サックス、フルート奏者 KOSE の極楽音楽生活

サックス、フルート奏者、ジャズサックス、フルートの教室を経営する菊地康正のブログ。音楽ファンに貴重な情報を発信、人生について考えたことも色々書いています。

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現代語訳仏教聖典より、

・・・・・・昨日の記事の続きです。昨日の記事からお読みください。

王は、王宮の美と歓楽の生活を説いて月姫を誘ったが、その悲しみと怒りを解くことはできなかった。

王は失望して、立ち去った。月姫は、夫の亡骸をかき抱き、

「木々の花はいかに美しく、小川の流れはいかに清く、

ヒマラヤの嶺は金色にかがやくとも、君なくしてはいかに過ごさん。」

と嘆いたが、ふと胸のあたりに、温かみがかすかに残っているのを感じ、声をあげて

「世を守る神々は居ませぬか?旅路に出ておいでなのか、また、死んでしまわれたのか?なぜ我が愛しい夫を守り給わぬぞ。」

と、神を責めた。

全ての神を統べる帝釈天は婆羅門(僧侶)の姿で現れ、キンナラに、水を注ぐと、たちまち傷が癒えて蘇った。

神は、「これから後は、銀月山を降りて人間の路に入ってはならぬ」と訓して天界に帰った。

クスマの花の散り布く、川の流れのほとり、木々訪れる、そよ風、

そよ風、心地よけれ、いざや去りなん、愛の睦事(むつごと)とこしえに。

月姫はかく喜び歌って、夫とともに立ち去った。

仏陀は、この物語を終えると、父王と、ヤソーダラ姫をかえりみて微笑まれた。

菊地康正による解説:死と再生による物語は、いつも感動的である。釈尊の生涯を書いた本はいくつか読んだが、この版は日本仏教文化協会による昭和33年版である。アマゾンでも入手可能。

文語調の翻訳が、実に格調が高く、秀逸で感動的である。万葉集や、古今和歌集を読んでいるような気になってくる。また、現代のお芝居として池袋のアングラ劇場で上演しても観客を魅了するストーリーであろう。

釈尊が2500年前に言われて、さらにその前のお話ということは、人間の本質は、何千年経っても変わらないということ。

枯葉や、fly me to the moon のコード進行や、メロディが、バッハの時代となんら変わらないことともそっくりである。

Am,Dm7,G7,CM7,FM7,Bm♭5,E7,Am

5度圏を、綺麗に回るこのコード進行は、バッハのパルティータを始め、枯葉、フライミー、All the things you are,などの外国曲、日本のポップスでも、別れの朝、竹内まりやの駅などは、ほぼ同じコード進行である。

聖書にも出てくる物語は、王の息子の二人の王子のうち、弟が、兄を殺すために、策略を巡らす。

棺桶を作り、パーティで、背丈がこれに合うかどうかと話して騙し、棺桶に入れたまま釘で止めて、棺桶を川に流す。

臣下に助けられた兄は、呪術で生き返り、弟と再会するが、今度は、手足をバラバラにした上で、別の場所に埋葬される。

そして兄は又しても、呪術で蘇るというお話。

神話、お経、聖書には、荒唐無稽だが、なぜか感動してしまう話が多いのは、人類や生き物としての古い記憶が、人類すべて無意識としては繋がっていて、蓄積していて、我々の中にあるそれが見事に蘇るからに違いない。

我々は、王であり、キンナラであり、月姫である。

写真は、もうすぐ花が咲きそうな我が家のクチナシ。あの香ばしい香りをかげるのももうすぐです。

仏教聖典 釈尊のご生涯とみ教え
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