「川越style」

webマガジン川越styleは、「小江戸川越」のお店や人、イベント、行事、風景、文化、川越の熱い動きを伝える情報発信サイトです。過去記事もぜひどうぞ。


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さり気なく添えられている、かけられている、引き立て役にこそ大きなのエネルギーを注ぐ。


その胸には、そっと、でも芯のある強さで、

洋食文化を広めたいという想いがあった。
丁寧に作られたソースを使い分け、食の広がりをどこまでも表現していく。


「Bistro Cache Cache (ビストロ カシュ カシュ)」さんは、西武新宿線本川越駅前交差点を西に進み、

一階にぎょうざの満州が入っているビルの3階にあります。2014年6月にオープン。

衝撃の川越出店から二年、当時の旋風は今もなお吹き続け、川越を魅了し続けている。
 




店内はテーブル席にカウンター席、

フランス料理といっても気軽に食べてもらいたいと考えるカシュカシュさんでは、

落ち着いた雰囲気でありつつ気さくさも大事にしています。

地域の人には既に「やっぱりカシュカシュさん」と不動の人気で、

遠方からも来られる人も多く、川越の人気ビストロの地位を確立しています。


カシュカシュさんのお料理は、なんといってもフランス料理のお店らしく、

「ソース」をしっかり作ることを根幹としてある。

ソースで料理を食べさせる。

ものによっては数日掛かるソースなど、

時間をかけ、丁寧な仕込みから生まれるソースを料理ごとに使いこなし、

アーティスティックでエレガントな一皿に仕上げられていきます。
どのお料理のソースも、そこにたくさんの時間が込められているのが伝わり、

じっくりと時間に浸りながら頂きたくなるものばかり。


ランチは、カシュカシュランチ1800円とプレミアムランチ2500円、

前菜盛合わせワゴンサービスから始まり、

本日のスープ、

メイン料理、

デザート、

パン、

ドリンク、と続いていきます。

現在のメインは、

「金目鯛のヴァプール  ロメインレタスとそら豆のソース」

「チキンのポワレ  トマトのクーリとジェノバソース」
「イベリコ豚のグリル 和風フォン・ド・ヴォーソース」

「舌平目のブレゼ ヴァンブランソース」

「フランス産フォアグラのポワレ 季節のフルーツソースとバルサミコソース」。

前菜から手の込んだ料理が目の前に並び、そのストーリーにすぐに引き込まれていく。。。









「チキンのポワレ  トマトのクーリとジェノバソース」


 

「イベリコ豚のグリル 和風フォン・ド・ヴォーソース」

 


それに「ワンプレートランチ」も1200円であり、
一皿にお料理を盛り付けられて提供されます。
2種類のランチプレートは、

「チキンのポワレ 和風ソース」

「カジキマグロのトマト煮込み」。
 
(ランチプレート「チキンのポワレ 和風ソース」)


また、ランチの前菜ワゴンサービスやメインは定期的に変わり、

以前メインにあった、

「国産地鶏とキノコのフリカッセリゾット パルメジャーノ添え」や

「的鯛のポワレ 赤ワインソース」もえも言われぬ絶品でした。






ソースを味わってもらい、全体のハーモニーを楽しんでもらう、
「フランス料理ってこういうものなんだな。フランス料理をもっと身近に感じてもらいたい」

と話すのがカシュカシュの菊池シェフ。

 
カシュカシュの菊池シェフは、料理との関わりはそれはもう遡れば、

幼稚園の卒園文集に将来の夢として、「コックさんになりたい」と書いたところから始まる。

小学生になると自分で料理をするようになり、自分で作って食べることが好きだった。

料理の原体験はありつつも、成長するにするにつれ描いた将来の道はまた別の方向に向いていたが、

それは高校3年の時のことだったという。

今思い出しても本当にふとしたことだった。「料理の道に進みたい」と思い立ち、

高校卒業後の進路をすぐさま料理の専門学校へと急転換させた。

エコール・キュリネール国立フランス料理専門カレッジに進み、専門学校卒業後は

浦和ロイヤルパインズホテルで9年働いていました。

その後、六本木ヒルズ内の一般向けレストラン、会員制レストラン、バンケットなど、

様々な現場で7年ほど経験。

特に会員制レストランはヒルズ51階の眺望で、会員の要望に細かく応えながら腕を奮っていました。
シェフとしてのコンクール受賞歴は、
2010年FFCC(フランス料理文化センター)主催第14回メートル・キュイジニエ・ド・フランス

