寿喜堂~コトブキドウ~のブログ

レトロ和小物*手まりかんざしの寿喜堂のブログです♪
商品紹介やイベント参加情報などを随時配信いたします。
実店舗を持たないため販売はこちらで告知したもののみです。
よろしくお願いいたします。

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テーマ:
紅絹【もみ】という緋色の絹をご存知ですか?


先日素敵なご縁を頂き、高崎で「紅絹の染屋をされていた
「吉村染物屋」6代目にあたる方のご自宅にお邪魔して
紅絹の板締めのお話と
貴重な資料を触らせていただきました。



6代目にあたる吉村さんは御歳80代の素敵な女性です。

背筋がのび、声に張りがあり、瞳がキラキラしている明るい雰囲気のとっっっても素敵な方!

この日は草木染めのお着物をシャッキリと着こなしていらしてとても80代には見えず…!

私の中の憧れと尊敬の女性像のお一人がまた増えました。





その昔、まだ着物が日定着だったころに防寒用の着物として着られていた
合い着や襦袢(下着)に使われていた紅い布です。

現代でいうとお洒落なランジェリーといったところでしょうか。


上の写真で見ると、二枚重ねられた着物の外側の着物の裏地と、
中に着られた着物の胴体部分に使われている紅い布のことです。

現代では着物を重ねて着ることはあまりありませんが、昔は防寒や正装などで重ねて着物を着ることがありました。

(今では留め袖の比翼などはその名残と言われています)





吉村さんによると、
紅絹は下着の布地のために普段は人目に触れることは殆どなく

夜のとばりの中で行灯のほの暗い灯りにぼんやりと浮かび上がる紅い薄絹が
まさに「秘すれば花」の真髄。

女性の芯の強さと赤の「護り」を表しているとのこと。

一枚の染め布にもきちんと意味があるところが
八百万(やおよろず)の神々の国の日本人らしさでしょうか。


いやしかし、歴史うんぬんをおいても、だってこんなに美しい紅色!
どの時代でも女性が華やかなものを纏うのに理由はいらなかったのかもしれません。


その紅い絹を染める技法を「板締め」といいいます。





絹を丸々一反蛇腹に折り込み、両面に模様が彫られた板で挟み、
隙間があかないように締め上げ、
染料を流し込んで染め上げる技法です。




上が染め上がった紅絹と、朴木(ほうのき)から作られた朴版の両面に彫られた紅絹の原版。

原版12枚で一反を染められるものですが
もうこの原版を彫れる職人さんはいないとのこと。



吉村さんは本来は趣味のろうけつ染めや作品の写真でも
数々の美術展に入選される腕前の持ち主の方ですが、

板締め技法は実はほとんど関わることがなく、
ある時に国立美術館で見た資料の板締め道具がご自宅の蔵にあることに気づき

それがきっかけで、
店替えでほとんど絶えつつあった道具のみが残されていたものを
試行錯誤の連続の中でここまで復刻されたそうです。




国立美術館ではガラスケースの向こうにある貴重な原版。

これが12枚のセットできちんと保管され、染め上げられた布が上に載せてあります。

ここまで保存と状態が良い現役の原版は京都の紅ゆうさんとこちらにあるのみとのこと。




この板締めの木の枠も復刻したものだそう。

どの絹なら染まりやすいか、
染料の配合は、
板締めの力加減は、などなど手探りでの復刻は並大抵の労力ではなかったことが計りしれます。


着物の絹は厚くて染まりにくく、
光に透けるほどに薄い薄絹が最適だそうです。



吉村さんが収集された板締めの絹たち。
染めの道具や技法はもちろん、コレクションの一部も見せてくださりました。

正直アンティーク好きには堪らないお宝の山!!


板締め技法は古いものほど紋様が細かく、
新しいもの(といっても昭和初期)は
大きく大胆になっていくそうです。


この紅絹や道具や技法を教わりに海外からツアーを組み
多くの方が吉村さんを慕い訪れていかれるたいうのも納得。



美術館や資料館での展示ももちろん素晴らしいものが沢山あるけれど

やはり人の「生」が感じられ、
尚且つ惜しげもなく全てを見せて触らせていただける機会なんて本当に貴重ですもの!


とっっっても素敵な方々との貴重なお時間を名残惜しみながら、
最後は吉村さんご自身のろうけつ染めの作品やお写真も拝見させていただきました。




結婚、子育て、家業のご主人や娘さんを支えながら
吉村さんの自立した一人の女性としての生き方と姿勢を
教えていただける貴重な1日となりました。

吉村さんはじめ
ご縁を繋いで下さった皆様、
ご一緒してくださった皆様、
貴重なお時間を本当にありがとうございました。


高崎がかつて染めの町だったということ、
貴重な伝統を次世代に繋ぐお手伝いをこれからも継続させていただきます。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

寿喜堂(コトブキドウ)は関東を中心にイベント出展や委託販売をしている
実店舗を持たない和小物屋です。(古物商免許取得)


【出展予定】

6/29(水)-7/5(木)  日本の夏の楽しみ方
伊勢丹浦和店3階、MiZU-AMEさんの夏の催事に委託出展させて頂きます。
10:30-19:30


7月  アンフィーユ委託
ケーキ&ベーグルのお店「アンフィーユ」さんに
富岡の「草木屋」さんのてぬぐいと共に
1ヶ月間委託販売をさせて頂きます。

店舗・ケーキ&ベーグルのお店「アンフィーユ」
ブログ→
住所・伊勢崎市国定町1-68-2
営業日・木土曜日、11:00-18:30

草木染めの「草木屋」さんHP→


7月中旬~ポンヌフ委託
高崎市九蔵町のお洒落雑貨店「pont neuf」さんに夏の出展予定です♪



7月14(木)~18日 (月) 群像マリオネッタ
会場・ギャラリーアートスープ
場所・群馬県前橋市本町2-11-9
ドールに特化した展示販売イベント。
テーマや世界観についてはこちら→





☆委託先☆

委託休止中。
Bloody Rose  ブラッディーローズ
高崎市下豊岡町905-7
027-325-2660
営業時間・15:00-21:00
定休日・月、火曜日

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ヤフーショッピングページはこちら→
※通販close中

オーダーご希望の方はこちらをお読みくださいませ→

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よろしくお願いいたしますm(_ _)m



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