「川越style」

webマガジン川越styleは、「小江戸川越」のお店や人、イベント、行事、風景、文化、川越の熱い動きを伝える情報発信サイトです。過去記事もぜひどうぞ。川越の一大叙事詩、川越を深く伝え尽くす。


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ここに、本当なら既になくなっていたはずの命が3つあります。

 

いや、はず、ではなく、あの日出会っていなければ

確実にこの世からいなくなっていた命。


籠から出された子猫は、「ミャー」と精一杯泣いて

生きていることを訴えていました。

 

あれは2014年9月2日火曜日のことだったそう。

 

川越の保健所に向かうと、持ち込まれていたその3匹の猫に目が止まった。

 

定期的に保健所に足を運び処分されてしまう猫を引き取って

 

里親になってくれる人を捜すなど猫に関わる様々なボランティア活動しているその方は、

3匹の猫を見つけ、すぐに思った。

 

「このままだと明日には確実に死んでしまう」

 

 

その猫たちは生後10日ほど。

 

子猫が生まれてしまったから?

飼えない事情があって?

どんないきさつがあったのか想像するしかないですが、

飼い主が持ち込んだ猫たちは、

保健所で既に体は弱り、低体温に陥って死ぬ寸前だったといいます。

そして、このような子猫が持ち込まれると、

保温やミルクをあげるなどせずに、そのまま衰弱死を待つという対応をすることが多い。

子猫でなかったら、その週の金曜日に例外なく確実に処分されていた命。



「ミャー ミャー」と小さく鳴いている子猫たち。

 

片手に乗るくらいの小さな3匹は、みんなオスで3兄弟。

 

カゴの中の子猫の様子が気になって仕方ないようで、

成猫たちが集まって中の様子をうかがっています。


 

何もしなかったら確実にここになかった命。

 

それは、子猫たちもそうだし、あの成猫たちもそう。

 

体温の温かみを感じながら、

 

この子達にまつわる話しから、地域一体となって考える問題を取り上げます。

 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

去年、一度記事にしたことがある保護猫カフェの「ねこかつ」さん。

 

「猫カフェ」というお店はご存知だと思いますが、

では「保護猫カフェ」というものを知っているでしょうか。

 

今回一年ぶりにじっくりとお話しを伺いました。

 

 

西武新宿線本川越駅から歩いて2分。

 

クレアモールにお店はあります。


 

1階に「笑笑」さんが入ってる建物、「KALDI」さんの横の建物になります。
階段を上がって3階にあるのが保護猫カフェねこかつ。

 

 

もともと去年、ねこかつに取材に伺ったのは、

 

川越百万灯夏祭り2013で、ラジオポテトが一番街で公開放送することになり、

その番組の一つでねこかつさんが出演することになりました。

お店の紹介のために、お話しを伺いに行ったという経緯。

 

その時の番組は、16:00~16:30「川越ペットと暮らす」

 

出演したのは、川越でペットシッターをやっている
「川越ミャウ」さん、「トマト」さん、
そして、保護猫カフェ「ねこかつ」さんの3人でした。



(2013年川越百万灯夏まつりより)


番組の内容は、

『*—川越が人にも動物にも優しい街になるといい—*
川越で動物に関わる仕事をしているメンバーが
日々の活動の話題を中心に、
人と動物が幸せに共生できる街になるためのヒントについてお話します。』

というものでした。

 

「川越」と「動物」を伝える事はなかない切り口で、大変好評だった番組。
以降も3人は動物のことを取り上げる番組に出演し、

 

今年の百万灯夏まつりでも番組を担当しました。

その時の動画はYouTubeより、

川越百万灯夏まつり 川越ペットと暮らす 」。

 

そして、今回川越保健所から引き出した子猫がいるとの連絡を受け、

 

お店の紹介以上に、その子たちがどういういきさつでねこかつに来て、

どう成長し、どういう方に引き取られていくのか

一つの流れを追いかける試みをしてみようと話しをしていました。

あの3匹のことは今日だけでなく、これからも密着していきます。



 

久しぶりに入ったねこかつさん。

 

明るく広い店内に、部屋中に猫がいて、
窓際で日向ぼこをしてたり、ソファで寝ていたり、木を模したオブジェの上に登ったり、
それぞれが思い思いに自分の時間を過ごしていました。
その姿を静かに笑顔で見守るお客さん。

ここに来るまでに猫たちは、絶望的な恐怖に身を置いていたはずですが、

今はのんびりと過ごし、安らかな表情がありました。

ねこかつの様子は以前と変わらず、穏やかな時間が流れていました。


他の猫カフェは、「人間」が主体として人が楽しむ場所という雰囲気ですが、
ここは、「猫」が主役で人間は脇役みたいな
そんな感じを受けるのも変わっていません。
猫たちの時間に、人がそっと入っていく感じです。

 

30分600円。1時間だと1000円。以降延長30分400円。
猫たちは抱っこしてもOK、写真もフラッシュをたかなければ大丈夫です。
ねこかつには現在20匹ほどの猫がいます。

 

週に何度も来る常連の方、保護猫と知って来る方、土日は初めて来る方も多い、などさまざまです。

 

引き取った全ての猫たちは、協力してくれる獣医さんに診てもらい健康状態を良くして、

 

不妊・去勢手術を施しています。

ワクチンを打ち、それから一ヶ月してもう一度ワクチンを打って定着してからお店に出されている。

猫カフェとしてお客さんに楽しんでもらいながら、

同時に猫の引き取り手を探しています。

川越に限らず遠方から来られる方も多く、猫と遊びに来て、里親になってくれる方も多い。

 

ねこかつの梅田さんは、
「まずは猫たちと触れ合って、楽しんで欲しい場所です。
家の事情で飼えない方も多いし、ここで楽しんでもらえれば嬉しいです。
それで、飼いたいという方にはお譲りしています」
とのこと。

 

 

保護猫カフェ。

 

こういう形態のお店は全国にまだまだ少なく、埼玉では4軒ほどあるだけ。
その中でもねこかつは、入りやすい、とお客さんに好評で、

猫の譲渡の件数がとても多い、と同じ保護猫カフェからも注目されています。

 

ここには、他の猫カフェのようにペットショップからやって来た猫ではなく、
ねこかつの梅田さんが野良猫を保護した猫や、
仲間のボランティアさんが保健所から引き出した猫、
事情により引き取った猫などがいます。

 

 

実際にお店にいる子たちには、

 

この子は川越保健所に飼い主さんが持ち込んだ子、
この子は近所の人が保健所に持ち込んだなど、それぞれの経緯がある。
飼い主さんが持ち込むことが意外だと思いましたが、
実はそれが多いのだと言います。
ペット不可の家に引っ越す、新築の家を傷付けられたくない、
さまざまな理由から保健所に持ち込んで、毎週金曜日に処分されています。

 

「保健所に猫が持ち込まれる一番多い理由は、
『子どもが生まれちゃったから』という理由からです」

 

と話す梅田さん。

それは、猫たちの不妊・去勢手術が社会意識として浸透していないため、

日々猫たちの悲劇が絶えない状況を生んでいる。

 

引き出しに行った時の猫たちの状態は、

 

これから自分の身に起きることがきっと分かるんでしょう、

震えて怯えきった状態が多いそうです。

 

あれから一年、お店がオープンしてから一年半、

 

いろんな動きがありました。
去年2013年が年間100匹の里親さんが見つかりました。
今では月に10匹ほどは新しい家が見つかり、引き取られていっています。

 

「この場所もだんだん浸透してきて、引き取られるペースも上がってきました」

 

と話すねこかつの梅田さん。

 

 


 

 



 

この時にいたのは、

 

ふじ、

しし丸、

いっくん、

フィフィ、

男爵、

クロエ、

む~こ、

ロック、などなど。

「トライアル中!」という貼り紙が貼られた子も数匹いて、

今(9月29日)は既に新しい家に引き取られていった子もいます。



(この時ねこかつにいた猫たち)


梅田さんはお店を営業しつつ、

野良猫の保護、不妊・去勢手術で外に出ていることも多く、
さらにねこかつで里親希望の方がいると、必ず家まで届けるようにしているので
一つの体で体抱えきらないほどの負担を背負っています。

お店では、猫が引き取られたらまた入れて、と20匹を最大限としています。
依頼された猫を全て引き取っていたら、月に軽く100匹は超えてしまう。

 

ねこかつで飼いたい猫がいて里親希望の方にはまず、

 

その子を最後まで飼って頂けるか、
ペット可の住宅なのか、家の中で飼ってもらえるかを確認し、家まで猫を届けに行きます。
そして、「トライアル」というお試し飼いの期間を1~2週間ほど設けるようにしている。
その後様子を見て、猫がその家で落ち着いたことを確認したら、正式な譲渡となります。
つまり、一匹の猫を譲渡するのに二回家に訪問するという手間をかけて、