「ジャン・シリンジャー杯」において全国大会優勝。
メートル・キュイジニエ・ド・フランス「ジャン・シリンジャー杯」というのは、

フランス料理のシェフたちが互選で、『最優秀』と認めた認めた者だけを会員とし、

1993年から開催するコンクールです。

エスコフィエの古典と個性溢れる自由料理を通してモダンとクラシックの総合力を競う大会です。
さらに2012年には、

フランス・パリで行われた「第62回プロスペール・モンタニュ世界大会」で世界第三位に入るなど、

輝かしい経歴を持つシェフです。

独立する時は周りから、「なんで都内でお店開かないの?」と言われながらも、

2014年、奥様の地元である川越にお店を構えました。

 

日が暮れ、ディナータイムになると、さらにカシュカシュの世界は深まっていく。

ランチのあの華麗さを見てもらえれば菊池シェフの真価は充分に伝わると思いますが、

ディナーはまさに本領発揮。

シェフの腕の縦横無尽さが際立っていきます。

ディナーになるとソースも、お客さんの顔を見て微調整していくという細かい仕事を重ねていくのは、

オープンキッチンだからこそできるもの。

だから、「この料理にはこのソース」を明記されていないメニューがあるのも納得、

その都度細かく変えているという仕事があったのです。

「同じ物でも毎回違う」、

そこが楽しみの持続に繋がっているというカシュカシュの秘密。

ただ作るだけでなく、お客さんの好みを知り、お客さんに合わせたものに仕上げる、

ソースを媒介にした、お客さんとのコミュニケーションこそを大事にしていました。


ディナーのメニューは、

サラダ、フランス産チーズ、

本日のカルパッチョ、

本日のスープ、

シェフ特製の魚料理、

本日のお魚フライ、

おすすめ一品料理、

揚げ物、

パスタ、

メイン料理、アラカルトで様々な料理が並びます。


 


 

 

 

 

 

 

 


 

 




 



 

菊池シェフの胸には、川越の人のみならず、フランス料理に対するイメージ、

それはつまり、

『フランス料理は高い、敷居が高い』という先入観をどうにか払拭したいという想いがある。

都内でカシュカシュと同じ物を食べようと思ったら高くなるかもしれない、

しかし、川越でこの価格で食べられれば、フランス料理を少しは身近に感じてもらえるはず、

そうして洋食文化を根付かせたいという想いがありました。


特にディナーで人気なのは、ラクレットチーズ。

アルプスの少女ハイジでお馴染みの

スイス伝統のチーズ「ラクレット」。

カリカリの外側の部分と内側のトロトロの部分を味わえる一品。

バケットの上に載せて提供されます。

 


 


お店で腕を奮うのはもちろんのこと、フランス料理普及活動にも力を入れている菊池シェフは、
各地に呼ばれてフランス料理の魅力を伝える伝道も行っています。

2016年2月には、東京新橋にある「フランス料理文化センター」にて、

ゼラチンを使用した料理講習会の講師を務めていました。



(フランス料理文化センターの料理講習会より)


