「川越style」

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最近、何かと話題になることが多い川越駅西口。

川越にウニクス川越・ウェスタ川越が誕生して以来、街の様子ががらりと変わっている。西口のまちづくりはまだ途上、これからダイナミックに変化していくだろう、楽しみなエリアです。

ウニクス川越で毎月開催されているのが、「にぎわいマルシェ」。

フードにハンドメイド雑貨に、アートに音楽・パフォーマンスに、盛りだくさんの内容で西口の代名詞的イベントになっています。

月によって出店者が変わり、今月はどんなものと出会えるだろう、新たな発見も楽しみの一つ。

 

 

 

 

 

2017年6月11日のにぎわいマルシェには、「彩の国カレーなる闘い」に出場した、Jam3281さんも出店。ウニクスが会場となっているイベントで、イベントから様々な展開をしています。

 

 

 

(「第3回彩の国カレーなる闘い」ウニクス川越・ウェスタ川越 第三代チャンピオンの栄冠はどのお店に

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12275757324.html

一つ、ウニクス川越で言及したいのは、今後ウニクス川越のにぎわい広場が川越の発信地として市民に広く使われていくのではないかということ。

川越市民の川越愛、地元川越を盛り上げたいという熱気の凄まじさは、皆さん日々肌で感じていることでしょうが、そのマグマのような愛を形にするための受け皿が、実は川越にはなかなかない。イベントを開催したいと言っても、市中心部だと適当な場所がなく(広さ・制限)、この川越愛をどこで発揮すればいいんだ、という消化不良感が今の川越の現場にはある。

そこで。突破口の一つとなり得るのが、ウニクス川越にぎわい広場。

ウニクス川越のオープンな姿勢、一緒に川越を盛り上げていこうという心意気、ウニクス前の広場を使いたいという人がいれば、(内容によりますが)ぜひ使ってここから発信して欲しいというスタンスでいる。

市民発案の催しは、今後はウニクス川越で形になっていくのではないかと思う。

もし、ウニクス川越にぎわい広場で何かを開催したいと思うなら、一報ください。支配人に橋渡し致します。

(Peaceやまぶきのブースにて。ノリノリな中尾支配人)

 

うん?いつものにぎわいマルシェと違う光景としては、キャラクターたちの数がいつもより多い・・・?今月はなぜ、コバトンにさいたまっちが・・・??


ウニクス川越のにぎわいマルシェと言えば、毎回数体のキャラクターが登場することでお馴染みですが、今月はいつにも増して数が多いような。登場する度に、待ち構えていた子どもたちから上がる歓声。各地から集結したキャラクターたちは、長旅の疲れも見せず、楽しみにしていた子どもたちとの交流に飛び込んでいく。

この数は一体。。。?

同じく2017年6月11日(土)ウニクス川越で行われたのが、「裏キャラクター祭り」。

つまり、裏キャタクター祭りとにぎわいマルシェが手を結び、同時開催という形になっていました。

気が付くとまた新たなキャタクターが姿を現し、見る見るうちに広場に数が増えていくキャラクター群。これではまるで、小江戸蔵里キャラクター祭りのようではないか。!あれからまだ一ヶ月しか経っていないのに、次はまだ開催不明という状況で、小江戸蔵里キャラクター祭りの再現のような光景が目の前に広がる。。。

小江戸蔵里キャラクター祭りというのは、ご存知のように、本川越駅近くにある小江戸蔵里を会場にした、キャラクターたちの祭典。今年は2017年5月のGWになんと三日間開催という偉業を成し遂げ、大成功裏に終えました。終えたばかり、と言ってもいいくらい。。。

 

 

 

(「小江戸蔵里キャラクター祭り Remember」2017年5月5日~7日川越キャラクター大集合!

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12271686386.html

また半年後?くらいに再会しよう!と別れて各地へ戻って行ったはずのキャラクターたちが、一ヶ月しか経っていない今、なぜここに??

いぶかしがる間にも、続々とキャラクターたちが登場して子どもたちと交流している。そこへ、「ミケ」さんがそっと耳打ちするようなジェスチャーで真意を伝えてくれた。そうそう、ミケさんと言えば、これももう説明不要かと思いますが、一番街にある、ねこまんま焼きおにぎりの「中市本店」さんの看板猫。一番街で見る、あの猫です。

普段は中市本店さんの裏庭で生活していますが、時折店先の行列整理や観光客との触れ合いで表に出ています。出会えたらラッキーです。

 

(2017年5月GWの一番街中市本店さん)

そして、ミケさんがまとめ役となって開催しているのが、小江戸蔵里キャラクター祭り。ミケさんが毎回各地を飛び回っては、東に人気のキャラクターがいればキャラクター祭り参加を口説き落としに行き、西に可愛らしいキャラクターがいると聞けばすぐに駆け付け、折衝を重ね、キャラクター祭りに招待している、という内情がある。そして盛大に開催した2017年5月の小江戸蔵里キャラクター祭りだった。

「だけどね・・・」

とミケさんが俯きがちに断腸のジェスチャーを続けるのだ。

あの三日間では、本当はもっとたくさんのキャラクターたちが来たいと言っていたんだ、しかし、それぞれの地の活躍で日程の都合が合わず、蔵里に来れなかったキャラクターも数多くいた。

「来たかったけど来れないという、そういう奴らがオイラは可哀そうでね」

前回は夜の一番街を舞台に開催されましたが、また今度・・・近いうちにどこかで登場する場を作ろうと構想したミケさん。

キャラクターたちからも「ミケさん!ぜひ場を作ってください!」という声も多く挙がっていた。

そこで思案したミケさん。どこかでもう一度、キャラクター祭りをやるか。。。しかし、一体どこで。。。そこでピンと閃いたのが、

「そうだ!ウニクス川越だ!」

ウニクス川越のにぎわいマルシェには毎月、ミケさん橋渡しによる数体が登場している。あれを拡大して、キャラクター祭りにしてしまえばいいのでは。直観に興奮するミケさん。善は急げとウニクスの中尾支配人の所へドキドキしながら事務所の扉を開いて相談に行ったところ、「ミケさん!それいいね。ぜひやろう!」というなんともあっさりと即答され、開催が決まってしまった。

こういう風にいいと思ったらあっという間に物事が進んでしまうのが、ウニクス川越のいいところ。川越のいいところ。

川越にミケさんという猫がいること、川越にウニクス川越という施設があることで、キャラクターたちにとって活躍の場が創れているという側面が事実としてあり、ミケさんも認めていますが、これだけキャラクターたちにとって住みやすい、表に出てきやすい街というのは他になかなかありません。キャラクターの街、川越。とも言い換えることができる。

毎月のにぎわいマルシェに、ウニクス南古谷の「いろどりマルシェ」、それにウニクス川越・ウェスタ川越で「矯正展」、「産業フェス」などイベントがあれば、ミケさんに打診がきて、各地のキャラクターたちに登場を呼びかけるという段取りは既に定着しています。それに2016年11月には、「県民ふれあいフェスタ」で『くまモン』との競演を果たしたミケさん。ウニクス川越・ウェスタ川越のイベントでキャラクターを見かけたら、ほとんどがミケさん経由で実現しているもの。

 

 

(「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」2017年4月2日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262975510.html

いわゆる、数万人の来場者を集めるようなゆるキャライベントは川越にはありませんが、広く知られる有名キャラクターだけがキャラクターではなく、世に知られざる数多のキャラクターが存在し、現実としては、知られていないキャラクターの方が圧倒的に多いかもしれない。

しかし、認知度が高い低いというのはあくまで人間側の都合で、キャラクター自身の中の熱意は、世間の認知度と全く関係ない。

知られていなくても、子どもたちを楽しませたいと熱いハートで活躍しているキャラクターがたくさん居て、しかし、知られていないゆえに活躍の場が持てない現実もあって、日の目を見ないキャラクターは、気が付いたら居場所がなくなり消えていく。その光と影の落差を目の当たりにしたミケさんは、むしろ積極的に、日陰にいたキャラクターに声を掛けるようになっていったのだった。

それに、誕生したばかりでこれから頑張っていきたいという若手キャラクターも数多くいて、エンターテイナーとして経験を積む場を作って応援したいという意味でも、キャラクター祭りがあった。

その想いをミケさんはこう表現する。

 

「若い連中の『才能の芽』を摘むのは簡単だけど、それを育てる方が何倍も難しくも楽しいよね(笑)
オイラはいつまでもそのポジションであり続けたいです」。
 

ミケさんの活動を長年(と言っても川越初登場した一番街の宵の市から4年くらいですが)見てきて気付いたのが、キャラクターというのは、実はみな豊かな内面も持っていて、人格もある。人を楽しませたいんだ、という思いを強く持っているということ。とにかく一生懸命であること。有名無名は関係ないんだということ。エンターテイナーとして精一杯楽しませてくれるキャラクターたちと交流することが、キャラクターたちとの一番の付き合い方なのだということ。

それに賛同してくれる人が多いのが川越で、ウニクス川越でキャラクター祭りがあっという間に決まってしまった次第。

イベントタイトルに、「裏」と付け、いつもとは違うテイストを醸すことになり、各地のキャラクターたちに再び川越集結を呼びかけていった。

裏キャラクター祭りに真っ先に名乗りを挙げてくれたのが、銀ちゃんこと銀太郎さん、そして川越初見参の震電くんだった。

「川越に行く日を楽しみにしているよ!!」やる気満々の様子でした。

ウサギ人間さんは「もちろん参加する!」と早速手を挙げ、キララちゃんも「私も行くわ!」と参加表明、ライオンのがおくんももう待ちきれない様子で参加を約束していた。

ミケさんの妹のクロミももう今や独り立ちし「私も参加する!」と意気揚々。

ミケさんの若い才能の芽という言葉で思い出しました。そういえばですが、クロミが中市本店さんの裏庭から、初めて表に出た時に密着したことがありましたが、まさにあれが、これから頑張っていこうとするキャラクターの生の姿だと思います。2014年9月のこと。ああいうところから皆経験を積んで、人を楽しませるキャラクターになっていく。

 

 

(宵の市「ミケネコに・・・クロミの奮闘」 『私も出てみたい!頑張る!』

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11922335422.html

 

裏キャラクター祭り、西口初の大々的なキャラクター祭りに、否が応でも盛り上がることが必至だった。

また、正式な表のキャラクター祭りとはまた趣向が違って、表では出来ないことが出来る可能性も秘めた実験的な裏キャラクター祭り。

キャラクターたちも早く子どもたちと触れ合いたい一心で川越までやって来て、一体、また一体とキャラクターが颯爽と登場するごとに子どもたちから歓声が上がる。

にぎわいマルシェは既にスタートし、キャラクターの登場と相まって相乗的に賑わっていく。にぎわいマルシェが同時開催で、食や雑貨・ワークショップなどのブースが充実し、楽しみの幅が広がっているのが今回の見どころ。川越駅西口エリアという特性か、やはり子どもたちの姿が多い印象です。

おっと、空中から風のように現れた妖怪忍者三人衆をはじめ、ようやく宇宙からテニボくんと謎の宇宙人も到着した模様。キャラクターたちがついに勢揃いすると、まとめ役のミケさんがキャラクターたちを一堂に集める。キャラクターたちの周りには、楽しみにしていた来場者が取り囲みます。小江戸蔵里とは雰囲気がまた異なり、普段とは違う、「裏」ならではのレア感にみなわくわくしているようでした。

ミケさんが一体一体のキャラクターを紹介。とにかくキャラクターは元気一杯。ここに来られて嬉しいんだ、という感情を体全体で表現していました。初めて見るキャタクターもいて、子どもたちからどよめきが起こる。

コバトン、さいたまっち、キララちゃん、山葵(わさび)、モチロボ、ウサギ人間、テニボくん・謎の宇宙人、ライオンのがお、クロミ、銀太郎、震電、妖怪忍者三人衆、イノコちゃんが続々と登場しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏キャラクター祭りは、キャラクターたちと交流を深めることができ、さらに小江戸蔵里同様、キャラクターたちと一緒にゲームを楽しめるのもポイント。ここからは、キャラクターと子どもたちによる大運動会の様相に。ゲームが次々と行われていきました。なによりこれを楽しみにしていたであろう子どもたち。

玉入れは、小江戸蔵里ではお馴染みですが、ウニクス川越では初めて。初めて参加する子どもたちも多く、わくわくした様子が伝わってきます。

 

裏キャラクター祭りならではのスペシャルゲストも魅力的で、なんと、河越藩狐衆の黒狐様と白狐様が「見届け狐」となり、参上。

「あの二匹が強力な結界を張ってくれたおかげで奇跡的な晴天となった」とミケさんも感謝していました。

黒狐と白狐と言えば、2016年12月に蓮馨寺で「狐宵祭」を開催したことで知られる。

 

(第三回「狐宵祭」蓮馨寺2016年12月11日関東狐の年越し準備大合わせ祭

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12229574845.html

裏、であってもキャラクター祭りに参戦するようになるとは・・・川越的横のつながりは恐ろしいくらいです。始まった玉入れは、子どもたちが必死に玉を投げて籠に入れていく。

 


続いて、お玉レース。これも、キャラクターと子どもたちが一緒になって楽しめるゲームで、広場を広く使っての開催。

 

 

 

 

 

 

じゃんけん大会も盛り上がり必至、「絶対勝つ!!」と子どもから大人までたくさんの人が参加。そしてここでも黒狐様と白狐様がキーパーソン。一時、その妖術を使おうとして会場全体が揺れましたが、無事に勝ち抜いた子どもには素敵なプレゼントが贈られました。