猫たちが安住できる新しい家を探しています。

 

ねこかつの成猫は不妊・去勢手術、ワクチン、全部済ませてあり、
譲渡の際は一律18000円頂いています。
獣医さんの協力があって、この金額で譲る事ができる。
その18000円を次の子のケアに当てています。

 


野良猫を保護した、飼い猫が飼えなくなったなど、
猫に関する相談はメールに電話に毎日ひっきりなしにきているそう。

こういう相談を親身になってのってくれる場所が、

そもそも川越に限られているというのもあると思います。


ねこかつでは限界まで猫を抱え、

梅田さん自身も家に猫を70匹抱え、家とは別に猫部屋を借りているほどで、

ねこかつのスタッフや仲間のボランティアさんも30~40匹は抱えている状況。
だから相談には、ねこかつで引き取るというより、
里親さん探しのためのノウハウを教えています。
世の中には猫を飼いたい人もたくさんいて、
ポスターを貼ってくれる場所を考えたり、インターネットを使い、特に子猫であれば
「必ず見つかります」そう話します。

 

時に引き受けざるを得ない状況に出会うこともある。
この週にねこかつで引き取る予定の猫がいました。
発端は一本の電話、声は年配の女性だったそう。

 

 

「猫を飼えなくなったので引き取って欲しい」

 

ねこかつもキャパシティ一杯なので、それを伝え里親さんを探すことを勧めた。

もちろん里親探しの持てるノウハウは伝えたつもりだった。
分かりました、とその時は返事をしてくれた。
それからしばらくして、旦那さんの方から連絡があり、

これまでの顛末を話してくれたそう。


それによると、実際には里親探しではせず、
センターに持ち込んで処分になるのも可哀想だと、家の中で水も餌を与えず餓死させようとした。
衰弱した猫を旦那さんが見つけ、全ての話しを聞き、ねこかつに連絡してきた、と。
そういうことならここで引き取りましょう、とねこかつにやって来ることになりました。

この話しの時にも梅田さんは言いました。

 

「今の時代はいろんな手段がある。

 

インターネットを使い、写真も綺麗に撮って募れば

飼いたいという方は見つかります」。

 

やり方は教えてくれる。

 

処分するのは簡単、事務作業です。

ただ扱うのは命で共に過ごした子なら、「自分に探すのは無理」と諦めずに、

少し手間をかけても里親さんを探してもらう背中を押している。

 

「わあ、可愛いね~!」

 

お客さんが猫たちに近づいていきます。





 

猫は犬ほど不妊・去勢手術をする意識が進んでいない。

 

 

「他の自治体だと、不妊・去勢手術に助成金が出る所もたくさんあります。
川越の取り組み、関与は少ない気がします。
個人が頑張らないといけない状況。
先進の練馬区や千代田区は行政のサポートが凄く厚いんです。
川越も、猫と人に優しい街になってくれたらと思います」

 

 

同じ税金なら、処分より不妊・去勢手術に使った方がずっといい。
しかし行政だけではなく、市民ももっと不妊・去勢手術の意識を持って欲しい、
このお店を開いた理由がそこにあります。

 

 

会社員として働いていた梅田さんが転機となったのが6年前。
近所で猫が増えた事から、どう対応すればいいのかを自分で調べ、飼い主の方の相談に乗った。

 

「飼い主の方に『ありがとう』と感謝されたのが嬉しかったんです」

そこから、
子猫が増えないよう野良猫の不妊・去勢手術したり、里親探したり、と
個人ボランティアを始めました。

 

「個人ボランティアで頑張る方はたくさんいます。
ただ、なかなか状況は良くならない。
もっと、不妊・去勢手術の事を知ってもらいたくて、
このお店をオープンさせたんです」

 




 

☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

 

 

川越保健所には、野良猫だったり飼い猫だったり、

 

猫に限らず犬も含めて日々持ち込まれている。

その数、年間で300匹。(埼玉県だと2400匹)。

 

そして保健所では、そこに処分する施設がないので

 

持ち込まれた猫は毎週金曜日に川越の場合は熊谷の動物指導センターにまとめて運ばれ、

機械的に確実に処分機で一斉に処分される。

二酸化炭素を充満させるガス室で10数分間。窒息させる。

悶え苦しみ、ぐったりと息絶えていく。

子猫の場合は心肺機能の関係で、一度で死ににくいので何度もガス室にかけることもある。

それでも息があればそのまま焼却処分。

 

そして、冒頭の3匹の子猫です。

 

 

 

 

本来は川越保健所から熊谷に運ぶ手続きがあるはずですが、

 

このような子猫は、実際には何も世話・処置はされず放置されている事が多い。

 

母親に抱かれていることが普通の乳飲み子は、

 

飢えや寒さで翌日には衰弱死してしまうことになる。

つまり、生後一ヶ月くらいまでの子猫や傷病猫など

自分でご飯が食べられない世話のかかる猫に関しては、

動物指導センターに運ぶ手間を省くようにして、ただそこで衰弱死を待つという対応になる。

そして、乳飲み子の持ち込みはとても多いそうです。

(8割の持ち込みは子猫)

 

ねこかつで保護している籠の中には、ホッカイロが入れられ温められています。

 

乳飲み子は、丁寧でこまめな世話が必要です。

 

「まだこの子たちは生後10日ほどで、目が全く開いていないんです」

 

 

保健所でも、猫の引き取り手を捜そうとボランティアさんに声をかけることもあるそうですが、

 

猫風邪で目が腫れて開かないような状態で低体温を起こしているような子猫は、

ボランティアに声をかけることなく、衰弱死させるのが通例。

 

「ミャー!」全身で声を出す子猫たち。

 

一日7、8回は目薬を差しています。



今回、9月2日に3匹を引き出したボランティアの方は、

ねこかつの梅田さんの仲間の方で、週一回ほど保健所に足を運んでいるそう。

この3匹は、本当にたまたま、というタイミングで引き出されましたが、

ボランティアさんも全部の命を救うことはもちろんできません。

みなさん私財を投じて、負担を背負って活動し、

自身がたくさんの猫を抱えながらも、

新たに持ち込まれる猫を救いたいと活動しています。

一度に引き出せるのは、せいぜい1匹や2匹。

 

そして、その方が引き出し家で預かり、翌9月3日にはねこかつにやって来ました。

 

やって来た3匹を見た時のことを梅田さんはこう振り返ります。

 

「ミルクをほとんど飲まない状況で、本来なら1回で10㍉くらい飲んで欲しいところを

 

風邪を引いているし体調が悪くて1回1㍉しか飲めない状態でした。

かなり危ない状況だと思って、温めて薬を飲ませて、数時間おきにミルクを与えていました」


店が終わっても子猫の哺乳は欠かせないので、家に運び夜中にミルク、目薬を与えている。
この猫を引き取ってから、そういう生活を続けていました。

 


一匹一匹丁寧にミルクを上げる梅田さん。

 

 

今は安定してきましたが、まだまだ目が心配と話します。
これからあと10日もすれば、ご飯が食べられるようになる。
一ヶ月過ぎれば離乳、二ヶ月経過して安定してくればワクチンを打てるようになる。
そのあとに希望する人に譲渡という流れになります。(普段はお店に出されていません)
この子たちのこれから。その後の様子を追いかけていきます。

ただ、この子たちのような話しは

 

ねこかつにいる全ての猫に同じようにあることを肝に銘じておきたいです。

 

ねこかつがオープンして、

 

確実に街の意識は変わってきているように思います。
今までは、「野良猫を保護したい」と思っている方はたくさんいて、静かに活動していたのが

ねこかつの存在に触発され、自信をもって積極的に活動できるようになった。

 

「ボランティアさんに『勇気付けられた』『胸を張ってできるようになった』と言ってもらえるんです」

 

と話す梅田さん。

堂々とすることで、周りの目も変わり、応援してくれる人も増えていった。

ねこかつに相談した縁から、

「小江戸地域猫の会」という会を立ち上げた方もいて、

さらに、ボランティアと名乗らないでも、

近所の野良猫の不妊・去勢手術を行うという個人の方も出てきたりしている。

 

そして、街で不妊・去勢手術をする意識を進めようと、

 

ねこかつでは月に一度、TNR勉強会と題した会を開催しています。

その模様は、この後の記事で紹介します。

 

(この記事をアップする少し前に話しが入ってきました。

 

子猫のうち一匹が下痢が止まらず弱り息を引き取ったそうです。。。)

 

この記事のリンクは大歓迎です。ぜひ広めてください。

 

「保護猫カフェ ねこかつ」
川越市新富町1-17-6 3F
12時~20時
定休日 月曜日(月曜日が祝祭日の場合は営業致します)
TEL: 070-5029-8392
西武新宿線本川越駅より徒歩約2分
JR川越駅より徒歩約10分
クレアモール商店街の中、1階は居酒屋『笑笑』さん