さらに、2015年11月には、「味覚の一週間」という企画で、
三郷市の小学校で5、6年生を対象に、食の体験会に講師として呼ばれ、

「しょっぱい」「すっぱい」「にがい」「あまい」「うまみ」の味覚の授業を別のシェフが担当し、

調理実習を菊池シェフが担当しました。

文化遺産でもある食文化を子どもたちに伝えるために、

1990年にフランスではじまった味覚教育イベント「味覚の一週間」は、

2011年秋から日本でも本格開催されています。

子供たちは普段やらない料理に興奮し、先生たちも含め大変喜んでいました。

(2015年11月『味覚の一週間』より)


また、外部に出張するだけでなく、ここ川越でのフランス料理伝道にも積極的な菊池シェフは、

自店内にて定期的にフランス料理教室を開催しています。

6月26日に開催された教室では、

「じゃが芋の冷製スープ」と「スペアリブのナヴァラン風(トマト煮込み)」を作りました。



 


(2016年6月の料理教室より)


それに、ここ川越を舞台にした楽しい試み、夢の共演として昨年の10月話題になったのは、

川越の人気シェフたち、

カシュカシュさん、
トラットリアカーロさん、

ブーランジェリュネットさん、

パティスリーサトさんとコラボしてのシェフズコラボ、
スペシャルコラボディナーコースを提供するという夢のイベントを開催していました。

カシュカシュやカーロにシェフたちが集まり、パンにメインにデザートに、

一品ずつシェフたちが腕を奮うという趣向。


(2015年10月スペシャルコラボディナーコースより)


(「ブーランジェリュネット」新河岸からパン文化を広める

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11533694915.html



(「パティスリー・サト」新河岸のフランス菓子専門店

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12082943368.html


経歴やイメージからは敷居を高く感じてしまうかもしれませんが、

意外にも?川越のイベントに出店することも多いカシュカシュさんは、

これだけのキャリアがありながらこれだけ気さくというギャップが魅力。

気さくなことに加え、祭りが好きで祭りに燃える一面もあって、

川越Farmer’s Market関連のイベントにもこれまで何度となく出店しています。

2016年1月には、ウェスタ川越で行われた「小江戸川越農産物と食のまつり」に出店。

川越シェフが川越にやって来たイベントで、

川越シェフのミネストローネにも列ができていましたが、

川越のシェフの代表である菊池シェフのイベリコ豚とマッシュポテトも、計数百という数が売れていました。



(前編 第一回「小江戸川越農産物と食のまつり」2016年1月31日ウェスタ川越

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12124147126.html

このイベントは、川越の農産物はもちろん、川越の「食」も大きなテーマ。
そのために川越の人気店に呼びかけ、こぞって出店くれるというまさに夢のような一日が実現しました。

これが今の川越の食です、と自信を持って迎えられる顔ぶれ。全てのお店が、です。
中でも大きな注目を集めていたカシュカシュさん。

当日は、イベリコ豚とマッシュポテト、スイートポテトのクレープ包みを提供。

特にイベリコ豚とマッシュポテトは現地で炭火で焼く手の込みようでした。

あまりにも濃い2016年1月31日「小江戸川越農産物と食のまつり」は、

いろんな切り口で語ることができますが、

上記シェフズコラボを行っていた4店が揃って出店していたという、シェフズコラボの再現でもありました。


そして、2016年の5月のGWでは、

カシュカシュさんは3日連続でイベント出店という快挙、というか激動の日々を送っていた。

まずは5月3日に観光客で賑わう小江戸蔵里出店、

そして4日にはクレアパークのミニ川越Farmer’s Market出店、

そして5日にはまた蔵里出店というス怒涛のケジュール。





(2016年5月3日小江戸蔵里出店)




