「川越style」

webマガジン川越styleは、「小江戸川越」のお店や人、イベント、行事、風景、文化、川越の熱い動きを伝える情報発信サイトです。過去記事もぜひどうぞ。


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ピンと張り詰めたような空気が充満する室内、あちこちに散らばる、ように見えておそらく整然とそこにあるのであろう画材たち。

窓からはのどかな景色が覗き、混じりけのない空気が柔らかく流れ込んでいた。

その空気を吸い込み、吐き出し、溶け込みながら、キャンバスに向かう。

すっと筆を走らせたら一閃、止まることなく筆は走り、真っ白い画面には絵が浮き上がっていきました。

そしてまた、次の一枚に取り掛かるために、手際良く準備を進めていくのでした。

ここは若手アーティストたちの拠点であり、熱い発信源。

ここから川越を熱くする。。。

「アトリエみらい畑」は、川越でも珍しいシェアアトリエ。

この時点でアトリエみらい畑には、「東佑樹」さん、「蘭恵-Rankei-」さん、「BEKo.」さんという川越在住の3人のアーティストがここを共同アトリエとし、日々制作に没頭していた。

 

 

 

 

 

 

 

「アトリエみらい畑」

https://www.facebook.com/%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84%E7%95%91-500640470123531/

東佑樹さんが、母方の実家であった場所の空き建物を利用してシェアアトリエを開いたのが2015年夏頃のこと。

そこから、場に「アトリエみらい畑」という名前を付けたのが、2016年3月のことでした。

みらい畑があるのは、川越市的場516。

最寄駅だとJR川越線的場駅です。

入間川に架かる八瀬大橋や関越自動車道からほど近く、昔からの農家の家々が点在するのどかな場所にあります。

もし分からなければ東さんに直接。

東佑樹 電話09010451467

地図で見ると分かりづらいかもしれませんが、道を入って行くと、間違いなくすぐに見つけることができる。

道沿いに、一見するとなぜここに!?という場違いなような雰囲気を発しているアトリエ・・・といか小屋?が目に入ります。

さらに地面には・・・チョークアート、と言えばいいでしょうか。。。

そこが、みらい畑。

あ、ここだな、とすんなりと辿り着くことができます。

 

 

 

外観を見て一瞬入りにくそうと思うアトリエも、扉を押し開き、いつ入っても全然ウェルカム、予約なども必要なく、ふらりと自由に足を踏み入れることができます。見に来る人も多いそう。

目的地として来る人もいれば、通りすがりで、何か不思議な場所を発見した!と入って来る人もいて様々。

タイミングが合えばアーティストたちが制作する生の現場を間近に見ることができ、東さんは土日中心に、平日は朝早くと夕方に制作しています。

来た人を応対するギャラリー的な場というより、まさに制作のアトリエで、そちらに向き合っている姿がありますが、きっと雑談にも気軽に応じてくれるはず。

ただし、一歩足を踏み入れた瞬間・・・

若いアーティストたちの熱過ぎる表現欲、熱情が室内に充満している様に圧倒されるかもしれない。

いいものを創り上げたい、純粋に突き進む姿は近寄り難いオーラを放ちながら神々しい。表現に没頭する人の姿はやっぱりどこかで美しいのだ。

 

東佑樹さん、蘭恵さん、BEKo.さんによるシェアアトリエというのは、その名の通り、アーティストたちが一つの場所を共有してアトリエを構えています。

川越を拠点にして活動するアーティストは意外にもたくさんいます。

川越が好き、川越を盛り上げたい、川越は色んな人がいるから刺激を受ける、それが制作にも活きる、それぞれの思いを胸にこの街から発信している。彼らに共通し繋げていたのが、やっぱり「川越」でした。

アトリエみらい畑は、アーティストたちにとっては夢のような場。

それぞれが川越で点で活動している中で、単に交流という枠を超えた、同じ場にアトリエを構え、お互いの存在を意識しながら制作するというライブ感。

意気投合して一緒に制作しよう、共同のアトリエを構えたいね、そんな話しもよく出ることでしたが、まさか本当に実現させてしまうとは。。。

シェアアトリエという場は、川越では他に、伊佐沼にある「伊佐沼工房」という例があります。

あるいは現在工事中の立門前通りにある旧川越織物市場も、作家さんたちのアトリエの集積というプランがある。

市街地より外れた場所にアーティストたちが集まる拠点があるというのが川越的かも。自然を感じさせるのどかな場所から、発信されています。

ただ、みらい畑が他と違うのは、伊佐沼工房も織物市場も、それぞれの部屋が壁で区切られ独立性が確保されているのと比べると、ここにはアーティストたちを隔てる壁が一切ないj。(!)

一つの大きな部屋に、それじゃあ、お前はこの辺、お前はそっち、とざっくりと決められ、お互いに何をやっているのかが一目瞭然。いや、何なら横で制作しているアーティストの息遣いさえ聞こえてくるほど。

その密着感、ライブ感。

川越でシェアアトリエを、20代の若手が作り上げたことが奇跡的。

いや、川越だからだったからか。。。

川越というキーワードで人と人が繋がることは多いですが、アーティスト間も例外ではない。

独りで制作している者にとっては、他のアーティストからの刺激は何物にも代え難いもの、それが、すぐ横からライブで伝わってくるのですから。他のアーティストの姿に創作意欲が刺激、喚起され、自分に跳ね返ってくる。居ながらにしてのコラボレーション。お互いに刺激し合う相乗効果、関係性がありました。

それになにより、みな若手アーティストたちです。互いにヒリヒリと意識し、ビシビシと交感するのはもう目に浮かぶよう。

互いの筆遣い、息遣いを耳にしながら、相手をも吞み込んで自身の作品に昇華させながら、筆は先へ先へと進んでいくのだった。。。

 

例えば、東さんと蘭恵さんは、その作風は全くの正反対と言いますか、

目に見えないような自然の摂理に惹かれてあっという間に制作していく東さんに、じっくりと時間を掛けて一枚の絵を仕上げていく蘭恵さん。

相反する作風の二人ですが、真逆だからこそ引き寄せ合っているのかもしれない。重力や引力といった自然の運動をテーマにする東さんらしいとも言える。

 

 

 

 

 

 

シェアアトリエがなぜ可能だったのかというと、ここが東さんの母方の実家で、使われなくなった建物がそのまま空いていたから。

東さんはこの地で16代続く家。

空いた建物が、すぐにシェアアトリエとして夢の場に結実していくまでには、そう時間が掛かることでもなかった。

・・・と、東さんがアーティストになってからの話しをするよりも、アーティストとして活動する前、そこに至るまでのいきさつがなんとも紆余曲折で、波乱万丈でした。

栃木県出身の東祐樹さんは、小さい頃から絵を描くのが好きで、「小さい頃は『地層』をよく描いていました」。

頭で考えるよりも、なんで色が違うんだろう、不思議だなと自然の形に惹かれていた。

この感覚は、今でも東さんの心の奥底に豊かに湛えられている。

自然の形、色、音、動き、自然の摂理に心が奪われずっと見つめている姿は、小さい頃も今も変わっていない。それが創作の原動力で、尽きることなくどこまでも進んでいく力になる。

高校卒業後、吉本興業の養成所NSCに通い、卒業後吉本興業所属の芸人として活動していた。

この時、都内に通うために引っ越してきたのが、今の川越の母方の実家。

芸人生活は楽しい時もあれば苦しい時もあり、5年間活動していました。

ここからなぜ絵を描くように・・・??

実はお笑いの舞台のオーディションで特技を披露するという時に、東さんは絵を描いて見せたのだという。

その時だった。

絵を描くことが自分の中で歯車がぴったりと合致したというか、これだ!という稲妻のような直観が降り注いできたのだという。

「これだ!これが自分がやりたいこと、自分が生きていける」。

それからは水を得た魚のように絵に取り組み、芸人の生活を終え、絵描き一本で行こうと決意しました。

25歳。まさに人生の転機でした。

奇しくもその年、東さんに多大な影響を与えた母方のお祖父さんが亡くなったタイミングでもあった。

東さんの個性は、このお祖父さんの遺伝子を受け継いでいるものなんでしょう、お祖父さんも相当な個性的な人だった。

もともと家はお盆などを作る木工の仕事をしていましたが、お祖父さんが落花生作りを始めたり、東さんと同じく自然の動きに惹かれて楽しむ人でもあった。

そうそう、お祖父さんが落花生作りに使用していた建物が、今のアトリエみらい畑でもあります。

木工の道具が家に揃っていることで、絵の額縁も手作りしている東さん。

 

 

今、考えれば、東さんの感覚と的場という場所の空気も合っていたのではないかと思う。

市街地から離れ、のどかな雰囲気の的場は「自然の動き」がリアルに肌で感じられる地で、お祖父さんから孫へ、きちんと正確に、何かが受け継がれている。

 

敷地にはギャラリーであり作品置き場でもある建物もあって、こちらも出入り自由。

 

 

 

ギャラリーではテーマによる展示が行われていて、最近では・・・

新作展vol.139「人、結晶」、
新作展vol.141「仮面」、
新作展vol.146「いろいろ」、
新作展vol.150「ダークヒーロー」、
新作展vol.154「星空」、
新作展vol.158「夕焼け」、

というように回を重ねてきました。

 

アトリエみらい畑が的場という霞ヶ関地区にあるからなのでしょう。この地域にあることの必然として、地域の人が猛烈にみらい畑の若手アーティストたちを応援しようという動きがある。作品を展示して応援しようというのも霞ヶ関のお店に多く、霞ヶ関では、あ、ここに、ここにも、と色んなお店でみらい畑のアーティストたちの作品を見ることができます。

東さんの作品を置いている場所は、現在15ヵ所ほど。

角栄商店街だと美利河(ピリカ)さん、川庭(KAWATEI)さん、桜英数個別塾さん、他にはファミリーマート川越安比奈親水公園前店さん、えすぽわーる伊佐沼さんなどなどにも展示されています。

中でも猛プッシュで応援しているのが、霞ヶ関駅から歩いて10分、かすみ商店街にある「カフェ&ギャラリー  Le  Cottage(ル コタージュ)」の美奈子さん。

「カフェ&ギャラリー  Le  Cottage」

(川越市的場北2-23-6霞ヶ関マンション1F
東武東上線 霞ヶ関駅南口下車徒歩10分程)

美奈子さんはシェアアトリエ開設の時からずっと彼ら地元アーティストを応援し続け、もちろんみらい畑にも何度も足を運んでアーティストたちの生の熱気に触れています。

店内では、みらい畑企画の展覧会が常時開催していて、いつ行ってもみらい畑のアーティストの作品が展示されているという応援ぶり。

2ヶ月ごとに展示会が変わっていきますが、

常時展覧会であり、常設店と言った方がいいようなお店です。

 

 

 

 

 

 

 

(「カフェ&ギャラリー  Le  Cottage(ル コタージュ)」)

この時開催されていたのが、2016年12月19日~2017年.2月26日、
アトリエみらい畑合同展vol.5「女装するおじさん」。
オープニングレセプション2016年12月23日。
■展示者
BEKo.
福島英人
monyoratti
鎌田萌奈美
Gosuisei(悟水晴)
蘭恵
東佑樹

 

