住職のおはなし

~高照寺住職の真宗法語法話~


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役に立つか そうでないか
そんな眼でしか 見られない私


梅雨の季節、高照寺境内ではランタナが花を咲かせます。境内というよりかは塀に沿って茂っています。そのため、時期がきて花が散ったり、葉が枯れたりしてしまうと、それらが散らかって、周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。


冬の間は枝だけなので何とも思わないのですが、春になり葉が青々と生い茂ってくると気になり始めます。


あとあとの掃除も大変なのでいっそのこと切ってしまおうかとも思いましたが、少々気が引けたので、剪定するにとどめていました。


ほどなく花が咲き、それが散ってくるとやはり掃除が大変に。


「やっぱり切ってしまおう」


そう考えたのですが、いいことを思いつきました。この花を仏花としては使えないかと。


境内にある親鸞聖人石像の脇にある花立てに、ランタナを入れてみました。


「なかなか美しい」


ところがこの花は水の吸い上げが悪いようで、数時間後にはしおれてしまいました。


「やっぱり切ってしまおう」


そう思った瞬間、その親鸞聖人像と目があったような気がしました。


掃除をするのが大変だから切る。でも仏花として利用できるなら切らない。でもそれが不可能ならやはり切る。


自分のものさし、つまり役に立つかそうでないかという基準で植物の命を左右しようとしていたのでした。


そんな私の心の中を、親鸞聖人は見透かしているような気がした梅雨曇りの午後でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

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