2005-09-10 12:41:35

シンガポールに到着。そしてさっそくハプニング!?

テーマ:ブログ

クアラ・ルンプールを出たバスは一路南へと向かう。


クアラルンプールを出てしばらくのあいだは、景色にあまり変化はない。見渡す限りパーム・ツリーとゴムの木だ。そしてたまに熱帯雨林のようなものが見られる。マレー半島には意外に緑が多いと気がつく。


12時半くらいにどこかわからない小さなレストランで昼食休憩となった。各自適当に店の中に入ってご飯を簡単に食べる。僕はチキンライスを食べた。チキンライスって、東南アジアどこにいっても食べられるらしいけど、素朴においしくて僕は好きだ。たいていは蒸しチキンかローストチキンとご飯、簡単なつけあわせの野菜、それに鶏がらのスープがついている。このスープもけっこうおいしいのだ。日本の味噌汁のような感じでみんな飲んでいる。


その後もバスは走り続け、2時くらいにジョホール・バールに着く。マレーシア最南端の町だ。ここは華人が多いのか、街のほとんどの通りに中国語の看板(○○有限公司)が出ていた。ここで一旦降りて出国手続きをし、コーズウェイを渡ってついにシンガポールに入る。


シンガポールは一見マレーシアとあまり変わらないように見えるが、道路標識が全て英語なのに気がつく。さっきまで街を歩いていたような、スカーフを頭にかぶった女の人はほとんどみかけなくなり、かわって中国系の人が増える。違う国に入ったのだなぁと実感する。


そしてバスは市内へ入っていく。噂どおりなかなかきれいで住みやすそうな町に見える。どこかわからないところでバスを降りる。ここが終点なのだ。


さて、と僕は思った。これからホテルを探さなくてはならないのだけれど、困ったことに市内がどちらの方角なのかもわからない。僕の旅はいつもいきあたりばったりで、だからこそこのブログのタイトルを「ばっ旅」にしたわけだけれど、今回はシンガポールのガイドブックもないのだ。いつものいきあたりばったり旅である。


とりあえずなんとかなるさ、と思ってまずは近くにあった両替所でお金を40USドル分両替する。これでいざとなってもタクシーに乗ればいいや、と思って安心しつつがたがたスーツケースをひきずって歩いていると、変な男の人に声をかけられた。


「ちょっとちょっと君」と言われたので振り返ると、20代後半か30代前半くらいの男が立っていた。「どこにいくんだ?」と英語できかれたので「ホテルを探しているんです」と答えると、男は僕の外見を見て、「どこから来たのか?」と言うので日本からだ、と答えると、彼はホテルを探しているのならば近くに良いホテルを知っているから来ないか、と言う。


外国で知らない人に声をかけられたらまず信用するべきではないというのは旅行者の鉄則だ。彼は身なりもちゃんとしていたし、よい人そうに見えたけれど、どうもうさんくさいので最初は断っていたのだ。でも彼はけっこうしつこく僕を誘い、僕もだんだん面倒くさくなってきて、すぐ近くだというのでそこまで車で送ってもらうことにした。


「大丈夫さ、僕はこのすぐ近くの建築会社に勤めていてね、ここらへんのことはとてもよく知っているのさ。それに、そこの主人は僕の知り合いだから、僕が頼んで安くしてもらうように交渉してあげるよ」と彼は言った。


うーん、なんだか必要以上に親切だし、どうも信用がおけんなぁと僕は思ったけれど、もし彼の言っていることが本当だったらホテルを探す手間が省けるのでいいか、と思って黙っていた。


少し走ってすぐにそのペナン・ホテルというところについた。外見をすばやくチェックしてみると、ごく普通のやや小さめだが清潔そうなホテルだったので大丈夫だろうととりあえず安心した。


フロントで彼(名前はジョーダンだと彼は名乗った)は女主人と何か話していたのだけれど、それを見ていると僕はだんだんいらいらしてきた。確かにホテルを見つけてもらったのはありがたいけれど、僕は自分のペースでことをすすめるのが好きなのだ。


しかし彼はさっさと部屋の鍵を持って先にたって進み、部屋まで案内してくれた。部屋は清潔で、まぁまぁ広くて、良いと思った。「どうだい?気に入ったかい?」とジョーダンは言った。彼が勝手に決めた部屋というのがちょっと気になったけれど、部屋はよかったのでその部屋にすることにする。