そして、Le  Cottageで現在絶賛開催中なのが、アトリエみらい畑の第6回展示会「新作展」。2017年2月27日〜4月30日まで開催されています。

今回のテーマは「新作」。

『今まさに自身が興味ある物事を製作し展示してもらいました。新鮮さの中には作り手本人もまだ気づいていないような自分の一面があるかも知れません。人が創り出す自然が感じられたらそれが一番良いなと思います』。

3月19日(日)16:30〜にはLe  Cottageにてオープニングレセプションが開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


◼︎展示者
福島英人
Natsuki Wakita
長島一広
Gosuisei(悟水晴)
蘭恵
東佑樹

制作したアーティストたちが一堂に会し、自身の作品の説明をしたり、来場者との交流を深めました。

このようにみらい畑の展示会では毎回のようにオープニングレセプションが行い、アーティスト&来場者の橋渡しをしています。


さらに、若手アーティスト応援なら、霞ヶ関と言えばあの男、いや、あの漢の存在を忘れてはならない。

川越日高県道の的場交差点から八瀬大橋方面へ、東上セレモニーホールの斜向かいにある「モナミモータース」の富岡さん。

彼もずっと以前から東さんの活動を応援し、事務所の壁に作品を展示し続けています。

 

 

(「モナミモータース」富岡竜一、川越で最も熱い30代と呼ばれる漢

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11772813359.html

 

みらい畑の熱の連鎖ははさらに広がっていく。

Le  Cottageと同じく、かすみ商店街にある「たまり場 博多屋」さんでも東さんの作品を店内に展示、応援していくことになりました。

博多屋さんの記事の中では、奇跡のような東さん颯爽と登場の下りを伝えました。

『東さんも霞ケ関を拠点にして頑張っているし、

この日の霞ケ関ナイトには彼の存在も欠かせないのではないかと、

富岡さんがLINEで東さんに連絡しようとしたところ・・・

博多屋の前で止まった自転車の影、降りてお店のドアを開けて入ってきたのが・・・

なんと、東さんだった。。。!霞ケ関人は引き寄せ合う。。。

博多屋でも今度東さんの絵を飾ることになり、ちょうどこの時、絵を届けにきたところだったのだ。』

ちなみにその中には、上記モナミモータースの富岡さんも登場していることは偶然なのか、必然なのか。。。霞を巡る地域の糸は、辿ればどこかで知り合いに繋がるという濃密なネットワーク。

霞で霞の人を話題にすると、その人が現れるという地域の神話は、いや、実際に起こって驚愕させることがしばしば。

富岡さんと東さんが酒を酌み交わすのは実に2年ぶり。

話しをしていたまさにその人がこの時に現れるなんて。

せっかくだから一杯と、東さんも席について霞ヶ関ナイトの輪に加わっていった。

 

 

 

(「たまりば 博多屋」もつ鍋が人気の博多料理店 人が人を呼ぶたまりば 川越の霞ケ関

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12235294445.html

ちなみに、モナミモータースからみらい畑は歩いてすぐ。距離の近さも気持ちを繋げているのかもしれない。

 

「アトリエから街に出よう」。

 

東さん、蘭恵さんがアトリエを飛び出して、川越のイベントに登場する機会も近年は増えている。

東さんは、街で知られている側面として、毎月ウニクス川越で行われている「にぎわいマルシェ」で、お絵描きワークショップの人、と言えば、ああ!と思い出す人もいるかもしれません。そう、あの子どもたちに大人気のお絵描きワークショップの人が東さん。

(地面に広げたキャンバスに子どもたちみんなで絵を描く)

川越のアーティストたちが街の目に触れる場所に出てくるようになったのは、その奥には、川越のアーティストを応援しようという街の人が下支えしていて、みらい畑の二人に声を掛けているのだ。

イベントでは、会場で作品展示・・・というのは普通に考えることですが、いや、もっと楽しく、アートでもっと人を巻き込んでいこうと、ライブパフォーマンスを披露しています。アトリエでの制作とはがらりと変わった特別仕様で、アートから人に近づいていこうとしていました。

アーティスト支援というところでは、NPO法人おとまち小江戸がまず積極的。

2016年10月に開催された「おとまち小江戸秋まつり」では、

みらい畑の東さんと蘭恵さんが揃って登場。

東さんはお絵描きワークショップを、蘭恵さんたちがライブペイントを担当しました。

 

 

 

 

(2016年10月おとまち小江戸秋まつり)

 

ちなみに、アトリエみらい畑の入口には、おとまち小江戸デザインの自販機があるので、それも大きな目印。

(みらい畑入口に目立つおとまち小江戸の自販機)

さらに言えば、東さんと蘭恵さんを繋げたのも、おとまち小江戸の茂木さんでした。

 

そして、2017年4月にウェスタ川越・ウニクス川越で開催された

「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」。

自閉症啓発イベントであり、一般の人にも気軽に来場して楽しんでもらおうとしたイベントは、アートの力を借りようと、やはり二人に声を掛け、みらい畑の二人がイベントを盛り上げました。

 

(「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」2017年4月2日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262975510.html

イベントでは、東さんには地面いっぱいに真っ白なキャンバスを広げ、子どもたちに自由に絵を描いてもらおうという「お絵描きアート」を。

 

 

 

そして蘭恵さんは、広場入口にてライブペイントを実施。

ライブペイントではいつも自分の制作のみならず、他のアーティストたちをまとめる役も担っています。

各地からやって来たアーティストが集結し、思い思いに自分の作品を制作していくライブペイント。

世界自閉症啓発デーにちなんで「青色」を使用するアーティストが多く、無地だった板に青の世界が広がり、深まっていく過程を魅せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(Light it up blue 川越 ライブペイント)

 

そして、 Le Cottageでのみらい畑主催の展示会は、これからも続いていく。来月から新たな企画がスタートします。

『アトリエみらい畑の第7回展示会「新緑」。2017年5月2日〜6月25日まで展示しています。テーマは「新緑」。

5月21日(日)16:00〜オープニングレセプションがあります。展示者さんのトークあり。ご来場お待ちしてます。』

 

街での展開は引き続きこれからも広がっていく。

最近の一番のトピックとしては、何といってもアトリエみらい畑に新しい動きが。。。

さらに一人、これまた若いアーティストみなみさんがみらい畑に加わり、4人となった。!


4人の創作意欲、熱情が渦巻き、ぶつかり、絡み合い、新しい何かを生み出していく。
川越を拠点に頑張る若手アーティスト、これからも目が離せません。




「みらい畑」

川越市的場516

東佑樹 電話09010451467

https://www.facebook.com/%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84%E7%95%91-500640470123531/


「カフェ&ギャラリー Le Cottage」
川越市的場北2-23-6霞ヶ関マンション1F
東武東上線 霞ヶ関駅南口下車徒歩10分程
10:00~18:00

月曜・第2火曜休
 

 

 

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2017年3月24~26日伊佐沼にある農業ふれあいセンターで開催されたのが、

「川越市園芸総合展」。

各種盆栽や山草、水石、いけ花が展示されました。

参加団体は、日本盆栽協会川越支部、日本皐月協会川越支部、初雁盆栽会、

川越・山田合同山草会、川越小品盆栽倶楽部、川越華道連盟、川越水石会。

特に盆栽の展示は川越随一のイベントで、ふれあいセンターの多目的ホール内いっぱいに、この日のための力作盆栽がずらりと並んでいました。

どれもこれも惚れ惚れするような芸術作品。中には、現代アートと言ってもいい斬新なものも。
盆栽は鉢の上に一つの世界を作るということを意識して育てられている。
それは日本の風情を感じさせる世界観で、日本的感性が全て注ぎ込まれていると言ってもいい。
盆栽の景色というのは一つではなく、上から、下から、横から、見る角度によって景色が変わっていき、どこから見ても鑑賞できるよう意識されている。
景色の変化に富むのが盆栽の魅力で、それが小さな鉢の上で目まぐるしく起こるということに圧倒されます。
細部のこだわりは、根、幹、枝、細部にまで目を行き届かせながら、苔の付き方一つにも神経を使い、隅から隅まで気を遣っていることからも分かる。
なにより、作為を超えた木の生命力。長い年月を経てまとった風格は、単なるアイディアだけでは作り出せないもので、盆栽作りの大変さと奥深さを感じさせる。

どの鉢も、木がまるでそこにずっと生えていたかと思わせる自然感で在り、
ダイナミックな木ばかりでなく小品にも小品の生命力が溢れています。
人の力と自然の力が合わさって作り出される盆栽世界。

まさに、鉢の上に世界が詰まっているようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

盆栽というものが、一部の愛好家のものというイメージを超えて川越的な意味が近年大きくなっています。

川越と言えば、昔から和の文化が定着しています。

例えば着物は、毎月8日、18日、28日は川越きものの日として着物姿の人が街に増え、

和食、和菓子、河越茶、落語、蔵造りの町並み、神社仏閣、骨董市・・・

先日蓮馨寺で行われた創作浄瑠璃、一番街の「江戸の日」、和の文化が再び大きく花開いている今の川越。着物の人気に火がつき、着物から派生して様々な文化に興味が広がっているよう。

 

(川越の街にきもの姿を増やす会「氷川神社の七夕まつりに着物の集い」2016年8月7日氷川会館

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12189812953.html

 

 

 

(「小江戸川越七福神めぐり」2017年1月8日川越の街にきもの姿を増やす会

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12237632059.html

 

 

 

(「れんたるきものや 寛kan」着物をもっと身近に 川越で着物を着て街歩きを楽しむ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12256234476.html

 

もちろん、着物と切っても切れない関係にあるのが、盆栽です。

盆栽も着物と同じように日本の大事な文化であり、日本発の和カルチャーとして世界から熱い視線が注がれています。

世界中で盆栽愛好家が急増していて、さいたま市にある「大宮盆栽美術館」にも外国人の姿がよく見られている。

そして今、日本の盆栽界にも新しい風が吹き込んでいる。。。

盆栽家というとこれまでは年配の男性のイメージが強いかと思いますが、女性の盆栽家も増えているのが最近の動き。

遡れば、浮世絵の中では盆栽も女性のたしなみになっています。

川越にも盆栽にいそしむ女性の存在が。
日本盆栽協会川越支部所属の女性盆栽家、原田さんは、着付け教室を主宰しながら盆栽をたしなんでいる人。自宅にはたくさんの盆栽が育てられています。

着物と盆栽、という組み合わせをまさに地でいくような人。

女性らしいしなやかな感性、発想の盆材たち。

室から出された小品盆栽たちは、春の空気に触れて大きく深呼吸しているよう。
ロウヤガキ、長寿梅、サツキ、ツヅジ、ちりめんカズラ、カイドウ、姫リンゴ、ニオイカエデ、ルリビョウタン、サンシュユ、など など……
芽吹きに個体差あるけれど、みんな平等に春が訪れています。

 

 

 

 

 

 

 

(原田さん作盆栽)

原田さんも所属する日本盆栽協会は、

盆栽芸術の普及と発展を図り、日本文化の進展に寄与するために、昭和40年2月、文部省から社団法人として設立許可を受け、元内閣総理大臣の吉田茂先生を初代会長に迎えて発足した全国組織の盆栽愛好者の団体です。

すでに盆栽を楽しまれている方でも、これから盆栽を初めてみたいという初心者の方でも入会できます。

現在、全国に約6000人の会員がおり、約250の支部が活動をしています。
平成24年4月、一般社団法人に認可されました。

それぞれの支部では、盆栽展や講習会の開催を通じて地域文化の向上に寄与すると同時に、会員の親睦を深めています。また今日では盆栽は海外でもたいへん盛んとなり、海外にも多数の会員がおります。

