2004-11-13 16:36:14

『竜騎争乱』 王と女王と小姓と侍女

テーマ:海外SF・ファンタジイ
『時の車輪』第8部、『竜騎争乱』。昨日も書いたが、『時の車輪』はどんどん読めてしまうのだ。

まあそれはともかく、2巻の冒頭近くで、元女王が、身分を隠して旅している途中、やむなく、とある貴婦人の侍女になるよう勧められるというシーンがあった(笑)。自らのプライドを傷つけながらも、それを受け入れる元女王陛下なのだが!

このシーンを見て、思い出した作品がふたつある。両方とも、同じハヤカワFTから出ているものなんだけれども、ひとつは、『リフトウォー・サーガ』。最初の方で、貴族の師弟はすべからく宮廷にあがり(王宮に限らない)、小姓または侍女として勤めながらいろいろな事を学ぶのが普通、という生活が描かれている。これは異世界ファンタジイだけれども、中世ヨーロッパの社会がモデルになっているようなので、中世ヨーロッパならさもありなん、と思ったのだ。

日本でも、平安時代の貴族の生活は、かなーりそれに近いところがあったんじゃないかと。(違うところも多いだろうが)。

で、もうひとつは、『騒乱の国ヴォナール』三部作。こちらはフランス革命時代がモデルというか、フランス革命を模した社会を舞台としたファンタジイだけれども、最初のところで、地方の貴族の娘がお供の小間使い(領地の百姓娘)を連れて、宮廷にあがり、侍女となる。すると、かの小間使いが、「お嬢様は、あたしがお嬢様に対してするのと同じ事を、宮廷でなさってるんですね?」と素朴なツッコミをして、お嬢様が猛然と否定するというシーンが、ちょっと印象的だったのだ。

日本では、召使いとか女中さんというと、なんとなしに「下の身分の人」とか、「その言葉を使うのは差別的」っていう意識があるのだけれども
 ↑本来、女中さんというのはむしろ尊敬語だそうだ。差別語だとか言われだしたのは、昭和に入ってから。

実は、召使いとか小間使いは、名門子女がつくにふさわしい仕事、という見方も、ヨーロッパにはあったようだ。実際、近年までも、貴族の執事などは、当主の親族がなったりしていた事もあるらしー。

『竜騎争乱』〈時の車輪シリーズ〉(ロバート・ジョーダン作 ハヤカワ文庫FT)
『リフトウォー・サーガ』(レイモンド・E・フィースト作 ハヤカワ文庫FT)
『騒乱の国ヴォナール』(ポーラ・ヴォルスキー作 ハヤカワ文庫FT)
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2004-11-13 13:14:55

『だれも猫には気づかない』 猫好きが書く物語

テーマ:海外SF・ファンタジイ
あなたは犬派ですか? 猫派ですか?
とか。
あなたは犬型ですか? 猫型ですか?
という、答えに窮するような質問が、時々、ある。
どうしても二者択一なのか?
両方良いとか、両方だめというのはないのだろうか?
私はどっちも好きだけれども、猫は飼ったことがない。残念。

まあだからだろうけれども、世の中にはいろいろと、動物が主人公の文学書や小説があって、そういうのを読むのが楽しい。但し、どちらかというと、主人公の役を担うのは、猫の方が多いようにも思う。まっさきに頭に浮かぶと言えば、日本人なら、夏目漱石の『吾輩は猫である』だろうけれど、人によっては、他のものが先に出るかな。三毛猫探偵とか。そういや、ミステリイで、猫が主役のものってわりとあるかもな。
ミステリチャンネル(CS)のイメージキャラクターも黒猫だしね。
(あのアイキャッチャーはデザインが良い!)

