「川越style」

webマガジン川越styleは、「小江戸川越」のお店や人、イベント、行事、風景、文化、川越の熱い動きを伝える情報発信サイトです。過去記事もぜひどうぞ。川越の一大叙事詩、川越を深く伝え尽くす。


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その日予定されていたイベントは、外にブースが並んで行われるはずでした。

しかし、6月28日(土)は雨。


どのイベントの開催も、いつだって天候に左右されます。

イベントは開催日が一日でも、準備にはたくさんに日にちをかけるもの。

どんなに綿密に準備しても、いつもハラハラドキドキするのが天気予報です。

「当日なんとか晴れて。。。!」

予報で雨マークがついたら、がっくり肩を落とし

今までの準備を思い空を恨めしく見上げる。

大概のイベントなら、雨なら中止です。

雨天決行としていたとしても、雨の中の開催は客足はそんなに見込めません。


あの川越まつりでさえ、雨の2013年はガラガラだった。

自分が関わり、あるいは楽しみにしていたイベントが、

残念ながら雨に見舞われてしまった様子は

川越の中でこれまで何度も見てきました。


6月28日、雨の中ウニクス南古谷で行われた天使の小箱のイベントは、

今までの印象をガラッと覆すものでした。。。

28日、雨の予報が出ていた状況でも落ち込むどころか前向きに準備を進め、

当日すぐに外の開催を断念し、室内開催に切り替えました。

ウニクスに店舗を構えるお店なので、

室内に移動しての開催には融通が利きます。

融通が利いて雨を避けて移動できても、お客さんはどれだけ来るんだろう。。。?

外はザーザーと降りしきる雨。

土曜日にしては、ウニクスの駐車場に止まってる車は少ない。

二階から室内に入ると、急きょ移動してきた出展ブースが通路に並んでいました。


そこには・・・人人人の姿が。。。!




最初見た時は信じられませんでした。

ドアから改めて外を見ても、やっぱり雨が激しく降っている。

にも関わらずこれだけの人。この場所だけ人で賑わっていました。


天候に左右されないイベントの様子を見て、

これがこのお店がお客さんと築いてきた関係なんだ、と思い知らされました。

晴れだろうが雨だろうが関係ない。

晴れれば外だし、雨なら室内で開催されるだろう、お客さんも分かっていました。

この関係性に、いつも引かれるんです。

9年間、こつこつと築いてきたお客さんとの関係です。


御幣を恐れずにいえば、ショッピングセンターというのは、

利便性があるけれど、どこか無機質なイメージがあった。

でも、このお店にある温もりに、いつもギャップを感じるんです。

いい意味でショッピングセンターのイメージが覆されて、

おおげさでなく、ショッピングセンターの「本当のあり方」までもここに見るよう。

地域に溶け込み、地域の人に楽しんでもらい、

地域の人がお店の講師陣にもなっていて、地域になくてはならない場所になっている。


天使の小箱のイベントのこと、

個人のお店である天使の小箱がウニクス南古谷全体に彩りを与えている事実、

そして、ウニクス南古谷というショッピングセンターを含めて、感じてみたいと思います。。。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