 

 


 

そしてまた、第二回戦の玉入れ、お玉レースと続いていった裏キャラクター祭り。最後まで会場はキャラクターたちの躍動と子どもたちの歓声に包まれていました。

 

 

それにしても・・・ウェスタ川越大ヒールを背景にして、キャラクターたちと子どもたちの「玉入れ」が行われる日が川越に来るなんて、一体誰が想像し得たでしょう。川越の街のダイナミックな変容に圧倒されるばかりです。

ミケさんが認める今回のMVPとしては、「子どもたちの周辺を目を光らせて警護していた妖怪忍者三人衆の方々」とのこと。にぎわいマルシェと同時開催ということで、人との接触が懸念されていましたが、「三人衆のおかげで警備も万全でトラブルもなく済んだ」と振り返っていました。子どもたちとの触れ合いのみならず、実は場内の警護までキャラクターたちが担当しているという事実。こういうキャラクターイベントは他にないでしょう。まさにキャラクターたちが一致団結して手作りしているイベントです。

これにて、「小江戸蔵里キャラクター祭り」と、それのセットイベント「裏・キャラクター祭り」終了。
キャラクターたちは名残惜しそうに子どもたちと別れ、また故郷へと帰っていきました。

「また川越に来てね!」「またいつか!」

キャラクターたちが去る背中に、大きな声で呼びかける子どもたち。

また、いつか。。。戻ってくるからね。そう手を振って、キャラクターたちは散り散りになっていった。
準備のため怒涛の日々を送ってきたミケさんも感慨ひとしおの表情を浮かべながら振り返っていた。
「キャラクター祭りってタイトルだけど、ホントはそこに遊びに来てくれたゲストさん一人ひとりが主役なのよね(笑)

オイラたちは盛り上げるホスト役で、その時、その瞬間に主役になったゲストさんをサポートしてるだけ
まっ、他のキャラたちはどんな考えなのかはわからないけど、オイラはこのイベントに来たらみんな一瞬でも主役になれるんだよ?って気持ちでやってます(^_^)
看板持ってくれたお爺ちゃんありがとう
給水係してくれたお姉さんありがとう
飛び入りで持参していたぬいぐるみを参加させてくれたお兄さんだかお姉さんだかどちらだかわからない人ありがとう(笑)
じゃんけん大会で見事勝ち残った女の子、おめでとう
その瞬間、主役になれて良かったね(笑)
次はいつかな?
秋かな?
来年かね…
まっ、そのうちだな(笑)
きっと明日も良いことあるよ
きっとね(^_^)
キャラクター祭り(Remember)・おしまい」。


疾走し続けたミケさん、これからしばし充電し、エネルギーをたっぷりと溜めたら、またどこかでキャラクターたちと子どもたちの触れ合う祭典を開催していくことでしょう。
キャラクターの街、川越。と、それを支えている川越の一匹の猫。

川越のキャラクターの物語は、これからも続いていく。。。

 

 

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「おはようございます」

 

朝の時間、地域の人にこれから仕事に向かう人たちがお店の前を通り過ぎて行く。道行く人におはようございますと言葉を掛ける、おはようございます、挨拶を交わすのも今や日常になってきた。続けるうちに、いつのまにか浸透し、挨拶を返してくれる人が増えたのだという。まるで、家の前で近所の人に会って挨拶した、というような自然さで生活感で、それは接客の言葉ではなく、本当の意味での、挨拶なのでした。

慣れたように、いつものやつという感じでアイスコーヒーを注文し、その場で飲み干す人、持ち帰る人、また、暑くたってコーヒーはホットを信条にしている人だっている。

これから始まる一日を乗り切るために、一杯のコーヒーで気持ちを入れる。街の休憩所、街のオアシスのような場所で、それぞれにとっての大事なCOFFEE STOP。

コーヒーを渡し、

「いってらっしゃい」

コーヒーを受け取ってお店を離れていく背中に、背中を押すように、そう言葉をかけることにしていた。

 

川越は、魅力的な個人店カフェが数多ある特別な地。カフェはそれぞれが個性を競い、自分たちだけの世界を造り上げて非日常時間を提供している。個人店自体が多い街で、中でも個人店カフェの数と多様さは川越の魅力を語る大事な切り口の一つ。

そんな街にあって、きっと、それぞれにお気に入りのお店があって、好きなお店のことを話すカフェ談義に何時間でも花が咲くことでしょう。そこから、川越のカフェ文化に変化が訪れてきたのが近年。それまでは着席するお店が主流でしたが、テイクアウトを謳ったお店がぽつぽつと出てきて、さらに、テイクアウトを前面に出したお店が街のあちこちで登場し始めている。

テイクアウト専門店、そしてこれから変わりゆく川越駅西口エリアという可能性、人柄の良い店主、いろんな新しいが詰め込まれた344 COFFEE STOPさんが、西口をさらに魅力的にしていく。

2017年5月にオープンした「344 COFFEE STOP(ミヨシコーヒーストップ)」さんはコーヒーのテイクアウト専門店。

344と数字で読みがちですが、読み方はミヨシ。なぜミヨシなのか?なで344なのか?という疑問はのちほど。

お店があるのが、川越駅西口。西口からウェスタ川越方面へ真っすぐ進み、ウェスタ川越の交差点を左折し、三方向へ分かれる道を真ん中へ(ウニクス方面ではなく)、少し進むと左手に見えてくる。カウンターの青い波トタン板が大きな目印。川越駅西口から歩いて4分、あ、いや、3分44秒とあえて言う。

 

 

 

 

 

 

「344 COFFEE STOP(ミヨシコーヒーストップ)」
川越市脇田本町10-4
平日7:30~15:00

土日祝9:00~15:00

080-1123-1281

金曜休

https://www.facebook.com/344COFFEESTOP/

お店の佇まいにますはみな驚くかもしれない。カウンターのみのお店で、店主が一人で迎え、コーヒーを淹れている。店主とお客さんを隔てているのはカウンターのみで、つまり、中と外がダイレクトに繋がっているのだ。この近い距離が344 COFFEE STOPの醍醐味。

だから、道行く人は、お店に入るというより、ふらりと場に立ち寄るという感覚で344さんでコーヒーを受け取っていく。

川越駅西口というのは、マンションが建ち並び、会社が入るビルも多く、人口が多い地域。その割にお店が少ないというのはかねてから言われていることで、故に新しいものに敏感な感性があるかもしれない。

344 COFFEE STOPがオープンすると、積極的な宣伝は全くといっていいほどしていないにもかかわらず、「あそこにコーヒーのテイクアウトのお店ができた」という話しは口コミでエリアに広がって、地域の人が頻繁に訪れるようになっている。近くにはコンビニや大手カフェチェーンがあっても、ハンドドリップで淹れたコーヒーを飲みたいという人がたくさんいる。オープンから間もないですが、既に毎日のように通う常連もいて、西口の人の心に、生活に浸透していっている。

そして、すぐ近くにはウニクス川越、ウェスタ川越があり、今後はそちらを利用する人が足を伸ばして344 COFFEE STOPに立ち寄ることも期待できそう。イベントが多い広場なので、イベントの合間に344に行ってみようなんて流れが出てきたら楽しい。

344 COFFEE STOPで提供しているコーヒーは、

・HAND DRIP COFFEE/300

・AEROPRESS ICED COFFEE/350
・DRIP ICED COFFEE/350

・QUICK BREW ICED COFFEE/350
・AEROPRESS ICED LATTE/400


ホットは、浅煎りと中深煎りの2種類を用意。
浅煎りの「エチオピア イルガチェフ ナチュラル」は、ナチュラル精製なので、甘味やベリー感が感じられる。グレープフルーツのようなジューシーな酸味もこの豆の特長。
中深煎りの「コロンビア シエラ・ネバダ(有機栽培)」は、ブラウンシュガーやローストナッツを思わせるフレーバーが特徴。クリーンカップでとてもバランスが良くマイルドなコーヒーです。(クリーンカップなコーヒーの透明性を表す言葉。「透明性」とは、飲んだ瞬間から飲み終わって余韻を感じるまでの間にコーヒー本来の美味しさを邪魔する要素が無いかを評価する指標のこと)

 

 

 

 

 

 

344 COFFEE STOPさんでは、注文を受けてからハンドドリップでコーヒーを淹れてくれる。手作り感がいい。

豆を挽き、お湯の温度を確かめながら、挽いた粉の上にお湯をゆっくりと注いで抽出していく。一連の流れを目の前で見るライブ感。

鮮やかな手つきで、344 COFFEE STOPのホットコーヒーの出来上がり。

さらに目を引くのは、ドリップアイスコーヒーの存在。アイスコーヒーと言うと、大量に淹れて作り置きするパターンも見られますが、なんと344 COFFEE STOPでは、一杯一杯ホットで淹れてから氷で冷やしてアイスコーヒーにしているという手間のかけよう。こういう提供の仕方をするお店はほとんどなく、美味しいアイスコーヒーを、一人一人丁寧に対応したい、という344 COFFEE STOPさんの気持ちが伝わる。個人店ならではです。

 

 

 

 

AEROPRESSで淹れるアイスコーヒーを344 COFFEE STOPでは一押ししている。

 

344 COFFEE STOPでは、相手の好みに合わせて、薄目・濃い目などを豆の挽き方や湯温、ドリッパーで調整して作ってくれる。そんなオーダーメイド感も人気に秘密。

コーヒーを手に、さあ、また街へ繰り出していこう。

 

「こんにちは」

 

時間が進んで昼間になると、お昼の休憩などで出歩く人たちが立ち寄る姿が増えていく。慌ただしい朝の時間から余裕も生まれ、立ち話しをしていくのも344さんらしい。コーヒーを飲み終えると、持ち帰ると、午後が始まる、とそれぞれの場所へ帰っていく。

 

「いってらっしゃい」

 

 

この場所は、あるいは知る人にはすぐにピンと来るはず。夜は別のお店ではなかったか、と。。。

それもそのはず、本当にそうなのです。17時からオープンする「炭火串焼き 炭火家1031(トミー)」の軒先を日中間借りして営業しているというスタイルの344 COFFEE STOP。昼と夜で姿が変わる場。

炭火家1031のオーナーと344 COFFEE STOPさんが昔から知り合いだったことから、夜の営業が始まる前、軒先を貸している。

一体なぜ、この場所でコーヒーストップを営業するようになったのでしょう。

344 COFFEE STOPの三好さんは、川越の新河岸出身で現在大学4年生。

そう、大学在学中でありながらお店も営業している。このような思い切りのある大学生が川越でかつていただろうかという珍しい存在。

新河岸で生まれ育った三好さんは、小学生の時から野球に一直線、小学校、中学校、川越西高校で10年間野球に打ち込んできました。
野球は高校で引退、大学生になると張り詰めた糸が切れたように、それまで野球一筋の生活から一変した大学生活にどこか物足りなさを感じていた。

「このままでいいのか」

進路に影響を与える出来事として、ネットのインタビュー記事で見たNOZY COFFEEのオーナーが、大学生の頃、居酒屋の軒先を使ってコーヒースタンドを開いたという話しに、「こんなことができるんだ!」と触発された。

自分にもできるのではないか。

地元の先輩である富田さんのお店、炭火家1031の軒先を借りて開いたのが、344 COFFEE STOPでした。

ちなみに、富田さんが名前にちなんで店名を炭火家1031(トミー)したように、三好さんも名前から344(ミヨシ)にした次第。一見何だろうと思わせる店名は、そんな秘密が隠されていたのです。

三好さんは振り返る。

「野球に替わる打ち込めるものが欲しかった」

それが何なのか、何になるのか、手で掴めぬままに暗中模索していた時、2年間アルバイトしていたスターバックスが一つの転機となった。

コーヒーのお店でコーヒーのことを知るにつれ、だんだんと、いや、今思えば一気にだったのかもしれない、水を得た魚のようにコーヒーにのめり込み、いろんなお店で豆を買い、お店を巡り、気が付いたら、かつての野球少年・高校球児だった自身の姿がコーヒーの中にあった。

それは反動もあったのかもしれない。

高校野球では、決して満足な形で終わったとは言い難かった。

野球は高校まで、と決めていて臨んだ最上級高校3年最後の夏の大会、三好さんはベンチ入りメンバーに入ることができず、野球人生が幕を閉じる最後の瞬間のアウトを、10年間の集大成を、真っ青な空の下、スタンドで見つめているしかなかった。

「あの時、満足な形で完全燃焼して野球を終えていたら、もしかしたらコーヒーの道に進んでいなかったかもしれない」

もっと普通に、みんなと同じように、普通の大学生をやっていたのかもしれない。

ifはいくら重ねても仕方ないことですが、きっと三好さんの胸の内のマグマは、どういう人生を歩んだとしても、何かをきっかけにして燃え上がり、自主性を発揮してどこかで何かを始めていたに違いない。

それが、巡り合わせで、コーヒーだったのだ。

ふとした縁であっても、ほとんどがふとした縁で、人生の大部分を占めるものになっていくもの。それが三好さんはコーヒーで、他の大学生よりも少し早く見つかったということなのだろう。

344 COFFEE STOPに向ける地域の目は、コーヒーが美味しい、気軽に立ち寄れるスタイル、丁寧に淹れてくれる、といったお店としての側面に、なにより若き店主、三好さんの挑戦を応援したいという気持ちも多分にある。こんな変わった大学生、見たことないし。

