「川越style」

webマガジン川越styleは、「小江戸川越」のお店や人、イベント、行事、風景、文化、川越の熱い動きを伝える情報発信サイトです。過去記事もぜひどうぞ。川越の一大叙事詩、川越を深く伝え尽くす。


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恵比寿屋の和室が特別な支度部屋となり、和気あいあいとした雰囲気の中、リーちゃんが少しずつ舞子さんになっていく。

 

 

 

恵比寿屋を舞台にして、溝井家から特別なプレゼントが贈られる。

2017年6月3日に行われたのが、

「古民家 恵比寿屋 溝井家からリーちゃんへ舞子風体験プレゼント」。

古民家恵比寿屋があるのが、川越の石原町、菓子屋横丁から高澤通りを西へ、赤間川を渡って進んで行くと右手に見える古民家。

恵比寿屋を運営するのが溝井さんで、ここにホームステイしているのが中国人のリーちゃんです。

見る見るうちに舞子に変身していくリーちゃん。一体どんな舞子さんになっていくのでしょう。。。♪

 

 

 

それにしても。

古民家恵比寿屋のなんと次々と新しいことをやり遂げることか。

面白そうと思ったことはすぐに行動に移し、それ以前に面白いことを考える人が集まる場であり、集まった人同士が化学反応を起こしてまた新しいことを生み出していく。雑談の中に宝が埋もれている。

民間からの、小さな、しかし川越的意義深い発信ばかりで、本当に面白い。

まさか、ホームステイしている留学生に舞子風体験プレゼントをしようと発案するなんて。言ってみれば遊び、そして、本気で遊ぶ。簡単な扮装ではなく本気の舞子姿をプレゼントすることで、リーちゃんに喜んでもらえるし、本気で突き詰めるからこそ川越的意味が生まれて来る。(簡単にやっていたら、その場だけで終わってしまう)

川越で舞子体験。かつて川越にも舞子さんがいて、芸者文化は存在した。今また、恵比寿屋のような場所でも芸者遊びができたら・・・??なんて構想が生まれるのも、本気で舞子をやるからなのだ。

古民家恵比寿屋の展開は、オープン以来様々な角度で取り上げてきましたが、貸しスペースがあり、織り工房「英(ひで)」があり、宿泊ができ、という川越的いろんな魅力、切り口、可能性を秘めているスポットです。最近は、映画のロケにも使われて、注目度は増すばかり。

 

(「恵比寿屋」築130年の古民家が川越の新スポットになっていく

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12173192354.html

「古民家恵比寿屋」
川越市石原町1丁目 6-7
・東武東上線「川越市」駅及び西武新宿線  「本川越」駅から徒歩20分
​・東武東上線「川越」駅東口より東武バス    ①、②番から約15分「札ノ辻」バス停     下車徒歩5分
電話:049-270-0922
FAX:049-270-0922
Email:kominkaebisuya@outlook.jp

http://mapleeihide.wixsite.com/ebisuya

 

恵比寿屋と言えば、川越のイベント会場として使われることも多く、2017年4月「ジョシカツフェスタ2017」、2017年2月「古民家deどんどこにゃん」、2016年11月「Laure'a@古民家」などが開催されてきました。
2017年4月の大江友海さんのライブも大盛況だったことは記憶に新しい。

 

(「WISH 大江友海live@古民家」2017年4月16日古民家恵比寿屋

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12268619709.html

それに、溝井さんは恵比寿屋を離れてイベントを主催もしていて、2017年4月2日にはウニクス川越で「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」を開催しました。あの画期的イベントは、2017年川越の10大出来事の一つに入るでしょう。

 

 

(「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」2017年4月2日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262975510.html

 

中国人のリーちゃんが舞子に変身していく。。。

リーちゃんは中国四川州成都市出身、中国からアメリカのアリゾナ大学に留学中の学生で、今はアリゾナ大学と東京国際大学の交換留学生として東京国際大学で学んでいるという二十歳の女子学生です。恵比寿屋に4ヶ月間のホームステイ中。専攻しているのは、国際関係。

(そう、恵比寿屋は宿泊だけでなく、外国人留学生のホームステイも受け入れている)

東京国際大学は、川越の霞ヶ関にある大学で、世界中から留学生が集まってくる学校です。アメリカやドイツなどの大学と提携していることもあって、そちら方面からの留学が多いのが特徴。