でも、ミステリイだけでなく、ファンタジイにも猫が主役のものはいろいろあるのだ。
たとえば、マキャフリイの『だれも猫には気づかない』。「薄闇色のニフィ」という猫が主人公。あー、いいよね。薄闇色! 漆黒ではないわけだ。薄闇色。
で、読んでいて、うおーいいなあ、と思うのは、飼い主が、「私がニフィを選んだのではなく、ニフィが私を選んだ」と言うところ。

これはね。動物を飼った事がないと、絶対出てこない台詞ではなかろうか。ペットって飼い主が自分で選んで飼うというのが常識かもしれんけど、つきあってみると、やっぱり、飼われている犬なり猫なりの方が、「飼い主(ていうか、相手? パートナー?)を選ぶ」って感じるんだよ。

そして、ニフィの動作のひとつひとつが、
「ああ。マキャフリィってほんとに猫が好きなんだ」
そう思わせる描写になっている。

マキャフリィというと、何と言っても人気なのは、(一種の)ドラゴンと共に生活する人々が登場する、『パーン』シリーズで、あちらもドラゴンと人の交流が緻密に描かれてるんだけれども、あのドラゴンはなんといっても、人間と心で話せるという点で、ある意味描写しやすいだろうと思う。

でも、ニフィはそんな風にはしゃべらないのだ!
しゃべらないからこそ、描写される動作のひとつひとつに味があると言える。でもって、こればかりは、ほんっとーに猫好きでないと、書けないと思うんだよね。

だから、読んでいると、
「ううっ。ニフィいいなあ~」
猫好きはそれだけで完結してしまいそうな感じ。

いや、物語もね。勿論、面白いです( ‥)/

『だれも猫には気づかない』(アン・マキャフリイ作 東京創元社)※今は文庫があるはず
『パーンの竜騎士』〈パーン・シリーズ〉(アン・マキャフリイ作 ハヤカワ文庫SF)
『吾輩は猫である』(夏目漱石作)



著者: アン マキャフリー, Anne McCaffrey, 赤尾 秀子
タイトル: だれも猫には気づかない (ハードカヴァー)
タイトル: だれも猫には気づかない (文庫)
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2004-11-13 11:34:36

タニス・リーとファーマーと三相の女神

テーマ:海外SF・ファンタジイ
古代の、インドあたりからずずっと西へ行って、エジプトとか、ヨーロッパまで。ここらへんの「なんとなくアーリアン」な地域では、
 一にたおやかな乙女の顔
 二に飽満で多産な母親
 三に賢く神秘に通じた老女
という、三つの相(姿、機能)を持つ女神がいろんな名前で崇拝されていたわけで。

当然、そういう女神が崇拝される異世界を舞台とするファンタジイなんてものも、欧米にはわりかしあるわけだ。いや、もう、ほんとにたくさんあって、比較的最近日本に紹介されてるものだと、マーセデス・ラッキーの『ヴァルデマール年代記』にも出てくるわけなんだが、もう、この女神の存在がばっちりテーマです! となってるものとして真っ先に頭に浮かんでくるのは、タニス・リーの『月と太陽の魔道師』。

タニス・リー作品というと、かつてのC・L・ムーアを思わせる、独特の耽美怪奇趣味に溢れたファンタジイというイメージがあるんだけれども、これもまた、小品ながら(文庫として1冊になってるけど、薄い)、三相の女神に象徴される、女の美しさと不気味さ、謎めいたところ、というのが怪美に語られている。ただ、その中にあるのは、「そういう謎めいて神秘的な状態に囚われている女性が、ヒーローの手によって、人間性を回復したい」というか、神の力にがんじがらめにされた彫像が、男の愛情によって一個の人間になるというピュグマリオン的テーマというか、そんな感じで語られてるわけだ。

ところで、三相の女神がどどんと出現するSF作品というのがある。フィリップ・ホセ・ファーマーの『太陽神降臨』が、それ。こちらも、社会を支配する三相の女神が、リアルに語られているんだけれども、これは純粋に、三相の女神と切っても切れない、「犠牲にされる王」を通して見ているので、もっと不気味さというか、怖さが強調されている。男の目から見た三相の女神はこうだ! と、少し歯を食いしばって描写している感じ。