今、考えると・・・と三好さんが思い返すのは、コーヒーの入口はスターバックスだったと思っていたが、そういえば地元新河岸にある「神田珈琲園」さんが自分の原体験かもしれない、と。昔から好きで、今でも通っている地元のほっとステーション。カフェというより喫茶店と言う方がしっくりくるお店は、地元の人に愛され、地元の人で賑わう愛すべきお店。身体の中には、地元の喫茶店に今のカフェに、いろんなコーヒーが流れていたことに気付く。

 

三好さんが珈琲豆というものを初めて買ったのが、トシノコーヒーさんの自家焙煎珈琲豆で、そして現在、344 COFFEE STOPで使用している珈琲豆も、「トシノコーヒー」さんを使用している。

 

 

トシノコーヒー。お店があるのは、本川越駅から蔵造りの町並の一番街にたどり着く途中、「昭和の街」と呼ばれる中央通り沿いにあります。

トシノコーヒーは、2014年8月にここに川越店をオープン。

1号店となる坂戸店は2007年にオープンし、川越店が2号店になります。

自家焙煎した珈琲豆の販売、テイクアウトの珈琲、オリジナルドリップバッグ製造販売のお店。豆売りをメインとして、淹れ立て珈琲のテイクアウトもするというスタイルは、カフェが多い川越の中でもほとんどない形。豆売りを主体とするお店が川越には少なく、それを考えた上で、

川越に出店するなら「川越に今までなかったようなお店しよう」と生み出したもの。

一杯の珈琲のために、一つ一つの過程に最大限の情熱を。

トシノコーヒーでは、各生産地ごとにその国のもっとも高品質な原料(生豆)を選んで仕入れています。同じ生産国でも珈琲豆はピンキリで、時には価格が数倍にも違ってくるくらい差がある。料理と同じで、どんなに上手く焙煎しても品質の悪い珈琲豆はやはりそれなりの味しか出ません。トシノコーヒーが高品質な素材の仕入れにこだわる理由がそこにある。
そして、同じ素材でも焙煎によって味も香りも全く違ってくるのが珈琲豆の難しいところ。焙煎が美味しい珈琲を作る上でもっとも技量が問われる部分であることは自明。
そのために信頼のおける焙煎機を使い、素材ごとにもっとも適切な焙煎を行うこと、それぞれの珈琲豆が持っているポテンシャルを引き出す技術があってこそ、様々な豆の個性を楽しむことができます。

豆売りのための珈琲豆の焙煎には、なにより「焙煎機」が重要で、

特にトシノコーヒーで使用しているような大きな焙煎機を使用した豆売りのお店となると、川越には数えるほどしかありません。

大きな焙煎機でしかできない微妙な調整があり、できない味がある。

忙しい昼の営業が落ち着いた夕方、お店の奥ではまた別の仕事が待っていた。ここからがさらに神経を研ぎ澄ます大事な仕事の時間になる。奥に設置された焙煎機には、この日これから焼く豆がすでに準備されていました。

 

珈琲豆は、生の状態で見比べても、それぞれ種類によって色や形が全然違うことが分かります。硬くていかにも実という感じが伝わってくる。

トシさんは、釜の温度を確かめ、投入温度やガス圧を変えていく。

釜の隙間から中の火がぼうぼうと燃えているのが覗き見えました。

「今からエチオピアモカを焼きます」

そう宣言したトシさんは、張り詰めた表情で豆を入れたボウルを持ち上げました。エチオピアモカの特徴はなんと言っても、香り。

上品で香ばしい香りは、感情を穏やかにしてくれる癒しの香りです。

ザーーッと焙煎機に生の豆を投入しました。

豆の焙煎で一番気をつけるのは、ガス圧。

焼いている最中に焙煎機のダンパーを操作し、

開けば中に空気が回り、閉めれば籠もる、と釜内の空気の対流を調整します。

「このダンパーのガス圧の調整で豆の味が大きく変わるんです」

それでは始めます、と一言口にすると、焙煎機に向かい操作するトシさん。焙煎機がボワーッという大きな音を発し始めた。

釜内の豆を見ると、ゆっくりと回りながら焼かれていくのが分かる。

ザーっと、豆が回る音が常に聞こえています。

ここからは真剣勝負。

豆はまだまだ白い色、じっくりと火を通し、自分の色に染めていく。

豆を焼くのは感性も大事だけれど、

「いかに効率よく豆に熱を加えていくかが大事なんです」

そのために焙煎機の構造的に理解し、どう操作すると豆にどう影響を与えるのか理論を分かってないと上手くいかない、自分が思い描いた味が出せない。

また、焙煎中は現状を把握するために数値管理も怠らす、感性と両面から作り上げていきます。

豆を焼くと一言で言うより、自分の味を作っている仕事です。

だんだんと白い豆が、薄茶色に色付いていく。

温度計を見ていると、だんだんと温度が上がっていくのが分かりました。

「温度は大体7秒で一度上がっていくんです」

釜のそばは熱で顔が火照ってくる。

冬はまだいいけれど、夏となるとそれはもう大変な仕事です。

ここかから少しずつガス圧上げていきます、と操作するトシさん。

ガス圧の調整も、指でほんの少し動かしたら動かさないかという微妙な動作で管理していく。
 

毎日のように焙煎していても、同じ焙煎は一度としてなく、

気候や温度、湿度に左右される焙煎は、一回一回が違うものだと言います。

だからその日のコンディションを把握したうえで、それに合わせた焙煎のプランを立てていく。

また、それは豆の種類によっても変わっていきます。

トシさんが釜から豆を少し引き出し、状態を確かめる。

狐色に変化しているのが分かりました。


美味しい珈琲のためには、特に大事なのが、焙煎。

もちろん豆の素材としての質に左右される部分もあるが、

「どんなにいい豆を使っても、焙煎が完璧でないと豆が持つポテンシャルが発揮されない」

と語るトシさん。

ここに来るまでに手間を掛けられて栽培される珈琲豆は、

収穫は年に1、2回、地域によっては2年に一度という場所もある。

丁寧に栽培された豆がお店にやってきて、

その潜在能力を最大限に引き出すために、焙煎には全神経を集中させる。

 

茶色くなってきた豆の色や香りの状態を確認する。

トシさんの焙煎している最中の眼差しは、ずっと真剣そのものでしたが、どこか楽しげに仕事をしているようにも見えた。

「焙煎は楽しいです、一日中やっていても飽きません(笑)」と笑顔で語っていました。

肉だったら火は通りやすい、しかし、珈琲豆という素材は火が通りにくい。

これにいかに効率良く火を通し、豆が持っている力を引き出していくか、そこに向き合うのが楽しくて仕方ないと言います。

気が付くと、辺り一面に香ばしい香り。

釜の中から豆がはぜるパチパチという音が聞こえてくる。

焼き上がる直前、濃厚な珈琲豆の香りが焙煎機から漂い始めてきました。

「そろそろ出します」

トシさんはそう言うと、焙煎機を操作して豆を外に出した。

白い豆が茶色になり、エチオピアモカの特徴は香り、そう言っていた通りなんとも言えない香りを発しています。

 

(「トシノコーヒー川越店」一粒の珈琲豆のポテンシャルを最大限に引き出す

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11962215471.html

344 COFFEE STOPでは、オープン以来、このトシノコーヒーの豆を使用し続けている。

 

川越は、何かを始めると瞬く間に横の広がりが生まれていく街。それが何より川越の楽しさ。川越でお店を開きたい、と夢を持つ人たちも、川越ならではのネットワークに惹かれてという人が多いのでは。

344 COFFEE STOPオープンの話しを聞きつけた「山下珈琲 cafe Brick」のマスターがアドバイスをくれたり、今、川越で快進撃中のglin coffeeの大谷さんとの繋がりも持つことができた。

同業でありながら応援し合うという川越の街の特性。

glin coffeeの大谷さんは、以前お店の記事でも触れましたが、スターバックスに勤めていたという三好さんとの共通点があって、打ち解けたそう。

 

(「glin coffee」川越市役所前一号店 glinの輪が広がっていく。楽しいコーヒーショップ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12196953531.html


三好さんは今後、イベントに積極的に出店してみたい、という目標を抱いている。もっとたくさんの人に自分のコーヒーを味わってもらいたい、もっとたくさんの人に344 COFFEE STOPのことを知ってもらいたい、イベントの拡散力に期待していたところ・・・早くも実現することになりました。

それが、2017年7月9日(日)ウニクス川越の「にぎわいマルシェ」です。

344 COFFEE STOPから目と鼻の先にあるウニクス川越ですが、お店に居るとウニクスから賑やかなイベントの雰囲気が伝わってくる、ああいう場に出店してみたいなと思っていたところ、トシノコーヒーさんの繋がりからにぎわいマルシェに出店が決定。

344 COFFEE STOPとしては初のイベント出店となり、三好さんは並々ならぬ思いでイベントに臨もうとしていた。

 

(2017年6月のウニクス川越にぎわいマルシェ)

にぎわいマルシェやウニクス川越にやって来た人たちに、すぐそこに出来た344 COFFEE STOPというお店です、と紹介することができるし、日常的に新たな人の流れが作れればいい。

人の流れを変える、流れを作るということがまちづくりなら、三好さんのお店は川越駅西口の人の流れをほんの少しでも変えうるという意味で、まちづくり。

 

344 COFFEE STOPでは、エチオピア イルガチェフ ナチュラルを使ったアイスラテ、AEROPRESS ICED LATTEが最近登場して早くも人気になっている。暑い夏はアイスが欲しくなる。

 

 

 

 

344 COFFEE STOPさん、重大な事実としては、予定では、年内一杯の営業としています。

大学を卒業した後の進路はまだ明確ではない、都内のコーヒー店に修行に行くか、はたまた・・・

どの道に進もうが、コーヒーの道には変わりない。コーヒーの経験を深め、一回りも二回りも大きくなって、改めて自分のお店、コーヒースタンドを開きたいという構想を抱いている。

その時にお店を開く場所は?という問いに、「川越駅西口がいいですね」と即答した三好さん。

縁あって344 COFFEE STOPを開くことになった川越駅西口。ここで地域の人に知ってもらうことができ、多くの人との幸運な出会いも得た。

またここに、戻って来たい。

その時はどんな雰囲気のお店になるのだろう、どんなコーヒーを出すお店なのだろう、そしてその時は、川越駅西口はどう変わっているのだろう。

いずれここで、新たな三好さんと再会する時が来るかもしれない。いや、きっと来る。

川越駅西口で半年間小さなカウンターの大きな挑戦は、将来大きな実りに結びつく時が来るに違いない。

今ここで交流を深めた人たちは、何年後か分からないけれど三好さんがこの地に戻って来た時に、温かく迎えてくれるはず。

あの時の三好さん!お帰りなさい。と。

よく帰ってきたね。と。

そう考えたら、今の344 COFFEE STOPは、将来のお店から逆算した半年間に及ぶ壮大なプレオープンとも言え、自分を、自分のコーヒーを、知ってもらうという半年間なのだ。

大丈夫、川越の人たちは、三好さんの大きな挑戦を応援する、いつになろうと帰って来た三好さんを出迎えてくれる。

 

「こんにちは」

 

注文を受けた三好さんは、豆を挽き、ドリッパーに粉をセットすると、丁寧に湯を注いでドリップしていった。一滴一滴静かに落ちていくコーヒーは、丁寧な手仕事そのものを表すようだった。

カップに素早くコーヒーを入れ、蓋をして手渡す。

離れていくその背中を、温かく見送るのだった。

 

「いってらっしゃい」


「344 COFFEE STOP(ミヨシコーヒーストップ)」
川越市脇田本町10-4
平日7:30~15:00

土日祝9:00~15:00

080-1123-1281

金曜休

https://www.facebook.com/344COFFEESTOP/

 

 

 

 

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2015年に川越を訪れた外国人観光客は11万9千人と前年比1.5倍。

昨年2016年の外国人観光客数は17万1千人と、さらに増加のスピードは上がっている。

川越に訪れる外国人観光客を国別で見ると、アジア圏が84%、欧米圏が16%となっており、台湾や韓国からの観光客が圧倒的に多い。

アジア圏の観光客は英語が話せる人が多いため、コミュニケーションには、英語力が必要だといえる。

2020年の東京オリンピック、ユネスコ無形文化遺産に登録された「川越氷川祭の山車行事」、これからますます外国人観光客が増え、対応が迫られていく。

「川越が国際観光都市になるために」。

 

長い道のりの着実な一歩、今年も熱戦が繰り広げられようとしていた。
2017年6月10日(土)ウェスタ川越多目的ホールで開催されたのが、
「第2回 英語でニッポンを語ろう!コンテスト in 川越」。

 

 


コンテストの目的:

『日本人の英語に対する苦手意識を克服し、一人ひとりが自分の言葉で想いを伝え、行動するきっかけとなり、日本人の英語力向上に貢献する
2020年の東京五輪・パラリンピック開催を念頭に置き、日本の素晴らしさ・日本の魅力を社会、世界にアピールできる人材を育成し、輩出する機会とする
外国人へのおもてなし対応において、川越を国際観光都市のモデルとし、埼玉県内、全国へと広げてゆく』
・後援:川越市、川越商工会議所、小江戸川越観光協会、川越市教育委員会、テレ玉
・協力:東日本旅客鉄道(株)、西武鉄道(株)、東武鉄道(株)、西武バス(株)、東武バスウエスト(株)、イーグルバス(株)、(株)エスプリライン、埼玉県信用金庫、三光物産(株)、(株)日本アポック
■応募要項
テーマ:「世界に伝えたい!日本の素晴らしさ・日本の魅力」
日本の文化、歴史、自然、技術・テクノロジー、アニメ、日本人の心、絆、ホスピタリティなどテーマは自由。あなたが伝えたい日本の素晴らしさ・日本の魅力を英語で語ってください。
※商業・サービス部門では、Made in Japanの商品説明や、お店の歴史や魅力、接客・サービス等、外国人に伝えたい商品やサービスにまつわる日本の魅力をご発表ください。
■応募期間:応募書類に基づいて厳正なる予選審査を行い、コンテスト出場者(20名程度)を選出し、応募者全員に審査結果を通知いたします。
■部門
・ジュニア
小学生・中学生・高校生
スピーチ、プレゼンテーション、漫才、ショートコント、寸劇など
・一般部門
18歳以上の学生、一般の方
・商業・サービス部門
販売・サービスに従事する方
■表彰
最優秀賞10万円
各部門賞3万円
おもいが伝わったで賞 ※外国人の観客の投票と審査をもとに決定
個性があふれていたで賞
出場者全員に参加賞を授与します
■制限時間:4分以内
■応募資格
(1)英語を母語としない方
(2)海外に通算1年以上または継続して1年以上滞在していない方
(3)英語を主に使用するインターナショナルスクールに通った経験のない方
(4)グループでの参加も可
 

英語でニッポンを語ろう!コンテストを主催しているのが、「英語の通じる街」 実行委員会。会の発足は2013年。2017年6月には、、「英語の通じる街」 実行委員会が「小江戸川越観光親善大使」に任命されました。
「英語の通じる街」 実行委員会が目指すもの。
『東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年、私たちは世界に新しい日本を示すことができます。次なる世界が待っている新しいパラダイム。それは私たち日本人が大切にしてきた「絆の文化」ではないでしょうか。2011年3月11日の東日本大震災が教えてくれたこと。命の尊さはもとより、命より大切にされた絆がそこにはありました。自らの身命を賭しても他人の命を助けようとされた魂たちの存在です。人と人、人と自然、人と宇宙、過去、現在、未来をつなぐもの、それが絆です。人は絆を感じたときに元気になり、明るくなり、喜びに満ちあふれるのではないでしょうか。今、アジアをはじめ世界各国から多くの人たちが日本を訪れています。日本の古き文化に憧れる外国人はそこに絆を感じるのだと思います。彼らが癒され、笑顔で楽しめるように、大切にお迎えすることができれば、何度でも日本に来たいと思っていただけるでしょう。一人でも多くの日本人が英語を学び、異質の文化に触れ、外国の方たちと真の友情を育める街。そんな街づくりをご一緒にしませんか? 川越を古き良き街のモデルにしたいと願っています。』

「川越を国際観光都市として 世界へ発信していきたい」

「英語の通じる街」実行委員会 谷島賢会長
「日本各地で少子高齢化による地域の衰退が進みつつある中、観光客を積極的に取り入れてきた地域は以前にも増して活性化しております。川越市も長年にわたる地域の皆様の努力によって多くの観光客が訪れております。最近では多くの外国人観光客の姿を見かけるようになり、江戸の面影を残しながらも、東京から近い距離にある川越は国際観光地としての大きな可能性を秘めております。また、2020年に開催される東京オリンピックでは、ゴルフ競技の会場となることが決定し、川越市はさらなる外国人の来訪を見込んでおります。そして、それに伴い、外国人観光客をもてなす市民英語ボランティアの需要が増えることも予想されます。本コンテストは川越を愛する人たちが英語のコミュニケーションを通して連携し広がることで「英語の通じる街・川越」を実現するとともに、東京オリンピックで川越を国際観光都市として世界に発信することを目指しております。当コンテストをはじめとした活動がそのきっかけのとなれば幸いです。」

「英語の通じる街」 実行委員会の活動としては、英語でニッポンを語ろう!コンテストの開催があり、昨年の第一回は、2016年4月に行われました。初回は事前審査を経て、埼玉県内を中心に、東京都、千葉県、大阪府などから16組が出場。
発表内容は、川越祭り、一番街商店街・コエドビールや川越唐桟、仙波河岸記念公園などの川越ネタから、オタク、ボーカロイドやアニメソング、忍者ネタといった日本独自の文化、精進料理や外国から来て日本で発展したカレーやラーメンなどの料理、和歌や俳句、日本の四季、おばあちゃんの知恵、おもてなしの心など多種多様。
出場者は、緊張しながらも、堂々と、英語で熱くスピーチ。ユーモアいっぱいに、大きな身振り手振りをまじえ、寸劇やアニソンの披露などさまざまな形式で表現する出場者に、会場は大いに沸きました。

(2016年4月第1回英語でニッポンを語ろう!コンテスト in 川越)

川越がテーマというよりニッポンがテーマではありますが、川越開催であり、川越在住者の参加も多いコンテストだけあって、川越人が語るニッポンと言えば、川越のこと。それぞれが考える川越の魅力が発表されました。
コンテストで完結ではなく、ここから街に展開していったものがあるのも特長。コンテストから半年後、第1回英語でニッポンを語ろう! コンテストin川越の受賞者たち6名が、川越市協力のもと、2016年10月15日(土)~16日(日)に開催された「2016川越まつり」にて、英語観光ボランティアとして200名を超える外国人観光客をおもてなししました。

(2016年川越まつりに協力する第一回英語でニッポンを語ろう! コンテスト受賞者)
英語の看板を見て、本川越駅近くの臨時観光案内所には、たくさんの外国人が訪れました。川越市にお借りした川越唐桟の半纏を着て、外国人をお迎え。
市の協力もあり、英語だけでなく、中国語(簡体語)、中国語(繁体語)、韓国語、タイ語、ポルトガル語、スペイン語、ドイツ語、フランス語の「川越まつり」パンフレットを活用し、ご案内しました。英語、中国語のパンフレットは需要が多く、途中で足りなくなって、追加するほど。
最初は緊張していたボランティアメンバーも、だんだん自分たちから外国人観光客に声をかけ、英語で積極的に「川越まつり」の見どころを説明するようになっていきました。 

 

「川越」の街を俯瞰して見ると、外国人観光客に対応するために、川越市は川越の魅力を発信するプロモーション映像を制作し、市内のWi-Fi環境整備に力を注いでいる。小江戸川越観光協会では、ホームページで川越の魅力を9言語で紹介、パンフレットも8言語で制作している。

(株)イーグルバスも積極的に外国人観光客の対応に努めています。

川越では近年急速に外国人対応の課題が叫ばれることが多くなり、川越各地で外国人を意識した催しや活動が増えている現状があります。

2017年3月には、小江戸蔵里にて、外国人に埼玉県の日本酒の魅力を伝えようと、「埼玉SAKE FESTIVAL 2017」が開催された。

 

「埼玉SAKE FESTIVAL 2017」小江戸蔵里(旧鏡山酒造跡地)2017年3月4日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12253793296.html

 

一番街商店街による「小江戸川越 江戸の日」では、多くの外国人観光客が訪れ、着物姿の商人や町人たちとの交流を楽しんでいました。

 

 

(「小江戸川越 江戸の日」一番街商店街 2017年3月25日 一番街が江戸一色に

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262200017.html

 

一番街を中心にして、今や外国人観光客の姿はもう日常風景となっている。レンタル着物のお店では外国人客が押し寄せ、着物姿で川越の街を散策している。宿泊の課題も浮き彫りになっていて、古民家恵比寿屋のような場が今後の可能性を率先して示して活動している。

(「古民家 恵比寿屋 溝井家から留学生リーちゃんへ舞子風体験プレゼント」2017年6月3日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12283877554.html

 

「異文化交流クラブ川越」は、英会話スクールと共同して「川越散策を外国語で楽しむ会」などの活動も行っていて、2016年5月に開催された川越散策を外国語で楽しむ会では、いろんな国の人たちと川越散策を楽しんだ。ちなみに、異文化交流クラブ川越の小松さんは、川越駅の前観光案内所に勤めていて、毎日たくさんの外国人対応にあたっていました。

 


(「異文化交流クラブ川越」2016年9月22日異文化交流サロン もっこ館カフェテラス

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12206120931.html

それに、一つのイベントの会場に集まる外国人として、その数が飛び抜けているのが、なんと言っても毎月28日の成田山川越別院の蚤の市です。外国人が熱心に骨董品などを物色している光景は、日本人以上の熱量を感じさせる。

(「川越不動蚤の市(川越骨董市)」成田山川越別院 毎月28日 喜多院不動通りのまちづくりへ

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12252924587.html

じわじわとというより、近年急激に増えた感のある川越の外国人観光客。応えようと催しが開催されたり、自発的な英語のおもてなしを勉強したり、様々な活動が見られます。

 

そして、第一回から一年、ついに第二回 英語でニッポンを語ろう!コンテストがここに開催。

今回も多くの応募があり、事前審査を経てコンテスト本選に出場するのは、ジュニア部門8組、一般部門8組、商業・サービス部門5組となりました。

13時、多目的ホールを埋め尽くす来場者、今年はどんなスピーチが発表されるのか、期待に胸躍らせて待ち構えていました。

オープニングでは、寸劇「Can You Help Me?」が行われ、続いて、川越市川合市長、小江戸川越観光協会粂原会長、「英語の通じる街」実行委員会の大谷さんが挨拶を行う。

 

 

 

 

 

 

そして、いよいよ、コンテストがスタート。

それぞれが、これを伝えたい!と練りに練った内容を英語でスピーチする。のみならず、見せ方にもこだわり、趣向を凝らし、エンターテインメントとして魅了する出場者も多くいました。

 

■ジュニア部門

1、We are Friends with Animations and Cartoons.

アニメ・マンガで皆友達に!

青木柚葉 他3名

 

2、My Favorite Pets

私の大好きなペットたち

筋野叶雪

 

3、I Love Kawagoe

私の大好きな川越

山本若菜

 

4、Welcome to Japan!

ようこそ日本へ!

林浩輝

 

5、Beatiful Scenery and Food

美しい風景と美味しい食事

山本茉緒

 

6、KARUTA

かるた

石丸七夕佳、勝美緑

 

 

7、My Recommendation Place~in Kawagoe~

私のオススメの場所~川越~

小峯愛音

 

8、The Cherry Blossom in Japan

日本にとっての桜

埼玉県立川越女子高等学校 英語部

 

 

ジュニア部門が終わると一般の部が始まる。

ここに注目していた参加者がいました。取材という域を超えて、手に汗握って応援していたのが、「Miracles in Isanuma 伊佐沼の奇跡」で出場する佐藤さん。

佐藤さんの出場には、実は川越styleが少なからず因縁があり、まさかここまで辿り着くとは・・・と感慨深いものがありました。

振り返れば、佐藤さんから連絡が来たのが、2017年4月のことでした。

そこには、今度「第2回 英語でニッポンを語ろう!コンテスト in 川越」出場しようとすること、その題材として川越styleで記事にした伊佐沼の蓮の会の活動にしたいことが書かれていました。

一つの記事をきっかけにして、こんな風に展開していったことに驚き、嬉しく思い、すぐに協力を約束しました。そういえば、伊佐沼の蓮を咲かそう会の人たちが言っていた。蓮の種は千年経っても芽を出すことがある、と。思いもよらぬタイミングという点が、なんとも蓮と似通っていたかも。

その記事というのが、2016年4月の「伊佐沼の蓮を咲かそう会」古代蓮を植え付け作業」。

伊佐沼といえば、7月の古代蓮。

可憐な古代蓮を見に、写真に収めに、毎年多くの人が訪れている、伊佐沼の夏の風景です。

農業用溜め池である伊佐沼は、冬の間は水が抜かれ沼底があらわになります。水が無くなると底にいた生物たちが姿を現し、それを狙って水鳥たちが集まってくる。伊佐沼の冬の風景です。

だんだんと肌寒さが緩んで伊佐沼沿いの桜が満開を迎える4月始め、

伊佐沼はまだ水が抜かれていますが、しかし、

これから始まる今年の田植えを着々と待ち構える時期でもあります。

この週のうちには入間川の水が入り、カラカラだった沼は水で満たされていく。伊佐沼の春の風景です。

もう水が入れられる直前というこの時期を狙って、伊佐沼の北端に集まっていた人たちがいました。「伊佐沼の蓮を咲かそう会」の古代蓮の植え付け作業です。

(沼底が現れた伊佐沼)

 

 

 

 

 

 


「伊佐沼の蓮を咲かそう会」古代蓮を植え付け作業2016年4月3日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12146645966.html

伊佐沼の夏の風物詩、薄い桃色が咲き誇る古代蓮畑の風景が、

地域の人の手によって作られているということを知っていたでしょうか。

桜と違って、いや、伊佐沼沿いの桜ももともとは植えられたものではありますが、古代蓮は今でも人の手によって毎年のように面積を広げ、豊かになっている途中である。

沼が水で満たされる前に、新たな場所に古代蓮を植え付け、夏に咲かそうとしていました。

「伊佐沼の蓮を咲かそう会」というのは、伊佐沼に隣接する自治会の会員が中心になり、伊佐沼の水質浄化や古代蓮の復活・増殖に努めている任意団体で、23年目を迎える。100人ほどの会員がいます。