(「ミニ川越Farmer’s Market」2016年5月4日クレアパーク

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12157357823.html

どの会場でも、道往く人から、あのカシュカシュが出てる!?と声が上がり、

驚きを持って見られていました。


また、以前は南大塚の栗原造園さんのイベントにも出店したことがあり(!)、

なんとナンツカに菊池シェフがやって来て、パスタやイベリコ豚を振る舞ったことがあったのです。

まさかナンツカに本人が、奇跡のような出来事に、あの時は朝から長蛇の列ができていた。

菊池シェフもその熱気に圧倒され

目の前の調理にかかりきりになっているうちに、完売となっていました。。。








(栗原造園「森のおうちのマーケット」あきからふゆのもり2015

http://ameblo.jp/korokaoro0105/entry-12099432692.html


上記イベントの様子を見てもらうと気付くと思いますが、

カシュカシュさんがイベント出店時に高頻度で投入しているメニューが、イベリコ豚とマッシュポテト。

イベント用として扱いやすいメニューであることに加え、

やはり、お店としてランチ・ディナーともに人気のイベリコ豚はお店の看板商品であり、
これを味わってもらってこそ、という想いがある。

本物を身近に、菊池シェフの気持ちから、イベントで気軽に楽しめる機会となっています。

どのイベントでもそうですが、イベントで知ってその飲食店に食べに行くというパターンはよくあることで、

イベリコ豚とマッシュポテトを食べた人は、

「こんなに美味しいんだから、実際にお店に行ってみよう!」と行くきっかけにすることが多いよう。

イベントに出店するというのは、お店としてもそのような流れを期待するからこそですが、

中でもカシュカシュさんはこのような声が多い。経歴よりもその味で呼び寄せている本物さがあります。

そして。

お店のディナーに行けば、メニューとしてイベリコ豚とマッシュポテトがあり、

きちんとお皿に盛られた正式な形で提供されるのです。

「これがイベントで食べたものだ!」正式な一品に、そこでさらに感動が深まる。

イベリコ豚の味わい、マッシュポテトの滑らかな舌触り、

カシュカシュさんらしい丁寧な仕事が感じられる一品です。


ちなみに、2016年7月3日の川越Farmer’s Marketでは、

運営スタッフたちの打ち上げがカシュカシュさんにて行われた。

これまで川越Farmer’s Marketに出店してもらっているカシュカシュさんに集まろうというのが発端。




しかしそれで終わらず、なんだかまた色んな繋がり、発展があって。

川越内、どこに行っても結局どこかに繋がっていくという川越らしい体験があったんです。

それはまず・・・一人がある文字に目を留めたことから始まる。

カシュカシュのメニューで、うん?とつい気になるのが、「まかない」という文字。

レストランに行くと、このフレーズに反応してしまう人も多いと思いますが、

カシュカシュさんだと余計に惹き付けられるものがあって、

菊池シェフが作るまかないとはどんなものなのか??興味がそそられないわけがない。。。

テーブルの一堂はその文字を見つけるやいなや、「これ気になる!」と指を指す。

その料理とは・・・「カレー」でした。


一体どんなカレーが出てくるのか、まかないカレーを頼み、みんなでシェアして食べると、

「カシュカシュはカレーまで美味しいのか!?」と感動の声。やはりこれもレベルが高い。

席上にいた川越Farmer’s Marketの運営スタッフには、

2016年3月に開催された「彩の国カレーなる闘い」の実行委員も務めている人がいて、

カシュカシュのカレーに感動して、

すぐに次回開催の出店オファーをその場で菊池シェフに出していました。

カレー店・・・ではなく、ビストロなんですが。。。
オファーを受けた菊池シェフは、断わる、、、どころかノリノリで、

「出ます。優勝できるカレーを作ります!」と意気軒昂に即答していました。

なんという展開、カレーなる闘いにカシュカシュが参戦してしまうかもしれないなんて。

しかし、カレーチャンピオンの優勝旗が現在所沢にある状況で、

川越で開催されるからには川越に取り戻したい、

カシュカシュがもしかしたら成し遂げてくれるかも、期待は高鳴ります。


 