この、三相の女神にあたるものは、日本の神話にはないようなので、日本人がこれを理解するのは、ちょーっと難があるかもしれない。

基本的に、「女とは、命を生み出す神秘的な存在である。生み出すからにはその正反対の死も、司っている(のかもしれない)」という事と、「命を生み出すという魔法を行う手段は、セックスである(単なる性行為だけでなく、それに関わる周辺的な事も場合によっては、含まれる)」という事と、「男はその魔法を行うための補助手段! とりかえがきく(犠牲としてはうってつけ?)」という事を、憶えておけば、だいたい間違いなかろう。

ちなみに、儀式的殺人(生贄)も、命(豊作、繁栄)を保証するための一種の性行為(この場合、流される血は、経血または精液を象徴するらしい)であるわけで。神話に出てくるところだと、メジャーなあたりでは、アポロンの円盤に殺されちゃったアドニスとかも、この系統のもののようだ。

まあともかく。男は、命を保証するために女に尽くし、場合によってはむさぼり食われてしまう、ある意味で、弱い立場なのだ。でもって、女は、命(世界)を維持していくという、重荷を背負わされているわけだな。

そういう枠組みの中で語られているのが、『月と太陽の魔道師』と『太陽神降臨』なわけで、但し視点はそれぞれ互いに逆方向を向いていると思われる。読み比べると面白いよ。

『月と太陽の魔道師』(タニス・リー作 ハヤカワ文庫FT)
『太陽神降臨』(フィリップ・ホセ・ファーマー作 ハヤカワ文庫SF)
『ヴァルデマール年代記』(マーセデス・ラッキー作 創元推理文庫FT/教養文庫)
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2004-11-12 20:21:05

『ロンドンの怪奇伝説』

テーマ:人文・社会・ノンフィクション
ロンドンで、ホラーなキャラクターっていえば、な~んだ?
はーい。
「切り裂きジャック」でーす!

だよね?
そうだよね?
ちがったかなー?

全然違いません。

でも、実はこんなのもあるんだよ、という事で、この本で扱われてるのは、まず、バネ足ジャック。スウィーニートッド。地獄の火クラブ。この3つなのでした。

まあスウィーニートッドは、ミュージカルで上演されたりしているそうで(いや、私は見た事ないので、純粋に伝聞)、知ってる人もいそうだけど、他の2つはどうよ?
(スウィーニートッドは、客の喉を切り裂いて金品を奪い、隣のパイ屋で死体をパイに焼かせてたっていう殺人床屋です)。

バネ足ジャックは、「なんか聞いた事あるかもな?」な感じでしたね。でも、どんなのかと言われると「う~ん?」。
「地獄の火クラブ」に至っては「なにそれ?」。

そうなんだよ。
「なにそれ」なんだよ。
知らないんですよ~(笑)。

でも、読んでいくと、いわゆる「都市伝説」ってやつの発生と伝播、変化の様子が、よくわかるんですね。そういう意味では非常にすばらしい! 現代の日本にも通じる、凄い、都市伝説研究の本だと思う。

切り裂きジャック以外にもロンドンにはこんな恐怖があったんだっていうのと、都市伝説のなりたちに興味があるなら、絶対お勧めだと思う。

ちなみに、書いているのは仁賀克雄という人で、この人は知る人ぞ知る、日本で一番のリパロロジスト、つまり、切り裂きジャック研究家。でもって、ホラー小説もたくさん訳してる。だからこそのマニアックな選択なんでしょうなあ。

ロンドンの怪奇伝説 』 (仁賀克雄著 メディアファクトリー刊)

海外からのスパミングが多発しているため、遺憾ながら本記事に限り、TBの受付を停止しています。お手数ですが、TBご希望の方は、左枠のボタンから「メッセージを送って」お申し入れ下さい。TB受け容れまで一定期間、TB受付可能なようにします。(2006/08/31)
 
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2004-11-12 19:37:32

『歴史』 ヘロドトスの、あれ

テーマ:古典・文学
『歴史』? 別に学校の授業とかじゃなくて、ヘロドトスの書いた、あれです。そうだよ。あれだよ。名前くらいは知ってるっていう人が多そうなんだが、不思議と「ああ読んだ読んだ、あれって、あれなんだよね!」とか言う人にお目にかかった事がないのであった。