伊佐沼の古代蓮畑は、ひとえに会を中心としたボランティアの人たちの尽力の賜物で、今年はここ、次の年はここに植え付け、と

つまり、23年かけて伊佐沼の古代蓮畑を作ってきたのです。

蓮が生育しやすい環境を作るために草刈りを行うなど試行錯誤を重ねた結果、今では水面の1ha 余りが蓮で覆われるようになりました。 

昨年7月の川越市の広報には「伊佐沼の蓮を咲かそう会」の活動が紹介され、また会の活動は、2016年2月8日には第17回彩の国埼玉環境大賞の優秀賞も受賞しました。

かつての伊佐沼は農業用の貯水だけではなく、泳いだり、蓮の花を取ったり、地元の人々にとって生活の場でした。

伊佐沼の古代蓮は遡ると、江戸時代に殿様が見に来た記録が残るほど水面を覆っていましたが、戦後の食糧難で食用にされ激減。

絶滅の危機に瀕していた45年ほど前のこと、あるきっかけから、古代蓮が見直される契機となりました。

それが、現在伊佐沼公園西の問屋町に拡がる卸売団地建設だったのです。

もともと田んぼだった土地の上に建物を建設するため、伊佐沼の土をさらって盛り土することになった。港湾・河川・運河などの底面を浚(さら)って土砂などを取り去る土木工事に使われる浚渫(しゅんせつ)船が沼に入り、土砂を浚う過程で沼底に眠っていた蓮の種が潰れて芽を出したのだそう。。。

 
(蓮の実)

それはそれは近隣住民は驚いた。

浚渫船が沼と伊佐沼の歴史を掘り起こし、そこから一時は蓮の花が伊佐沼に増えたのだという。
だが・・・
昭和の終わりごろから水質の悪化などで蓮の根が腐り、壊滅状態に。

平成6年ごろ地元の有志約30人を中心に伊佐沼の蓮を再生させようと、「伊佐沼の蓮を咲かそう会」を発足して、蓮の花の復活にむけて活動を始めていった。沼の土を掘り起こし、蓮が発芽しやすい環境を考えて作り、水質改善などを行ってきました。

さらに実験として、伊佐沼北にある農業ふれあいセンター裏の畑を利用して蓮の種から育てる試みを始めた。

そこで育てた蓮を伊佐沼に移植しましたが、当初はまったく伊佐沼に根付かず苦悩の日々だった。

毎年少しずつその面積を増やしてきました蓮畑は、移植した苗が波で流されないよう周囲にヨシを植えたり、根腐れしないよう密集した根を切ったり、酵母菌・麹菌・乳酸菌・EM菌など微生物による水質浄化実験など地道な活動を重ね、23年をかけて、今の蓮畑を作ってきたのです。

今では、かつては伊佐沼に多数生息していたタナゴが再び見られるようになってきたのだそう。

 

2017年4月、佐藤さんからのメールには、こう書かれていました。

『伊佐沼の記事読ませていただいて、あのきれいな蓮を咲かせるためにたくさんのボランティアの方のお力があったのだと知りました。川越は蔵造の街並みも素敵ですが、こんな素敵な人たちがいらっしゃることをもっと知っていただきたいなと思っています。
私にとって、英語は「〇〇の手習い!」ではじめたばかりです。ビデオと伊佐沼の写真で応募するつもりですが、予選を通らないと本選へはすすめません。が、「Challenge!」してみます。』

川越に住んで8年、あの伊佐沼の蓮は、綺麗なことはもちろんのこと、綺麗に咲かせるためにたくさんの人が関わっていることを知り、これこそ英語でたくさんの人に伝えたいことだと、テーマに選んだのでした。

想いに共振し、すぐにこちらで「伊佐沼の蓮を咲かそう会」に連絡を取り、三上会長と佐藤さんの会談のセッティングしました。

4月下旬には、スピーチ原稿を作り上げるために、三上会長など伊佐沼の蓮を咲かそう会と直接会い、自分の五感で会の活動を感じ取った佐藤さん。川越styleは佐藤さんと会を繋いだところまででしたが、その後も佐藤さんは経過を逐一連絡してくれていた。

『知らないこともありお話が聞けて良かったです。また資料を頂けました。この会の活動をお知らせしてもいいという許可もいただきました。』
『伊佐沼のスピーチとイラストのイメージです。
まだ素案です。英語の先生と相談しながら締め切りぎりぎりまでかけて、分かりやすくしたいと思っています。』

そして、5月下旬、佐藤さんから喜びのメールが。
『皆様にご協力いただきました英語スピコンの予選に通過し6月10日の本選に出場できることになりました。
ご協力感謝いたします。なお三上会長にはお手紙で連絡いたします。』
本選出場を決めた佐藤さん、あと一ヶ月弱、コンテストでは原稿を見ずに暗記してスピーチすることになっているので、原稿の詰めと合わせ、必死に暗記する日々が続いていったのでした。

本選では一体、どんなスピーチになるのが、固唾を呑んで見守った。
 

■一般の部

1、Miracles in Isanuma

伊佐沼の奇跡

佐藤正子

 


1. Miracles in Isanuma.
2. Isanuma is a natural marshland and a pond located in the east of Kawagoe City.
You can get there in 10minutes by bus.
This is a natural pond in the marshland. You can enjoy passage of the seasons there.
 Cherry blossoms in spring. Fireworks festival in summer. Beautiful autumn leaves.
 Many kinds of migratory birds in winter.
3. The lotus flowers cover all around Isanuma in late June through early July. 
Do you know the language of flower for lotus? It is “pure heart”.
4. There used to be a lot of lotus flowers in Isanuma. However, in 1970, all the lotus flowers were gone due to water pollution. 
The lotus flowers came back to life thanks to the “pure heart” of the members of “Isanuma no HASU wo sakasou kai”, which means “Let-the-Isanuma-lotus flowers-bloom society” 
I learned about the story from “Kawagoe style” web magazine, 
I had a chance to interview Mr.Mikami, the representative of this society.
5. The construction company found the seeds of lotus by chance when they were picking sand from the bottom of the pond marshland 45 years ago. The residents saw the seeds and recalled the stores their grandparents were telling.
Isanuma used to be a famous place for lotus flowers and the lord of Kawagoe in the Edo era often visited and enjoyed it.
They dreamed of making Isanuma a scenic sight of lotus flowers once again. 
However, the lotus flowers did not bloom as expected due to the water pollution.
6. Mr. Mikami and his supporters made up the society‟ Isanuma no HASU wo sakasou kai ” ,
where many rice growing, famers using the water from Isanuma and the people in the vicinity also Joined.
7.Their activities are now recognized and supported by Kawagoe City, Saitama Prefecture, and the Government. Children also take part in this group.
8.The miracle is that the very old lotus seeds were found from the bottom of Isanuma without decay
 The lotus flowers will start blooming at the end of June. I would like to encourage all of you to visit and enjoy the lotus flowers of Isanuma, and I hope it will be a chance to think about nature protecting actions you can take just around you.
Thank you for listening.  

1. 伊佐沼の奇跡。
2. 伊佐沼は自然の沼です。川越市の東方にあり川越駅からバスで10分ほどのところです。
この自然沼は、四季を通して楽しむことができます。春は桜。夏は花火大会。美しい秋の紅葉。冬には、いろいろな種類の渡り鳥たちがやってきます。
3. そして6月の終わりから7月の初めにかけて沼一面に美しい蓮の花が咲きます
蓮の花ことばを知っていますか?「清らかな心」です。
4. かつて伊佐沼には、たくさんの蓮の花が咲いていました。しかし1990年頃には水質汚染のために蓮は絶滅してしまいました。
その蓮の花が復活したのは「伊佐沼の蓮を咲かそう会」の方々の「清らかな心」のおかげです。伊佐沼の蓮を再び咲かせようと有志達が集まったのです。
このことは「川越style」というウエブサイトで知りました。
そして、この会の会長三上さんから詳しいお話を聞くことができました。
5. 45年前、建設会社が伊佐沼の沼底から偶然、蓮の種を見つけました。それは伊佐沼の沼底の砂を採取しているときのことです。
それを見た住民の方々は、幼いころに、おじいさんやおばあさんから聞いた話を思い出しました。伊佐沼は江戸時代、蓮の花の名所として知られ川越の殿様も、たびたびおとずれ蓮の花をめでたという話です。
近隣の方々はかつてのように伊佐沼が蓮の花の美しい観光スポットになることを夢見ました。
しかし、この時は水質汚染により期待通りには咲きませんでした。
6.  そこで三上会長と協力者の方たちは「伊佐沼の蓮を咲かそう会」という会を発足させました。伊佐沼の水を利用してお米を育てている多くの農家の方々と近隣の方々が手を結んだのです。
7. この会の活動を今では、川越市、埼玉県、国からも認められ支援を受けています。
また子どもたちもこの会に参加しています。
8. この奇跡は、絶滅したと思われていた蓮の種が、伊佐沼の沼底から腐ることなく発見されたことです。
蓮の花は6月の末から開花を始めます。是非、伊佐沼に足を運んで美しい蓮の花をごらんになってください。
そして、機会を見つけてあなたの身近にある自然保護の活動に参加されてみてはいかがでしょう。
ご清聴ありがとうございました。 
 

2、Futon and Tatami

布団と畳

前澤有香

 

3、Harmony through AIKIDOU

合気道で日本の和を伝えよう

加藤良二

 

4、What we Need is・・・

今、私たちがすべきこと

中塚順子

 

5、RAKUGO~Find your "Happy Life"~)

落語で見つける幸せな人生

中山綾子

 

6、Japanese Bow

日本のお辞儀

戸口羅津樹

 

7、Japan's Four Seasons

日本の四季

一ノ瀬久子

 

8、Diversity Japan

多様性・日本

藤田真奈美

 

商業・サービス部門

1、Once in a Lifetime Chance Midnight Communication

一期一会 真夜中の会話

大和交通 堀江三郎

 

2、Interviewing Peaple in Kawagoe with Samurai Armor

甲冑を着て川越でインタビュー

川越経済新聞/侍屋敷 古家寛

 

3、What Japanese Railways are Proud of in the World

世界に誇れる日本の鉄道

JR東日本 武藤俊介

 

4、Your Local Financial Institution in Saitama

武蔵野銀行 埼玉県の地方銀行

武蔵野銀行 増田祐介

 

5、This is Japanese Tradition!

伝えよう!日本の伝統!

きものや沙羅

 

計21組にわたる出場者のスピーチが終了。

どのスピーチも心に迫るものがあり、甲乙つけがたい内容。審査員による審査が行われ、誰に最優勝賞の栄冠が輝くのかとやきもきして待場内。長考の後、審査員による結果が発表される。
まずは、外国人の観客の投票と審査をもとに決定される「おもいが伝わったで賞」から。ドラムロールが鳴り響き・・・

そのパフォーマンスと合わせ、日本の和をストレートに伝えた

「Harmony through AIKIDOU 合気道で日本の和を伝えよう」の加藤さんが受賞。

 

続いて、「個性があふれていたで賞」は、タクシーでの外国人とのコミュニケーションをスピーチした、「Once in a Lifetime Chance Midnight Communication 一期一会 真夜中の会話」の堀江さんに決定。

 

ここからは、各部門賞の発表。ジュニア部門の優秀賞は、日本が好き、日本のことを伝えたいという気持ちに溢れていた、「Welcome to Japan! ようこそ日本へ!」の林さんに決定。

 

一般部門の優秀賞は、落語という切り口で、日本の魅力を伝えた、「RAKUGO~Find your "Happy Life"~) 落語で見つける幸せな人生」中山が受賞。


 

商業・サービス部門の優秀賞は、地方銀行の現場から伝えた、「Your Local Financial Institution in Saitama 武蔵野銀行 埼玉県の地方銀行」の増田さんに。

 

そして、最後に残ったのが最優秀賞の発表。

審査の結果、最優勝者に選ばれたのは・・・

「What we Need is・・・ 今、私たちがすべきこと」の中塚さんに決定しました。

 

大盛況のうちに幕を閉じた、「第2回 英語でニッポンを語ろう!コンテスト in 川越」。このような会を通じ、外国人を受け入れる、もてなす意識が地域で育まれていくはず。

 

佐藤さんは受賞なりませんでしたが、コンテスト後、嬉しいメールが届きました。
『発表後、「伊佐沼の近くに住んでいるのでとても勇気づけられました」とお二人の女性が言いに来てくれました。また一人の男性も「伊佐沼の話よかったよ」と言ってくれました。今回、主催者の「日本語を映写する」という試みは私にとっては、情報を皆さんに伝えられてよかったです。機会を見つけて「伊佐沼の蓮を咲かそう会」の活動に参加したいと思っています。』。
 

川越を国際観光都市として 世界へ発信していくために。

「英語の通じる街」実行委員会の活動はこれからも続いていきます。

 

「Welcome to KAWAGOE!」

 

「英語の通じる街」実行委員会

https://eigonomachi.jp/

 

 

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恵比寿屋の和室が特別な支度部屋となり、和気あいあいとした雰囲気の中、リーちゃんが少しずつ舞子さんになっていく。

 

 

 

恵比寿屋を舞台にして、溝井家から特別なプレゼントが贈られる。

2017年6月3日に行われたのが、

「古民家 恵比寿屋 溝井家からリーちゃんへ舞子風体験プレゼント」。

古民家恵比寿屋があるのが、川越の石原町、菓子屋横丁から高澤通りを西へ、赤間川を渡って進んで行くと右手に見える古民家。

恵比寿屋を運営するのが溝井さんで、ここにホームステイしているのが中国人のリーちゃんです。

見る見るうちに舞子に変身していくリーちゃん。一体どんな舞子さんになっていくのでしょう。。。♪

 