 

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10月4日(土)「高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト COLORS」

東日本大震災復興支援(南相馬復興支援)コンサート
川越市民会館受付開始13:30/開場14:00/開演15:00
チケット全席指定5000円(税込み)※未就学児童入場不可
チケット購入や問合せは、

主催の「蔵の茶屋かくれんぼ あとひき煎餅塩野 」まで049-226-9878



10月4日(土)一番街の毎月のお楽しみ、「宵の市 」(今月の様子)



今月も雑貨にグルメに音楽に、さまざまな催しが用意されています。
ちなみに、中市本店さんのミケネコさん&クロミも限られた時間で登場予定。
クロミは15時~の登場予定だそう。



この日以外にも、9月28日~10月26日までの土日、
ランダム(※川越祭りは除きます)で中市本店さん前にて、
ハロウィンの衣装を着て小さなお友達に飴を差し上げる予定。

そしてそしてなんと10月5日(日)には、小江戸蔵里にて

あの川越のマスコットキャラクター「ときも」とミケネコ&クロミが競演します。

これ本当の話しです。12時~15時くらい。


小江戸蔵里は今月4周年ということで、10月中旬まで催しがたくさん用意されています。

ときもは、10月4日にも来ます。(この日はミケさんは一番街の宵の市)



10月4日(土)おねり。

大衆演劇の役者さんが着物姿で人力車に乗り、
お囃子と共に川越の街を練り歩きます。
皆さんも是非一度一緒に歩きませんか?
参加費・写真撮影 無料
毎月第1土曜日※1日が土曜日の場合は8日(土)
※雨天順延あり・基本的に翌週にスライド
11時~川越駅東口クレアモール入口出発、
クレアモールを通り、一番街、時の鐘、菓子屋横丁まで行きます。



10月5日(日)小江戸蔵里第二回「ままここ市」(2014年3月の第一回の様子「ままここ市 」)


ベビーカー大歓迎!ママたちによるママたちのための祭典。

手作り雑貨がたくさん出展されます。

この日は上記の通り、12時~でときもとミケさんの競演も見る事ができます。

雑貨イベントと合わせてどうぞ。



10月5日(日)蓮馨寺~川越織物市場「アースデイ 」(2013年の様子)


環境と国際交流をテーマとし、

川越の地域性を反映して伝統文化もテーマにしたイベントです。

(川越織物市場は工事になるため会場は蓮馨寺周辺になります)


・職人の技体験は、竹の花器づくり、砂紋描きの体験、

五寸釘をたたいてペーパーナイフづくり、

大鋸を使った丸太挽き。

昭和の街を中心としたディープな街の案内ツアー    


・子供でも興味を引くような内容の街歩きツアーも実施します。

出発: 11:00、14:00の計2回(蓮馨寺出発→蓮馨寺戻り)

時間: 40分程度の町歩き

・鶴川座前にて、鶴川座と昭和の街・立門前界隈の紹介パネル展示



10月5日(日)「第九の夕べin喜多院 」(2013年の様子)

18時~20時、喜多院境内(雨天中止)。
合唱団員約300人とプロのソリストが、ベートーベンの第九「歓喜の歌」を歌う。
ソリストによる独唱、地元小学生の合唱なども。
前売り・当日とも1000円(全席自由)。
喜多院で第九を歌う会事務局049・231・4850。



10月8日(水)「呑龍デー&呑マルシェ」蓮馨寺

蓮馨寺周辺の昭和の街では、今月「感謝祭 」が開催されました。




10月12日(日)「軒端揃」

川越まつりを控え、街中に紅白の水引幕などが掲げられます。

まつりに向けてテンションが上がっていく!


10月13日(月祝)妙善寺「いも供養」


10月13日(月祝)上戸の獅子舞 上戸 日枝神社


10月14日(火) 氷川神社例大祭

10月14日(火) 笠渡し神事 氷川神社




10月18日(土) 氷川神社神幸祭

10月18日(土)、19日(日)「川越まつり 」(2013年の様子)
いよいよやって来ました、川越まつり。




10月18日(土)川越きものの日。


10月19日(日) 上寺山の獅子舞 上寺山 八咫神社


10月20日(月)笠脱ぎ神事 氷川神社

この神事をもって、川越まつり(川越氷川祭礼)は全て終わりとなります。



10月25日(土)親愛センター「親愛まつり」
中台にある障害者施設親愛センターにて、各種模擬店、野菜・花販売、パフォーマンス発表。
舞台では高階中学によるよさこいソーラン、
星野高校によるブラスバンドも予定。

川越市大字今福2896-4 TEL 049-246-5262



10月26日(日)「minahan手作りマーケットin川越ハウジングステージVol.1」

16号沿いのNTT電波塔裏にできた
川越ハウジングステージという住宅展示場で、
室内・屋外合わせて全40ブースが並びます。
キャンドルやレジンアクセサリー、オーダーレザータグ、占い、
マッサージなどのワークショップも多数。

11:00から受付にて粗品配布します。

詳しい情報は後日改めて告知します。



10月26日(日)ウニクス南古谷「天使の小箱ハンドメイドふぇすた」
ウニクスを会場として実際に行われるウェディングとコラボしたイベントです。



10月26日(日)MAISON BLANCHE +「第5回雑貨店の庭でやる小さなフリーマーケット」
10時~15時
■ハンドメイド雑貨 5ブース
布小物、木工雑貨、オーガニックストール、アクセサリーなど
■フリーマーケット 5ブース
婦人服、古着(婦人服、子供服)、生活雑貨など
メゾンブランシェも出店します♪
■ワンコインエステ(事前予約あり)
お顔の造形エステ、ハンド、フットなど10分500円のお手軽エステです。
フリマで疲れた足をマッサージ♪
*出店者変更有り

☆;:;☆詳しくは下記にお問い合わせください☆;:;☆
MAISON BLANCHE +(AM10:00~PM5:00)
住所 : 埼玉県川越市笠幡1825-1
電話 : 049(237)8092
URL : http://www.maisonblancheplus.com/
電車の場合・・・東武東上線 鶴ヶ島駅西口川鶴団地行バス終点川鶴団地下車 徒歩3分
お車の場合・・・駐車場有 6台分 



10月26日(日)蓮馨寺「東北復興市」
連雀町の三陸ハンドメイドプラザ出店。


10月28日(火)成田山川越別院「蚤の市」


10月30(木)~11月3(月祝)「食と音と灯りの融合Kawagoe REMIX」

まちバル・音楽ライブ・ライトアップ。

(2013年の様子「川越灯りと音と文化の祭典 」)

去年大好評だったあのイベントが今年も帰ってきます。
まちバルは、参加店が定額メニューを用意して、
散策しつつ各店をはしごしてもらおうというもの。
たくさんの参加店があるので、いろんなお店を巡るのが楽しいですね。
そしてまた、川越の夜を照らすために・・・あのライトアップ制作が始まる。。。



その他のイベントは改めてまたお伝えします。

告知させて頂きますので、イベント情報お寄せください。


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川越はいろんな分岐点があり、

今の観光の方で賑わう街になっていく変遷がありました。

1989年NHK大河ドラマ「春日局」(喜多院に春日局の化粧の間がある)で川越が注目され、

それまでドーナツ化現象で一番街が空洞化していく流れから

逆流するように観光客が増えていった。

2009年NHK朝の連ドラ「つばさ」があり、

副都心線開通で人の流れが新たに生まれ、

圏央道開通で浜松方面からのバスツアーが来るようになった。


昔のままの街並みが見られる、と

一番街に人が大勢来ることは川越の活性化になりますが、

人が大勢来ることは、昔のままの姿から変化することにも繋がる。


ここに一枚の写真があります。



一番街、ある日の夕方の光景。

夕飯のおかずを買いに割烹着を着たお母さんたちが

店先に並んだ魚を選んでいる姿があります。

「今日は秋刀魚がいいの入ってるよ!」

「じゃあ、それにしようかしら」

そんな賑やかな声が聞こえてきませんか??