フロントに戻ってその部屋にする、ということを伝えると彼らは中国語で会話しはじめた。僕にはよくわからず、もしかしてこの女主人とこいつはグルなんじゃないか、もしかしてこのあと部屋に侵入されて気がついたら身包みはがされて・・・なんてことになるんじゃないか、と僕は疑っていた。しかし、シンガポールはけっこう安全な国だときいているから、まさかそんなこともないだろうな、いや、でもわからんぞ、と僕は不安を募らせていた。


そんなこととは露知らず(だろうね)、ジョーダンはにこにこと笑ったまま、「さ、これがルームキー。お金は出るときに僕の名前を言うと安くなるようにいっておいたから」と言った。それは、まぁありがたい。


僕はさっさと彼に引き下がってもらいたかったのだけれど、彼は「じゃあ、荷物をおいてきたら?」と言う。そんなことあんたに言われなくたって行くさ、と思って、早く彼には消えてほしかったのだけれど、彼はそのまま僕について部屋まで荷物を運ぶのを手伝ってくれた・・・僕はそんなことしてくれなんて頼んでもいなかったのだけれど。


僕はどうもこの男に本質的なうさんくささを感じ始めていた。たしかにぱっと見た限りではいい人に見える。しかし彼の笑い方やしぐさがなんとなくそわそわしていて不自然に見えるのだ。僕は部屋に荷物を置いたが、いきなりドアを閉められたりしないように彼の行動に注意を払っていた。


と、彼はポケットから歯ブラシセットを出して(それはバスルームにおいてあるものとまったく同じものだったのだけれど)、「もうひとつ持ってきてあげた。何かに使えるでしょう?」と彼は笑って言ってそれを置いていった。それを見て僕は「うげー!!」と思った。


こいつは・・・・もしかして、もしかして、・・・・ゲイ??なんじゃないのか?と僕は直感的に思ったのだ。今置いた歯ブラシセットは俺と、もしかしてあんたの分なんじゃないのか?だって俺ひとつだけでいいし、普通そんなもの他人にあげないべ?


うわーそういう手の人だったのか。まいったね。その手の人にこんなに直接的な誘いを受けたことは初めてだぞ。そして、彼は「ではまたあとで、夕食を食べるときにまた迎えに来るから」と言って、こちらが失礼にならない程度に断ろうとしていたのに全然ききいれず、6時半に来るから、と言って帰っていった。


彼が去っていってしまったあと、僕はとても不快な気分になって宿の女主人に事情を説明して彼の電話番号を教えてもらい、彼に電話して「誘いはありがたいが、僕は1人で物事を進めるのがすきなんだ。ありがとう」と言って夕食の誘いを断った。


あとで女主人にきくと、ジョーダンとは前に一度だけ仕事で会っていたが(彼は下水道の工事をしたりする人らしい)、特に親しいわけではないのだという。やっぱり。。。あいつ、いかにも親しいような顔つきで話していたけれど・・・しかも、「ここの主人は僕の知り合いだから、僕が金を払っておくよ」、なんて言っていたけれど、主人にきくと「金はもらっていない」ということなので自分で払った。


まあそういうことだ。やはり、知らない街で親切にしてくる人はあまり信用しないほうがいいみたいだね。やっぱり下心あり、ってことが証明されました。


しかし、彼が本当にゲイだったとしたら、俺、けっこうやばい状況にオチイッっていたのかもしれぬ・・・。

AD
いいね!した人  |  コメント(4)  |  リブログ(0)

korotravelさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

4 ■シンガポール

シンガポールでは意外にゲイが多いのかもしれないですね、特にそんなこと聞かなかったですけど・・・どうしてなんですかね?こういうときの断り方もなかなか難しいところです。

3 ■シンガポール人って...

結構多いのかもしれませんねシンガポール人のゲイ。
僕もニューヨークに行った時に、シンガポール人に一緒のホテルに泊まろうってしつこく誘われたことあります...
僕の知り合いもシンガポール人に誘われたって言ってました。
あぁこわい。

2 ■コメントありがとうございます

困ったんですよ(笑)危うく心の傷を負うところでした。
アメリカには確かにイタリア系の人多いし、おいしいピザは探せばけっこうあります。
でも、田舎のほうに行くと、やっぱりというかなんというか、ただデカイだけで・・・

1 ■苦笑

うわあああ、困りますね、これでは;;
たんなるボラレルホテルかと思いきゃ、、イタリアのナポリでもゲイたちが目を光らせていると聞いたことがあります 

★アメリカ、美味しいピザがないんですね。かも・・!?マックの国だし;;
でもイタリアンたくさんいそうな気がしますが。

コメント投稿

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。