結構面白いんだよ。

日本の、専門書(入門書含む)としての歴史書とは、全然違います。

ギリシアが、ペルシアと、すったーもんだーしている時代の事を書いたものなんだけど、どちらかというと、
「ペルシアのえらーい大王が、ギリシア征伐を決定しました!(また~?)」
「これこれの民族が動員される事になりました」こんなのもあんなのも。風俗描写コミ。
「こういうルートで行くんだよ。立ち寄った土地はこんな感じ!」
ペルシアの歴史かい。……違うんだけど(汗)。
「そのころギリシアでは!」(ギリシア人はいっつもポリス間で仲が悪い~)
「んでもってアテナイはこれこれでスパルタはこうこうでどこそこはこう!」

ヘロドトスの、各地の風俗や政治状況に関するうんちくが、たら~りたら~りとたらされ(でも注釈によると、間違ってるとこもいろいろ?)、どちらかというと、歴史を学ぶとうより、当時のギリシアや周辺地域の風俗や、社会情勢を、
「いいかい。じいちゃんの若い頃はね、戦争があってね、こんなに大変だったんだよ」
と孫になって聞いてるような感じがするのでした。

本当だってば(笑)。

ちなみに、ヨーロッパでは超有名な、「テルモピレーの戦い」(テルモピレーという、温泉地の山の中で、ペルシアの大軍勢を向こうにまわして、スパルタの勇敢な王レオニダスがわずかな手勢で勇敢っっっっに戦った!!! という歴史上の人気あるエピソード。日本人にとっての桶狭間とかひよどりごえみたいなもん)も中に含まれているんだけれども、文学作品とかではないので、盛り上がりに欠けるのだった。

たま~に再読したくなるギリシア古典。

歴史』(ヘロドトス著 岩波文庫上中下巻)


著者: ヘロドトス, 松平 千秋
タイトル: 歴史 上 岩波文庫 青 405-1
タイトル: 歴史 中 (2)
タイトル: 歴史 下  岩波文庫 青 405-3

※本記事に対する海外からのスパムTBが増大しているため、やむなく本記事に限り、TBの受付を停止しています。あしからずご了承下さい。(2006/07/08)
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2004-11-12 17:20:24

『フロントミッション4』

テーマ:ゲーム
ゲームでマニアックに燃えるやつっていうといろいろあるのだが、ロボットものなら何を選ぶ? 「スパロボ大戦」ははずせないし、ガンダムシリーズが絶対にいいという人もいるだろうけど、オリジナルでという限定をするなら、やっぱり、『フロントミッション』!

これに限るよな?( ‥)/

さて最近、スクエニがノベルスのシリーズを出していて、そのラインナップにいきなり出てきたのが、これ。『フロントミッション4』。1~3はないです。いきなり、4です。(主人公がイカすヒロインだからか?<違)

ノベライズしてるのは、秋津透で、この人は、知る人ぞ知る、角川ノベルスで『ブラスルーン・シリーズ』っていう、異世界スパロボファンタジイを書いてるんだよね。(または、ルビがむちゃくちゃ多いファンタジイ作家という特徴で憶えている人も、いるかも?)

秋津透作品によくある、淡々と、クールな目で自分の置かれた状況を見るというタイプの主人公が、「フロントミッション」の世界にはどうやらぴったりだった模様。ゲームをやった人はもちろん、
「ああっ。あのシーンの裏にこれが!」とか
「そうかあ、実はここでこうなっていたのかあっ」
と思える部分がいろいろと出てくるのだけれども、ゲームをやってなくても、ロボットと国際的な陰謀が出てくるライトノベルとして、一気に読めてしまうエンタテイメント。

でも、スクエニさん、できればもちょっと、単価下げて下さい(笑)。

『フロントミッション4』(秋津透作 スクウェア刊)


著者: 秋津 透, PS2ソフト「フロントミッション4」
タイトル: フロントミッション4〈2〉エルザ(2)
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2004-11-12 17:02:10