これが、

一大観光地となった川越の一番街にかつてあった姿です。



変化していく川越で、流れに逆らうように遡り、

そこにあった姿を追いかけてみたいと思いました。

もともとそこに何があったのか、一番街の原風景を辿りに。。。


川越のシンボル、時の鐘は江戸時代に初代が建てられ、

今でも6時、12時、15時、18時に鐘が鳴り街に時を告げています。



時の鐘のはす向かいにある古い建物、

そのお店は明治の始め頃から数えて実に140年も前からあるお店です。


看板を見ると、3軒の「近長 きんちょう」が並んでいる。


この一角は明治の頃は八百屋、魚屋があり、昭和には肉屋もあって、

夕方になると割烹着を着た方が大勢買い物に訪れる、まさに川越の台所だった場所です。

親戚関係にある3店は、

当時の流れを汲みながらそれぞれ形を変え今もここにある。

横断歩道がある通りから、

「近江屋長兵衛商店」

「鐘つきうどん きんちょう」
「海鮮料理 近長魚店」が並びます。


3店の「近長 きんちょう」にまつわるお話です。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


近江屋長兵衛商店(近長商店)は、豆腐料理のお店。




一歩中に入るとタイムスリップしたかのような建物内の雰囲気。

ここでは、毎朝手作りで寄せられる豆腐を使った料理を頂けます。


北海道大豆から豆乳をとりにがりを入れて豆腐にする。
「豆乳の温度、にがりの量は気温、湿度を考えながら毎日変えています。

少し変えただけで固くなってしまったりするんです」

特におぼろ豆腐は、寄せてから冷やさないので

豆腐の柔らかさがそのまま残り、人肌の温もりがあります。

(冷蔵庫に入れただけで豆腐は固くなってしまう)。

味が濃く甘く、ふわふわした食感は大豆の確かさと仕事の確かさが感じられます。

おぼろ豆腐ご飯は、ご飯の上におぼろ豆腐を乗せ、

白醤油をかけ、海苔、白ゴマ、鰹節、生姜、ネギなどの薬味で頂きます。


スプーンですくうと、口の中に温かく広がる豊かな味。
ご飯と豆腐をスプーンに乗せ、この薬味で、今度はこれ、と

いろんな味わいが楽しめる、ご飯と豆腐と薬味の三位一体がありました。


体に優しい豆腐、暑い時期でもスルスル食べやすいと好評です。

付け合わせの豚汁は野菜たっぷりで、八百屋だった頃からのこだわりがここにあります。


おぼろ豆腐ご飯。


豆腐尽くしを楽しみたい方は、お豆腐盛りセットはいかがでしょうか。

ざる、柚子、胡麻、枝豆の4種類の豆腐に豆乳が付いたセットです♪
「素材が良くないと、美味しい豆腐にならない」そう話し、美味しい豆乳からこ
だわりの豆腐が生み出されています。

ちょうどお昼の12時に、目の前の時の鐘が鳴り響きました。
時折、窓ガラス越しに人力車が通るのが目にはいります。


老若男女安心して食べられる日本人の食の必需品であり、
商店街に欠かせないお豆腐屋さん。
世界中から観光客がやってくる今の一番街には、
外国の方が豆腐を食べ、豚汁をフーフー言いながら食べる光景がある。
食べ終わって出ていった外国の方が、しばらくして、

「豚汁もう一杯ください」と戻ってきたこともあると話していました。
豚汁にホッとするのは、日本人だけではないようです。

おぼろ豆腐ごはん810円、お豆腐盛りセット850円(ごはん付プラス60円、910円)

お店の一角で豆腐を販売しています。これからの季節は湯豆腐で温まりたいですね♪




「近江屋長兵衛商店」

川越市幸町6-10 水・木休 11:30~15:00 049-222-0174


近長商店さんは、もともとは八百屋だった。

地域の畑で作られた野菜や乾物などを売り、近所の方が毎日通うお店でした。


近江屋長兵衛商店という長い屋号は、

初代の長兵衛さんの名前と近江商人である近江屋を合わせて付けられたもの。

「近江商人が川越を作ったんですよ」

という言葉の通り、商人の街川越には近江商人がたくさんやって来て、

今の一番街には、

きんとよ、

きんかめ、

きんたき、

きんよ、

きんつね、

「近」が付く屋号があちこちにあり、

それらはみんな外からやって来てここで商売を始めました。

ちなみに、近長商店で今の屋根にする前使われていた鬼瓦は、

道路を渡ってすぐ近くにある、蔵造り資料館の中庭で保存されています。

蔵造り資料館。

その中庭に・・・



(「箱棟(はこむね)」と呼ばれる、中が空洞になっている部分を覗き見ることができます)


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

近長商店の隣にある鐘つきうどん きんちょう。





待ちかねたように11時半の開店から続々と入店される方でお店は賑わいました。
手打ちで打つせいろや釜揚は、讃岐の粉に地粉を混ぜてこね、

プレスし一晩寝かせてから切っています。


「太麺だからこそ、しっかり寝かさないとだめなんです。

打ちたてを切ると、断面がひし形になる。一晩寝かせることで、

切った時に正方形の綺麗な断面になるんです」


その太麺を12、3分かけて茹で、

コシがあってモチモチとした食べ応えのある麺にする。


川越らしいといえば、細麺のいもせいろ。

さつまいもを2割練り込んだ特製麺はツルツルして、スルリと喉を通る優しい味です。





本番讃岐で修行し、うどん屋を始めて26年になるきんちょうのこだわりは、

「たぬきやきつねよりも他では味わえないものを」と、

せっかく川越に来られたのなら、他にはないもの、川越らしいものを提供したいと話します。

いもはまさに川越ならでは。

きんちょうのもう一つの人気メニューといえば・・・

ヒレかつです。

うどん屋でヒレかつ?と意外に思われるかもしれませんが、

ボリューム感あるヒレかつは注文を受けてから丁寧に揚げています。

女性にも人気で、ペロリと平らげてしまう方が多いです。


かつて、きんちょうがこの場所で25年間肉屋を続けていた時から、

惣菜として提供していたヒレかつ。

当時の業者との付き合いから今でも上質な肉を仕入れることができます。


そして、「ヒレかつうどん」という個性的なうどんも忘れてはならない存在。

これは、かつを卵でとじて、そう、

まさにカツ丼のかつを乗せたうどんです。

「ここにしかない個性的なものを」と、オープンの時から作り続けているメニューです。

こういう所に、肉屋さんとしての面影を強く感じることができます。


他にも五色うどんといった、

なかなか他では見かけない、「ここでしかないもの」を提供しています。


あんみつ付きの小町セットも人気です♪

これからの季節には、釜揚、鍋焼きうどんが恋しくなりそう。


いもうどん750円、いも天せいろ1400円、せいろ700円、天せいろ1300円、

ヒレかつセット手打1200円、ヒレかつセットいも1300円など


「鐘つきうどん きんちょう」
川越市幸町6-13 月休 11:30~(平日)15:00、(土日)16:00まで 049-223-0345


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


「130年の先にある魚の定食屋」。
海鮮料理 近長魚店はもともと、明治の始め頃からここで魚屋、魚市場を営んで
きました。戦後すぐくらいまで魚市場で、当時は川越で一、二を争う規模でした。




当時はここからすぐ近くに「中央魚類」という魚市場があり、

スーパーのない時代、地域に4軒の魚市場かあり、家庭の台所を支えていた。
中央魚類は今は小江戸横丁と名前が変わり、

バウムクーヘンのノリスケさんなどのお店が並んでいます。


そして上の写真こそ、先に紹介した昔の魚屋さんがあった所と同じ場所です。

平成15年に今の海鮮料理のお店になりましたが、

魚を扱うことはずっと続いています。



オープンの時からあるのがお店の看板料理の海鮮丼です。

マグロ、鯛、ハマチ、甘エビ、ホタテ、イカ、サーモン、タマゴ、きゅうりが乗ります。



三代目となる今の大将は、小学生の頃から包丁を握り、

鯖、鮭、鰹などを開いては塩漬けにするお店の手伝いをしていました。


昔は各町内に魚屋があり、

宮下町、喜多町、志多町、志義町、末広町、大正浪漫夢通り、あちこちにあったそう。
それぞれのお店に個性があり、扱う魚も違っていた。
例えば大正浪漫にあった「いせこま」は高級魚を扱っている、など。


それ以外にも店を持たず行商専門の人もいて、郊外の方へ売りに行っていた。
ラッパを吹いて豆腐を売り歩くのと同じように魚を売る人がいた。


近長魚店は近所の御用聞きで配達も行っていたそうで、
通りを行き交う人の賑やかさが目に浮かぶようです。
買い物客の声、呼び込みの声、音が街を活気づかせていた。


同じように八百屋も街のあちこちにあり、
映画館のスカラ座の横にも八百屋があったという。今では想像できません。

魚市場は戦後まもなくまで続き、その後は魚屋としてずっと続いてきました。


「お祖父さんが仕入れで、父が帳場、他にも従業員がいて、自分も昔から手伝っていたよ」


大将が見せてくれた二枚の写真、

一枚が当時の魚屋の賑わいと、もう一枚は自身が写っているものでした。



「塩漬けが美味しいと評判で、生魚より売れていたくらいだよ」

川越の魚屋は、仕入れは中央魚類か築地か半々というところ。
大体お昼頃に築地から中央魚類に魚がやってくるので、
高校生だった大将は学校の昼休みに友達から自転車を借りて、
中央魚類まで仕入れに行っていたと振り返ります。
店を継ぐつもりで手伝っていたので
高校生の頃になると仕事は一通り覚えていた。

