した方が、より詳しく書いてある部分もあるので、便利かもしれない。
少なくとも、いちいち「図書館」にアクセスする手間は省ける(笑)。

但し、あくまでも基本的な情報をおさえているに過ぎないこと、
そして、一部のデータはどんどん追加されていくということは、了解しておいた方が良い。
(その上で、1000近い金額を本書に対して投じるかどうかは決めること(笑)。
実際、本書の中で紹介されているキャラクターの「ジョブ」は、ナイトメア適合者まで。
そのすぐ後に追加されたクルースニク以降のデータは載せられていないのだ。


シルバーレインガイドブック/株式会社 トミーウォーカー
2008年5月9日初版 (発売中)
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2008-03-03 20:40:13

『金子一馬画集 III 』

テーマ:ゲーム
最初からはっきりと言ってしまうが、
「マニア向けのアイテムです」
それ以外、言いようがない。

金子一馬という名前でピンとくる人には説明の要はないが、
ファミコンの時代から連綿と続く息の長いシリーズ、女神転生の画集なのだ。
枝シリーズが幾つも出た中、
ファミコンからスーファミになった頃、「真」を冠して、『真・女神転生』が II まで出され、
その後長いブランクを経て、PS2の時代になってようやく『真・女神転生 III NOCTURN 』が登場した。
(ちなみに、PSではもっぱら、姉妹シリーズ的な『ペルソナ』が展開され、セガサターンで『デビルサマナー』が開始されたのだが、ゲーム機の開発競争に翻弄され、必ずしもゲーム機ごとに1シリーズとはいかなくなってしまったようだ)。

いずれにせよ、基本的に、主人公は世界各地の神話や伝説に残る神々や悪魔、精霊などと関わりを持ち、それらを倒したり、仲間にしたりしながら、自分の運命を打破しようとあがく、巻き込まれ型のストーリー。
それぞれのキャラが抱える、(しばしば)絶望的な運命というのも魅力のひとつながら、
女神転生の一番の特徴は、なんつっても、様々な神話の「もの」が登場するという事だ。
さらに、それらを描く金子一馬の絵というのが、シリーズを支えてきた事は否めない。

その造形は、なんとも独特なものだ。

神話や妖精譚に登場するものたちを想像する時、彼らがまとっていると思うような、古代風のファッション……たとえば、天然繊維や革、金属でできた衣装を、金子一馬の描くものたちは身につけていない。
彼らがまとうのは、プラスチックやビニール、化学繊維を連想させるのだ。
それゆえ、女神転生を遊んだ事のない人には、非常な違和感があるんじゃないかと思う。

しかし、ゲームの舞台となる世界は、特に本筋につらなる、女神転生~真・女神転生の場合、なんらかの原因で破滅した近未来の東京である事を思うと、そういったいかにも人工的な素材は、いっそ天然素材より、ふさわしいものなのかも。

ものによって、いささかシュールな造形だったりもする金子一馬の「魔」。
個人的に、好きな特徴がもうひとつ。
それは、しっぽが魅力的な事だ!
馬のしっぽ、犬のしっぽ、爬虫類のしっぽ、みな、それぞれ独特の曲線が美しいのだが、とくにネコ科のしっぽがたまらん。
もっちりふかふか、長くてしなやか。
実に理想的。
しっぽはこうでなくちゃな~。
今回の画集も、実にいいしっぽがそろっていたぞ。


金子一馬画集 III/金子一馬
2008年2月29日初版
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