前回の記事で予告した終焉せまる「419系」の特集です。
ｸﾊ419（月光型）先頭の編成、419系は、国鉄末期、余剰となった581、583系寝台特急電車を地方都市近郊型普通電車に改造したものです。現在では、JR西日本金沢支社だけで運行されています。
ｸﾊ418（先頭車化改造）先頭の編成、切妻形の運転台ユニットを中間車に取り付けた先頭車です。形状から「食パン電車」と呼ばれる由縁です。
ｸﾊ418の車内。窓側に寝台の支えとなる壁、頭上に張り出す収納された寝台があり、見通しがすっきりしない車内です。
天井は、寝台車のままの高い天井で、寝台使用時に対応した小型の分散型クーラーのキセと特急に相応しいカバー付き蛍光灯がそのまま残されています。
頭上に張り出した寝台の収納と、寝台に対応したシートピッチと横幅も共に広いゆったりした座席です。車両の説明は、各種文献におまかせし、個人的見地から一言。
もっと、いろいろ観察すると、国鉄末期の経費を抑えた必要最小限度の改造の形跡が随所に見られて面白い
です。改造では、本来いらないものは、撤去して空いた場所の穴とかを塞ぐのですが、安上がりに済ませるためそのまま蓋を被せたりしているという面白い処理をしています。新型521系が導入されたので、来年か数年で全廃されるかと思います。今のうちにこの国鉄型を撮り、乗り、いろいろと満喫されてはいかがでしょうか
局長も保有しています
419系は夜行列車の削減により余剰となった581・583系を近郊型に改造して、1984年にワイ...
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