わたしの見た(モノ)

興味のあることなら何でも語らせさて戴きます

(映画、音楽、本、宝塚を中心に)


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下北サンデーズ

「下北サンデーズ」 石田衣良

テレビ朝日で放映されている同名ドラマの原作。

ドラマの設定、骨格は、小説の通りで、

演劇の街・下北沢を舞台に、夢と希望とビンボーがテーマとなっている。


いつもながら、石田衣良のキャラクター造形がしっかりとしていて、

テンポよく読み進めることが出来た。

ヒロイン担当・里中ゆいかのシンデレラストーリーという主軸が、

ドラマより明確な印象を受けた。

続編が期待できそうなラストシーンになっている。


石田衣良×堤幸彦×藤井フミヤが、

原案の段階から携わってきたドラマだが、

視聴率不振もあって、一話カット。

毎週楽しみにしていたので、打ち切りは残念。


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「誰?-WHO AM I? 」 渡辺謙

「SAYURI」の撮影中、渡辺謙が原作本を読んだときから、
「明日への記憶」の映画化することが、

何か使命のように突き動かされてきた過程が良く解る。

大病を経験したことだけではなく、

映画界を盛り上げようとする気持ちの表れに思える。


中谷美紀が「嫌われ松子の一生」の撮影日記として書いた

「嫌われ松子の一年」は、松子を演じる上での苦労、
葛藤、監督とのバトルを描いている。

役者として、現場の空気を上手く伝えてくれている。

なかなかセンスの良い文章であった。


本書は、「嫌われ松子の一年」同様に日記形式で書かれ、

作品と出会い、企画、撮影を経て、公開前までが記されている。
普通でもツライ夏場の撮影、

その上、C型肝炎ウイルスの治療を平行して行っているため、
体力的にきつく、大変だったであろうことが伝わってくる。


今回、渡辺謙は、役者としての立場プラス、

エグゼクティブ・ブロデューサーとして立場上、
作品全体のまとめ、作品を多くの人に観てもらう部分まで担っているので、

気苦労も耐えなかったのではないでしょう。
多くの人と同様、

私にとっても違和感のあった堤幸彦監督の起用は大正解、

作品の出来栄えは素晴らしく、エネルギーと希望を感じられる。


渡辺 謙
誰?-WHO AM I?
中谷 美紀
嫌われ松子の一年
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砂漠

「砂漠」

伊坂幸太郎


昨年夏、短編小説集「I love you」の一編、

「透明ポーラーベア」で伊坂幸太郎と出会い、

「重力ピエロ」、「チルドレン」、「死神の精度」、「魔王」、

「陽気なギャングが地球を回す」、「陽気なギャングの日常と襲撃」と、

彼の作品を楽しみに読んでいる。


テンポ良く進み、ミステリー要素を味付け程度にしたストーリー展開。

印象的な言葉使い、適度に張られた伏線が魅力。
今回は青春小説。


仙台を舞台に、

5人(北村、西嶋、南、東堂、鳥井)の日常的なキャンパスライフが中心。

先日観た「ハチミツとクローバー」に比べると恋愛要素がメインではなく、

こちらの作品の方がリアルかな。

入学から卒業までを幾つかのエピソードで綴っている。

ラストに向かっての大きな仕掛けはない。

懐かしい思いを呼び起こしてくれた作品であった。

サスガ、伊坂幸太郎。

表紙のデザインはいまひとつ好きになれないが。


伊坂 幸太郎
重力ピエロ
伊坂 幸太郎
陽気なギャングが地球を回す
伊坂 幸太郎
魔王
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布袋 寅泰
秘密

「秘密」

布袋寅泰 著


私の勝手なイメージかもしれませんが、

布袋氏が、過去とか、心情を吐露して自伝を書くなんて想像できなかった。

BOφWY、COMPLEX、山下久美子さんとの結婚・離婚。

彼らの音楽をリアルタイムで聴いていたモノとして、

かなり刺激的な内容もある。

どんな言葉で説明しても当人同士にしか理解できない問題であるので、

永遠に封印しておくほうがよければそれも良し。


子供誕生、親の死、自らの怪我。

生と死によって布袋氏の心情変化の過程、本を書くに至った経緯、

今まで関わってきた人への感謝の念が伝わってくる。

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「あの日にドライブ」

「明日の記憶」の著者である荻原浩の長編。


人生においてターニングポイントは幾つか存在する。

そのターニングポイントを道路の分岐に例えながらストーリーは展開する。


本作の主人公、元エリート銀行員だった牧村伸郎はリストラされ、

今はタクシーの運転手をしている43歳。

売上はサッパリ。


この角を右に曲がれば客を拾えるだろうか、

どこを走れば長距離の客に出会えるのか。

うまくいかない現状を嘆き、何度も後悔する。

あの日に戻れたら、あの時に別の選択肢を選んでおけばと、

昔の恋人を訪ね、妄想する。


あまりに後ろ向きな主人公に腹立たしさを覚えながら、

どこかで共感していた。

現実と対峙し、現実を受け入れたあたりから歯車が噛み合いはじめる。


作者の特徴なのか、「明日の記憶」同様に、

重いテーマであるが、暗くならず、ポジティブな気持ちにさせてくれた。


荻原 浩
あの日にドライブ
荻原 浩
明日の記憶
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陽気なギャングの日常と襲撃