日本盆栽協会では

毎年2月、東京都美術館で公募の盆栽展では日本最古の歴史と格調を誇る国風盆栽展を開催しています。
また保存価値の高い盆栽や盆器を的確に把握するための貴重盆栽、貴重盆器の登録制度、正しい知識と技術の普及のための公認講師制度を設けているほか、月刊誌『盆栽春秋』の発行、盆栽キャンペーンの実施、指導者の海外派遣や海外の愛好団体との交流などの事業を行っています。

日本盆栽協会の全国各地の支部で展示会が頻繁に行われ、活発に活動しています。
第41回愛媛名品盆栽展(愛媛県)
主催:松山支部
会期: 3月3日(金)~5日(日)
会場: 八幡浜港 みなと交流館
 
 第49回大分支部盆栽銘品展(大分県)
主催:大分支部
会期:3月3日(金)~5日(日)
会場:大分市 アートプラザA会場


第32回支部盆栽展(岡山県)
主催:井原支部
会期:3月18日(土)、19日(日)
会場:アクティブライフ井原1階ホール

 

春季盆栽展(茨城県)
主催:鹿嶋支部・潮来盆栽愛好会
会期:3月18日(土)~20日(月)
会場:ショッピングセンターチェリオ・ジーコ広場
 

そして、いよいよ来月に迫ったのが、

2017年4月27日~30日さいたまスーパーアリーナをメイン会場として各地で開催される

「第8回世界盆栽大会inさいたま」。
http://world-bonsai-saitama.jp/<br />
国内で開催される盆栽イベントは名品を一堂に集めた盆栽展が一般的です。
一方、海外でも盆栽が普及し世界各地で盆栽イベントが開催されるようになりましたが、そのスタイルは盆栽展という形式ではなく、愛好家が一堂に会し交流を深め、日本より盆栽の先生を招いて講習を受けたりするというものが主流でした。
それが「盆栽大会」です。

やがて盆栽大会は全米大会、ヨーロッパ大会など次第に地域を広げ開催規模も拡大されました。そのような流れの中、初めて全世界に参加を呼びかけ開催したのが、1989年4月、盆栽の故郷である日本で開催した「世界盆栽大会」でした。

本大会は、日本盆栽協会が「大宮盆栽村」を擁する埼玉県さいたま市(旧大宮市)で開催し、国内外から1200名を超す愛好家が集い、過去最大規模の盆栽大会として大きな成功を収めました。
その後、世界盆栽大会は4年ごとに開催される事が決定し、アメリカ、韓国、ドイツ、プエルトリコ、中国などに受け継がれ、2017年28年ぶりに世界盆栽大会発祥の地・さいたま市で開催することとなったのです。
[過去の開催地]
第1 回 日本/さいたま市(旧大宮市)
第2 回 アメリカ/オーランド
第3 回 韓国/ソウル
第4 回 ドイツ/ミュンヘン
第5 回 アメリカ/ワシントンD.C.
第6 回 プエルトリコ/サンフアン
第7 回 中国/金壇


盆栽が今熱い注目を集め、
「和食 日本人の伝統的な食文化」、「和紙(石州半紙〈2009年登録〉、本美濃紙〈美濃和紙〉、細川紙〈小川和紙〉)」、「山・鉾・屋台行事(18府県の計33件)」などに続いてユネスコ無形文化遺産に、という声が日に日に高まっています。

他に盆栽も含めた川越のイベントとしては、2016年7月にウェスタ川越で開催された

「川越市総合文化祭2016」がありました。

ウェスタ川越大ホールや多目的ホール、活動室などウェスタ川越の様々な施設で、多くの文化芸術団体の参加のもと、市民による市民のための総合文化祭を開催。
室内多目的ホールの展示では、盆栽の団体含め、多くの芸術団体が展示していました。
(出展者)    多目的ホールA・B・C・D: 午前10時から午後5時
川越美術協会会員作品 / 第64回川越市美術展覧会各部門受賞者作品(一部) / 川越華道連盟 / 川越茶華道協会・華道部 / 川越古流協会 / 川越・山田合同山草会 / 川越小品盆栽倶楽部 / 川越水石会 / 日本皐月協会川越支部 / 日本盆栽協会川越支部 / 初雁盆栽会

 

2016年11月のウェスタ川越「かわごえ産業フェスタ」でも盆栽展示が行われていました。

また、2016年9月に一番街にある鍛冶町広場で行われた

「第一回「川越の職人と手しごと体験市」の庭師ブースでは、
竹の器を庭に見立て、ミニミニ庭造りの体験や砂紋描きの体験ができました。

実は川越で身近な盆材という存在。

 

 

 

(第一回「川越の職人と手しごと体験市」鍛冶町広場

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12234855151.html

 

盆栽の祭典という意味では一年に一度「川越市園芸総合展」の開催で、

これまで一般的に川越で盆栽に親しむ機会としてはイベントが多かったですが、

川越の盆栽を取り巻く状況は近年また変わりつつあります。

街として和文化を、という中に、盆栽も積極的にPRしていこうという機運が高まっています。

その大きなきっかけになったのが、「旧山崎家別邸」。

旧山崎家別邸は、川越の老舗菓子屋「亀屋」の五代目である山崎嘉七氏の隠居所として建てられました。設計者は、東京帝国大学で辰野金吾(日本銀行本店・東京駅を設計)に師事した保岡勝也。平成12年に主屋・茶室・腰掛待合が市指定有形文化財となり、平成18年に建物部分が市へ寄贈されました。また、平成23年2月に庭園が国登録記念物(名勝地)に登録されました。

旧山崎家別邸の庭園は、和館、洋館の建築とともに、保岡勝也が設計した茶室を含む和風庭園の事例として価値があると認められ、「造園文化の発展に寄与しているもの」として高く評価されています。
所在地:川越市松江町2-7-8

9:30~17:30

入館料:100円
交通アクセス    (1)東武東上線川越駅(本川越駅)からバスで(東武バス神明町車庫行きほか(蔵のまち経由)「仲町」下車徒歩5分) 
(2)川越駅から徒歩で25分 
(3)本川越駅から徒歩で15分

 

 

 

 

旧山崎家別邸はこれまで、室内は非公開になっていましたが、2016年4月に一般公開がスタート。和洋折衷の独特な建物は、川越散策の定番スポットの仲間入りを果たしました。

この旧山崎家別邸が盆栽に身近に親しむ場所として、また、川越の盆材の一つの発信地としての役割を果たすようになっています。

正面玄関から上がって、すぐ目の前にある庭園に面した客間、その床の間の床飾りを日本盆栽協会川越支部の面々が担当しています。

床飾りは、旧山崎家別邸の一般公開スタートに合わせて始まり、毎週土曜日曜に展示され、これからも続いていきます。

川越支部のメンバーの盆栽を週替わりで展示。季節に合わせ、四季折々の盆材を観ることができます。

盆栽を身近に鑑賞するのみならず、旧山崎家別邸の雰囲気と合わせて楽しむことができるのが醍醐味。

 

2016年10月15日(土)、16日(日)旧山崎家別邸客間床飾りは、上記原田さんが担当。

 

 

2016年2月11日(土)、12日(日)旧山崎家別邸客間床飾り。

 

2017年2月25日(土)、26日(日)旧山崎家別邸客間床飾り。

 

 

 

2017年3月12日(日)旧山崎家別邸客間床飾り。

 

 

 

 

2017年3月19日(日)旧山崎家別邸客間床飾り。

 

 

 

 

 

 

着物と共に、盆栽を愛でる。

川越でますます広がっていきそうです。

 

「旧山崎家別邸」

川越市松江町2-7-8

9:30~17:30

入館料:100円
交通アクセス    (1)東武東上線川越駅(本川越駅)からバスで(東武バス神明町車庫行きほか(蔵のまち経由)「仲町」下車徒歩5分) 
(2)川越駅から徒歩で25分 
(3)本川越駅から徒歩で15分

 

 

 

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2016年10月19日(水)~10月30日(日)の期間、

Gallery & Cafe 平蔵さんで開催されていたのが、「杉田大河初個展」。

11:00~17:00Gallery & Cafe 平蔵 
埼玉県川越市南通町8-6

個展の説明として、大河さんのお母さんの杉田さんが文章を寄せています。
『杉田大河19歳初個展です。小さい頃からなんでも発達が遅いなぁとおもってました。

小学一年の時に担任の先Gallery & Cafe 平蔵生より指摘があり、知的障がいがわかりました。

10歳のときよりNPO法人あいアイの粟田先生にお世話になっています。

今年の三月埼玉県立川越特別支援学校を卒業 現在就労支援B型あいアイ工房にて特訓中✨✨✨

ユニークな絵画を是非見に来てください。大河ママは、19〜23日30日は、

在廊しております。杉田大河も出没予定❗️美味しいものを食べながら是非秋のひと時を』。

NPO法人あいアイというのは、

障がいを持った人たちの創作活動の支援、就労支援などを行っている団体で、

杉田大河さんは、あいアイには10歳から数えて10年在籍し、いろんな活動を広げてきました。


個展の会場であるGallery & Cafe平蔵さん、お店があるのは、

川越駅東口からアトレとmodiの間の道を川越街道に向かい、

三番町交差点から川越街道を北に進んで川越工業高校前の信号手前、

ロコ動物病院の並びで、ちょうどラーメンの近喜屋さんの斜め向かいにあります。


店内は落ち着いた雰囲気で、着物に割烹着姿の店主遠藤さんが迎えてくれる。

平蔵さんと言えば、遠藤さん所縁の秋田の食材を使った料理がお馴染みで、

さらにお店を表す言葉として、店名にも入っているGalleryとしても広く知られています。

単に貸しGalleryということではなく、プロたちの質の高い企画展を実現している手腕も凄く、

身近にアートと触れ合える場となっています。

そして10月は2週間に亘っての杉田大河さんの個展。

お母さんの案内文にもありましたが、大河さんは今回が生まれて初めての個展です。

初個展が平蔵さんで迎えられたというある種奇跡のような開催。



(会期期間中、個展を訪れる人が途切れることがないくらい)

作品は、大河さんのこれまでの活動を最初から最近まで振り返るような総覧的な内容。

初期に描いた東京タワーから六軒町の三番叟の山車、国会議事堂、写楽、植物、生き物などなど。。。












期間中は大河さんも出来る限りお店の在廊し、

観に来てくれた人たち一人一人を迎え、丁寧に見送っていました。

初個展開催を祝福するように初日から大勢の人が訪れ、

(誇張ではなくお店に入りきれないほどの鑑賞者数で)

終始、祝福ムードに包まれていた2週間でした。

2週間の間で記帳した人で150人ほど。。。

他のGalleryや、美術館でさえもこれだけの数が訪れるというのはなかなかないかもしれない。

その人数が、人のお店の中に押し寄せていたんです。

お母さんの川越での顔の広さがあるし、

大河さんの活動を見守ってきた人たちが、続々と駆け付けていました。






個展に観に来てくれた人を応対し、それ以外の時間は机に向かってフェルトペンを握り締め、

一心不乱に絵を描き続ける大河さんの姿がありました。

会期初期の頃はお祝いの花を題材にして、それを描き尽くしてしまうと

平蔵さんに置いてあるものを目の前にして、この時は個展最終日、

平蔵さんのコーヒーカップに向き合っていました。


隣にはあいアイの栗田先生、

「そうそう、素晴らしい!心の中から描くんだよ」などアドバイスを送る姿に

少しずつ確かめるように筆を進める大河さんの姿は・・・

あの時とちっとも変わらない。。。


最終日の落ち着いた中で、大河さんのことを、お母さんの話しを、

あいアイの栗田先生の話しをじっくり聞くことができました。

 