「魚買うなら近長」。そう口にされる方が多く、

川越全域から自転車などで買いに来られずっと親しまれた魚屋でした。

当時のお客さんは、石原、山田、芳野、今の水上公園あたり、

近所だけでなく郊外からもわざわざ買いに来られる方がいたことは、

このお店がブランド化し、ここで買うことがステータスになっていたことが分かります。

当時人気だったのは、マグロ。今も昔も人気は不動です。

そして、

「サメも日常食として良く食べられていたんだよ」とも。


近長の刺身の味は違う、お客さんにそう言われても、

大将は「切るというより、力抜いて筋を切ってるだけ」と淡々と話します。



小さい頃から握っている包丁と
確かな目利きで提供している海鮮料理。

ここで魚を食べることは、明治からの川越の歴史を食べることでもあります。


そして4代目は利き酒師の資格を持ち、お店に深みを与えている。
店内改装されていますが、大正時代、市場だった時の柱が頭上に今も残ります。


(黒ずんでいるのは、当時暖房のために焚き火していたため)


かつての川越の話しに耳を傾け、川越を深く感じるのもいいのではないでしょうか。
海鮮丼1250円、刺身定食1250円、まかない丼850円、ねぎとろ丼1350円など


「海鮮料理 近長魚店」
川越市幸町6-11 水休 11:30~16:00(L.O15:30)、18:00~21:00(L.O20:30) 049-
222-0818



当時の家庭の生活を支えた一番街商店街。
商店街で米を買い、野菜を買い、肉を買い、魚を買う、
どこの街にもあった当たり前のような光景がここにもありました。

あの日があって今がある。
一番街を歩きながら、昔の生活感溢れる光景に思いを馳せるのもいいですね。。。♪






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今年の川越は霞ヶ関がフィーチャーされる年だった、

一年を振り返る時期が来た時に、そう語られることがありそうです。

とにかく動きや変化の多かった霞ヶ関。

中でも、あの霞ヶ関最大の夏祭り、

8月23日に行われた「霞北祭+ナイトフェア 」が一番のトピックになると思った。

思った、あの時は。


今まで年々少しづつ縮小していくお祭りの現状をどうにかしようと立ち上がった

霞ヶ関LOVEな面々が新しい風を吹き込んだのが霞北祭でした。

霞北祭の日限定でカフェ・ルコタージュが飲食のお客さんにタロット占い無料提供、

1000円カットのMFKが小学生以下なんと500円で提供、

個別ゼミWILLが3D万華鏡のワークショップを開催、と

霞ヶ関に新しく店、塾を構える人たちが動き回ったお祭だった。



子ども山車が角栄商店街を行く。



MFKは、「シャッター通りなのは分かっていた。

それを承知で、通りを盛り上げようとあえてここに店を出しました」

と語っていました。



WILLの3D万華鏡作りは大盛況でした。


そして、霞北祭の一番の変化といえば、

ステージ上のパフォーマンスを挙げないわけにはいきません。

それまでは、子どもたちの発表や盆踊りなど

毎年定番として続いてきたものが多かったステージですが、

今年はここでも新たな挑戦を行っていました。

その一つがベリーダンス。

Lilaさんと教室の生徒さんたちによるダンスステージに、

人生で初めてベリーダンスを目にするであろう街の人たちは拍手喝采。

初めての試みのベリーダンスでしたが、これからも続いていきそうな反響です。


さらには、子どもから大人まで勢揃いして

霞ヶ関の「まち歌」もステージで初披露しました。

霞ヶ関の分岐点と振り返られるであろう霞北祭、

あれからわずか一ヶ月しか経過していないのに、

なんとまた霞ヶ関にお祭が開催されるという。。。

その名も「角栄祭」。

この頻発さ、今年のこの街の盛り上がりは一体何なのでしょう。。。!

2014年9月20日に行われた角栄祭は、

まちづくりを考えるシンポジウムと実際の商店街での催し、

二部構成で開催されました。


主催 社団法人川越青年会議所

共催 東京国際大学商学部


<第一部>
まちづくりシンポジウム
『実行力を持ったチームが地域をつくる』
~これからの川越を見据えて~
地域活性化のプロフェッショナル、木村俊昭先生(東京農業大学教授)の講演。
東京国際大学 第一キャンパス1号館講堂10:00~12:00

*シンポジウムにご参加頂いた方、先着300名さまに
角栄商店街内指定店舗にて使える無料チケットを配布するとのこと。(当日限り有効)