(「彩の国カレーなる闘い第1回大会in川越」2016年3月26日、27日ウニクス川越

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12145057117.html

次回のカレーなる闘いは2016年12月開催予定。

川越Farmer’s Marketと同時開催になる可能性もあって、とんでもないイベントになると思います。


さらに、〆的に頂いた本日のパスタもやぱりソースのレベルが高く、

スタッフ一堂これにも感動していた。これを目当てにしてもいいくらい。
 
何を食べても美味しく、食の至福な時間がありました。


川越で二年、菊池シェフのそのエネルギーは益々熱くなっていくばかり。

これから活動領域を広げ、フランス料理、洋食文化を川越で広めていきます。


「Bistro Cache Cache (カシュ カシュ)」

川越市中原町1-2-2第2櫻進ビル3階
ランチ 11:30〜14:30 ラストオーダー13:30
ディナー 17:30〜23:00ラストオーダー22:00
月曜日定休日
049-227-3684
http://bistrocachecache.hp.gogo.jp/sp/


 


 

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「うちにあるピアノ。ここでやるライブの時に使ってもらってるんだけど、
プロのミュージシャンは、みんなそれぞれ響く音が違うんだよ。
プロはね、
『自分の音』を持っているんだ」


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
スタイリッシュでオシャレな雰囲気、
開放的な店内にはジャズがいつも流れている。
ちょっと背伸びしたい気分の時にぴったりの大人の雰囲気。

光が射し込むテラス席は、
単に気持ちいい場所、というだけでなく、
現代アート作品のような空間でした。
$川越style

$川越style

$川越style
ゆったりまったりとは違う、
この、ピンと張り詰めた都会的な空気って、居る者を大人にさせる感じがありますね。
大人の落ち着き。

$川越style
お店の雰囲気には、そのまま店主の個性感性が表れると思うので、
お店を見れば、店主の感性、熱量が分かったりしますが、
一歩入った瞬間・・・

「この雰囲気を出してる感じって、
相当感度が高い人だろうなあ」

と、店主の事を想像しました。

お店があるのは、街の中心部から離れた場所。
あの立地で、この空気感のお店なら、相当な覚悟と緊張感を持ってやっているのが分かります。
こういうお店が川越にある。

つい最近できたオシャレなお店・・・
ではなく。
このお店のオープンが・・・
1978年6月だと聞いたら
信じられますか??
そう、オープンから35年のお店です。

お店の雰囲気と、35年という時間が、
どうしてもギャップを感じて、いまだにしっくりきません。。。

35年も続いているお店なら、
普通、重厚な老舗感が出たり、くたびれた感が出たり、と
そういう方向なら分かります。
でも、
これだけスタイリッシュな雰囲気が今でも維持されている事が信じられない。。。

二代目がやってる?
いえ、オープンからずっと同じマスターが一人で作り続けています。
ハンバーグも、
オムライスも、
スパゲッティも、
豚肉のしょうが焼きも、
オープン以来同じ味、作り方で、
マスターが作り続けています。
$川越style
他のお店なら、全体の一致があったりしますよね、
この雰囲気ならこういう料理が出るだろうな、とか。
それは期待通りと言えるし、意外性がないとも言える。
そういう意味でこのお店は、ギャップの連続でした。

スタイリッシュな店内に、料理は35年前と同じもの、
マスターが一人でずっと作り続けている、
料理には懐かしさはなく、今の香りがする、と。
この一致しない感じに、
ぐいぐい引き込まれていきましたよ。♪
最初は、単に
「川越の洋食遺産」なんて表現を思い描いていたんです。
でも、マスターに時間をもらって、
じっくり話しを聞かせてもらう機会を得て。
それを通して想ったのは、「遺産ではない!」と。
そんな言い方は、現役バリバリで緊張と熱を持ってやってる方に失礼だ、と思い直しました。
歴史ばかりに捉われてはいけない、と。

ただ・・・
35年もの時間続いている事は本当に凄い事。
川越の洋食屋さんで、こんなに続いているお店はほとんどないと思います。
マスターの今の熱を伝えつつ、
35年の歩みも振り返ってもらいたいなと思います。♪
それはそれは、
たくさんの話しを聞かせてくれました。
正直な話し、途中でウルウルきた瞬間もありました。。。
$川越style