 


杉田大河さんは川越出身、7歳の時に知的障害があることが分かり、

その後小学校の複式学級に入ることになりました。

学校の役員をしていた時、繋がりある人から

「今度川越にあいアイ美術館というのができるみたい」というのを教えてもらった。

その人というのが、既に絵の活動をしていた岩崎さんのお母さん。

岩崎さんはあいアイを代表するような画伯の一人です。

岩崎さんが描いた絵を観た杉田さんは、「凄い!」と衝撃を受けた。

そこで、杉田さんは大河さんをあいアイ美術館に繋いだ。大河さん、10歳の時でした。

絵はまず、丸、三角、四角を描くことから始まり、

だんだんと複雑な形、たくさんの色を使っていろんなものを描くようになっていく。

あの東京タワーは中学生の時の作品、

在住している六軒町の三番叟の山車も描いた、

特別なはからいで国会議事堂を目の前にして描く機会にも恵まれた、生き生きとした魚を描き、

そんな中から、あの猫の作品も生まれたのだった。。。



猫の名前は、平蔵。

Gallery & Cafe平蔵に、平蔵という名の猫の作品、

これでピンときた人もいるかもしれません。

そう、この絵は、昨年ここ平蔵で開催されたあいアイの画伯たちによる「平蔵展」の一枚、

大河さんの作品だったのです。

昨年開催された平蔵展は、2015年の川越の中でも特に劇的なドラマで、今でも語り草になるほどです。

平蔵さんにて、今回杉田大河さんの個展が開催されるまでには、

実はいろんな経緯があり、一つ一つがドラマチックな繋がりからここに辿り着いている。
 


平蔵さんを起点にした話し、いや、もっと昔、

大河さんと初めて出会った頃のことから、振り返りましょうか。


あの日、書初めで出会った人が、

ついに個展を開くまでに・・・と、大河さんの成長は本当に感慨深いものがあり、

それは、このブログを見ている人にとっても実は間接的に見守ってきたことでもあるんです。

今考えると、あの「生」を見た時から、

心の奥底に彼がどんな人になっていくのか見てみたいという思いがあったのかもしれない。

これまでことある事にあいアイのことを取り上げてきましたが、その時は、

名前を記していなくてもそこに大河さんの存在は必ずあって、

大河さんの作品には無意識のうちに触れていたことになるんです。

もともとあいアイのことを知ったのは、偶然の出合いでした。

あいアイが川越市内の各所で青空展覧会的に絵の展示をしていたのを見つけたことがきっかけ。

一番街を通りかかり、一番街にある鍛冶町広場で展覧会していたのが2011年12月のことでした。

(あいアイの鍛冶町広場での展覧会)
時の鐘、川越城本丸御殿、埼玉りそな銀行、

川越の名所などを題材に画伯たちは思い切った絵を描いていて目を奪われました。

この青空展覧会をきっかけに、それでは美術館にも足を運んでみようと行ったのが、あいアイとの繋がりを深めるきっかけとなりました。

NPO法人あいアイが運営するあいアイ美術館は、

川越の川越城本丸御殿近くにあります。

もともとあったのは、今の場所から「169歩」のところにあり、

美術館内というか、部屋中所狭しと作品が置かれていて、発しているエネルギーに圧倒された。

この時同時にあいアイの栗田先生とも知り合い、

今後あいアイの活動を追いかけていくと誓ったあの日でした。

川越style

(2012年1月旧あいアイ美術館。

ここが杉田さんが「今度オープンするらしいよ」と聞き、大河さんと通い始めた場所)


この年、2012年夏にはあいアイ美術館は今の初雁公園近くの場所に移転オープン。

以前より敷地は広くなり、画伯たちの活動の幅も広がっていったのでした。

そして運命的な出会いが、新あいアイ美術館がオープンして半年、

新しい場所で初めて行われた2013年1月2日の正月の書初めに、訪れた時のことでした。
栗田先生が用意した金屏風を背景に、あいアイの人たちは書初めに熱心に勤しんでいて、

それぞれ自分で選んで文字を真っ白い半紙に力強く書き込んでいたのでした。

その一人に、ひと際丁寧に墨を磨る姿があって印象に残っている人がいた、

そう、大河さんです。
彼は脇目もくれず手で握り締めた墨だけを見つめ、充分濃く漆黒の染まってもまだ、

一心不乱に磨り続けていた。

川越style


川越style

この時のことを2013年1月にどう書いていたのか、以下、

(今見ると口語調が少し恥ずかしいですが。。。それを含めてのこれまでの軌跡です)

書いた時のものを転載します。
『たいがくん、墨を摺るのに集中してます。

指に凄い力入っていて全神経で磨っている感じです。

時間かけてコツコツとね。!
どんな字書くの?って聞いたら「生」という字を書くみたいです。』

川越style  

『自分で墨を磨る所からっていうのがいいですよね。

先生の考えなんでしょうね。
たいがくんが字を書いてる時の先生の掛け声も凄いよかった。
「最後の長い線はね

人の一生だからね

力強くグッと書くんだよ」

なるほどなあってね。

コツコツと墨を磨り、筆で力強く書いた「生」。
生命力に溢れてますね♪

たいがくんの墨をする姿、一心不乱に磨ってたなあ。

コツコツやる事の大切さとか見習いたいです。
彼に会えてよかった。また会えるといいな。』

川越style


その後は、あいアイが川越唐人揃いに登場したり、
やまぶきホールで行われた福島復興まつりでの絵の展示、

すてっぷ1主催のミュージカルにあいアイの人たちが出演、と

いろんな場に関わっていたことを伝えてきました。

栗田先生の情熱から、あいアイは本当に川越のいろんな場面に関わっていて、

活動は目にすることが多い。

大河さんと、もう一つの物語、親子の物語を紐解くなら、

お母さんの杉田さんのことも川越styleで伝えることは何度かあり、

以前ビーズアクセサリー作家、講師として活躍していて、ここで取り上げることも多かったのです。

2013年4月には、自身の作品を展示販売していたティーベリーの9周年パーティーに杉田さんの姿が。

川越style

(ティーベリー9周年おめでとうございます!お腹も心も一杯に♪

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11520792018.html

この時期、フリーの作家、講師として活動していたのは、

大河さんが15歳になるまでは近くにいてあげたいという思いだったことを、今回の個展での話しで知りました。


2015年1月に小江戸蔵里近くのぎゃらりー六左ヱ門で開催されたのが、
 「ニューイヤーいっぴん展」。

これにはあいアイの画伯、伊藤大貴さんの富士山の作品なども展示され、

大河さんのお母さんも訪れていました。

(「ニューイヤーいっぴん展」ぎゃらりー六左ヱ門

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11980562181.html

この展覧会の会場でのことでした。

時は1月、1月といえば・・・栗田先生指導のもと、展覧会会場内で書初めが始まりました。。。

その人を見かけて驚いた。。。間違いない、

2年前にたまたま書初めを見させてもらった、大河さんだったのです。

はじめは本人とは気付かなかった。

2年前からだいぶ大人びて、別人のように見えたんです。

あの時は「生」という一文字を一生懸命、魂を注ぎ込むかのように書いていたことを思い出す。

あれから2年、

この日は半紙ではなく絵馬に文字を書いていて、大河さんが書いていたのが、「愛」でした。

なぜ、愛だったのか?世の中の無上の言葉であり、あいアイからもきていたのだと思う。

練習用の紙に「愛」を練習した後、さあ、実際の絵馬に文字を書いていきました。

実はこの絵馬というのが、伊藤さんとのコラボとなっていて、

絵馬の片面には伊藤さんが富士山の絵を描き、

もう片面には大河さんが「愛」を書くという、二人の合作だったのです。
愛という文字を、一画一画ゆっくりと丁寧に書いていく様子は、2年前と全く変わりませんでした。

あの時と違ったのは、より複雑な文字を書く姿に、圧倒的枚数の違い。

絵馬に書き込む愛はもうたくさんで、次々に二人の合作が出来上がっていった。

 


二人のこのコラボ絵馬というのは、

2015年3月8日の福島復興まつりで販売するために制作していたもので、

2ヶ月後、川越市民会館大ホールのロビーにて販売されました。



(第4回「福島復興まつり」川越市民会館大ホール

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11999760644.html


この時からほどなくして、いよいよあのドラマへと続いていく。

平蔵さんのテーブルの上に置かれた「平蔵」の写真集、そこから物語は始まったのでした。

平蔵とは、遠藤さんが飼っている猫の名前。

その平蔵を題材にした写真集を制作し、お店に置いていたのです。

その展覧会が始まった経緯の話しを聴いた時に、

こんなにも偶然のような必然のような、奇跡的な話しが川越に、いや世の中にあるものなのかと、

我が耳を疑い一瞬信じられなかった。今だってまだ信じられないような思いで、

現実に起こった奇跡の前に、ただただ胸が熱くなる。

それは遠藤さん自身がなにより一番感じていたことで、壁に掛けられた絵を見つめながら、

「こういうことってあるんですね。。。信じられません」と感慨に浸っていました。

ここから先のお話しは、信じられないような、でも本当のお話し。

こんなことがごくごくたまにあるから現実は捨てたもんじゃない、面白い。

2015年の川越でも特に印象深い感動的なエピソードが、この店内で偶発的に発生していました。


それは、平蔵がオープンして、初めての展覧会を予定していた時のことだった、と平蔵の遠藤さんは振り返ります。

お店に置かれた平蔵の写真集をそっと手に取り、ページをめくっていく姿、

写真集を見ていたお客さんが写真に感動し、

そんなに感動してくれたのならと、遠藤さんは数冊あるうちの一冊を手渡したのだそう。

この時はその後の展開なんて全く想像すらしていない。一冊どうぞと渡しただけだった。

一冊を大事に抱くようにして持ち帰ったのが、

郭町の旧富士見櫓にある御嶽神社の伊藤さんでした。



御嶽神社に並ぶようにしてある富士浅間神社の初山は以前記事にしました。

(富士浅間神社初山 http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11894662497.html

初山は伊藤さんが執り行っていて、両神社とも伊藤さんが管理しています


「あの写真に感動して、みんなが描いたらどうなるんだろう」
と伊藤さんは密かに思っていたらしい。
平蔵の写真集を持ち帰った伊藤さんは、素敵な写真だから見てごらんと息子さんに見せ、