<第二部>
巨大熊手作り体験。
角栄商店街の新たなシンボルにオリジナルの熊手を作ろうというもの。
角栄商店街内霞ヶ関北4丁目付近12:15~15:00

その他、こども向けの遊びに屋台コーナーもあり。


また、角栄商店街の20店舗が特別出店し、
商店街からすぐ近くにある東京国際大学の学生たちが

お店の商品の売り子になるというコラボがあり、

角栄商店街始まって以来でもあり、全国的にも珍しい取り組みが行われました。

当日は、11:00~16:00頃まで交通規制され歩行者天国になる区間もあり。


お祭りの内容としては、上記が公式として発表されていたものです。

まちづくりを考えるシンポジウム、

商売繁盛の象徴、巨大熊手をみんなで作り商店街のシンボルにしよう、

学生と商店街のコラボで賑やかな出店、

これだけでも充分なお祭り感がありましたが、

ここに・・・さらなる味付けを加えようと、

夏の霞北祭同様、のぶさんを中心に霞ヶ関LOVEな人たちが立ち上がった。。。


せっかく霞ヶ関で開催されるお祭り、

そこにオリジナル企画を上乗せしていって盛り上げようと街の中を画策していた。

イベントは青年会議所などが考えた公式の形はあるものの、

そこで終わらせず、地元発でさらにアイディアを盛り込もうとするのはさすが霞ヶ関。

イベントでこういうことを考えようとすること自体まれだし、

他の地域にはこうやって動く人は少ないと思います。


彼らが考えたのは、音楽。

霞北祭でも披露したまち歌をもう一度みんなで歌いたいと、

霞ヶ関の人たちに呼びかけ、人を集めていった。

まち歌を歌おうと思い立ったのは、なんと今月に入ってからだという。

急遽の企画でしたが、あの熱い夏の思い出をもう一度と、次々に賛同する人たちがいました。


もう一つ、音楽のサプライズ企画として、

ゲリラライブを敢行することにした。

街の店先のあちこちで、ストリートライブを実施して角栄祭に華を添えようとした。

「面白そうだね♪うちのお店の前でやっていいよ」

協力してくれるお店もすぐに見つかっていったと言います。多くは霞北祭を盛り上げたお店。


さらには、祭り会場で青空ヨガ教室を開催しようと画策。

「明日角栄祭があるんだけど、青空ヨガなんてどう?」
このヨガ教室企画は祭りの前日に決まったそう。


内実はどたばたしつつも、熱いハートで突き進む面々。

そして、アイディアを盛り込む彼らを振り返って思いました。

そうだ、この前のドリカムパーティーに参加してくれた面々ばかりじゃないか、と。。。

ドリカムパーティー@カフェ・マチルダ縁を繋いで円になる


第二回ドリカムパーティーでも霞ヶ関旋風を巻き起こした面々。

「霞ヶ関の人は熱いから」と

彼らの動きと熱は霞ヶ関地域限定ととらえるよりも、

川越全体が参考にするべきものは多いと思います。


イベントに限らず、物事は点で突発的に起こるよりも、

線、流れの中で生まれてくることが多い。

川越を把握するならやはり流れを把握し、そこに身を置くのが一番分かります。
夏の霞北祭があり、ドリカムパーティーがあり、その先に・・・。


夢よ、もう一度。

角栄祭を盛り上げようと動き回った姿を追いかけます。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



東武東上線霞ヶ関駅から東京国際大学を越えたところにある角栄商店街入口。

この先がこの日歩行者天国となり、お祭りの会場となります。

まだ午前中だったので、今頃は大学内でシンポジウムが行われている時間でしょう。


この時間、すでにカフェ&ギャラリー ル・ルコタージュさんには、

ミュージシャンが集結し、

モーニングを食べながらストリートライブのプランを練っていました。


あの姿、あの笑顔、といえば

川越密着ミュージシャンであり川越が誇るメロディー・メーカー

TAKE COLORS(テイクカラーズ)のケンヤさん。

先月には川越駅東口近くクラッセ川越でライブを成功させたばかりです。

ほんの二週間前に、

「角栄祭を盛り上げてくれよ」というオファーに快く応えてくれて

この日霞ヶ関の各所でライブを行うことが決まったそう。

そして場所を提供してくれるお店もすぐに決まり、あっという間の展開でここまできました。

ケンヤさんの活動は、当サイトでも何度も紹介してきましたが、

霞ヶ関の面々も、「あの人に歌ってもらいたい」と考えたのがケンヤさんでした。


そして、ケンヤさん繋がりから的場在住のミュージシャン仲真弘さんにも来て頂いた。

三人のうちもう一人は、前日のオファーに快諾してくれた川越ヨガ教室の坂本さんです。


打ち合わせが済むと、いよいよストリートライブスタート。

まずは、ル・コラージュ前にて

ギターをかき鳴らして熱唱しました。

おそらく、史上初となる霞ヶ関という街でのストリートライブ。

一体何事なのかと通りに人が出てきて、ケンヤさんの歌に聞き入る人たち。


続いて、ル・コタージュの向かいにある1000円カットのMFKに移動してのライブ展開。

こうして街の各所でゲリラ的に歌を響かせようという企画でした。

道を歩くのは年配の方が多い。

「元気になるような曲ね。なんだか孫のようでかわいい」と話す近所の方。

霞ヶ関を盛り上げるためにどんどんやって欲しい、と激励して頂きました。


ここでも二曲歌うと、すぐに次の場所へ移動していきました。

ちょうど12時近く、大学内のシンポジウムが終了し、

第二部の商店街企画が始まろうとしていました。

商店街では準備が着々と進む中、

機材を運び次の会場へ向かう一同。


角栄商店街の小畔のかっぱカフェ(かほくお手伝いサービス)前で歌い、

「商店街が元気になるといいですね」と、

椅子に座ってじっと聞き入ってくれる方がいました。



こうして、霞ヶ関の各所を巡りながら

街に新鮮な驚きを与えてきたゲリラライブも最後の場所となりました。

最後はメインステージとなるJA(農協)前広場。

角栄商店街で一番人が集まる場所であり、一番の晴れ舞台。

スーパーエコスを目の前にした場所で、

川越をテーマにした彼の代表曲、

「カワゴエシティで遊ぼう!」の歌詞を

「霞ヶ関、角栄商店街」に変えて熱唱しました。



「普段静かだけど、若者が来て歌ってくれると雰囲気変わるね。賑やかになる」

と話す自転車の方。

「頑張って!」と言いながら通り過ぎていく方。


この地でのストリートライブは新鮮な発見の連続でした。

こんなにも足を止めてくれる方、耳を傾けてくれる方がいること。

エコスに買い物に来た方が自転車で帰ろうとし、

なにやら歌っている人がいることに気付く、

道路を渡って近づき音楽に聞き入る。

最初は驚いた様子ですが、素通りする人の方が少ないというくらい、

立ち止まって聞いてくれる。

渡されたチラシをじっと見つめている姿があちこちにありました。

若者は手拍子を送り、「ぜひTwitterフォローしてください!」という呼びかけに、

すぐにスマホを取り出すくらいの反応の良さ。


この地域で生まれ育った仲さんは、

今まで霞北祭はおろか、角栄商店街にもほとんど足を運んだことがなかったと言います。

今回ライブを行うことで、初めて地元凱旋ライブを果たした。



歌う方も新鮮な驚きがあったようです。

今までは、路上で歌うなら川越駅を目指していた。

あそこなら通行人の数は地元より桁違いに多いし、聞いてくれる人も多いはず、と。

しかし、今回角栄商店街で思ったことがある。

「この場所は、歌っていて『聞いてくれてる感』が凄くある。

歌っていて気持ちよかったです。

初めて路上ライブが楽しいと思いました」

とさえ仲さんは口にしていました。

この日のライブを見た人は、彼らの今後の活動も応援してくれそうな手応えがありました。

一度のストリートライブで人の心に深く入っていく、

こんなに興味をもってもらえる場所はなかなかないと思います。

角栄商店街はまだまだ可能性がある、新たな展開が生まれそうです。




ストリートライブで祭りを盛り上げ、

そしてイベントは第二部、

歩行者天国となった商店街にて佳境へ入っていきます。



第二部は、巨大熊手作りと商店街でのお楽しみ企画。

熊手は、街のシンボルになるような巨大なものをみんなで作り、商店街に飾ろうというもの。

子どもたちが飾りを付け加えていって、

だんだんと大きくなっていきました。





今回の角栄祭のメインイベントが、

東京国際大学商学部の学生さんと角栄商店街振興組合のコラボでした。


商店街のお店が会場内に特別出店し、

当日限り使えるクーポン券、一枚100円のクーポンが5枚つづりになったものを用意し、

シンポジウムや商店街に来られた方に配布していました。

つまり無料で使えるクーポンです。

この販売スタッフを学生さん40名あまりが行うという新しいアイディア。

何人かで一つのお店を担当し、通り沿いにテーブルがずらりと並びました。






「美味しいですよー!いかがですかー??」

商店街の半被を着て大声で呼び込みする学生さんたち。


角栄商店街は東京オリンピックの頃からあるお店が建ち並び、

創業30年というと、まだまだ新しい方と受け止められる老舗が多い場所。

今回の出店店舗は、
伊勢屋、

大橋自然食品、

御菓子司柏屋、

角栄青果、

霞フラワー、

カドヤ青果店、

きものや嵯が野、

薬ユニオン、

個別ゼミWILL、

シャロン、

そば処満留賀、

手作りパンaurore、

鳥元、

花成、

堀内商店、

ミートシマダ、

本橋酒店、

吉野豆腐店、

わかくさ、



ミートシマダのコロッケ。


霞フラワーのシャコバサボテン。



個別ゼミWILLの3D万華鏡作り。

霞北祭に続いて大好評ブースでした。



吉野豆腐店の豆腐。


普段お店にある品物が多いですが、

柏屋さんのように、この日のためだけの限定まんじゅうを用意したお店もありました。


来られていたのは地元の方が多いようでしたが、

こういう機会を通して、地元の方が改めて角栄商店街のお店のことを知ることになるし、

また、

学生自身も商店街のことを知ることになる。

販売を担当することでそのお店に愛着を持つことになるかもしれない。

学生さんに話しを聞くと、

角栄商店街に、「たまに鳥元の焼き鳥買ってます」という馴染みのお店がある人もいましたが、

多くが、「来た事がない」という答え。

大学から駅の往復とは逆の方向に角栄商店街があるので、

わざわざ来る人は少ないそう。

食事をするにしても、大学内の食堂やコンビにで済ませてしまう人がほとんど。

学校の近くにこんなに個性的なお店が並ぶ商店街がある、

新鮮な発見に繋がったと思います。

販売しつつ自分達も食し、

「この豆腐めっちゃ美味しい!!」など声を上げていました。


やらされてる感がなく、楽しそうにやっていたのが伝わり良かったです。


「そば処満留賀です!南蛮うどん美味しいですよ!!食べていってくださー!!」


商店街とのコラボを企画した商学部の先生は、

「角栄商店街はいいお店があるけど、学生は存在を知らない。

正門出るとすぐ駅なのでこちらまで来ない人がほとんどです。

売ることで知ることになり、動線を変えたかった」

と話します。

マーケティングを学んでいる学生が多いので、

こういう企画に、「面白そう!」と乗ってくれる人が多かったそう。


青年会議所の方も、

「まちづくりに取り組んでいる青年会議所として、

角栄商店街の事業はずっとやりたかったものだったんです」と話していました。



学生さんの頑張りもあり、次々と完売になるブース。

さすが人口が多い地域だけあって、凄い人出でした。


落ち着いたところで、いよいよまち歌の出番がやってきた。

商店街に集まる子どもたち。

このお祭でまち歌を歌おうと考えたのが二週間前。

「また歌おう!」と人から人へ話しが伝わり、急遽決まったライブでした。

イントロが通りに響く。




『挨拶にぎわう角栄商店街で
いつもの笑顔をもらったら
小畔川のほとりを歩こうよ
対岸に広がる 緑の向こう
信じる君には見えるかもしれない
まぼろしの河童三兄弟
大昔から語りつながれている
霞ヶ関の伝説

秋風ざわめく稲穂にいざなわれて
いつもの仲間がそろったら
御伊勢塚の上まで競争だ
夕陽色に染まるあぜ道の先
信じる君なら見えるかもしれない
いにしえの 河童三兄弟
大食いの小次郎、照れ屋さんかじ坊
いたずら好きのけさ坊