「町医者のように」

マスターがその言葉に込めた魂に触れる。
記事のBGMとして、
ソニー・ロリンズの
「Moritat」をお聴きください♪
小さい時からJAZZが好きだったマスターが、
中学生の時に衝撃を受けて、今でも好きな曲だそう。


それではどうぞ。。。

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

川越の一番街、
札の辻の交差点を通り越して北へ北へ。
緩い下り坂と左へのカーブ。
そのカーブの所にあるのが・・・
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「ミルキーウェイブ」です。

外観も洗練されていて、オシャレな感じです。
もともとは、すぐ右にある小さな建物で
「ミルキー」をオープンし、
今のこの建物「ミルキーウェイブ」になったのは1990年。

では、改めてお店に入ってみます。
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$川越style

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(老舗という言葉が不釣合いな雰囲気ですね)

店内にはJAZZが流れていて。
「ミルキーウェイブと言えばJAZZ、
JAZZと言えばミルキーウェイブ」というくらい定着しています。
年4,5回は店内でライブやっていて、
しかもマスターは、アマチュアではなくプロの演奏にこだわっている。

個人のお店で、プロのJAZZミュージシャンを呼んだライブをここまでやる所は、
なかなかないと思います。
次回は11月にあるそう。!
このテラス席で、
今の思い、これまでの歩みを聞かせてもらっています。
「うちの料理の味はまったく変えてないですよ。
変えてないけど、いつももっと美味しくできないかというのは考えてる。
ハンバーグなら一つ一つ手ごね。自分で作る事が大事だと思う。
レシピが一緒でも、違う人が作ると違う味になる。
味が変わるのが嫌なんだ。
お客さんを思い浮かべながら大事に作る、町医者みたいなもんだよ」


マスターの言葉で一番感動したのがこの、「町医者みたいなもの」というものでした。
これ以上に、お客さんを想う言葉ってあるでしょうか。

「あの人は塩加減抑えて、あの人は量少なめだな」

飲食店のマスターから、ここまでの言葉は初めて聞きました。
お客さんを想うその感じって、本当に町医者ですよね。
小さい時から大人になるまでを見ているからこそ。

そしてメニューは、選ぶ楽しさ提供したいと、
たくさんの料理を用意し、迷ってしまうくらいです。
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スパゲッティなら
・ナポリタン
・ミートソース
・ホーレン草とベーコン
・明太子とアサリ
・カルボナーラ
・シーフードなど。

ピラフなら
・カニとタマゴ
・ドライカレー
・ツナ
・オムライスなど。

・グラタン
・ドリア
・ピザ
・サンドイッチ
・トースト
・サラダ
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・ハンバーグ
・チキンソテー
・豚肉のしょうが焼き

これらを全部一人で作ってるのって大変です。。。
しかも、他のスタッフが仕事する場合でも、味が変わらないように
「一つ一つ全部見てる」
と。

「昔からのお客さんも多いし、
オープンの時からのお客さんもいる。

少しの味の違いが分かってしまうし、
一つのミスでお店の印象変わってしまうからね。」


高校生だったお客さんが大人になって、家族で来てくれたりと、
まさに、お店とともに年を重ねているようなもの。
それから、こんな面白い話しも聞かせてくれた。

「ナポリタンならナポリタン、必ず食べるものが決まってるお客さんが多いんですよ。
オムライスもしょうが焼きもそう。
あそこに行って同じものを食べて安心するっていうかな。
人見知りじゃないけど、『場所見知り』ってあるのかもね」


マスターの言葉って、深いんです。
長年ここで、お客さんを見続けてきたからこその言葉。
言葉も深いし、あと笑顔がチャーミング。
いろんな話しが出てきましたが、思ったのは、
今までの事や今の想いを
言葉にして伝えたい気持ちが凄くあったんじゃないかなって。
それに応えるためにも、深く深く伝えていきたいと思いました。
$川越style