 

 

それにしても。

古民家恵比寿屋のなんと次々と新しいことをやり遂げることか。

面白そうと思ったことはすぐに行動に移し、それ以前に面白いことを考える人が集まる場であり、集まった人同士が化学反応を起こしてまた新しいことを生み出していく。雑談の中に宝が埋もれている。

民間からの、小さな、しかし川越的意義深い発信ばかりで、本当に面白い。

まさか、ホームステイしている留学生に舞子風体験プレゼントをしようと発案するなんて。言ってみれば遊び、そして、本気で遊ぶ。簡単な扮装ではなく本気の舞子姿をプレゼントすることで、リーちゃんに喜んでもらえるし、本気で突き詰めるからこそ川越的意味が生まれて来る。(簡単にやっていたら、その場だけで終わってしまう)

川越で舞子体験。かつて川越にも舞子さんがいて、芸者文化は存在した。今また、恵比寿屋のような場所でも芸者遊びができたら・・・??なんて構想が生まれるのも、本気で舞子をやるからなのだ。

古民家恵比寿屋の展開は、オープン以来様々な角度で取り上げてきましたが、貸しスペースがあり、織り工房「英(ひで)」があり、宿泊ができ、という川越的いろんな魅力、切り口、可能性を秘めているスポットです。最近は、映画のロケにも使われて、注目度は増すばかり。

 

(「恵比寿屋」築130年の古民家が川越の新スポットになっていく

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12173192354.html

「古民家恵比寿屋」
川越市石原町1丁目 6-7
・東武東上線「川越市」駅及び西武新宿線  「本川越」駅から徒歩20分
​・東武東上線「川越」駅東口より東武バス    ①、②番から約15分「札ノ辻」バス停     下車徒歩5分
電話:049-270-0922
FAX:049-270-0922
Email:kominkaebisuya@outlook.jp

http://mapleeihide.wixsite.com/ebisuya

 

恵比寿屋と言えば、川越のイベント会場として使われることも多く、2017年4月「ジョシカツフェスタ2017」、2017年2月「古民家deどんどこにゃん」、2016年11月「Laure'a@古民家」などが開催されてきました。
2017年4月の大江友海さんのライブも大盛況だったことは記憶に新しい。

 

(「WISH 大江友海live@古民家」2017年4月16日古民家恵比寿屋

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12268619709.html

それに、溝井さんは恵比寿屋を離れてイベントを主催もしていて、2017年4月2日にはウニクス川越で「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」を開催しました。あの画期的イベントは、2017年川越の10大出来事の一つに入るでしょう。

 

 

(「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」2017年4月2日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262975510.html

 

中国人のリーちゃんが舞子に変身していく。。。

リーちゃんは中国四川州成都市出身、中国からアメリカのアリゾナ大学に留学中の学生で、今はアリゾナ大学と東京国際大学の交換留学生として東京国際大学で学んでいるという二十歳の女子学生です。恵比寿屋に4ヶ月間のホームステイ中。専攻しているのは、国際関係。

(そう、恵比寿屋は宿泊だけでなく、外国人留学生のホームステイも受け入れている)

東京国際大学は、川越の霞ヶ関にある大学で、世界中から留学生が集まってくる学校です。アメリカやドイツなどの大学と提携していることもあって、そちら方面からの留学が多いのが特徴。

溝井家が受け入れた留学生としては、リーちゃんがなんと10人目。

これまで実家で、アメリカやドイツからの留学生を受け入れてきました。

そして「恵比寿屋」で受け入れた留学生は、リーちゃんで二人目。

一人目はアメリカから東京国際大学に留学していたベン君で、恵比寿屋に4ヶ月間ホームステイしていました。恵比寿屋という場にいたおかげもあって、ベン君も川越的ディープな体験、人との繋がりを感じていたよう。2016年9月、「異文化交流クラブ川越」主催の異文化交流サロンに招かれて、色々な人と交流を楽しんでいた。

 

(「異文化交流クラブ川越」2016年9月22日異文化交流サロン もっこ館カフェテラス

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12206120931.html

リーちゃんは実は前セメスターでは別の家にホームステイしていましたが、エクステンドで2セメスター目で恵比寿屋をホームステイ先として選んだ。

恵比寿屋は(溝井家の実家含め)、オープン以来留学生が家内にいるのが日常風景という側面があり、溝井さんの言葉を借りるなら、家の中は「ダイバーシティ」の坩堝。

リーちゃんは、どうやって恵比寿屋を知ったのでしょう??

そこには、同じ学校に集まる留学生間ならではの口コミネットワークが働いていた。

ドイツから東京国際大学に留学し恵比寿屋に居候的に出入りしていたのが、マホウ君。

ベン君とマホウ君は東京国際大学で同じクラスで知り合い同士、そして、クラスは違えど同じセメスターにいて仲良くなったのが、リーちゃんだった。

アメリカ、ドイツから川越にやって来て、仲良くなるというのもなんだか不思議な感覚。

マホウ君から恵比寿屋のことを聞いたリーちゃんは、興味を持ってホームステイ先としてここを選んだのがこの4月のことでした。

溝井家はこれまで、受け入れた留学生を旅行に連れて行ったり、日本らしい体験を楽しんでもらったりしてきましたが、「恵比寿屋」や「MapleLeaf」をオープンして以来、なかなか外に出ることが難しくなっているのが現状。それでも、ベン君とマホウ君には甲冑を着させて写真館で記念写真を残したりし、リーちゃんにも川越らしい体験をさせてあげたいと溝井さんたちが発案した川越プレゼントが、今回の舞子風体験でした。リーちゃんも「着物が大好き!」ということで、舞子体験に大喜びでした。

 

 

 

 

 

 

 

日本髪の結髪、白塗りの和化粧、引き振袖姿という舞子風の支度全てを担当したのが、通町にある「和の手仕事屋」の関場さん。

男性なら甲冑でいいですが、女性だとそうはいかない、何か良い川越体験はないかと思案していた時に、偶然にも出会ったのが、関場さんでした。

恵比寿屋が拠点となっている川越奉行所見廻り組に関場さんが参加した時に、髪結いなどを仕事にしていることを知った溝井さんは、一も二もなくその場で提案し、恵比寿屋でリーちゃんの舞子体験へと繋がっていったのでした。

ちなみに関場さんは、2017年3月、一番街商店街で開催された「小江戸川越 江戸の日」において、仲町交差点で髪結いパフォーマンスをした人、と言えば、すぐに思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。

 

(「小江戸川越 江戸の日」一番街商店街 2017年3月25日 一番街が江戸一色に

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262200017.html

日本人にとっても貴重な舞子体験。今、川越で体験できるという事実。

知れば知るほど、和を究めようとする人が川越にはたくさんいることに驚き、同時に感動する。他の街では時代の波に流されてしまう日本の良さが、川越では根底に息継ぎ残るというところこそ、川越の魅力で力強さなのかもしれない。関場さんによる舞子風の支度は、目にも鮮やかな段取りで進んでいく。

 

 

 

 

 

 

今回は溝井家からリーちゃんへの川越体験プレゼントということでしたが、この会の川越的可能性は大きく、ここからまた、いろんな発展がしていきそうな予感が満ち満ちていた。恵比寿屋は人と人を繋いで新しいことが本当によく生まれていく場。

関場さんによる舞子体験は、そのまま恵比寿屋のオプションプランになりそうで、ここに泊まった人が関場さんの手によって舞子に変身して川越観光に出掛けて行く、なんていう素敵な体験ができるようになるかもしれない。

その意味で、今回は「古民家恵比寿屋」×「和の手仕事屋」のコラボの実験的第一弾でもあり、可能性を探る試みでもありました。

130年を経た古民家で、観光客向けの簡単な支度ではなく関場さんによるがっつりと本気の支度で、舞子となって人力車で蔵造りの町並みを臨む、こんな極上の体験あるでしょうか。着物姿で川越を楽しむことは既に定着していますが、他にもいろんなバリエーションがあってもいい、恵比寿屋&和の手仕事屋で行い、川越体験を深めていこうとしていました。想像しただけでわくわくが高鳴る、川越はもっと面白くなる。

オープン以来、恵比寿屋を宿泊で利用する外国人観光客は右肩上がりで、中国、韓国、台湾、イギリス、オーストラリアなど世界中の人が集まってくる。今や宿泊の7割ほどが外国人なのだという。宿泊は一日5人まで受け入れています。

泊まった人がレビューを書き、それを見た人が興味を持って予約し、と口コミの連鎖が広がっている恵比寿屋。

(韓国人旅行者が恵比寿屋の宿泊ノートに書き込んだもの。日本のアニメが好きなのが伝わってくる)

宿泊+体験、女性には関場さんの舞子体験、男性には川越藩火縄銃鉄砲隊保存会寺田さんによる甲冑体験、可能性はどこまでも広がっていく。

 

 

 

 

素の姿からおよそ2時間、リーちゃんが舞子さん風に変身しました。感嘆の声が一同から漏れる。。。

リーちゃんが立ち上がった時、まるでここが京都の料亭か?と錯覚したくらいで、本物は場の空気すらも変えてしまう力があることを実感する。。。

本当に恵比寿屋?本当にここは川越??

舞子体験、ここがゴールではなく、実はここはまだスタートに過ぎない。ここからがいよいよ楽しい川越体験の始まり。

足元を確かめながらリーちゃんが恵比寿屋から表へ姿を現す。

店先には恵比寿屋前に乗り付けた人力車がスタンバイしています。

踏み台からゆっくりとリーちゃんが人力車に乗り込む。

今回川越観光を担当する人力車は、一番街で待機する「観光人力車 いつき屋」の富岡さんです。

一番街商店街のサイトより

https://kuradukuri.com/member/%E8%A6%B3%E5%85%89%E4%BA%BA%E5%8A%9B%E8%BB%8A-%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8D%E5%B1%8B

『人力車に乗りながら、優雅に川越散策はいかがですか?
一番街周辺だけでなく、お寺巡りや隠れたスポットへご案内いたします。営業時間外でもお受けいたします。どうぞお気軽にご連絡くださいませ。』

「観光人力車 いつき屋」
電話: 090-7341-0088
営業時間: 10:00~18:00
定休日: 不定休

明るい人柄と丁寧な説明に定評のある小江戸川越案内人、富岡さん。

溝井家の要望に応え、オーダーメードでの川越観光。歩くのが大変というリーちゃんのことを考慮し、恵比寿屋まで迎えに来て街に出掛けていく。

今回のイベントは、ここにもう一つの切り口、川越の人力車による川越観光の実態を伝えこともありました。

この季節、強い陽射しが気になりますが、心配無用、人力車には屋根もついているので、直射日光を遮ることができる。運行中は風が当たるので、意外にも厚着でも心地良い人力車の旅。

今回の舞子リーちゃんによる川越観光は事前から注目の的だけあって、人力車について一緒に歩くのも大所帯。溝井家はもちろん、関場さん、リーちゃんの友人、カメラマンなど、なんの一行か?!と通りの視線を集め続けます。実は支度の最中からギャラリーが写真撮影にやって来たり、新聞社が取材に来ていたりした。確かに、新しい「川越」を感じさせるもので、そのリアルの現場に立ち会いたい気持ちはみな一緒だった。

恵比寿屋を出発した一行は、赤間川手前にある「中正屋」さんに立ち寄って挨拶。

高澤通りを進んで菓子屋横丁へ、沿道の人から「かわいい~!」という声を掛けられるリーちゃん。人力車に着物姿、というのは川越の定番ですが、白塗りの舞子さんが人力車に乗って現れるという出来事に、驚嘆する沿道の人達。

札の辻を越え、市役所の交差点を曲がって最初の目的地、川越氷川神社へ。

 


 

 

大鳥居の前で記念写真を撮り、次に向かったのは川越城本丸御殿。

さすが川越を知り尽くす人力車富岡さんだけあって、狭い路地を駆使し、素の川越の風景をリーちゃんに見せながら進んで行く。川越氷川神社から川越城本丸御殿に行くのにこのルートがあったのかと驚き。細道の先に市立美術館が見え、ここでも観光客の求めに記念写真に応じるリーちゃん。どうやら、道行く人は本物の舞子さんだと思い込んでいるようで、「川越には舞子さんがいるんだね~」という声が聞こえてくる。

川越城本丸御殿から喜多院・中院へ。人力車・リーちゃんの舞子と川越の名所が組み合わさると、よりそのものが引き立つというか、本丸御殿の魅力をさらに引き出すような力があった。人と建物、お互いの相乗効果で価値が高まっていくよう。

本丸御殿からの途上、緑のトンネルで一時ストップ、鎌倉か?京都か?のような風景に、急きょ随行者の写真撮影タイムとなった。まだまだ穴場的なスポットが見つかる川越、川越の人力車が川越を発掘していく。

 

浮島稲荷神社を通り過ぎ、喜多院山門前でも撮影会。なんとも絵になります。

 

 

喜多院を後にしたら、今日一番の目玉企画、中院でのリーちゃんの撮影会です。ここで初めて人力車を降りるリーちゃん。中院×リーちゃん舞子の組み合わせを一目見ようと、随行者がさらに増え、いつの間にか取り巻きが大集団に。そんな喧騒をよそに、リーちゃんは中院の小路に足を進め、モデルとなって撮影に応じる。