JR川越線南古谷駅近く、川越の泉町にあるのが

川越最大のショッピンセンター、ウニクス南古谷です。

川越でシネコンといえば、ユナイテッド・シネマ南古谷だし、

川越でボーリングといえば、ウニクスボウル、

遊んだあとに食事をするフードコートがあって、ヤオコーで買い物もできる。

川越で一日滞在して遊べるアミューズメントパークといえば、ウニクス南古谷。


このプラザ棟二階にお店を構えるのが、天使の小箱。

お店では本格的な教室、

ビーズステッチ&クロッシェ、デイリービーズ、とんぼ玉、

プリザーブドフラワー、香りの花せっけん、グラスアート、

ファブリックステンシル、布ぞうりが用意され、

体験講習、レンタルBOXもあるお店です。


6月28日に開催されたのが、
『第6回 Hand madeふぇすた in UNICUS南古谷』

でした。
実演販売&販売ブースがたくさん並び、ワークショップも用意され

ウニクス南古谷で恒例となっているイベント。

年二回開催してきて、今回が6回目。


昨年の10月、今年の4月には、

本川越駅近くの小江戸蔵里でもイベントを開催し、

南古谷からカルチャーを発信しています。


この日、晴れていれば外にブースが並ぶ予定でしたが、

雨で天使の小箱前通路に移動しての開催でした。

雨でも臨機応変に対応できる融通、

それは、9年間ウニクスという施設と築いた関係でもあると思います。

天使の小箱のオーナーの大谷さん始め、スタッフの方が、

ウニクスの他のテナントの方や警備員の方と話す姿がとても親しい関係が伝わってもくる。



通路に出展していた実演販売&販売ブースは、


・天然石ふじさき さん{天然石ストラップ}
・水引工芸 濱田 さん{水引工芸}
・くよくよのあみぐるみ本舗 {あみぐるみ}
・kazuyoさん{陶器}
・ジュエル・ボックス さん{和小物・ビーズ}
・KIRIN さん{お子さまヘアゴム}
・BeadsBellさん{ビーズクセサリー}
・Deco chyuuさん{フェイクスィーツデコ}
・わいわいしょっぷさん{ビーズマスコット}
・Chiekoさん{ビーズアクセサリー}
・tmhome95 さん {リボンストラップ・粘土雑貨}
・~tam.J~ beads&craft さん {ビーズアクセ・ナチュ雑貨}※


・kamechanさん{ビースストラップ}
・yume chan♡さん{布小物}
・ぶ~にゃん{UVレジンアクセサリー}
・4bu-8 さん {UVレジン・ネイルチップ・陶器}
・SweetCherry {ドール雑貨・布小物}


今回初出店の方もいて、今までにないラインナップでした。

天使の小箱といえば、~tam.J~さん♪

ビーズ講習の講師で、天使の小箱オープンの時から講師をしています。







~tam.J~さん講師歴は長いけれど、通われている生徒さんも長い方ばかり。

始めは体験教室に来て、それから本格的な教室に通うようになり、

何年も通って、この日自身がビースの出展をするまでになっていた。

~tam.J~さんの生徒さんが、3人で2つのブースを出展していました。


~tam.J~さんのビーズ教室は月に4回。

今では生徒さんは、イベント出店や資格をとって講師活動をし、
アシスタントとして講習のお手伝いをしてくれる方々もいます。


「そういう生徒さんが教室からでるなんて。。。」


~tam.J~さんは振り返ります。


こういう関係性に、~tam.J~さんの人柄や天使の小箱の個性を感じます。



講師の方は、天使の小箱がオープンした時から講師を担当している方もいるし、

BOX契約の方も何年も置いている方もたくさんいる。

そういう繋がりの長さって天使の小箱独特。

効率、スピードとは違う、

アットホームな雰囲気が店内には流れています。

天使の小箱の雰囲気もそうだし、ウニクス自体もそう、

南古谷という場所がなによりそういう雰囲気があります。

のんびりゆったり。

だからこそ、長く続く雰囲気があるのかもしれません♪

のんびりゆったり。

だからこそ、大谷さんがオーナーですが、

スタッフや講師陣が積極的にお店を支えて、

「みんなのお店」という感じがひしひし伝わってきます。


イベントの最中も、講師の方が大谷さんに、

「こうしたらいいんじゃない?」と話し合っている光景があって、

オーナーだけでなく講師陣もお店のことやイベントのことまで考えるのが

このお店ならでは。


そして、お店の雰囲気は確実にお客さんにも伝わります。


このお店は固定客がたくさんいて、

各講師の方のファンもそれぞれいて、みんな長く続いている関係がある。


天使の小箱では、毎月

大人、子ども向けの体験講習をそれぞれ行っています。

大人向けの体験講習は内容が毎月変わって、例えばビーズステッチ教室やプラバッグ教室、

これが¥500で、なんとタリーズコーヒーさんのコーヒー&スイーツまで付くという充実ぶり。

(タリーズの料金だけでも、通常¥500は超えそう。。。)