「35年も続いた秘訣ってなんですか?」と聞いたら、

「ダラーっとしてると店に出ちゃうんだ。
つねに緊張感持ってやらないと。

長くやればやるほど、最初の気持ちを大事にって思いますよ。
一人一人のお客さんを大事に。
今のお店は厨房からお客さん見えないけど、
お客さんの事はいつも思い浮かべながら作ってます」


そして、マスターが作る、今も昔も変わらない新しさ、
これがミルキーウェイブの料理です。
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これは前に行った時に食べたハンバーグ。詰まった味わい、最高です。

ここまでが
ミルキーウェイブのマスターの今の想いです。

では・・・

マスターがここまで来るまでの歩み、
少し遡ってみましょう。。。
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☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

「小さい頃から何か商売やりたいなと思っていたんだよ。
もともと魚屋の息子だし、自分も商売やる事が当たり前だと思ってた。

中学の時に聴いたソニー・ロリンズに感動して、
レコード屋巡りもよくしてたなあ。
高校卒業して、知り合いに紹介してもらった洋食屋さんで働き始めたのが料理の始まり。
洋食屋で何ヶ所か修行してから、
28歳の時に、ここの前進『ミルキー』を横でオープンさせたんだよ」

$川越style
(今のミルキーウェイブ)

このミルキーウェイブのすぐ隣に、
28で始めた前身の「ミルキー」が、今も残っています。

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(すべての始まり、ミルキー)

今は使われていない建物ですが、
マスターと一緒に中に入ります。

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カウンター席に、2席のテーブルが3つ。

「1978年6月、オープンの日に、初めて来てくれたお客さんの事は、今でも覚えてますよ。
『こんな所によく来てくれたなあ』って感動した。
最初にきた注文?
最初の注文はトーストだった。
ところがさ、トースター用意するの忘れて、自宅に取りに行ったなんて事があったよ。(笑)」


マスターがカウンターの中に移動。

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「お客さんがすぐ目の前にいる。お客さんから見られる緊張感。
真剣勝負だったね。」


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「ここでこんな感じで調理していたんだよ」

28歳でお店を始め、1990年までいたお店。

「今回、改めて振り返っちゃったなあ」

と言っていました。
この時から、プロのミュージシャン呼んで、
ここでライブをやっていたそうです。
$川越style

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

またミルキーウェイブの方に戻ってきました。
そして食べたのがオムライス。
オムライスを注文して待つ間、
「マスター、どんな事考えて作ってくれてるかな・・・」
そんな事に思いを馳せ・・・
きっと、じっくり考えてくれたんでしょうね。
$川越style
フワフワで美味しいオムライスでした。♪

ミルキーウェイブ、
35年も一人で続けてくるのは大変な事だと思います。
こういう方じゃないと35年も続かないんだろうな、と思うくらい
熱い気持ちの方でした。

お客さんを想う。

今、お店では料理目指す若者もいるそう。
そういう若者にはちょっぴり厳しく教えてる。
そう、当時自分が鍛えられたように、自分を重ねて。

このマスターの元で鍛えられるって、
凄く幸せな事だと思います。
技術だけじゃなくて、気持ちを仕込まれますからね。

「町医者みたいなもの」

きっと、元気に巣立っていくでしょうね。

マスターのあの緊張感、熱量、気持ちの若さ、
ミルキーウェイブを表現する言葉を最後に記します。

「35年続く新しいお店」です。

マスター、貴重なお話しありがとうございました。!