あいアイ美術館の先生にも見せたのだった。

息子さんの伊藤大貴さんはあいアイに所属していて、

あいアイでよく見かける富士山の絵を描いているのが伊藤さん。

川越style


実は本当は、平蔵の第一回展覧会は、この伊藤君の作品展を予定していたんです。
遠藤さんが何気なく渡した一冊の写真集は、

伊藤大貴さんに渡り、あいアイ美術館の先生に渡っていった。

もちろんこの時は、あの一冊がどう渡っていったなんて遠藤さんは知る由もない。


そして、あいアイ美術館の先生は、子どもたちにあの写真集を見せたのだという。

その瞬間。。。みんなの瞳が輝いた。

世の中には数え切れないほどの書籍がある中で、

この一冊の写真集には何か人を動かすものがあった。


先生は本をほどいてバラバラにした。


自分はこの平蔵、自分はこのページ、

気に入った平蔵の写真を手元に置いて

あいアイの画伯たちは写真を見ながら、絵筆を持ち思い思いに絵を描き出し、

夢中になって創作に没頭していった。

もちろん大河さんもその一人。

平蔵の豊かな感情表現と、それを汲み取るあいアイの子どもたちの感受性、

両者の感性の火花がぶつかったような作品が次々に生まれていった。

人によっては「まだダメ、まだ満足できない」と何回も描き直し、3枚、6枚と平蔵の絵を描いていった。

大河さんが完成させたのが、個展でも大好評だったあの猫の絵だったのです。

たった一匹の猫が、こんなにも多様に展開して一つに繋がるなんて。。。

出来上がった作品を前に、画伯たちは充実感いっぱい、平蔵もさぞかし喜んでいるだろう、

みんな上手に描くことができました、とここまでで終わる、かと思いきや、

さらにここからが信じられないような展開を迎えることになる。


いよいよ、遠藤さんにここまでの話しが届けられる時が来たのだ。

「こんな素敵な作品たちが生まれました」

先生や伊藤さんたちは遠藤さんのところに出来上がった作品のことを伝えにきた。

その時の遠藤さんの反応は、一体誰が想像できるでしょう。

一冊渡しただけの写真集が、人の手を巡っていくだけでなく、たくさんの絵となって帰ってきたのだ。

それも、みんな独特な世界観の平蔵で、平蔵の全てを表してしてくれているような絵ばかりだった。

こんなことになるなんて。。。

遠藤さんは展覧会の予定を変え、急きょ、

伊藤さんの了解を得て伊藤さんの作品展を延期し、
伊藤さん含めたあいアイの人たちが制作した平蔵の作品の展覧会を開くことを決めた。

それが、
【展覧会・ねこの平蔵展】
日時 2015年7月15日~26日
主催 NPO法人あいアイ・あいアイ美術館

だったんです。

『お店に出ない看板息子・猫の平蔵くんの写真集を見つめて描きました。

今回は13名が絵と書13点に挑戦しました。』
だったのです。
 






一枚一枚違う平蔵がいて、どれも魅力的な平蔵がいた。
見る者を引き込んでいく絵の力、絵の前で涙を流す方もいたという。

たくさんの猫の絵を描いたんですねというお客さんの感想から、

いえ、一匹の猫をみんなで描いたんですと伝えた時の反応が一様に目を丸くしていた。

ここに至るまでの経緯を話すとみな、黙り込むほど感動に浸っていた。


そして平蔵で展覧会が始まって、あいアイの子どもたちがお店にやって来ると、
自分の絵がかけられた所に走り寄り、
「自分の絵はここにある!」
「自分のはここ!」と嬉しそうに、誇らしげに胸を張っていた。
「平蔵の初めての展覧会に、あいアイの展覧会を開いて本当によかった」と

遠藤さんは振り返っていました。

(「Gallery&Cafe平蔵」秋田の魅力が詰まったお店

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12064197644.html


この後に、伊藤大貴さんの個展が予定通り行われ、
そして、2016年10月に同じくあいアイの杉田大河さんの個展が開かれるまでになったのでした。

平蔵での個展、そして大河さんの軌跡を重ねると、

いろんなことがあり、いろんなことが繫がりあってこの日を迎えていることが分かります。


杉田さん、大河さん、初個展おめでとうございます。!

2016年10月19日(水)~10月30日(日)

「杉田大河初個展」Gallery & Cafe 平蔵

 


『たいがくんの墨をする姿、一心不乱に磨ってたなあ。

コツコツやる事の大切さとか見習いたいです。

彼に会えてよかった。また会えるといいな。』


あれから4年弱、これからの活躍も期待しています♪


川越style


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「火を点けてみましょうか」。

 

室内の照明を落とし、

 

テーブルの上に置いたキャンドルに、そっと火を灯す。

それはまるで、即席のキャンドルナイトのようだった。
 


炎の温もり。炎のゆらぎ。

は、波のさざ波や星の瞬きと同じような揺れだといいます。

見ているだけでホッとする落ち着きがありました。


川越の新宿町にある、
「キャンドルスタジオ川越 TwiTail」 さん。

スタジオがあるのは、川越駅西口、

ウェスタ川越からほど近くにあるマンション1階にあります。

 





Twin Tailは、埼玉県で唯一キャンドルの専門技術を学べる専門スクール。
本格的なキャンドル技術が学べる日本キャンドル・ハンドクラフト認定講座、
気軽にキャンドル作りを楽しめる1DAYレッスン、
日本ヴォーグ社認定キャンドルマイスター講座(2016年1月開講)、

様々なコース用意、その中から都合に合わせて選ぶことができる総合キャンドルスクールです。

 

■キャンドルアーティスト認定講座ビギナーコース。
自宅でキャンドル作りを楽しみたい・キャンドルのワークショップを開きたい、
個性的なプレゼントとしてオリジナルキャンドルを作ってみたい、
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自分にキャンドル作りが向いているか・・・と不安な人はまずはここから。
*最短1日~
*1名~2名までの少人数制でしっかりと学べます
①キャンドルの基礎を学ぶ(土台2種類)
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■キャンドルアーティスト認定講座アドバンスーコース。
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多くの人たちがこのコースを修了後キャンドルアーティストとして各地で活躍しています。
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・修了後は、インストラクターコースもしくはクリエータコースへと進むことが出来ます。  
*短期集中講座にも対応します。 最短3日+修了テスト
募集人数 2名様~3名様  
全13レッスン(12レッスン+1テスト)
① 土台1
② 土台2
③ カラーシート1
④ カラーシートグラデ
⑤ローズ
⑦キューブ・クリスマス
⑧PAL ・ バルーン
⑨ 香りのキャンドル
⑩ロックレースキャンドル
⑪ ジェルキャンドル
⑫キューブ・ピラー
⑬テスト

 


■キャンドルインストラクター認定講座
キャンドルアーティスト認定講座を修了された人の為のステップアップ講座です。
蝋についての更に深いお話、原価計算、人気の体験教室の作り方など、
キャンドル教室運営には欠かせないノウハウを学べるコースです。
◎キャンドルアーティストコースを修了された方対象
◎日本キャンドル・ハンドクラフト協会が公式に認定したことを証明いたします
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【期間・回数】
全10回
4キャンドルレッスン+5ビジネス講座+1テスト


■キャンドルクリエーター認定講座
キャンドルアーティスト認定講座を修了した人の為のステップアップ講座です。
更に幅広く多くの技術を習得したい人へ、
キャンドルインストラクター認定講座とクリエーター認定講座両方を受講した人は、
キャンドルアーティストアドバンス認定講座の開講が可能になります。
全10レッスン
【受講料】 76,000円(テキスト代・材料費含む)
①ランタン球体
②ステンドワックス
③ステンド仕上げ
④フリルキャンドル
⑤ジェル2
⑥ローズボックス
⑦サンドアート
⑧ランタン3
⑨ランタン3 仕上げ
⑩実習
キャンドルクリエーターを修了し認定を受けた人は、ビギナー③④受講し
【①認定キャンドルアーティストビギナーコース】を開講可能。
キャンドルクリエーターを修了し、認定を受けた人は、
 【認定キャンドルアーティスビギナー及びアドバンスコース】を開講可能です。
キャンドルインストラクター及びクリエーターコース全認定コースを修了した人は、
協会認定校としてのプログラムを受け、
キャンドルマイスターとして全てのコースを開講することができます。

 

他にも■キャンドルパティシエ認定講座は、
人気のスイーツキャンドル作りを基礎から学ぶレッスンです。
雑貨屋さんで見かける可愛いキャンドルが自分で作れるようになります。
用具の選び方・温度管理から丁寧に指導、
キャンドル作りが初めての人も安心して受講できます。
①ドーナツ
②マカロン
③ミルフィーユ
④パンケーキ
⑤ミルクレープ
⑥ベリーケーキ
⑨ショートケーキ
⑧お菓子の家 基礎作り (+500円)
⑨お菓子の家 (+500円)装飾
⑩お菓子の家 (+500円)

 

 

すべて本部校と同じテキストを使用、体験レッスンもあります。

 

丁寧な指導を行うために少人数制を導入していて、

一回のレッスンは、最大3人まで。1人でも開講しています。

フリースタイルレッスンで、

仕事を持つ女性、子育て中の女性も通いやすいよう、

前月までに知らせる開講日に自由に予約することができます。
通うベースも自由、月一でも毎週でもOK。

遠方の人には短期集中講座にも対応しています。

通いやすい内容になっているので、一つのコースを自分のペースで長い時間かけて終了する人も多く、

キャンドルを学べる場所がないため、遠方から通う人が多いのもTwin Tailの特長です。

 

■2016年1月開講したのが、日本ヴォーグ社認定キャンドルマイスターディプロマ認定講座。
ワックスを流し込んだり、手で形をつくったり、型取りしたりといったテクニックに加え、
キャンドルに関するいろいろな知識も身につきます。
老舗キャンドルメーカーであるカメヤマキャンドルハウスが監修した充実の内容の講座。

 

 

他にも1DAYレッスンであれば、1日で好きなキャンドルを作り上げることができます。

 

Twin Tail内にある数々のサンプルの中から

「これを作りたい!」と選んで、教えてもらうこともできる。










中でも、今の時代の自然志向を受けて人気なのが、ボタニカルキャンドル。

ドライフラワーなどを使ったキャンドルは、自然感があって特に人気なのだそう。

1DAYレッスンに申し込む多くの人が、「ボタニカルキャンドルを作りたい」と指名するくらい。





 

 

ドライ×キャンドルというコラボ、ワックスサシェは、

 

川越の花屋「KONOHA」さんのドライを使用して、川越ならではの作品も作ることができます。
 


(「KONOHA」はながすきすぎる

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12116166208.html

 

それに、「asoview!経由で体験に来てくれる人もいるんですよ」と話すTwin Tailの有田さん。
『asoview!(アソビュー) とは?』
asoview!(アソビュー)は日本全国のレジャー、体験、遊びが集まる
日本最大級のレジャー・体験予約サイトです。
「週末どこに行こう?旅先で何して遊ぼう?」
というちょっとした不便を解決すべく、いろいろな情報を発信しています。
事前に予約が必要なレジャーでは、オンラインでお申込みが可能です。

 

「asoview!
http://www.asoview.com/company/3000005855/

 

川越散策に行こう、そうだ、その時に何か思い出に残る手作り体験がしたいな、

 

