『創竜伝』 あるいは理想の兄弟関係というもの~あいつバトン
テーマ:日本SF・ファンタジイ
大学時代、教養課程で履修した社会学によれば、「家族」とは、最小の社会の単位であるそうだ。それゆえ、構成単位相互の関係は、良くも悪くも濃密である。
濃密であるからこそ、いやなところが鼻につき始めると、たとえようもなくいやになってしまうのであり、現実の家族関係は、「子供が成長するほど」、年上の家族との間柄に、歪みやヒビが入りやすくなるものだと思う。
また、家族(というか、親子兄弟の関係)は、自ら望んで相手を選んだものではないため、血縁関係があろうとも、
「どうもしっくりいかない」
などという事もあるだろう。
とはいえ、良い面での濃密さは、非常に心地よいものであり、したがって、人はある意味、常に理想の家族関係を追い求めていると言っても良い。
いや、まあ、現実に難しいから余計に、「良い面だけ」味わえそうな、架空の家族関係というのが好まれるのだろう。
そういう点で、私が、ちょっと理想だと思うのは、『創竜伝』の家族関係だ。
つっても、これ、兄弟だけだけどね。
両親が既にいない。
若い長男に家長の責任がかかる。
これは、現実的に、客観的に見ると、決して理想とは言えないが、四兄弟の関係というのは、実にバランスが良く、かつ、ほほえましく、読んでいて心地よいものなのだ。
四人のキャラクターは、みごとなまでに、それぞれ違うのだが、長幼の力関係にストレスを(さほど)感じることなく、互いを尊重し合った兄弟として機能している。
基本的に一話完結式ではない長編として、長年続いているため、最近の巻では、いささか物語が冗長であったり、脇道にそれすぎていたりして、読者として、ちょっとついていけない感じがしなくもないが、1巻だけは、絶対に面白い。
名作である。
四兄弟の人間関係が読者に「心地よさ」を提供しつつ、
アクションとしても派手であり、
かつ、「善悪」の構図がシンプルでわかりやすく、
しかも、主人公である四兄弟が、いわゆる「正義」を鼻にかけないため、昔の勧善懲悪劇のような、ストレートすぎて(現代の)読者が鼻白む、という事もないからだ。
いやー、こういう兄弟関係が実現できたらなあ(笑)。
しかし、現実には、家族関係は(夫婦や養子縁組を除き)自分で選択できるものではないため、なかなか難しい。
しかし、心やすくなった相手、しかもネットというワンクッション置いた世界では、こういう疑似的兄弟関係を結びやすい。
古くはパソ通でもしばしばあった事だし、
インターネットになってからでも、ある程度密度の濃いコミュニケーションが生まれる場所では、そういった関係が芽生える事がしばしばあるようで、私の場合、まず、インターネット上のゲームで。
次に、ブログで。
そういう関係を結んだ相手がいる。
前者は、ある学園ゲームで知り合った相手で、偶然にも同じアメブロにブログを開設している「りゅうり(流離) 」氏。あちらが兄貴、私が弟である。
面白いことに、こういう関係は、現実の年齢性別学歴経歴とは全く違う、
コミュニケーションの上でにじみでてくる人格(キャラクター)
の相互関係のみによって生じるものなので、たとえば、ネットで出会う前に現実(オフライン)で出会っていたなら、まずこういう関係は結ばれなかったであろう。
なのに……、というところがネットの面白いところでもあるわけだな。
さて、この兄貴から、
「バトンをまわそうと思ったが」
と指名されかけた記事 があるのだが、これがなかなか、面白そうだ。
『あいつバトン』という名前で、なんと、バトンを回してきた相手についてとことん語るというものなのだ!
つまり……言いたい放題OK?(笑)
ある意味、まわすのに度胸がいるバトンだよなあ。
逆に言えば、信頼関係のある相手にしか、まわせません( ‥)/
では……。
1 あいつの名前を教えてください。
本名はもちろん、オフレコである(知ってるけど)。
知り合った時は、ゲームのキャラクターの名前だった。
しかしここはアメブロなので。
アメブロでのHNは、りゅうり(流離)。
しかーし!
その名前で呼んだ事は(ほとんど)ない。
兄貴だし。
2 ぶっちゃけあいつとどういう関係?
ネット(ゲーム)上での兄弟。
たまたま、キャラの誕生日が1日だけ、あちらのが早かったんだよな~。それで強引に、ゲーム内のチャットで「こっちの方が兄貴!」と主張されたのだが、もしかすると、それ以外にもいろいろと、そうなる要因が、あったのかもしれない(笑)。いや、たぶん、あったのだろう。でも、そういうことは、暴かぬのが花というものだろう。
3 あいつを色でたとえると?
水色。アクアブルー。#00FFFF。RGBなら[r000g255B255]という色。
しかし、この色名はくせ者だ。水色というのは、空の色と同様、可視光線の一部が散乱して生じる、仮想の色だからだ。すなわち、状況によっては、色合いがかわるものなのだ。私にとっては、「この色」なのだが、別の状況では、おそらく、違うトーンに見えるだろう。それがわかっていて、なおかつ、「この色」であるところが良いのだよ。
4 あいつを四文字熟語で例えると?
春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)。
辞書をひもとけば、「春の風がおだやかに吹く様子」であり、転じて「態度や性格がのんびりとしておだやかなようす」という意味だ。しかーし。そういう外見状況にのみだまされていると、うっかり花冷えで風邪をひいたり、春一番の強風で吹き飛ばされたり……。いや、駘蕩ならそういうこともないか? たぶん(笑)。とはいえ、単にのんびりしているように思えても、実はなにかただならぬものがあるのかもしれない。そういう一抹のスリルは、ひそんでいるのだ。
5 あいつの良いところ、ひとつ教えて。
え。ひとつで良いのか(笑)?
それはやはり、まず第一に、滅多な事では怒らないというところ。それも、単に「耐えている」というのではなく、「気持ちに余裕がある」という方向で、という点が大事。しかし、別にヌルい人間(なのか?)というわけではなく、親身になるところはきっちりと、親身に尽くせるというバックボーンがある。
これがあるから、「兄貴」と呼べるのだ。
6 あいつの嫌な所ひとつ教えて。
ない。
7 あいつに唄わせたい歌は?
子守唄。但し私がいないところで!(なぜ)
8 あいつと遊びに行くならどこ?
目黒の寄生虫館。きっと「いやだ」とは言わないと信じている(笑)。
9 あいつと一日入れ替われたら、何をする?
逆転した兄弟関係を楽しむ。たぶん。
10 この場を借りて、あいつに言ってやりたいことがあれば。
一緒に道場に行こう!(謎)
11 あなたについて答えさせたい、次の回答者を最大5人まで。
では、ネットの(疑似)兄弟関係でつなぐということで、ペトロニウスさんとつなさん。
もちろん、全く強制ではないので、気が向いたらでOK。
そして、お二人以外の人でも、もちろん、OK(笑)。
田中 芳樹
創竜伝〈1〉超能力四兄弟








1 ■無題
あははw なつかしいな~7巻くらいまでは読んでましたよ、たしか!
始続終余ですなw続兄さんが好きですた…
この作者さんのは途中までは本当におもしろいんですよねー(ぇ
アルスラーンとか大好きだった…甘酸っぱいなー…
ネット上の兄弟かぁ…なんだかアツくて羨ましいッス。
#00FFFF、奇麗な色ですよねーw