「ミルキーウェイブ」
川越市志多町17-2
11:00~21:30
月休

$川越style

$川越style

$川越style

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やっぱり新しいお店ができると、

行ってみたくなるし、

紹介したくなる。


応援したいって気持ちもあるかな。(-^□^-)


そのお店のチャレンジで、

街の風景の見え方感じ方が

少しずつ変わっていくんじゃないか、

そんな事を考えると

ワクワクする。


ただ・・・


振り返ってみて

自問自答しました。


ブログに書いてるお店って

そういう

「新規オープンのお店が多いかも??」

「昔から続くお店をあんまり紹介していない??」

と。


なんて事を考えていた時に

まっ先に思い浮かんだお店があります。


そのお店で

いつも頼むのはロールキャベツ。(*^o^*)


ロールキャベツは始め

ステーキの付け合せだったそう。


それがとても人気で単品になり、

今ではお店の看板メニューになってます。


オープン当初からあって、

30年間作り続けてるロールキャベツを通し、

何か伝えられる事があるんじゃないか。


そんな事を思って、

あらためて行ってみました♪


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


仲町交差点近くにある・・・
川越style
「ビストロ岡田」さん。

川越市仲町7-13

11:30~13:30、17:00~20:30

火曜休


気軽にフレンチを謳ってるお店で、

フレンチってくくりより

僕にとっては街の洋食屋さん。(笑)


メニューはロールキャベツだけじゃなく

もちろんいろいろありますよ!


川越style
ランチメニューヽ(゚◇゚ )ノ


店内は

4席のテーブルが4つと

2席のテーブルが2つの

こじんまりとしたお店です。


川越style

ここはシェフの岡田さんと女将さん、

夫婦でやられてるお店です。


女将さんは気さくで凄い話しやすい。w

何か一つ聞くと

三つくらい話し返してくれますよ。(*^.^*)


改めて

ロールキャベツにまつわる話を聞きました。♪


「今はキャベツが高騰してるし大きさが小さいね。

ロールキャベツには硬くて大きいキャベツが

必要なんだけどね。。。


でもそこは腕で美味しいロールキャベツを作ってるよ。

なにより仕込が大変なんだよ~。


キャベツは煮込み過ぎると崩れちゃうし、

そこのさじ加減は難しいかな。」


うんうん、なるほど。!


「『東京會館』って知ってる??

あそこで15年修行してから、

川越でお店始めて30年経つの。

そう、合わせるともう45年だね」


と詳しく話してくれました。(-^□^-)


あの・・・この話してくれたのって、

シェフじゃないですよ??

女将さんが話してくれたんだけど、

まるで自分の事のように話してたのが印象的。


その姿は、

二人三脚って言葉がピッタリです。(*^▽^*)


冒頭の

「ステーキの盛り合わせだった」とかの話も

女将さんからです。(笑)


そして

30年間作り続けてるロールキャベツ。

今も変わらずここに。。。


川越style
岡田さんのロールキャベツは

デミグラスソースですよ♪

そして鮭クリームコロッケと・・・

お!

上に乗ってるのは・・・

一口ステーキだ!ヾ(@°▽°@)ノ


ステーキの付け合せ時代の名残??

ロールキャベツ、脇役から主役へ。

逆転したこの形面白いです。(笑)


ではちょっと

ナイフでカットしてみますね。!


わあ、全然力入れないで

キャベツ切れます。。。
川越style
食べたら柔らかくて甘いキャベツ。。。


硬いキャベツをこまで柔らかくする事

味を染み込ませる事、

それを思っただけで

このお店の事が分かりますね。


お肉との相性も凄くいいです♪

美味しかったです。!

ご馳走さまでした(●´ω`●)ゞ


という、

ビストロ岡田さんでした。

こういうお店紹介できて良かったなあ。


岡田さんがお店を開いたのが

30歳くらいの時。

そう、

今川越で新しくお店を始めるのも

そのくらいの人が多いよね。!


30年後、どうなってるかなあ。

岡田さんから気づく事あるかも。(*^o^*)


「今でも気に入らないものだと捨てちゃうの。

お客さんに出すからには

自信あるものじゃないと出せない。」


と言っていましたよ。

女将さんが。(笑)


丁寧に丁寧に、

ひらすら丁寧に、

それを30年間。


二人三脚でこれからも頑張ってください♪ヽ(゚◇゚ )ノ
川越style

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