『恐竜大図鑑』

テーマ:辞典・事典・図鑑
恐竜が好き。子供の頃から、恐竜が好き!
ティラノサウルスだとかアロサウルスだとかステゴザウルスとかイクチオサウルスだとかトリケラトプスとかプテラノドンが、もう、大好き!
で、恐竜の本なども、見るとつい買ってしまったりする事が多いのだけれども、いい恐竜図鑑というのは、あまりない。
あっても、子供向けのものだったりとかね。

でもやはり、探すべきところはあるもので、時々、恐竜の発掘などの記事を載せるナショナルジオグラフィックの本の中にありました、『恐竜図鑑』。
これが、実にすぐれものなのだ!
何かって、かなーり最新の情報に基づいているとかそういうのは当たり前として、人間と恐竜の大きさが対比図であらわされているのです。
わかりやすいぞー。
やっぱり、「人間が前に立つとだいたいこのくらい」っていう図があると、
「高さは何メートルあります」
「体長は(全長は)何メートルです」
って書いてあるだけより、一目でわかります。それに、普通は、体長しか書いてなくて、これって、体高とは別ものなんだよね。特に、最近の研究では、むかーしみたく、ゴジラみたいに後足で直立してるんじゃなくて、頭とシッポがほとんど水平って感じになってるでしょう。体長12メートルだとして、頭の高さが地上12メートルのところにあるとは言えないわけです、決して。

全ページ、カラーというのもいい。
恐竜なんで、化石以外は写真がないから、想像図はもちろんイラストですが、これもきれいでなかなかリアルだし。
どの恐竜がどこで化石が発見されてるとか、そういう情報も勿論網羅されているので、見やすい使いやすい。

恐竜好きには絶対お勧めだね( ‥)/

『恐竜大図鑑』(ポール・バレット著、ラウル・マーチン画、ケビン・パディアン監修、日経ナショナル ジオグラフィック社刊)

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2004-11-12 13:55:33

『時の車輪』…気になるあの子と、親友

テーマ:海外SF・ファンタジイ
なが~いなが~いファンタジイというと、何。
いや、国内ものだと、「アレ」なものもあるので、海外限定にしよう。
いろいろありますが……。
国内で翻訳が手に入るのだと、やっぱり『時の車輪』なんてものが、一応、リストの頭の方に出てくるんではないかと。
ヒットしてるっていうだけあって、読み口は軽いけど、それなりに
背景設定がしっかりしていて、ほとんど、齟齬も見られない。
(国内で長編ファンタジイを書いている某作家には、是非みならってほしい)。
でも、ヒット作には、絶対、「キャラクターの成長」という要素が必須なわけで。
ここでも当然、それは出てくるわけだ。
なんといっても、主人公達が若いというのもある!
いろいろ特徴のある男女がたくさん出てくるのだが、やはり中心は、アル=ソア、ペリン、マット、3人の若者だろう。

若者はバカモノだ、とは良く言ったものである……(笑)。

読者がこの3人を比べていて一番楽しいのは、多分、3人の誰もが、
「女の扱いは、あいつの方がうまい」と思っている事。
アル=ソアいわく、「こんな時、マットだったら」
マットいわく、「こういう時、アル=ソアならうまくやるんだろう」
ペリンいわく、「俺はアル=ソアやマットみたいに女の扱いがうまくないから」
うわはは。
親友同士でも、こと、女の子の扱いとなると、なかなか、腹を割って話したりはできないもの。

自分が10代の頃を振り返ると、なんか納得してしまうこのシチュエーション!
「あるある、あるよねー」
そう言いたくなるわけです。
こういうのを、ストーリーの中に持ち込んでいるのはちょっと鼻につく事もあるが、うまいよなあ。

ちなみに、女の子側も、それぞれ、いろいろとお互いの間でロマンスに関する思惑があるように見えるのだが……。
こちらの方は、機微がよくわかりませぬ(^^;

『時の車輪』シリーズ(ロバート・ジョーダン作・ハヤカワ文庫FT)
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