ここではカメラマン、「Wedding photography image~イマージュ」の菊川さんによる本格的な撮影が行われました。

「Wedding photography image~イマージュ」

http://www.image-photo.jp/

ここまで来ると、リーちゃんはもう本物の舞子さんの雰囲気を漂わせ、いや、きっと本人もそのつもりになっていた。中院で舞子という組み合わせも、川越的初だったかも?中院の景色に溶け込みながら、リーちゃんにしか出せない存在感で世界を作り上げていく。

 

 

 

 

中院の大撮影会を終えると、人力車はまた来た道を戻りながら、大正浪漫夢通りへ。ここでも突如現れた舞子さんは注目の的。一斉にカメラを向けられる。別の方向から違う人力車がやって来て、富岡さんの人力車に近づいていく。距離を縮めていく両車。これはまさか・・・そう、川越まつりの曳っかわせを思わせる、人力車による曳っかわせが実現。これが見られるのもレアです。

 

川越熊野神社前から蓮馨寺境内、寺町通りから養寿院前を北上して恵比寿屋に戻って来た一行。

 

 

歩き廻ったのが、なんと4時間近く。疲労を感じながらも、リーちゃん、溝井家、随行者、みな充実した表情を浮かべていたのでした。

「疲れたけど・・・楽しかった!!」とみな何度も口にしていた。本気で遊ぶってこういうことですよね。

溝井家からリーちゃん個人へ「川越体験をプレゼントしたい」という一念から始まった今回の壮大な物語。

「恵比寿屋」、「和の手仕事屋」、「観光人力車 いつき屋」、「Wedding photography image~イマージュ」、それに数々の川越人のサポートに、おまけに「川越style」。総力を結集して遊びました。

面白い話しを面白がる人が川越にはたくさんいて、一緒に盛り上げ、いつの間にか壮大な話しへと膨らんでいくまさに典型。大人が本気で遊ぶ街、川越。

恵比寿屋では、関場さんによる本格的な支度もオプション提案していく構想があり、さらに恵比寿屋で芸者遊び構想、恵比寿屋で・・・アイディアはとめどなく湧いていく。

川越の楽しいを発信していく恵比寿屋。これからも目が離せません。

 

「古民家恵比寿屋」
川越市石原町1丁目 6-7
・東武東上線「川越市」駅及び西武新宿線  「本川越」駅から徒歩20分
​・東武東上線「川越」駅東口より東武バス    ①、②番から約15分「札ノ辻」バス停     下車徒歩5分
電話:049-270-0922
FAX:049-270-0922
Email:kominkaebisuya@outlook.jp

http://mapleeihide.wixsite.com/ebisuya

 

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数の多さもさることながら、歴史と由緒あるのが多いのが、川越のお寺の特徴。市中心部を歩けば、途切れることなくお寺に出会うことができ、川越の生活風景に溶け込んでいる。

これだけお寺の街でありながら、では、地域の人にとってお寺は本当に身近なものとして感じられているのか。もっといろいろなことができるのではないか、いや、あるはず。常日頃から燻っていた気持ちに、仏教関係者の問題意識と繋がって、一つのチャレンジが行われました。

 

2017年5月29日(月)仏教関係者が川越に集まって開催されたのが、

「川越フィールドスタディ~お寺でまちおこし~」。


■日時:2017年5月29日(月)10:50〜16:00
■集合場所:蓮馨寺(埼玉県川越市連雀町7−1)
※川越市駅より徒歩10分、本川越駅より徒歩5分
川越駅東口市内バス神明町方面行きにて蓮馨寺前下車(バス7分)
■タイムテーブル
 10:50 集合
 11:00 粂原恒久師(蓮馨寺住職・小江戸川越観光協会会長)のお話
 11:30 まち歩きをしながら昼食の店に移動
 12:00 昼食 
 13:00 観光(ガイドさんによる案内つき)
 15:00 「川越style」関係者のお話(対談形式)@和菓子店「彩乃菓」
 16:00 解散
■参加費:1,000円
■共催:アーユス仏教国際協力ネットワーク、アジア砒素ネットワーク、シェア・ザ・プラネット
『埼玉県の川越市でフィールドスタディを行います。テーマは「お寺とまちおこし」。川越の寺院会員さんや、川越に連絡事務所を持つパートナーNGO「アジア砒素ネットワーク」さんと一緒に企画しました。
川越はまちおこしの成功例であるばかりでなく、お寺が地域振興に大きな役割を果たしている場所でもあります。
私たちと一緒に、まち歩きをし、おいしいものを食べ、そしてまちおこしに関わってきたお寺の住職さんや、若手の関係者さんたちのお話をうかがいませんか?』。

まずは最初の目的地、蓮馨寺に着き、本堂にて蓮馨寺粂原住職のお話しを伺います。

 

今回のテーマが「お寺でまちおこし」ということで、まさにお寺を会場として開催している川越産農産物を中心にしたイベント「川越Farmer'sMarket」について話して欲しいとの依頼から、対談形式の座談会にゲストとして招待されました。

もともとお寺が多い川越、特に市中心部はお寺が密集していて、生活風景に溶け込んでいるのがお寺でもある。

ただ、数は多いけれど、川越の生活者が川越のお寺を身近な場として感じているのか?お寺が地域に果たす役割というのはもっと可能性があるのではないか?昔から感じていたことに対する提案として川越Farmer'sMarketがあるとも言え、お寺でまちおこしというテーマなら少しは話すことができると引き受けました。

(2017年7日2日(日)「川越Farmer’s Market」蓮馨寺境内広場&講堂室内、川越市内

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12277054418.html

今回は座談会部分の参加招待でしたが、せっかくの機会なので、フィールドスタディの模様を最初から最後まで取材しながら、座談会に自身で登壇するという段取りで参加しました。取材者であり、当事者でもあるといういつもとは少し勝手が違う関わり方。一体どうなるのか、楽しみにしていました。

という参加が実現したのが、アーユス仏教国際協力ネットワーク会員寺院である川越の小ケ谷、水上公園近くにある「最明寺」の千田副住職の橋渡しがあったからこそです。(ちなみに、最明寺住職は、川越市仏教会会長)

川越の事情に精通しているということで、人選びやお店選びという側面で今回の川越フィールドワークをサポートしていた千田副住職。

最明寺と言えば、既存の枠に捉われない活動のお寺として知られ、本堂で坐禅会やヨガなどのイベントを開催したり、はたまたお寺のマスコットキャラクターを制作してグッズを作ったりしているという展開力で、その中心にいるのが、千田副住職。

ちなみに、川越Farmer’s Market実行委員会委員でもあります。

 

 

 

 


(「お寺で朝yoga」×「坐禅会」最明寺とAgosto緑さんのコラボイベント

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12052482340.html

千田副住職は、地域の活動にも積極的に関わり、2017年4月2日にウニクス川越で開催された「2017年世界自閉症啓発デー Light it up blue 川越」では、その前日、最明寺の本堂をブルーに染めて、趣旨に賛同を示していました。こんなことをするお寺というのは、川越広しと言えど最明寺だけです。

「世界自閉症啓発デーを盛り上げたい」。

2017年4月1日「第九回 お寺で座禅&キャンドルナイトYoga」×「最明寺が青く染まる 国連世界自閉症啓発デー Light It Up Blue」。
千田副住職による英断で4/1に本堂や仏像をライトアップし、

また毎月恒例となっている寺ヨガもこの日に合わせて開催しました。
「世界の各施設で広く行われている今回の啓発活動。人が集まる寺院ならきっとお役に立てるはず」との思いから、協力に名乗りを挙げました。
「私の住んでいる川越では宗教施設は誰もやったことがない未知の領域でしたので、一体何をどうすれば良いのか去年から手探りのスタートでしたが町の仲間たちの協力で何とか実現できそうです!蔵の会を始めとする皆様には感謝の一言です。異業種の交流の大切さを実感いたしました。決して大きいことはできませんが、私もこの世界の片隅で灯を照らし続けます!」。

 

(2017年4月1日「第九回 お寺で座禅&キャンドルナイトYoga」×「最明寺が青く染まる 国連世界自閉症啓発デー Light It Up Blue」

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12262975510.html

 

さらに、アジア砒素ネットワークも共催に名を連ね、運営を支えていました。アジア砒素ネットワークは、「かわごえ国際交流フェスタ」でもお馴染みです。

 

「かわごえ国際交流フェスタ」と「川越唐人揃い」2015年11月15日蓮馨寺

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12097280630.html

 

今回、川越フィールドスタディの共催として中心的に運営に関わっていたのが、NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク。

http://ngo-ayus.jp/

「アーユス仏教国際協力ネットワークとは?」
アーユスは、宗派を超えて仏教僧侶が集まり、仏教の精神に基づいて、1993年に設立された国際協力NGOです。世界の様々な現実に目を開き、貧困や不公正、環境破壊など、平和と人権に関わる問題に足元から取り組んでいきます。
アーユスが活動を進めるうえで大切にしていることは、社会の中で特に困難を強いられている人たちに寄り添うことです。その困難の原因を世界の構造的問題の有様に見いだし、解決への道の一つとしてNGOの役割を重要視しています。
アーユスがパートナーとするNGOから寄せられる現地の情報は、遠い国であっても私たちと決して無縁ではないという気づきを開いてくれます。アーユスは、これらの情報を会員・関係寺院を通じて社会に発信することにも注力しています。お寺という人びとが集う場、地域社会の核となる場を活かして、海外と日本の地域を結ぶ存在になろうと努めています。
現地の人々と協力し合い、問題の根本を見つめ、未来を共有していこうというNGOの姿勢を仏教の教えの実践と捉え、人と地域と世界をつなぎながら、すべての命が尊重され生かし生かされ合う社会の実現をめざしています。


アーユス活動内容
『私たち、アーユスは、世界各地で貧困や不公正、環境破壊など、平和と人権に関わる問題に足元から取り組んでいるNGOを支え、世界各地からの学びを、寺院を通じて社会に発信しています』
■NGO支援
・NGO組織強化支援

NGOが自立した経済基盤を築き、円滑に活動できるように国内事務所スタッフの人件費の一部を資金援助します。
・NGOブレークスルー支援

これまで組織強化支援を受けた団体が対象となります。NGOが組織面及び事業面で困難な状況を打開(ブレークスルー)するためのサポートを行います。
・評価支援

プロジェクト/プログラム評価、もしくは組織評価を実施するNGOに対し、そのために必要な資金の半額(上限50万円)の資金援助を行います。
・平和人権支援

人権を守り、平和をつくる活動を推進するために、現地で直接関わっているNGOと連携し、活動への協力、支援、参加を行っています。
・時局対応支援

アーユスでは、NGOからの要請に応えて、その時局に必要と判断されるプロジェクトを支援しています。緊急時対応、復興支援、意識啓発のための活動で、今すぐに資金が必要な場合、迅速に対応します。
・勝楽賞

アーユスでは2013年に設立20周年を迎えます。これを記念して、これまでNGO界で功績のあったNGO関係者を表彰し、その功績をたたえる賞を新たに新設する予定です。
・団体支援

アーユスでは、情報収集やネットワーキングのため、過去に支援した団体や日頃から関係の深いNGOに入会加盟し、それぞれの団体の活動をサポートしています。
・福島支援・脱原発

東日本大震災が発生してから、アーユスは、岩手県、宮城県、福島県の各被災地において、炊き出し、物資支援、保健医療、心理ケア、雇用促進、災害FMの運営、幼児保育などの支援活動を行うNGOを資金面と物資面で支援してきました。震災から半年が経過した頃からは、特に福島県での活動、及び原発問題と新エネルギーへの転換に向けた啓発・提言活動に力を入れて取り組んでいます。
・パートナーシップ事業支援

この事業は2008年から2010年まで実施されました。現在は行われておりません。過去に行われた支援についてご報告します。
■教育交流
・研修研究啓発

アーユスのパートナーNGOから寄せられてくる海外の活動現場の情報を、アーユス関係者、仏教者、NGO関係者らと分かち合い、国際協力や仏教の社会への関わり方などの学びを深めていきます。
・企画出版

寺院から壇信徒の方に海外で起きていることを伝えられるように、NGOと協力してリーフレット(施本)やフェアトレード・グッズの製作や頒布を行っています。また、国際問題・社会への関心が高まり、かつ理解が深まる開発教育教材を制作しています。
・地域活動・寺院活動サポート

お寺や地域で国際協力に貢献できるよう、イベントなどの企画や実施のサポートを行っています。

・講師派遣

経験・見識に溢れた多くの専門委員を擁するアーユスの人脈を生かし、研修会や行事への講師派遣をお手伝いいたします。
・連携・ネットワーキング
仏教者やNGOのネットワークに参加し、情報収集と発信に努めます。

アーユス仏教国際協力ネットワークの役員は、仏教者が多いのが特徴。
茂田真澄(しげた・しんちょう)/理事長/浄土宗勝楽寺
中島大成(なかじま・だいじょう)/副理事長/日蓮宗本立寺
松本智量(まつもと・ちりょう)/副理事長/浄土真宗本願寺派延立寺
伊藤信道(いとう・しんどう)/理事/アーユス東海代表/浄土宗西山禅林寺派宝泉寺
稲葉尚範(いなば・しょうはん)/理事/浄土真宗本願寺派恵光寺
大橋正明(おおはし・まさあき)/理事/恵泉女学園大学
菅原智之(すがはら・ともゆき)/理事/浄土真宗本願寺派高林寺
遠山章信(とおやま・あきのぶ)/理事/浄土真宗本願寺派正福寺
田行慈(ふくだ・こうじ)/理事/浄土宗本誓寺
本多靜芳(ほんだ・しずよし)/理事/浄土真宗本願寺派万行寺
持田貫信(もちだ・かんしん)/理事/日蓮宗本久寺