川越観光した後に、あるいは先に体験をしてから観光に、

それぞれの都合に合わせてキャンドルの1DAYレッスンをプランに組み込んでいる人が多い。

観光地から川越駅西口は離れている?と思う人もいると思いますが、

Twin Tailまで自転車シェアリングを使って来て参加した人もいたそう。

川越駅の踏切そばにポートがあります。

遠いようで、小回りが利くレンタサイクルはとても便利。

(川越市自転車シェアリング
http://interstreet.jp/kawagoe/port/


出張キャンドル教室開くことも多く、
◎幼稚園・小中学校の家庭教育学級・成人教育学級

◎子育てサークル

◎カフェ・レストラン・雑貨店

◎百貨店・ショッピングモールなどに赴いて開催しています。

◆過去の出張キャンドル教室 実績◆
*伊勢丹 浦和店

*アトレ丸広 川越 クリスマスイベント

*川越住宅公園

*プラウドシーズンふじみ野上福岡

*ソラマド川越

*ココロマチ川越

*三澤屋建設

*川合住宅設備 愛彩展

*学習塾 ガウディア

*ネッツトヨタ鶴ヶ島

*西入間青年会議所

*テキスタイルブランド グリデカナ青山

*川越クレアモール 子供服の店jojo

*川越 小江戸蔵里

*子育てサロンきらきらクラブ

*川越市市民講座

*さいたま市 プラザウエスト

*川越的場ハンドメイド雑貨ぷっぺん

*鶴ヶ島市 びびっとショップ

*坂戸ミシンカフェ ++andante++

*カリフォルニアキッチンW

*川越ティーベリーサロン

*石坂産業 三富今昔村

*カクイチショールーム鶴ヶ島

(敬称略・順不同)

他、川越市・鶴ヶ島市・坂戸市の幼稚園・小学校・中学校での教育学級講座、

公民館での女性向け講座等も開催しました。

 

さらにイベントに出店では、

 

毎月いろんな場所でキャンドルワークショップを開催している。

川越近辺で、キャンドルワークショップといえばTwinTailというくらい、お馴染みの存在。

ウニクス川越で毎月開催されている「にぎわいマルシェ」には定番出店。

毎回多くの子どもたちがキャンドルワークショップに参加しています。




(2016年5月ウニクス川越にぎわいマルシェより)

他にも紐解けば、あのイベントにもTwin Tailが出店していた、
そういえばあのイベントにも、と次々と挙がり、

川越のイベントでキャンドルワークショップといえば、というところに、いつも有田さんがいました。

(後編 第一回「小江戸川越農産物と食のまつり」2016年1月31日ウェスタ川越

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12124950651.html

 

 

(「川越ハンドメイドの雑貨市Vol.4」2015年9月19日、20日初の二日間開催

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12076427529.html

 


(「第5回ベビー&キッズ マルシェ ままここ市」2015年12月5日開催)

 

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12104390125.html

 

今回、イベントに出店しているTwin Tailの様子ではなく、

 Twin Tailのスタジオのことを記事にする機会を得て、ついに・・・と、自分としても感慨深いです。

振り返りたいことがたくさんある。

Twin Tailの有田さんとキャンドルとの出会いは、今から遡ること4年前、2012年のことでした。

もともと花のアレンジメント教室を考えていましたが、誰もやっていないことをしよう!と、 日本で初めてのキャンドル専門スクールで、

全国からキャンドルアーティストやキャンドルインストラクターを目指して受講生が集まる「キャンドルスタジオ花織校渋谷校(現在の日本キャンドル・ハンドクラフト協会本部校キャンドルスタジオ花織工房表参道校)の体験教室に参加してみたのがきっかけ。

一般社団法人日本キャンドル・ハンドクラフト協会は、

日本のキャンドル界の第一人者でもある廣瀬祐子さんが起した協会で、廣瀬さんは作家でありながら、キャンドル文化を広めるためにはインストラクターを育てなければ、とキャンドルインストラクター育成という教育に力を入れてきた人で、教室運営まで含めてバックアップしている。

現在認定校というのは、都内中心に千葉県と神奈川県にあり、埼玉県はTwin Tailのみ。

だから東北からも川越に学びに来るんですね。

 

有田さんははじめ、わずかな時間の体験教室に参加しましたが、

 

すぐにキャンドル作りの楽しさに魅せられ、インストラクターになるべく専門コースに入会。
2010年12月キャンドルアーティストコース修了、
2011年2月ビジネスコース修了、
2011年4月スペシャリストコース修了、
2011年6月インストラクターコース修了、
2012年1月日本キャンドル・ハンドクラフト協会認定校として専門コース開講。

ここまでで一年と少し。

現Twin Tailに通っている人は、数年かけて少しづつ上位クラスに進んでいくパターンが多い中、有田さん自身はたった一年で協会認定校の専門コース開講まで至ってしまったという情熱。

そして、2012年7月、

川越市新宿町に念願だったアトリエ兼教室「キャンドルスタジオ川越Twin Tail」をOPEN。

Twin Tailオープンから半年経たないうちの2012年12月、

あのイベントの第一回を開催していたことが、

振り返ってみると本当に凄い行動力だということが分かります。

 

いろんなイベントに出店しているTwinTailの有田さんですが、

 

なんといっても自ら主催しているイベントの話しは外せない。

数々のイベントの中で、これこそ有田さんが最も大事にしているもの、

それが・・・「川越キャンドルナイト」。

毎年12月に小江戸蔵里で開催されているキャンドルナイトは、すでに5回を数え、

冬の恒例行事となっています。

日中が雑貨・ワークショップのイベントで、夕方から川越キャンドルナイトという

一日を通したイベントで定番化しています。

今年は2016年12月17日(土)開催が決定していて、またさらに盛り上がることでしょう。

回を重ねるごとに規模が大きくなって、というドラマを、

まさにリアルタイムで肌で感じてきてなんだか感慨深い。

あの小さな灯りから、だんだんと関わる人が多くなって、いろんな方向に発展し、

今では街を挙げての一大キャンドルイベントになった。

 

毎週、毎月のようにどこかでイベントが開催されている川越で、
雑貨・ワークショップのイベントとして

 

一年の最後を締めくくるのがいつもこのイベントで、

この会場に来ると「今年も終わるんだな」と一年の終わりを感じ、

そこから日が暮れてキャンドルの灯りを見つめて、一年を振り返る、

川越の年末に欠かせないものになっています。

 

川越キャンドルナイト、それはそれは素敵な時間ですが、

 

でもその内情はと言うと、12月というのはクリスマス時期であり

TwinTailの有田さんは講師として飛び回るような日々で、一年で一番忙しい時期でもある。

その時期に、あえて主催者としてイベントを開催しているのはなぜなんでしょう。
川越キャンドルナイトというは、個人の想いから始まったもの。

誰に頼る事もせず、自分たちの作品を並べ、自分たちの手で灯し、

静かな時間を過ごしてもらいたい、その一心で開催し続けてきました。

入場料などなしで見られるようにしていることが信じられない。
賛同してくれた人がボランティアで駆け付けてくれたり、

他のアーティストの協力もあって続いてきたイベントです。

 

「100万人のキャンドルナイト」。

 

もともとキャンドルナイトというのは、すでに10年以上前から続いているもので、
全国各地の施設やお店で行われてきました。

夏至と冬至の夜、2時間電気を消そうと呼びかける
「100万人のキャンドルナイト」がスタートしたのは2003年。

この活動を知った有田さんは、

「キャンドルを仕事で扱っているからには、自分が川越でキャンドルナイトをやりたい、

川越でキャンドルナイトなら自分が一番先にやりたい」

と動き出したのが、2012年のことでした。

キャンドルスタジオ川越Twin Tailを立ち上げたその年、開催にすぐに動き出すという行動力。

はじめは公共施設でやりたいと行政に働きかけましたが実現せず、

あるいは駅前ではどうかと掛け合ってみても徒労だった。

そんな時、「あとは・・・あそこはどうだろう」と小江戸蔵里に問い合わせてみた。

蔵里ならキャンドルを並べるだけのちょうど良い広さがあり、

さらに蔵里の担当者もイベントを前向きに捉えてくれ、話しがとんとん拍子に進んでいった。

(この運命の出会いから4年、今でも蔵里の担当者は変わらず、キャンドルナイトを後方支援しています)

記念すべき第1回川越キャンドルナイトは、2012年12月に開催。

思い返せばあの時はまだまだこじんまりとしたイベントで、

今のような雑貨の販売&ワークショップというイベントもなく、

日中にTwinTailによるキャンドルワークショップがあり、夜にキャンドルナイトを行うという内容でした。

そう、まさに2012年のあのイベントの時に、

初めて有田さんと出会ったのでした。

ふらっとブースに立ち寄り、有田さんに教えてもらいながら自分で作ってみたキャンドル。

川越style

 

そしてその夜、広場を灯したクリスマスらしいキャンドルたち。

 

2012年12月23日、これが記念すべき川越で行われた第1回の川越キャンドルナイトでした。。。

永遠にこの写真は使い続けられます。

 

今から思うと想像できないかもしれませんが、

 

一回目のキャンドルナイトの時は見る人もそんなにおらず、

これを目当てにして来るというより、通りすがりでたまたま見かけたという人が多いようでした。

せっかくの綺麗なキャンドルナイトを見てもらいたい、

「キャンドルナイトやってます!」

蔵里の担当者がクレアモールで呼び込みしていた姿が今も記憶に残っています。

ただ、キャンドルの本数も今ほど多くなかったので小規模の第一歩目だった。

 

翌2013年12月のイベントでは、日中の体験ブースが充実し、

 

夕方からキャンドルナイトという、今に繋がる二部構成的な形が出来上がります。

そう、有田さんは翌年さらに発展させたのでした。。。

「イベント」は、起こったものが全て続いていくとは限らない。

一回で終わってしまうものもあるし、数回続けると体力も気力も続かなくなって

途切れてしまうことがあることは、いろんなイベントが証明しています。

その中で、2013年12月は、今年もキャンドルナイトやるんだ、と思ったと同時に、

イベント内容が発展していて有田さんの熱意の本気度を感じました。

夕方から始まった第二回川越キャンドルナイト。

キャンドルの本数も格段に増え、また、一回目が口コミで広がったんでしょう、

目当てに見に来ている人が大幅に増えていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2013年12 月21日(土)「第二回小江戸蔵里キャンドルナイト」

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11734266650.html

 

有田さんが夢を語り、コツコツと育ててきた川越のキャンドルナイトの灯り。

 

誰もが思う、「この灯りを続けて欲しい」

その共感と協力の輪は徐々に増えていき、

有田さんの夢がみんなの夢になってどんどん広がっていった。

さらに翌2014年12月21日の、

「Kirari Work&ShopとKawagoe Candle Night」では、

この年、初のコラボとなったウニクス南古谷にある天使の小箱さんは、

作家陣によるキャンドルタワー提供し、と

川越のキャンドルナイトの灯りを絶やし続けないために輪が広がっていた。

2014年のキャンドルナイトの最大のトピックといえば、

この年からゴスペルライブが行われることになったことでしょう。

キャンドルナイトで歌声を披露してくれている「Glorious Crew」は、

ディレクターHΛL(ハル)さんのもと活動している
エンターテイメントゴスペルクワイヤー。
所沢を拠点にしている「B-less Boat(ブレスボート)」に、
姉妹クワイヤーで同じく所沢の「Various Voices(ヴァリオスヴォイセス)」、
そして川越で活動している「Glow Gem(グロウジェム)」が1つになった、

マスクワイヤー(合同チーム)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2014年12月21日第4回「川越キャンドルナイト」小江戸蔵里

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11968415649.html


そして、昨年2015年12月の川越キャンドルナイトは、キャンドルワークショップが大充実。

キャンドルスタジオ川越Twin Tail
オリジナルキャンドル Kuri Candle
所沢 キャンドル工房 Kivi Candle
新座 キャンドル教室 La Luce(ラ ルーチェ)
東松山・森林公園・熊谷 le vent nouveau 『ラバン』1dayレッスン専用サロン
狭山 キャンドルアトリエ狭山95