いつもこっそり
君らのこと のぞいてる
今に残る 霞ヶ関の伝説』

この歌は、霞ヶ関をテーマにした歌で、

子どもたちが街の人たちにインタビューして拾い集めた言葉を歌詞に散りばめています。

もともと、まち歌プロジェクトというのを企画したのが青年会議所でした。

このイベントで披露するのも何かの因縁ですね。


そして、これも霞ヶ関史上初、

通りで青空ヨガ教室が行われ、講師の坂本さんのもとに参加者が集まりました。

坂本さんは、霞ヶ関北公民館でヨガ教室を開催している方です。

子どもから大人まで、空の下でヨガを楽しんでいました。


角栄商店街は、通行量が少ないのを逆手に取って

歩行者天国でこういう企画を考えるのも楽しそうです。


これだけ熱いハートの持ち主が多くて、

実際に行動できる人が多い街なので(前日オファーでも乗ってくれた!)、

角栄商店街の可能性はまだまだありそう。


角栄祭も終了の時となり、大勢の人で巨大熊手も完成しました。

それを商店街の店先に飾り付けます。

しばらくの間は展示するそうです。



あの日があって、この日がある。

一つ一つの点を大事にして繋いでいった今日。

ここで得たものをまた、次の展開に生かしていくでしょう。


特に今回のイベントで最も良いなと思ったのは、

学生さんが製作した角栄商店街マップ。

手書きで丁寧に一店一店書かれ、

紹介コメントも温かかったです。


2014年激動の霞ヶ関、

これからどう動いていくでしょうか。。。♪

次の展開を楽しみしていてください。




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2014年8月24(日)。

それは間違いなく人生を変えた日となった。

会場はディファ有明。


まぶしいほどのライトに照らされたリング上にいたのは、

瀧澤博人選手と古岡大八選手。

この試合に勝てば

日本バンタム級王者 重森陽太への挑戦権を得られるという大事な試合だった。







・1R
瀧澤選手はミドル・ハイキック中心に試合を組み立て隙を探る。
対戦相手の古岡選手はローキックからのパンチで応戦。
隙を捉えた瀧澤選手の右ストレートがクリーンヒット!!

古岡選手からダウンを奪う。


・2R
試合内容は変わらずの攻防戦。
試合中盤隙を付かれた瀧澤選手。
古岡選手のバックブローによりダウンを喫してしまう。
直ぐに立ち上がり試合再開。


・3R
瀧澤選手は1Rと変わらずのミドルとパンチのスタイル。
一方古岡選手はパンチや組み合いからの肘で応戦。

判定の結果はドロー。試合は延長戦へ。


・4R
瀧澤選手は戦い方を変え、
ステップを使ったスタイルにチェンジ。
そして4R中盤に瀧澤選手の右ストレートがクリーンヒット。
古岡選手からダウンを奪う。

延長戦でのダウンの瞬間、応援席は総立ちに!



(提供:新日本キックボクシング協会・eFight)

攻防戦は最後まで続き試合終了。

判定の結果3-0にて瀧澤選手が次期挑戦者決定戦を制し、

日本王者への挑戦権を獲得したのだった。


この試合結果に川越の街は沸き立った。

次の試合に勝てばベルトが川越にやって来る、

川越から待望の日本チャンピオンが生まれるかもしれないという期待が高まり、

一気に瀧澤博人(たきざわ ひろひと)という名前が知られるようになった。

キックボクシングを知らなかった人にまで名前が広まり、

街で声をかけられることも増えていったと言う。


キックボクシングを始めて9年、プロデビューから1年11ヶ月。
プロ10戦目にして、日本一のベルトまであと一つのところまできた。


その一戦が10月26(日)
新日本キックボクシング
【日本バンタム級 タイトルマッチ】。


<最強の挑戦者>
瀧澤博人(日本バンタム級1位)
VS
<無敗の王者>
重森陽太(日本バンタム級王者)


OPEN 16:45/START 17:00
出場:メインイベント予定時刻:19:30頃
会場:後楽園ホール(東京都文京区後楽1-3-61 青いビル5F)
最寄駅:後楽園駅/水道橋駅

チケット : A席¥7,000- ビクトリージム川越支部049-223-4378


試合を重ねるごとに応援団の規模が大きくなり、

甘いマスクにファンも着実に増えていっている今。

南大塚のスターから川越のスター、

そして日本のスターヘ階段を駆け上がっていく。


瀧澤博人選手、

運命の10月26日までの日々に密着します。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


瀧澤選手が日々練習に取り組んでいるのが、川越にあるビクトリースポーツジム川越。

川越駅から歩いて5分、クレアモールの横を走るアカシア通り沿いにあります。

斜め向かいには東武ホテル。




10月のタイトルマッチまでいよいよ一ヶ月と少し、

ハードなトレーニングが続いているだろうとジムに向かうと、

通りに「バン!バン!」という叩く音が上から降ってきます。


中には青いマットが敷かれ、ぶら下がる無数のサンドバックに、鏡に、置かれたグローブに、

そして奥にはリング。

ジム内は音はさらに大きくなり、サンドバックやミットを打ち込む音、

耳をつんざくような鋭い音が飛んでくる。

窓の外では東上線、川越線がすぐ脇で行き交うのが目に入る。

これだけ間近なら電車からもジム内が見えるはず。

地元にこういうジムがあること、チャンピオンになろうとしている選手がいることを知っていたでしょうか。


ビクトリージムは、本部を東松山として、川越と熊谷にジムを構えます。

キックボクシングと総合格闘技のジムとして1997年に東松山にジムを開設以来、

4人の日本チャンピオンと

泰国ラジャダムナンスタジアム ウェルター級4位にランクインする選手を輩出してきた。

プロ選手だけでなく、一般(フィットネス)コース、ジュニアU-15コースとあり、

ダイエットや健康のために気軽に通う方も多いジムでもあります。


川越支部は2009年開設。現在100人ほどの会員がおり、

駅から近いということで、川越のみならず大宮、坂戸、志木、熊谷などからも通っている方がいる。

川越の代表を努めるのは、元日本バンタム級王者 木暮智さんです。



木暮さんは24歳からキックボクシングを始め、10年かけて日本の頂点に立った。

キックボクシングは、過酷なトレーニングを積んでも

必ずしも良い結果に繋がるとは限らない。

勝ったり負けたりする波に、モチベーションを維持するのが何より大変だった、と当時を振り返ります。

そして、現役の時にはすでに川越支部を立ち上げている。


「川越にジムをオープンした時はみんなアマチュアから始まって、

今では瀧澤が日本バンタム級一位、他にもバンタム級5位、ライト級8位がいます」

という強い選手が揃うジムに育て上げた。


フィットネスの会員は別として、プロキックボクサーは毎日19時から22時まで練習があります。

プロなのでそれは当然にも思えますが、でも仕事を持ちつつであったりするので、

プロの世界で生き残るのは大変なこと。

同じような環境で全国の選手たちが日々練習を積み、試合を重ね、

いつかタイトルマッチに臨める日を、腰にベルトを巻ける日を、夢見て頑張っている。

今回瀧澤選手がタイトルマッチに臨めるのは、まさに千載一遇のチャンス。


チャンピオンになると、6ヶ月~8ヶ月の間に防衛戦を行わなくてはならない。

挑戦したい人はたくさんいて、

挑戦者が一度負けてしまうと次に巡ってくるチャンスはなかなかやって来ないのが現実。

だから仮に8月に負けていたとしたら、

「しばらくは次のチャンスはなかっただろう」と木暮さんが語るように、

一人しか立てない頂点に登るのは簡単なことではない。

一度のチャンスをものにできるかどうか。


瀧澤選手の10月の対戦相手を、木暮さんは

「相手は強敵、瀧澤と同じ高身長でスタイルが似ている。五分五分というところでしょうか。

でも勝つチャンスは充分にある」

と分析していました。


19時、瀧澤選手がジムに入ってきました。この日の練習が始まろうとしています。

他の選手と談笑する瀧澤選手。


タイトルマッチに向けた過酷練習は10月に入ってからということもあり、

今の時期はまだ表情に余裕が感じられます。

試合が近づけばジム内はピリピリしたムードに包まれ、

「人格が変わる」と話す瀧澤選手。

指導する木暮さんも「ミット持つ方も鬼になります」と話します。


実戦に向けた本格的な練習が始まるのは、10月26日の3週間ほど前から。

そこから二週間は地獄のような練習漬けの日々を送り、

直前一週間は疲れを抜くように調整して、当日を迎えるようにする。


この日はジムに来る前にロードワークをこなし、

ロープ(なわとび)から始まって、ストレッチ、シャドーボクシング、サンドバックと続いていきました。


鏡の前でリズミカルに飛び、「タンタンタン」ロープの規則的な音が響きます。








今の調子は、「めちゃくちゃ絶好調です!」と話し、怪我なくここまできている。

8月24日の試合のダメージも抜け、動きは軽やかでした。


そういえば、あの試合で瀧澤選手はダウンを喫している。


「そうですね。パンチをもらって選手として初めてダウンしました。

でも、『ポイント取り返さないと』と冷静さは保っていて、すぐに再開できました」


3Rドローから延長4Rにもつれ込み、ダウンを取り返しての判定勝ち。

勝った瞬間はどんな気持ちでしたか??


「それまで、あの試合のことだけを考えて準備してきたので、報われたなと思いました」。


そして続けて、

「いつも試合に臨む時は、負けも引き分けも考えてない。

チャンピオンになることしか考えてないです」。


瀧澤博人、今日に至るまでの試合を振り返ります。

2012年11月25日
プロデビュー戦
2R2:32 KO勝利!!