20人、40人の定員がいつもあっという間に埋まってしまうそう。


来月はどんな講習にしようか、頭を悩ませながら継続してきて、

お客さんとの関係を築いてきました。

今では、

「来月はどんな講習やるんですか?」

お客さんに訊ねられるくらい期待されている。

この日も普段来られるお客さんが、たくさん来ていたそうです。


大谷さんは、「この地域の方は手作りするのが好きな方が多いんですよ」

と話していました。

そういう文化を広めた一端が、天使の小箱にあると思います。


通路にどんどん人が入ってくる様子は、

外が雨だということを忘れてしまいます。

並んだブースには、お客さんが楽しそうに見て選んでいる光景がありました。


天然石ふじさき さん、じっくり話しをしながら、その人に合う石を選んでいきます。












通路を進んで店内に入ると、

こちらもたくさんの人で賑わっていました。

店内はワークショップが開催されています。



・工房かしの木 福島 先生のとんぼ玉教室
・アトリエぷりずむ先生のグラスアート&タイルクラフト講習
・アトリエ花先生の布ぞうり講習
・アトリエ京子先生のファブリックステンシル講習
・香風花先生の香りの花せっけん講習
・マカロン先生のスィーツデコ講習


とんぼ玉作家の天才福島さんは、

以前「青い鳥 」の記事でも紹介しました。

川越では青い鳥か天使の小箱で教室を持ち、とんぼ玉の販売もしています。


この日は、

夏に合わせて朝顔の新作を引っさげての出展でした。



中に入れている朝顔も、もちろんガラスで手作りしたもの。

「朝顔を作りたいなと思っても、それをどう作ればいいのか、発想が大事」

福島さんは語ります。



赤い棒状のガラスが朝顔の花びら一枚。

これを五つ集めて一つの朝顔になる。

金太郎飴のようにカットしていくと、たくさんの朝顔が出来上がるしくみです。

それを玉の中に入れ込む。


「位置が綺麗に決まらないとダメなんです」


玉の中で、綺麗な位置に入れ込むことの難しさがあります。

咲いている朝顔を作るのも細かい作業ですが、

蕾の朝顔を作るのも精密な仕事が求められる。。。



これが蕾の朝顔です。これもガラスの手作り。

福島さんのとんぼ玉には、超絶技巧だけでなくストーリー性があるのが素敵だと思います。

パっと咲いている朝顔だけでなく、蕾も入れ込む。

想像力が広がる世界観です。


この日は福島さんが直接とんぼ玉を教えてくれるということで、

多くの方が体験されていました♪



他のワークショップも大盛況で、

「作ることを楽しむ」方が本当に多いなと感じます。








(実はこの日、ある合言葉を言うとある物が貰えるという企画もありました。

その言葉が・・・『なんこや』(南古谷の愛称)。見

事にペットボトルホルダーをゲットしました(*^o^*))