アーユス理事長 茂田真澄
「特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク(以下アーユス)は、超宗派の仏教者を中心とした民間による国際協力を目的とするNGOで、1993年に設立されました。
設立の端緒はそれより15年ほど前に遡ります。当時大量に出たインドシナ難民の窮状に対して街頭募金活動を始めた東京の若手僧侶たちが、その後もタイ・ カンボジア国境のカオイダン難民キャンプやブータンなどに足を運びながら国際協力の現場体験を重ねました。その中で、国際協力を巡っての様々な困難や矛盾 と直面することとなります。ODAが抱える問題、NGOが抱える問題、そして仏教者自身が抱える問題。それぞれの根深い課題はどれも一朝一夕に改善される ものではありませんが、少しでもよりよい方向への一歩を踏み出そうと発足したのがアーユスでした。
アーユスは現在、NGO支援事業と教育・交流事業という二つの大きな柱を中心に活動を進めています。
近年日本でも国際協力NGOは社会に認知されるようになりました。しかし活動への関心は高まっているものの、団体自体の維持発展に関しては、目を向けられることはまだ少ないのが現状と言えましょう。アーユスはNGOが社会の中で健全な発展をすることを願い、人件費の支援及びマネジメントやプロジェクト評価の促進に資するよう活動を進めています。また、会員であるお寺を通して、NGOから提供された、マスコミや各国政府や大企業主導ではない草の根の情報を伝えることにより、真の国際理解を深めて参ります。
災害発生などの緊急時や、人権や平和が脅かされる事態の到来に際して、アーユスの持つネットワークを最大限に活用して適確な対応活動に入るのもアーユスの重要な責務です。
アーユスは、仏教の精神に基づいて、世界の様々な現実に目を開き、貧困や不公正、差別、環境破壊など平和と人権に関する問題に足元から取り組んでいく国際協力 NGOです。超宗派の仏教者が集まり、NGOを支援することによって国際協力を行っています。お寺という「場」を生かして、 NGOと地域を結んでいます。人と、地域と、世界をつなぎながら、平和と人権について考え、行動しています。」。

 

今回の川越フィールドワークの他にも、アーユスが共催として関わる催しは定期的にあり、また、他NGOのイベントも積極的に発信して周知に努めています。
5/10 シンポジウム「女性・平和・安全保障」行動計画 実施をどう評価するか?
5/19-20 「東ティモール・ フェスタ2017 @上智大学」
6/3 シンポジウム「電力自由化から一年〜動き出す地域・市民・ビジネス」& FoE Japan 会員総会
6/3 「フィリピンの子どもたちと、NGOアクセス ~36才女性事務局長の奮闘ストーリーin 京都~」

6/3 ワールドカップ最終予選特別企画「日本 VS シリア、イラク戦サッカーで平和を考える」
6/7 セミナー「ミャンマー経済特別区開発の今:環境と暮らしへの影 響」
6/12 「揺らぐアメリカ、変わる世界—新自由主義の「失敗」と対案を探る」
6/12 児童労働反対世界デー& ACE設立20周年プレイベント 「Dream, Discover, Believe and Do! ACEの描く児童労働のない世界とは?」
6/14 アーユス総会セミナー「対人地雷・クラスター爆弾なき世界へ」

6/23 上映会「ラオス、自然を食べる暮らし」
8/14-24 中村尚司と歩くスリランカの歴史ツアー
 

5月29日、川越フィールドスタディでは、アーユス仏教国際協力ネットワークの茂田理事長や松本副理事長はじめ、アーユススタッフなどに、最明寺の千田副住職も加わり、10人以上の一行となりました。川越に初めて来たという人も何人もいて、「川越に来られて嬉しい」と喜ぶ。

川越の仏教関係者の話しを聞くとともに、観光客や地元の人で活気づく川越の街の現場を見て魅力を確認し、そして川越のまちおこし活動に携わる人たちの話しを聞くという行程になっていました。

スタートの蓮馨寺では、本堂に通され、お焼香を済ませてから、粂原住職のお話しを聞きます。

 

 

 

蓮馨寺は、1549年、大道寺政繁の母、蓮馨大姉が仏教を広めるために建てたお寺。(大道寺政繁は、北条氏康の家老で川越城の城将)
蓮馨寺の開山は、感誉存貞(かんよぞんてい)上人。のちに感誉存貞上人は、浄土宗の本山である増上寺の第十世になり、その後、また蓮馨寺にもどりました。(喜多院の天海僧正が、江戸の寛永寺の住職になったことといい、川越は偉いお坊さんを輩出しています。)

徳川家は浄土宗への信仰が厚く、開幕後すぐ、関東十八檀林の制を設けました。蓮馨寺は、浄土宗の関東十八檀林の一つとなり、葵の紋所が許されました。檀林とは幕府公認の僧侶養成機関、僧侶大学のこと。
という蓮馨寺の歴史から始まり、話しは現代へ。

お寺でまちおこしというテーマなら、まずはこの人しかいないという人が粂原住職。

粂原住職は、蓮馨寺住職にありながら、公益社団法人小江戸川越観光協会会長を兼務していて、超多忙を極める人。今回はアーユスの川越フィールドスタディということで、特別に時間を作って講演を行いました。お寺の住職が観光協会の会長にも就いているというのが川越の特長で、一般的に広く知られてはいないかもしれませんが、川越におけるお寺がまちづくりに関わっている代表的実例だと思います。

さすが観光協会会長だけあって川越の現状の話しも分かりやすく具体的。近年の川越の観光客数の動向、オリンピックを開催する体制の準備など、リアルの川越の動きを説明。

また、お寺を開放して地域の取り組みを応援する姿勢も蓮馨寺ならではで、「川越Farmer’s Market」、「めきき市&手作り食市」、「昭和の街の感謝祭」、「川越唐人揃い」、「狐宵祭」などなど、蓮馨寺を会場にした川越のイベントは枚挙に暇がなく、それは、観光協会会長である粂原住職の理解があるからと言い換えることができます。

(第三回「昭和の街の感謝祭」蓮馨寺と周辺商店街 2016年9月10日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12199339321.html

 

(蓮馨寺粂原住職とアーユス茂田理事長)

 

蓮馨寺を後にした一行は、昼食の店へ向かう。蓮馨寺から喜多院不動通りから喜多院方面へ。途中、成田山川越別院に立ち寄り、お参りを済ませる。ごくごく自然なことと思いますが、お坊さん・仏教関係者が他のお寺にお参りする姿というのは、見慣れないせいか新鮮な感じ。

 

 

 

そして川越らしい食事ということで、河越茶、河越抹茶を使った茶蕎麦でお馴染みの「寿庵 喜多院店」。河越抹茶というものを初めて知る人も多く、感動しているよう。

 

 

 

そして昼食後は、喜多院の塩入住職に喜多院の歴史的経緯を伺う。

ここまでで、フィールドスタディ参加者は実感ないかもしれませんでしたが、川越の人にとっては圧倒されるゲストの顔触れ。

今回のイベントの一番の注目が、二人の僧侶の登場だったでしょう。

川越を代表するお寺を訪ね、川越の現場を見る、知るという趣旨でしたが、さすがアーユスが関わるイベントだけあって、ゲストの顔ぶれが飛び抜けていた。。。川越的衝撃と感動で、一つのイベントで蓮馨寺粂原住職と喜多院塩入住職の揃い踏みというのは川越ではめったに見られないものだったかも。いや、川越初??初めて遭遇したし、この先ももうないのでは、と思わせる豪華さ。一生忘れられない出来事になりました。

ここからは川越のシルバー人材センターの石山さんにガイドをお願いしてのフィールドワークとなります。

 

家光誕生の間、春日局化粧の間などに感嘆する一行。水琴窟の音色に耳を澄ませ、五百羅漢では、いろんな羅漢像を見て回り、自分に似たもの、ユーモラスなものを見つけては歓声を上げる。

その後は、石山さんが先導して川越市内のスポットを歩いて巡り、仏教関係者に川越の街を深く知ってもらいました。成田山川越別院から旧武家屋敷の永島家住宅、時の鐘、一番街、養寿院、菓子屋横丁、長喜院などを訪ねる。一行は、「平日なのにこんなに人がいるなんて!」と一番街の賑わいに目を丸くしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川越を巡ったあとに、蓮馨寺がある方面に戻り、お寺から伸びる立門前通りにある和菓子店「彩乃菓」さんが座談会の会場。

お店を選んだのも千田さんのチョイスで、蓮馨寺近く、川越の和菓子文化、それも川越に新しく出来た和菓子店というストーリー、選択にセンスを感じさせます。それに最明寺での催しで彩乃菓さんのお菓子を注文することもあり、その美味しさに納得していたのが一番だった。

 

(「彩乃菓」四季の彩りと菓子の彩り 新しく誕生した川越の和菓子店
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12154132751.html

 

二階はカフェとなっていて、お茶はもちろん、抹茶パフェ・ほうじ茶パフェ、イチゴのかき氷なども頂くことができる。

ここで、「泰玉スガ人形店」の須賀栄治さんとともに二人で登壇しました。

フィールドスタディ参加者の前で、「お寺でまちおこし」をテーマにした話しを交互の繰り広げます。

 

泰玉スガ人形店さんは、大正浪漫夢通りにあるお店で、須賀さんは地域のまちおこしの他にも、川越style倶楽部の活動で川越を世界に発信している。

(大正浪漫夢通りにある泰玉スガ人形店)

須賀さんの話しに引き込まれ、川越でそんな活動をしている人がいるんだ、と参加者から驚きの声。

続いて、私は川越Farmer’s Marketについてのお話し。


1.まちおこしに関わるようになったきっかけは?
2.苦労したこと、困ったことなどはありましたか?
3.自分たちの活動は、まちにどのような影響を与えていますか?
4.上の世代から助けてもらっていることはありますか?
6.これからの活動について教えて下さい。
5.「お寺でこんなことができればいいな」と思っていることが教えてください

 

まちおこしに関わることになったのは、川越を取材している中で、人と人を繋ぐことを重ね、出会った農家さんたちと街の中心部を繋ぎたいという思いがありました。上の世代から助けてもらっていることは、NPO法人蔵の会の人たちが毎回、会場の設営や撤収を手伝ってくれていることがあります。
そして、イベントの会場がまさにお寺、蓮馨寺を使わせてもらっていて、なぜお寺なのかというところを中心にお話ししました。もちろん、粂原住職の理解と応援があってこそ、ここで開催できているのですが、かつて蓮馨寺にも居た呑龍上人、呑龍上人は地域の人に親しまれていたお坊さんでと地域の農の繋がり、その現代版の意味も川越Farmer’s Marketにはあると考えています。

呑龍上人(1556-1623)は、「子育て呑龍様」として親しまれています。
呑龍様は、困っている人を助け、まずしい家の子供達を寺にあずかり教育しました。活仏(いきぼとけ)としてあがめられた社会事業の先駆者です。呑竜上人は、感誉上人の孫弟子で、群馬県太田市の大光院を開いた高僧です。大光院には徳川家の先祖がまつってあります。
毎月8日は、「呑龍デー」で縁日で賑わいます。
「お寺でこんなことができればいいな」と思っていることが教えてください、という問いが一番力が入り、それが冒頭にも記した「もっとお寺が生活者の身近にあっていいのではないか」ということ。

川越の市中心部にはお寺が密集していますが、もっとお寺が地域に門戸を開いてもいいのでは。。。いや、小江戸川越七福神めぐりや御朱印など活発な動きは見られますが、お寺がというより、仏教がもっと身近にあってもいいのでは。

そんなことを千田副住職と話していた時に、「ファーマーズで川越の若手僧侶のトークセッションをやってみたい」という企画でした。

ファーマーズは、生活の豊かさや心の豊かさをテーマにもしているので、仏教と親和性が高い。ファーマーズにやって来る人たちに向けて、難しい教義というよりも、参加者のお悩み相談的なフランクな場にし、人生の悩み、子育ての悩みなどを嚙み砕いた仏教的お話しで応えるという内容に。それを彩乃菓さんの二階のカフェのような場所で出来たら楽しそう、などと話していました。川越のお寺という資産はもっと生かせると思うし、生かすことができれば川越という街はもっと魅力的になるはず。

7月2日のファーマーズではタイミングが合わず実現が叶いませんでしたが、ファーマーズに連動させなくても、川越のお寺発の催しは企画したい。

今回の川越フィールドスタディが、「お寺でまちおこし」というテーマだったこともあり、改めて、川越Farmer’s Marketのこと、川越のお寺のことを考えるきっかけになりました。
千田さん、貴重な機会をありがとうございました。

 

「NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワーク」

東京都江東区清澄3-4-22
TEL:03-3820-5831 / FAX:03-3820-5832 / Mail:tokyo@ngo-ayus.jp

http://ngo-ayus.jp/

 

「最明寺」

http://saimyouzi.com/

 

「川越Farmer’s Market」2017年7日2日(日)蓮馨寺境内広場&講堂室内、川越市内

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12277054418.html

 

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