溝井家が受け入れた留学生としては、リーちゃんがなんと10人目。

これまで実家で、アメリカやドイツからの留学生を受け入れてきました。

そして「恵比寿屋」で受け入れた留学生は、リーちゃんで二人目。

一人目はアメリカから東京国際大学に留学していたベン君で、恵比寿屋に4ヶ月間ホームステイしていました。恵比寿屋という場にいたおかげもあって、ベン君も川越的ディープな体験、人との繋がりを感じていたよう。2016年9月、「異文化交流クラブ川越」主催の異文化交流サロンに招かれて、色々な人と交流を楽しんでいた。

 

(「異文化交流クラブ川越」2016年9月22日異文化交流サロン もっこ館カフェテラス

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12206120931.html

リーちゃんは実は前セメスターでは別の家にホームステイしていましたが、エクステンドで2セメスター目で恵比寿屋をホームステイ先として選んだ。

恵比寿屋は(溝井家の実家含め)、オープン以来留学生が家内にいるのが日常風景という側面があり、溝井さんの言葉を借りるなら、家の中は「ダイバーシティ」の坩堝。

リーちゃんは、どうやって恵比寿屋を知ったのでしょう??

そこには、同じ学校に集まる留学生間ならではの口コミネットワークが働いていた。

ドイツから東京国際大学に留学し恵比寿屋に居候的に出入りしていたのが、マホウ君。

ベン君とマホウ君は東京国際大学で同じクラスで知り合い同士、そして、クラスは違えど同じセメスターにいて仲良くなったのが、リーちゃんだった。

アメリカ、ドイツから川越にやって来て、仲良くなるというのもなんだか不思議な感覚。

マホウ君から恵比寿屋のことを聞いたリーちゃんは、興味を持ってホームステイ先としてここを選んだのがこの4月のことでした。

溝井家はこれまで、受け入れた留学生を旅行に連れて行ったり、日本らしい体験を楽しんでもらったりしてきましたが、「恵比寿屋」や「MapleLeaf」をオープンして以来、なかなか外に出ることが難しくなっているのが現状。それでも、ベン君とマホウ君には甲冑を着させて写真館で記念写真を残したりし、リーちゃんにも川越らしい体験をさせてあげたいと溝井さんたちが発案した川越プレゼントが、今回の舞子風体験でした。リーちゃんも「着物が大好き!」ということで、舞子体験に大喜びでした。

 

 

 

 

 

 

 

日本髪の結髪、白塗りの和化粧、引き振袖姿という舞子風の支度全てを担当したのが、通町にある「和の手仕事屋」の関場さん。

男性なら甲冑でいいですが、女性だとそうはいかない、何か良い川越体験はないかと思案していた時に、偶然にも出会ったのが、関場さんでした。

恵比寿屋が拠点となっている川越奉行所見廻り組に関場さんが参加した時に、髪結いなどを仕事にしていることを知った溝井さんは、一も二もなくその場で提案し、恵比寿屋でリーちゃんの舞子体験へと繋がっていったのでした。

ちなみに関場さんは、2017年3月、一番街商店街で開催された「小江戸川越 江戸の日」において、仲町交差点で髪結いパフォーマンスをした人、と言えば、すぐに思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。

 

(「小江戸川越 江戸の日」一番街商店街 2017年3月25日 一番街が江戸一色に

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262200017.html

日本人にとっても貴重な舞子体験。今、川越で体験できるという事実。

知れば知るほど、和を究めようとする人が川越にはたくさんいることに驚き、同時に感動する。他の街では時代の波に流されてしまう日本の良さが、川越では根底に息継ぎ残るというところこそ、川越の魅力で力強さなのかもしれない。関場さんによる舞子風の支度は、目にも鮮やかな段取りで進んでいく。

 

 

 

 

 

 

今回は溝井家からリーちゃんへの川越体験プレゼントということでしたが、この会の川越的可能性は大きく、ここからまた、いろんな発展がしていきそうな予感が満ち満ちていた。恵比寿屋は人と人を繋いで新しいことが本当によく生まれていく場。

関場さんによる舞子体験は、そのまま恵比寿屋のオプションプランになりそうで、ここに泊まった人が関場さんの手によって舞子に変身して川越観光に出掛けて行く、なんていう素敵な体験ができるようになるかもしれない。

