2010-02-09 17:44:03
こう見る:ユーロ/ドル
テーマ:金融・経済解説欧州中央銀行(ECB)がギリシャの財政赤字削減計画を支援するとの思惑から、ユーロ買い戻しの動きがやや優勢に。11日にEU首脳会議を控える中、ECBがこの問題に強引に幕引きを計るとの観測が広がっている。折りしも、トリシェECB総裁は訪問中のオーストラリアからの帰国を1日切り上げると発表したことで、「何か出てくるのではないか」との警戒感がユーロ買い戻しを誘っている。ただ、ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は、外部支援は「(投資家に)最悪のシグナル」を送るとして、自力解決の方針を崩していない。急ピッチなユーロ安が続いてきたことで、テクニカル主導の調整が入り易いことは否めないが、先行き不透明感を払拭するに至るかは疑問視される。
ギリシャ問題は、水平方向への拡散を始めており、スペインはポルトガルなどもユーロ売りの爆弾を抱えた状況になっている。この動きが更に米国や日本にまで波及すれば、弱さ比べの論理からユーロ安に歯止めが掛かる可能性もあるが、短期のメインシナリオと考えることは無理がある。投資家の不安心理・先行き不透明感を払拭するサプライズをECBやEU首脳会議が打ち出せるかが焦点になる。
テクニカル要因以外のユーロ反転シナリオとしては、米小売売上高を手掛かりに、マーケットの関心を「ソブリンリスク」から「実体経済」に取り戻すことで、ドルキャリー再開の流れか。
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