「陽気なギャングの日常と襲撃」

伊坂幸太郎


四人の銀行強盗、人間嘘発見器・成瀬、演説の達人・響野、

天才スリ・久遠、正確な体内時計の持ち主・雪子。

映画化された「陽気なギャングが地球を回す」の続編。


映画を観て、原作を読み、

自分の中にキャラクターのイメージが出来上がっているので、

サクサク読めてしまった。

是非、本作品も映像で観てみたい。


あとがきに書かれているが、

当初は、四人それぞれを主人公に、

八つほどの短編を雑誌掲載の予定が、

四つの短編を第一章に組込み、

第二章からは前作同様、

四人そろっての賑やかなドタバタ劇に仕上がっている。


短編は、独立しているようで、

実は微妙に絡み合っている。

チョット長めのプロローグって感じ。


伊坂幸太郎の作品は、

パズルのピースのような話が、

読みすすめて、上手く繋がったときの爽快感と、

会話劇の面白さが魅力。

本作品は、娯楽性が高く、まさにその通り。


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伊坂 幸太郎
死神の精度

「死神の精度」

伊坂幸太郎


伊坂幸太郎の書く文章はスキです。

心地よい文体、読み終えた後の爽快感は相変わらず。

伊坂幸太郎を知るには、イイ本だと思う。


本作は、クールな死神から見た6つの短編。

“死”を扱っているが、あまり暗かったり、重くならない作風。

ファンタジー、恋愛、ミステリー等、作品ごとに色合いが異なる。

このシリーズは続け欲しいな。


次は、映画化が決まっている「アヒルと鴨のコインロッカー」を読みます。


伊坂 幸太郎
アヒルと鴨のコインロッカー


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「となり町戦争」

三崎亜記


16万部を売り上げたベストセラー小説「となり町戦争」が江口洋介、原田知世(ともに38)主演で映画化されることになり、15日に愛媛県東温(とうおん)市でクランクインする。撮影を前に、市議会議場を使って製作発表会見が行われた。同市は実動部隊を組織し全面支援する予定。初共演の江口と原田も「いいセッションをしていきたい」と話した。渡辺謙作監督(34)がメガホンを取り、来春公開予定。


第17回小説すばる新人賞受賞作。

映画化を知り、早速小説を読んでみました。

ユーモアのある作品かと勝手に想像していたが、

本気で隣町同士が戦争を始める。

主人公の元に、ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。

勝手に町役場から敵地偵察を任ぜられ、戦争に巻き込まれてゆく。

“戦争”の話しだが、戦闘の描写はいっさい描かれていない。


リアリティのないまま戦争に突入していく構図、

戦争をお役所仕事としている点は非常に面白かった。

テレビなどで、他国の戦いを見ているように、まるで他人事。

戦争よりも、自分が知らない間に決まっていく法律、ルールの怖さを感じた。


江口洋介、原田知世の二人が主演となるが、

原作から受ける印象はもう少し若いかな。

恋愛部分を膨らますのか、クールに戦争を描くの。

個人的には、後者を希望します。


三崎 亜記
となり町戦争
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「40 翼ふたたび」

石田衣良


人生の半分が終わってしまった。それも、いいほうの半分が。

40歳から始めよう。


主人公・吉松喜一、40歳。

人生の折り返し地点で、会社を辞め、

プロデュース業を始めるが、実際には何でも屋。

「池袋ウエストゲートパーク」に登場するトラブルシューター・マコトのような役回り。


吉松に仕事を依頼する側も同じ40代。

仕事、家庭、病気など、共感しやすい身近なテーマを扱い、

心地よい結末が待っている。


人生の後半戦をどのように生きるのか。

下降線を辿るのではなく、

もう一度、胸を張り、明日からも頑張ろうと思わせてくれる。

石田 衣良
40 翼ふたたび
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魔王

「魔王」

伊坂幸太郎


表紙を開くと真っ先に書かれているのが、

「とにかく時代は変りつつある」 

           『時代は変る』 ボブディラン


「時代は少しも変らないと思う。一種の、あほらしい感じである」 

          『苦悩の年鑑』 太宰治


「魔王」は兄の視点から、

「呼吸」は弟の彼女・詩織の視点で、安藤兄弟を描いている。

自分の思ったことを他人に喋らせる「腹話術」の能力を得た兄。

ファンタジー要素が強い作品かと思ったが、

これまで読んだ伊坂幸太郎の小説に比べて、

メッセージ色が強い印象がある。


ファシズム、憲法改正、宮沢賢治など、

幾つかのキーワードが登場するが、

メインテーマは何だったのだろうか。

「Vフォー・ヴェンデッタ」を観たときにも感じたのだが、

自分の見たモノ、感じたモノだけを信じ、

           他人の言葉ではなく、自分の言葉で話せ

これが私に強く伝わってきたメッセージである。


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