その意味で、今回は「古民家恵比寿屋」×「和の手仕事屋」のコラボの実験的第一弾でもあり、可能性を探る試みでもありました。

130年を経た古民家で、観光客向けの簡単な支度ではなく関場さんによるがっつりと本気の支度で、舞子となって人力車で蔵造りの町並みを臨む、こんな極上の体験あるでしょうか。着物姿で川越を楽しむことは既に定着していますが、他にもいろんなバリエーションがあってもいい、恵比寿屋&和の手仕事屋で行い、川越体験を深めていこうとしていました。想像しただけでわくわくが高鳴る、川越はもっと面白くなる。

オープン以来、恵比寿屋を宿泊で利用する外国人観光客は右肩上がりで、中国、韓国、台湾、イギリス、オーストラリアなど世界中の人が集まってくる。今や宿泊の7割ほどが外国人なのだという。宿泊は一日5人まで受け入れています。

泊まった人がレビューを書き、それを見た人が興味を持って予約し、と口コミの連鎖が広がっている恵比寿屋。

(韓国人旅行者が恵比寿屋の宿泊ノートに書き込んだもの。日本のアニメが好きなのが伝わってくる)

宿泊+体験、女性には関場さんの舞子体験、男性には川越藩火縄銃鉄砲隊保存会寺田さんによる甲冑体験、可能性はどこまでも広がっていく。

 

 

 

 

素の姿からおよそ2時間、リーちゃんが舞子さん風に変身しました。感嘆の声が一同から漏れる。。。

リーちゃんが立ち上がった時、まるでここが京都の料亭か?と錯覚したくらいで、本物は場の空気すらも変えてしまう力があることを実感する。。。

本当に恵比寿屋?本当にここは川越??

舞子体験、ここがゴールではなく、実はここはまだスタートに過ぎない。ここからがいよいよ楽しい川越体験の始まり。

足元を確かめながらリーちゃんが恵比寿屋から表へ姿を現す。

店先には恵比寿屋前に乗り付けた人力車がスタンバイしています。

踏み台からゆっくりとリーちゃんが人力車に乗り込む。

今回川越観光を担当する人力車は、一番街で待機する「観光人力車 いつき屋」の富岡さんです。

一番街商店街のサイトより

https://kuradukuri.com/member/%E8%A6%B3%E5%85%89%E4%BA%BA%E5%8A%9B%E8%BB%8A-%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8D%E5%B1%8B

『人力車に乗りながら、優雅に川越散策はいかがですか?
一番街周辺だけでなく、お寺巡りや隠れたスポットへご案内いたします。営業時間外でもお受けいたします。どうぞお気軽にご連絡くださいませ。』

「観光人力車 いつき屋」
電話: 090-7341-0088
営業時間: 10:00~18:00
定休日: 不定休

明るい人柄と丁寧な説明に定評のある小江戸川越案内人、富岡さん。

溝井家の要望に応え、オーダーメードでの川越観光。歩くのが大変というリーちゃんのことを考慮し、恵比寿屋まで迎えに来て街に出掛けていく。

今回のイベントは、ここにもう一つの切り口、川越の人力車による川越観光の実態を伝えこともありました。

この季節、強い陽射しが気になりますが、心配無用、人力車には屋根もついているので、直射日光を遮ることができる。運行中は風が当たるので、意外にも厚着でも心地良い人力車の旅。

今回の舞子リーちゃんによる川越観光は事前から注目の的だけあって、人力車について一緒に歩くのも大所帯。溝井家はもちろん、関場さん、リーちゃんの友人、カメラマンなど、なんの一行か?!と通りの視線を集め続けます。実は支度の最中からギャラリーが写真撮影にやって来たり、新聞社が取材に来ていたりした。確かに、新しい「川越」を感じさせるもので、そのリアルの現場に立ち会いたい気持ちはみな一緒だった。

恵比寿屋を出発した一行は、赤間川手前にある「中正屋」さんに立ち寄って挨拶。

高澤通りを進んで菓子屋横丁へ、沿道の人から「かわいい~!」という声を掛けられるリーちゃん。人力車に着物姿、というのは川越の定番ですが、白塗りの舞子さんが人力車に乗って現れるという出来事に、驚嘆する沿道の人達。

札の辻を越え、市役所の交差点を曲がって最初の目的地、川越氷川神社へ。

 