2013年1月13日
プロ2戦目
判定3-0にて勝利!!


2013年5月19日
プロ3戦目
判定にて初のドロー!!


2013年8月25日
プロ4戦目
1R1:32 KO勝利!!


2013年11月24日
プロ5戦目
1R2:57 3ノックダウンKO勝利!!


2014年1月12日
プロ6戦目
2R2:54 TKO勝利!!


2014年4月6日
プロ7戦目
2R1:30 KO勝利!!


2014年5月18日

プロ8戦目

判定3-0にて初の黒星!!


バンタム級の規定体重53.5kg、

瀧澤選手は軽量級でKOが多いことでも有名。







ドスンと重いサンドバッグの音、吐く息、滴り落ちる汗、
自分と戦うかのように練習に没頭する。

ジム内では一般コースの方にジュニア、そしてプロ選手が各々の練習メニューをこなしています。
ロープの音、ミットを打つ激しい音がジムのあちこちから聞こえてくる。


瀧澤選手のミット打ちが始まった。
受けるのは小暮代表。
「ジャブ使って。そう、いいね」
音が激しさを増す。
ミドルキックがはいると、衝撃で小暮代表の体が振動で震えているのが分かった。
そこから「連打連打!」と打ち込んでいく。






続いてマススパーリングが始まった。

通常のスパーリングと違うのは、マススパーリングは力を加減した軽めのスパーリングのこと。

スパーリングを毎日行っていると、

それこそ練習の段階で体が壊れてしまうので、普段はマススパを行い、

試合が近づくにつれ実戦さながらのスパーリングに移行していく。


相手を変え、何ラウンドもマススパを行っていました。










瀧澤博人選手は、1991年仙台市生まれ埼玉県越谷市育ち。

家はお父さんが空手、柔道の師範、母方のお祖父さんがプロボクサーというまさに格闘技一家で、

小さい頃から格闘技が身近にある環境で育つ。
幼少の頃はサッカーに夢中になっていましたが、

転機となったのが日本中が熱狂したK-1ブーム。
小学生の時にテレビで目にしたK-1に夢中になり、

学校から帰ると試合の映像に見入るような子どもだった。


当時のK-1といえば人気だったのが、魔裟斗選手。
やはり魔裟斗選手が好きだったのかと思いきや意外な答えが。


「僕はアルバート・クラウス選手が好きだったんです」


魔裟斗選手と幾多の死闘を繰り広げてきたクラウス選手の、
感情を表に出さずクールに戦う姿にかっこ良さを感じて好きだった。
そして中学二年、14歳の時に

越谷の自宅の近くにあったジムに通うようになり、キックボクシングの世界に足を踏み入れる。


そこで練習を重ね、高校入学と同時に川越に引っ越して来て、

以来ずっと住んでいるのが南大塚。
川越に来て入ったジムがビクトリージム川越でした。


初めて瀧澤選手の練習を見た時、

当時の印象を代表の木暮さんはこう振り返ります。


「ミット持った時、パンチに伸びがあって力があるなと思った。特に右がいいなと。

頑張ればトップランカーにいける印象はあった」。


アマチュアでは10戦し、2012年11月にプロデビュー。

本格的にキックボクシングをやろうと決めた時から、


「日本、世界チャンピオンになると決めて始めました」


頂点に立つことだけを胸に、練習に打ち込んできた。




過去の試合を振り返ると、

いつも思い出されるのは勝った試合よりも負けた時の試合だと言う。

そして、唯一の負けを喫した8戦目を通して、


「負けたのは悔しかったですが、あれは自分の中で分岐点だと思っています。

あの試合を通して、応援してくれる人の気持ちが感じられるようになりました」


瀧澤選手が頑張れる理由は、身近な人たちの存在が大きい。


今でも過ごす川越の南大塚には、瀧澤博人応援団が結成され、

地域のスターを応援しようと南大塚の方が大勢入っている。

今まで試合となれば数十人で会場に駆けつけ、

今度のタイトルマッチには、数百人規模で後楽園ホールに駆けつけてくれる見通しです。


南大塚は川越の外れであるし、観光資源があるわけでもなく、

個人的に生まれた地でもありますが、川越の中で特段注目を浴びる地域ではなかった。

それが、川越や埼玉というレベルを飛び越えて

日本チャンピオンが生まれるかもしれないという熱気が地域を盛り上げている。


「地元からスターを生み出したい」


応援団が結成されたのは、プロデビューの時からということなので、

いかに期待されているかが伝わります。
西武新宿線南大塚駅周辺のお店では、

瀧澤選手のポスターが貼られているのを見かけた方いるかもしれません。


ガウンやキックパンツだけでなく、プロデビューしてからの練習道具などは全て、

南大塚応援団に提供してもらっているそう。

瀧澤選手が練習でも着用している赤いTシャツには、

「南大塚応援団」と書かれています。

そしてその赤いTシャツを応援団の方々も着用し、会場で応援している。


瀧澤選手は、

「応援してくれる方の存在は凄く大きいです」

声援があればあるほど試合で力になります」と語ります。



これだけの応援団があるのは、

単に強いというだけでなく、本人のキャラクターも大きいと思います。

それは練習中の様子からも伝わってきました。




応援したい、と思わせる人柄、人間性、スター性。

プロであるからには応援したいと思わせる存在であることが重要。

タイトルマッチに臨むのは簡単なことではなく、

そこに挑戦できないで終わる選手もたくさんいるのが現実。

シビアなことを言えば、プロは強いことはもちろん、しかし強いだけではだめで、

興行として成り立つか人気の有無も大事になる。


瀧澤選手の周囲に愛される雰囲気は、格闘技好きだけでなく

幅広い層のファンを獲得するスターのオーラがあります。
応援団の規模としてはすでに日本チャンピオンと変わらない。
後楽園ホールは1500人収容なので、

タイトルマッチは瀧澤博人応援団だけでかなり埋まっていきそう。
Tシャツの赤で会場は染まるはず。


これまでの応援団は南大塚を中心としていましたが、

それだけでこれほどの規模になるのは、
地域性と本人の愛されるキャラクターの相乗的な力だと思う。


スター特有の活動の広さもあって、
実は瀧澤選手は、「歌うキックボクサー」としてミュージシャンとしても活躍しています。
ボーカルデュオ『KOUYA』の一人として各地でライブを行い、

川越では川越DEPARTUREをHOMEとして活動しています。


7月のDEPARTUREではバラードを中心とした涙を誘うステージを披露。

待望の1st.ミニアルバム【Beginning】も完成したばかりです。

この前の試合では自ら作詞作曲した【Trust】を入場曲として試合に臨み、

10月のタイトルマッチでも会場に流れるでしょう。


今までの枠にとらわれないキックボクサー像は、
今までキックボクシングに縁のなかった人たちを巻き込む力になるはず。

こういうキックボクサーが今までいたでしょうか。

それが川越にいて、日本チャンピオンに挑戦しようとしている。

そのシンデレラボーイストーリーに胸踊り、取材に駆けつけた次第です。


今、地域のスターが日本のスターへの階段を上がっていきます。



10月26日に向けてこれから本格的に追い込む日々が始まる。
普段体脂肪率4%の瀧澤選手、どこに落とす部分があるのかと思いますが、
さらに減量で5㎏ほど落としていくそう。


瀧澤選手に、タイトルマッチの対戦相手を分析してもらいました。


「相手の選手は自分よりも身長があってリーチもある。

自分がやりやすいところで戦いたいです。

気持ち全面というより闘志を内に秘めて冷静に戦い、倒したいです」

当日の試合展開のイメージはもうありますか??

「もちろんあります、試合に勝って自分がベルト巻いているところや

インタビュー受けているところまでイメージしています」


勝利した自分をすでにはっきりイメージできている。

そして・・・
「これが10月26日に巻くベルトです」

瀧澤選手が指差した写真は、日本バンタム級チャンピオンベルトだった。

そのベルトを巻いていたのが・・・

なんと、ビクトリージム川越代表の木暮さんだったのです。

選手同士の因縁もまた面白い。

木暮さんは日本バンタム級6代目の王者で、

現在の王者が8代目。

「木暮代表のベルトを自分が奪還します」と意気込む瀧澤選手。

自分が9代目になることを決めている。


川越にチャンピオンベルトがやって来る日まであと少し。


「キックボクシングは大好きです。

試合に勝った時の喜びは例えようもないくらいの喜びです。

世界チャンピオンになるまで続けたい」


2014年10月26日
新日本キックボクシング
【日本バンタム級 タイトルマッチ】。

<最強の挑戦者>
瀧澤博人(日本バンタム級1位)
VS
<無敗の王者>
重森陽太(日本バンタム級王者)


ビクトリージム川越、選手揃った一枚。


ぜひ応援をよろしくお願いします!



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