といった教室を主宰している作家さんが講師となり、キャンドル作りを楽しむことができました。

中にはTwinTailのスクールを卒業した生徒さんもいて、イベントが活躍できる場ともなっています。

(狭山 キャンドルアトリエ狭山95さんの作品)

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方のキャンドルナイトは、さらにいろんな人とのコラボが実現、

 

その一人として、川越の書道家秋山紅樹さんの存在があります。

「灯心書道教室」書道家紅樹さん 書の可能性を広げる

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11993916762.html

紅樹さんは以前から書とキャンドルのコラボを行っていて、今年で3回目。

毎年斬新な発想で書とキャンドルの新たな可能性を切り拓いています。

今年はどんなコラボを魅せてくれるのかと期待していたら、

蝋を紙として大作の書を書ききっていました。

 

そして岸町にあるスタートランドさんも、このイベントを盛り上げようと後押し。

 

用意したキャンドルに子どもたちに絵を描いてもらい、

それぞれの夢を書き込んでもらおうというワークショップを開催してキャンドルを用意しました。

 

いろんな場所、時間で作られていたキャンドルたち。

それらは全てこの日のために作られ、ここに集まり、キャンドルナイトで灯されることになっています。

数字として本数が昨年よりもさらに増えていますが、

人の温かみに溢れ、それがキャンドルの灯りをさらに明るいものにするようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(「クリスマスWORK SHOP2015」&「第5回Kawagoe canndle Night」

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12106473433.html

広場に並べられたキャンドル、一つひとつに炎が照られさていく。

よく見ると、キャンドルの炎は、一つ一つ違います。

大きさも揺らぎ方もそれぞれで、一つとして同じ炎はありませんでした。

炎をじっと見つめる時間、見つめているだけで幸せになる時間、

ふと周りを見渡すと、たくさんの方も同じように炎をじっと見つめ、

みんな炎でオレンジ色に表情が照らされていた。

それだけでいい時間。

 

・・・と、振り返ってみたら、ふとした出会いから彼これもう4年近くにもなるこれまで。

 

Twin Tailを立ち上げた初期の頃から続いてきました。

今回、改めてTwin Tailのことを取材しようと思ったのは、

「川越駅西口」をフィーチャーしようという動きが立ち上がったからです。

発端は、埼玉県が2016年9月19日(月祝)にウェスタ川越で主催するイベント、
「埼玉結婚・子育て応援フェスタ」から始まります。

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0607/library-info/kekkon-festa.html

これは、結婚や子育てを社会全体で応援する気運を醸成するため、埼玉県が行うもので、

当日はテレビでもお馴染みの牛窪恵さんの講演会をはじめ、

1日結婚相談やステージイベントなど盛りだくさんの内容となっています。

なお、交流広場ではウエスタ川越ビールフェスタも同時開催されます。

ウェスタ川越が出来て、川越が変わり続けていることは以前記事の中で言及したことがあります。

市や県が主催する一万人規模のイベントがどしどし行われるようになり、

さらに、埼玉県が埼玉を発信する場所として、

ブランドイメージが高い「川越」を発信地にしようとしている動きも感じる。

9月19日のイベントはまさにそう。

同種のイベントは、これまでならさいたまスーパーアリーナでも良かったはず。

ウェスタ川越が、本格的に埼玉の発信地になっていく、

先駆けのような、節目のイベントになる予感があります。

そして、この埼玉結婚・子育て応援フェスタに合わせて、川越情報誌「カワゴエン」を制作することになり、

編集に携わることになりました。

 テーマはずばり、川越駅西口。

これから川越の中心、というより、埼玉の重要地点になっていくウェスタ川越がある川越駅西口。

ウェスタ川越で行われてきたイベントの紹介から始め、

西口界隈の地域情報を主体とした冊子となる予定です。

そこで。

白羽の矢を立てたのが、キャンドルスタジオ川越Twin Tail。

Twin Tailのことを冊子内で紹介します。他に飲食店などの紹介も載せます。

よく見かけるありきたりな情報よりも、違う切り口で深堀りしていきます。

川越駅西口というのは、

「実はいろんなお店、作家さんが多いんですよ」と有田さんは話します。

 

これまで記事にした中では、

 

ウェスタ川越から16号線を越えれば、今はお店はお休み中ですが、

アートフラワーGris blueさんがあるし、


(「Gris blue」アートフラワーで暮らしを豊かに彩る

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12018174345.html

 

 通りをさらに進んで行くと、旭町三丁目に三丁目カフェMocoさんがある。

(「三丁目カフェMoco」旭町三丁目のコミュニティ的カフェ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12140428139.html

そうそう、Mocoさんで扱っている雑貨のW+chuckleさんも川越駅西口の作家さんだった。


それぞれの活躍で、川越駅西口の灯りが明るく灯り始めている。

Twin Tailはこの地で、キャンドル文化を広めていきます。

キャンドルの炎を、じっと見つめてみませんか?


「キャンドルスタジオ川越Twin Tail(ツインテイル)」
川越市新宿町1丁目14-22アクアマンション1階店舗
営業時間
10:00~18:00
定休日
日曜日、不定休

http://www.twintailcandle.com/

 

 

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午後6時半、扉の向こうは静寂に支配されていた。

てきぱきとした仕事の音とやり取りする小さな言葉だけが聴こえてくる。

その場に居たみなが、椅子に座る一人の女性に意識を注ぎ、真剣な眼差しを向けていた。

一人はその女性の髪に、一人は女性の顔に、

それぞれの腕や技でモデルである女性に向き合う。

緊張感溢れる現場は、和気あいあいとしながらもどこか戦場のようなピリピリ感があり、

容易には近づけないようなオーラを放っている。

一枚の写真のために、ここまでするものなのか。。。

これが、質を追い求める作品作りの現場なのかと圧倒されます。






橋口さんがヘアを作り上げたモデルに、相曽さんがミスカンサスを入れ込んでいく。

「見てて楽しい!めっちゃいい感じ」
仕上がりを見守っていたメイク担当の宮中さんから思わず声が上がる。

「これ既に事前の打ち合わせから変わっていますからね」

橋口さんが手を動かしながら話す。

普段はデッサン通りの形に仕上がっていくことが多いそうですが、

この日は場の感覚で計画から離れ、また別の所に展開しているのだそう。




「今回の背景は何色でいくの??」須賀さんが話しかけると、

橋口さんが暗めがいいと返事をする。

須賀さんが壁に黒のバックペーパーを取り出し、セッティングに取り掛かっていった。


一体どんな一枚が出来上がるのでしょう。。。


作品が全て。

完成させ世に発表した作品が全てを内包し物語る。

ただ、そこに至る経緯、工程というのはなかなか窺い知れないもので、

また、それは直接作品には関係ないという声もあるかもしれませんが、

それでも、

作品作りの完成までの工程は楽しい。

作り上げようとする熱や人間ドラマが一つの作品で、

そちらに目を向けることで、作品の理解が深まったり、川越をより感じられたりするのではないか。

だからこそ、作品作りの工程にまた密着したいと思いました。


須賀昭夫さんをはじめたとした「team R」の面々は、

淡々と、そして着実に一人の女性を「作品」としてのモデルへと変身させていく。

完成まではもうしばらく時間を待ちましょう。


撮影現場となっているここ大正浪漫夢通りにある須賀さんの事務所は、

普段は撮影スタジオとしての使い方はしていませんが、この作品作りの時は別。

事務所に集まったメンバーによって、「team R」という名の作品作りが進められていく。。。

川越在住の写真家須賀昭夫さんは、

本業である写真撮影の合間を縫って自身の作品作り、発表にも意欲的で、

これまで様々なシリーズを世に送り出しています。

「須賀昭夫写真事務所」

http://akiosuga.com/

そのシリーズ作品の一つ、

「川越美人百景– coedo elegancies –」の撮影現場に密着したことは2015年10月に記事にしました。

川越のそれこそ川越中を舞台にし、女性モデルを配してギャップを生み出す作品は、

川越じゃないような絵になり、そして川越の人の心にこそ刺さる作品でした。

記事にもありますが、あの時の舞台がJR川越線の駅だった。

蔵造りの町並みや市街地のお店などももちろんですが、

笠幡駅、的場駅、西川越駅、南古谷駅といった駅を選ぶところがさすが。

場所の選択の川越人らしさ、場所をどう作品に生かすかという腕、

ヘアメイクアップしたモデルとのバランス、全てを高次元で結び、

誰も見たことのない、撮ったことのない絵に仕上がって、新たな川越を提示しました。



(「川越美人百景– coedo elegancies –」川越をもっと素敵にする

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12078827934.html


また、これまでの川越美人百景シリーズでも、毎回その写真で川越を騒然とさせてきました。


(川越美人百景– coedo elegancies –Vol.03西武安比奈線より)


(川越美人百景– coedo elegancies –Vol.08ソコノワ 川越市南通町より)


綺麗に撮る人はたくさんいる。

しかし、撮ることで新しい見方や価値を提示するというところまでできる人、

つまりアートを発信できる人というのはそうそういない。

その作品は、(本人の意図とは違うかもしれませんが)

結果的に川越の新たな見方を提示するような切り口で川越を見せ、

川越の人こそ、「こんな川越があったなんて」と視野を広げられるような感覚になる。

しかもどっぷりな川越人こそ、須賀さんの作品に思わず唸らされるのだった。

川越の人は川越愛に溢れ、川越のことはディープに分かっていても、

目に見える川越だけでなく、それを組み合わせ入れ替え、見せ方を変えることで

普段目にしているものの価値を改めて再発見する、

そういうことができるのがアートならではで、絶妙なバランスで川越に立っているのが須賀さん。

その見せ方をできるのは、半端な川越人ではできないこと。

須賀さん自身、川越の仲町にある「泰玉スガ人形店」の家に生まれ、

「川越」を全身に浸りながら育ってきたからこそ、川越の感覚が染み付いていて、

そこにアートを交わらせることで、この川越を提示できているんです。

だから、川越人を納得させることのできる作品であるし、こういう人でないと川越人は納得しない。


作品シリーズは川越美人百景が2ヶ月に一回、team Rも2ヶ月に一回のペースで、

他には、「川越のおっさん」シリーズも定期的に発表していて、新作をめまぐるしく発表し続けている。

新たに手がけたいシリーズ企画も胸に秘めているようで、

こんなに意欲的、貪欲な写真家は川越には他にいない。

(「川越のおっさん」シリーズより 

akiosuga_photography http://akiosuga.com/portfolio/men-kawagoe/


ちなみに、須賀さんの仕事の方の一端を紹介するとしたら、

2015年川越まつりのポスターは、須賀さんの写真が使われています。


川越美人百景は、川越の通町にある「HAIR&MAKE OPSIS」の山田さんとタッグを組んだ作品作りで、

街に出て撮ることで川越をより取り込んだ作品になっていて、

また、野外ということで太陽光線を計算した作りになっています。

team Rは完全に室内撮影で、街とは関係ないところにあり、

光のセッティングも自分で考え作ることで、より自分たちの作品というものを追い求めることができる。

事務所のスペースの関係で「光を作り込むほどのセッティングはできない」と須賀さんは言いつつも、

そこは自分でライトを作るなどして調整している。

・・・というように、それぞれの作品シリーズには違いがある。

いや、team Rが純粋な作品作りといっても、

やはり川越とは縁が切れないことは本人も分かっている。

team Rが生まれた経緯自体が、地元川越の縁があってこそで、

皆さん気になっているであろう、team RのRというのは、

何を隠そう連雀町のRなのです。

なぜ連雀町という町内から作品のシリーズ名をとっているのか??