 

 

大鳥居の前で記念写真を撮り、次に向かったのは川越城本丸御殿。

さすが川越を知り尽くす人力車富岡さんだけあって、狭い路地を駆使し、素の川越の風景をリーちゃんに見せながら進んで行く。川越氷川神社から川越城本丸御殿に行くのにこのルートがあったのかと驚き。細道の先に市立美術館が見え、ここでも観光客の求めに記念写真に応じるリーちゃん。どうやら、道行く人は本物の舞子さんだと思い込んでいるようで、「川越には舞子さんがいるんだね~」という声が聞こえてくる。

川越城本丸御殿から喜多院・中院へ。人力車・リーちゃんの舞子と川越の名所が組み合わさると、よりそのものが引き立つというか、本丸御殿の魅力をさらに引き出すような力があった。人と建物、お互いの相乗効果で価値が高まっていくよう。

本丸御殿からの途上、緑のトンネルで一時ストップ、鎌倉か?京都か?のような風景に、急きょ随行者の写真撮影タイムとなった。まだまだ穴場的なスポットが見つかる川越、川越の人力車が川越を発掘していく。

 

浮島稲荷神社を通り過ぎ、喜多院山門前でも撮影会。なんとも絵になります。

 

 

喜多院を後にしたら、今日一番の目玉企画、中院でのリーちゃんの撮影会です。ここで初めて人力車を降りるリーちゃん。中院×リーちゃん舞子の組み合わせを一目見ようと、随行者がさらに増え、いつの間にか取り巻きが大集団に。そんな喧騒をよそに、リーちゃんは中院の小路に足を進め、モデルとなって撮影に応じる。

ここではカメラマン、「Wedding photography image~イマージュ」の菊川さんによる本格的な撮影が行われました。

「Wedding photography image~イマージュ」

http://www.image-photo.jp/

ここまで来ると、リーちゃんはもう本物の舞子さんの雰囲気を漂わせ、いや、きっと本人もそのつもりになっていた。中院で舞子という組み合わせも、川越的初だったかも?中院の景色に溶け込みながら、リーちゃんにしか出せない存在感で世界を作り上げていく。

 

 

 

 

中院の大撮影会を終えると、人力車はまた来た道を戻りながら、大正浪漫夢通りへ。ここでも突如現れた舞子さんは注目の的。一斉にカメラを向けられる。別の方向から違う人力車がやって来て、富岡さんの人力車に近づいていく。距離を縮めていく両車。これはまさか・・・そう、川越まつりの曳っかわせを思わせる、人力車による曳っかわせが実現。これが見られるのもレアです。

 

川越熊野神社前から蓮馨寺境内、寺町通りから養寿院前を北上して恵比寿屋に戻って来た一行。

 

 

歩き廻ったのが、なんと4時間近く。疲労を感じながらも、リーちゃん、溝井家、随行者、みな充実した表情を浮かべていたのでした。

「疲れたけど・・・楽しかった!!」とみな何度も口にしていた。本気で遊ぶってこういうことですよね。

溝井家からリーちゃん個人へ「川越体験をプレゼントしたい」という一念から始まった今回の壮大な物語。

「恵比寿屋」、「和の手仕事屋」、「観光人力車 いつき屋」、「Wedding photography image~イマージュ」、それに数々の川越人のサポートに、おまけに「川越style」。総力を結集して遊びました。

面白い話しを面白がる人が川越にはたくさんいて、一緒に盛り上げ、いつの間にか壮大な話しへと膨らんでいくまさに典型。大人が本気で遊ぶ街、川越。

恵比寿屋では、関場さんによる本格的な支度もオプション提案していく構想があり、さらに恵比寿屋で芸者遊び構想、恵比寿屋で・・・アイディアはとめどなく湧いていく。

川越の楽しいを発信していく恵比寿屋。これからも目が離せません。

 

「古民家恵比寿屋」
川越市石原町1丁目 6-7
・東武東上線「川越市」駅及び西武新宿線  「本川越」駅から徒歩20分
​・東武東上線「川越」駅東口より東武バス    ①、②番から約15分「札ノ辻」バス停     下車徒歩5分
電話:049-270-0922
FAX:049-270-0922
Email:kominkaebisuya@outlook.jp

http://mapleeihide.wixsite.com/ebisuya

 

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