それは、ここに集まった3人が連雀町という町内で繋がっているからで、

須賀さんは連雀町に住んでいて、この事務所を構えているのも連雀町、

昔から親友がたくさんいる地域でもある。

その一人橋口さんは、小さい頃から連雀町に住んでいて、

現在は川越の菅原町にある「haircreate plaju」の代表を務めている。

その一人相曽さんは、連雀町交差点近くの花屋「花鐵」さんの人であり、

3人は小さい頃から知っている関係だったり、10代の頃から知っている関係で、

作品タイトルであると同時に、切っても切れない連雀町の縁を表すのが、team Rだった。


ちなみに連雀町のことは2015年川越まつりで密着したので、

R=連雀町と聞いた時から親近感を覚えていました。




(2015年川越まつりより)

3人は昔から連雀町で繋がっている仲間で、勝手知ったる関係。

今それぞれの分野でアーティストとして活躍して、刺激を受け合っている関係でもある。

「この3人で作品を作りたかった」

それが、team Rの始まりだった。

一人で制作する楽しさもあるが、みんなで集まって作る楽しさはそれに勝る。

須賀さんが「地元の3人で一緒に作品を作ろう」と声をかけ、

3人の意識がピタリと揃ったタイミングですぐに作品作りの計画を立てていった。

第一作目のteam Rは2014年9月に発表。

二回目の撮影から、team Rにメイク担当として宮中さんが加わりました。

team Rの写真は、一つの作品でありながら、

ヘアの橋口さん、

花の相曽さん、

メイクの宮中さん、

写真の須賀さん、4人それぞれが作品を作り調和した合作であるとも言えた。

(「team R」より akiosuga_photography」http://akiosuga.com/portfolio/team-r/


(「team R」より akiosuga_photography」http://akiosuga.com/portfolio/team-r/


(「team R」より akiosuga_photography」http://akiosuga.com/portfolio/team-r/


集まっている人たちにとっては、これはあくまで仕事とは違う時間なのです。

仕事が終わった後や、仕事がない日に合わせてこうして作品作りの日を設けている。

しかも、短時間で終わるというものではなく、

日中のplajuでのヘアメイクだけでも時間はかかり、

夕方からモデルと共に事務所に来てからさらに作り込み、

花を合わせて、

いよいよ撮影に臨む。

それを毎回一度に2パターン撮っているんです。

だから、終わる頃には深夜に及ぶことも茶飯事。

これを、一度や二度ではなく、定期的なペースで続けてきて、今回で8回目にもなっていた。

ここまでの時間と手間をかけ、一つの作品を作り上げるという情熱はどこからくるのでしょう。

準備に掛かるみなの様子を見ていると、嫌々関わっているのでなく、

本当に楽しそうに作り上げているのが伝わってくる。

「ここはこうしたい」

「こうしたらいいんじゃないか」

お互いの感性をぶつけ合い、ぶつけ合うごとに洗練され、より質が高まっていく。

みんなで作ることを楽しんでいるようで、創造の楽しさを分かち合っているようだった。


事務所では、着々とモデルのセットが出来上がっていた。

「もう頭振らないでね」

橋口さんがモデルに語りかけ、相曽さんがミスカンサスを次々に髪に入れ込んでいく。



「前回の作品が直線的だったので、今回は曲線でいこうというイメージ」

と今回の狙いを話す。

ミスカンサスの一本一本の向き、角度、形、見え方、髪とのバランス、

全てに神経を行き届かせ、デザインしていく。

一本の向きが納得できないととことん探って、これだという形になるまで手を動かしていった。

「ここもう少し曲線にしたい」

ほんの少しの違いのように見えて、

でもそこにこだわらないと全体の見え方が変わってしまう。繊細な仕事が続く。

「自分はもう大丈夫です」

花を担当した相曽さんが、ミスカンサスで作品を作り上げた。

続いてメイクの宮中さんの出番、曲線的に合わせてイメージを変えていった。

そして傍らでは、須賀さんが試写しながら撮影のイメージを膨らませていて、

みなが想像力をフル回転させている様子に、わくわくさせられる感覚になる。

メイクの出来栄えを鏡で見たモデルさんが、

「かっこいい!顔がアートだ」と声を上げた。

自分が自分でないみたい。不思議な表情をしていた。

モデルさんと宮中さんが話しをしている最中も、

後ろで髪に向かう橋口さんと相曽さんが、

「こここうしたらもっと立体感でるんじゃない」さらなるアイディアで展開させていった。

さらにその後ろでは、

「さあ、どういう風に撮るかな。。。」

須賀さんが、レフ板やライトなど機材を組み合わせてセッティングしていっているところだった。

光のセッティングがまた独特。

撮影の度に光の作り方は違っていて、毎回その時限りの作りというくらい。

今回のイメージは、

「コントラストを強くしたいけどあんまり暗くはしたくない」。

もうそこにあるものを全て使用するような勢いで、

これを置いて、いや、やっぱりこっちに置いてみよう、

機材を動かしながら微妙な光の調整していく様は、なんだか光の実験のよう。

作っている本人が、「これは一回しか作れないよ」というものだった。

試し撮りでその出来を見て、また光を調整していく。





セッティングが完成し、出来上がったモデルさんがバックペーパーの前に移動してカメラに相対した。

立った位置から橋口さんと宮中さんがまたヘアメイクを調整し、

須賀さんが睫毛の影の写りを考えて光を調整していく。

「それじゃあ、照明消すよ」

須賀さんがそう言うと、事務所内の蛍光灯が消され、辺りは真っ暗になる。

撮影のライトだけが室内に残り、

ライトに照らされ浮かび上がるのが、渾身の作品でもあるモデルだった。

長い時間をかけて、ようやくこの瞬間まで辿り着いた。作品作りはついに第四コーナーを回った。

「立つポーズはこれでいいの?」橋口さんが確認する。

「ちょっと一回こっち向いてもらっていい?」モデルがカメラを見つめる。

「首をそっちに向けてみて」

試し撮りを重ねていく須賀さんが、その一枚に「お、いいね!」と満足な言葉を発した。

写真を一同が確認し、おおお!と歓声を上げる。


ゴールが近づくとそれぞれの表情が引き締まり、言葉が重くなっていく、

集中力がさらに高まっていくのが伝わる。

さらに詰めて、橋口さんが「あそこ直線に見えちゃうんだけど曲線に見せたいな」と提案し、

最後の最後の微調整を加えていった。

「本番いくよ」

「OK!」

「OK!」

「OK!」

それぞれのアーティストがGOサインを出した。

須賀さんがファインダーを覗く、

「表情消せる?そうそうそう。首をもう少しそっちに向けて目をこっちに・・・」

team R4人の思いを乗せて、須賀がシャッターを切った。。。



(「team R」より akiosuga_photography」http://akiosuga.com/portfolio/team-r/


「OKだと思うけど大丈夫??」

撮った写真を周りのみんなに見せ確認する。OKですと頷く一同。

「お疲れ様!それじゃあ、電気点けて」

スイッチを入れられると辺りはまた明るく照らし出される。ここまでで午後9時。

ここから第2パターン目の作品作りに入っていった。

現場の熱は冷めるどころかさらに熱くなっていくようで、

一作目を撮って感じが掴めると、ここからが本番モードのような没入感が漂う。

橋口さんが髪をセットし直し、相曽さんが次の花を準備する。

二作目に用意した花は、バンダだった。






相曽さんが、多数用意した鮮やかなバンダを素早く髪に飾っていく。

「さて、次はどんなバックにするかな」須賀さんが撮影プランを練っていた。

何色がいいか橋口さんに尋ねると、黒っぽい色がいいんじゃないか?という話しになっていった。
それじゃあ、これかな、いや、こっちの方がと、アイディアを出し合う。

文字が書かれた板を見つけると、

「これ使うと面白いかも」

場のインスピレーションで思いも寄らない方向に展開していく。

光のセッティングも先ほどとはまるで違い、機材の位置を試行錯誤しながら、

次の作品のイメージに合う光を探っていく。

バンダを髪に飾りつけ、メイクもOKが出された。




照明が落とされると、セッティングされた舞台にモデルが立ち、カメラを見つめる。

「正面見て」試し撮りを始める須賀さん。


よし、これでいこうと決まると、一同の目つきが鋭くなる。

「手は下にぶらんとさせていいよ」

須賀さんがモデルにポーズを注文している間も、

周りの人たちの視線はずっとモデル一点に留まっている。

「顔を左にちょい向けて、目だけこっちに」

しばし沈黙の後、シャッターを切る音が室内に響く。



その一枚に「挑戦的な表情でいいよね」と一同確認し、

「もう一回いくよ」シャッターを切るごとに写真は深みを増していく。

「力抜いて、ほっぺたの力抜く感じで。背骨には力入れて、それで肩の力を抜く」

ああ、今のいいね!と須賀さんが声を上げた。

だんだんと求めるレベルに近づいていく。

撮った写真を周りに見せると、うんうん、かっこいい!と周りの人たちも納得の表情。

「それじゃあ、もう一回すーっと力抜いて・・・左足に体重乗せよう」

さあ、いよいよ本番というところで、

いや、やっぱり文字が入っていない真っ黒の背景の方がいいんじゃないか?という話しになり、

急きょ撮影をストップし、背景を変える。

「よし、いいかな。いくよ。左足に体重かけて。

カメラを睨みつけるように。カメラを見ながらカメラの先の遠くを見る感じで」

シャッターを切り続ける。

「口を気持ち開いてみようか。そう。背骨に力入れて。そうそうそう」

みながモデルに意識を集中させ、見守っている。

それは、須賀さんを介して4人でシャッターを切っているような感じだった。

そして、

team Rの最後のシャッター音が響いた。。。




(「team R」より akiosuga_photography」http://akiosuga.com/portfolio/team-r/


「OK!お疲れ様でした!!」

再び室内が明るく照らされると、

「お疲れ様!」「お疲れ様でした!」と拍手し、

一同達成感に包まれた充実した表情をしていた。

みんなで作り上げた作品、今回もいいものが出来たと完成を祝い合いました。

そして興奮冷めやらぬ一同は、この後打ち上げに繰り出していき、

気が付いたら日付が変わっていたのでした。。。

今回も熱過ぎるくらい熱い作品作りの現場でした。

須賀さんたちの作品作りに密着するのは本当に楽しい。

その様子を記事にすること自体が、

熱に触発され作品作りのような感覚になってアドレナリンが出てきます。

創造の楽しさ。

あの現場の熱に触れると、現場のそのままの熱を書き記したいと思わされる。

そこにもまた、創造の楽しさがあると実感しています。

来年また、いくつもの熱気溢れる作品作りの現場に向かいたいと思います。


この花シリーズの作品は、いつか本にしたいとみんな野望を抱いている。

作品を通して、新しい価値をここから発信しています。


「team R」
flower design: yuta aiso – hanatetsu
hair design: koichi hashiguchi – hair create plaju
makeup: akiko miyanaka – freelance hair & makeup artist
direction, photo: akio suga – akiosuga_photography


「須賀昭夫写真事務所 akiosuga_photography」

http://akiosuga.com/


「haircreate plaju」
埼玉県川越市菅原町6-1
http://www.plaju.com/


「花鐵」
川越市連雀町7-1


「宮中彰子」

在京キー局でタレントのメイキャップを中心に活躍中


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