ふと、大谷さんが

「一階に移動する??」と、スイーツデコ体験のマカロンさんに話しかけました。

一階のフードコートのところにワークショップの場所を移動しようか?と。


一階はちょうど、このイベントの抽選会場にもなっていました。

天使の小箱のイベントでは定番の、
作品のお買い上げやワークショップに参加してシールを3つ集めたら、

抽選に参加できるというもの。

当日使えるお買い物券が1等1,000円~50円で、

ハズレくじなしで当たります。


その抽選の場所が一階のフードコートの前。

そこは今頃たくさんの子どもたちがいるはず、そこの方がいい、と。

急きょ、ワークショップを一階に移動しようと思い立った。

テーブルを片付け、急いで一階のフードコート前に移動しました。

この場所は抽選会場でもあり、たくさんの人が訪れる場所。
フードコートを見ると、ほとんどの席が埋まって賑やかな雰囲気です。






大谷さんの読み通り、

移動した途端、可愛いスイーツデコを見た子ども達が

次々と「やってみたい!」とテーブルに駆け寄ります。


スタッフの一人が話します。


「大谷さんの流れを読む力って凄いんですよ」


雨ならこう、一階の状況はこうなってるはず、

状況を見て最善の策を考える。

ウニクスにお店を構えるからこその融通があって、

ウニクス南古谷を知り尽くしているからこその判断でした。



大谷さんが機転を利かせて一階に移動してからは、

ひっきりなしに子どもたちが訪れていました。

この場所は抽選会場にもなっているので、来られた方に

「スイーツデコできますよ」と勧めることもできる。

途切れさせない流れを作ります。


そしてシールを集めた方が抽選で買い物券が当たると、

再びシールを貼る台紙を手にして買い物しシールを集めて抽選に来ていました。

それを繰り返し、

三回も抽選に来ていた方もいて、その方が、


「エンドレスで楽しめますね(笑)」


と笑顔で語っていたのが印象的です。

ウニクスの一階も二階も使い、建物をフルに活用して楽しんでもらう。

こういうストーリー性もまた楽しいです。



12時過ぎのちょうどお昼時、フードコートには

食べに来る人がたくさんやって来ています。

カレーにうどん、ラーメン、ステーキ、ロッテリアなどが並んでいます。

土日ともなれば、人で溢れて賑やかな場所になる。

改めて、ウニクス南古谷のパワーを感じました。。。



うどんをいただきました♪


大谷さんを始め、天使の小箱の講師の方も

このフードコートはお昼ご飯で利用することもあるそう。

外食というより、日常的な場としてフードコートがある感じが不思議です。


フードコートのお店のいくつかは入れ替わっていますが、

ウニクスオープン以来ずっと続いているお店も何軒かある。

その一つに、ロッテリアがあります。


ロッテリアの横には休憩スペース。
そここそが、天使の小箱が始まった場所。




2003年にウニクス南古谷ができ、

大谷さんは2005年1月12日から、この休憩スペースでワークショップを週二回開いていた。
「アタッチメントカルチャー」と名付けられたワークショップは、

¥100で午前と午後15人ずつで開催していました。
始めはなかなか人が集まらなかったそうですが、

続けていくうちに参加者が増えていった。



(フードコート、ロッテリア横のスペース時代の写真。講習風景)


ここで半年間続け、その後ウニクス内の空きスペースを勧められて、

「天使の小箱」を今の場所に構えたのが、2005年の11月12日。

ウニクス南古谷が建ってから間もない、今から9年前のことでした。

思ってもみなかった店舗経営。


「それまでは自分も物を作る側で、自分がお店を開くなんて考えもしなかった」

と振り返ります。


お店を運営するノウハウはなかったが、せっかくのチャンス、挑戦したいと思った。
「好きにしていいよ」

やる気のある人に挑戦させようという空気がウニクスにはあった。

(オープン当時の様子)


二階に天使の小箱のオープンしてからは、

進んでは立ち止まり、進んでは立ち止まりの連続だった。

一人で全部やらないといけない状況だけれど、

経験のない店舗経営、右も左も分からない。

「よく一人で泣いていましたよ」と回想します。
しかし、そこでもまた踏ん張った。

一年頑張り、また一年、
続けていくごとに人の繋がりが広がっていき、

講師陣が受け持つ教室にも生徒さんが集まるようになっていった。

レンタルBOX契約の方も増えていった。


そして、2012年6月に初めてのイベント「Hand madeふぇすた」を開催。

同年10月にも開催し、年二回が定着していきます。

2013年10月には南古谷を飛び出し、小江戸蔵里で行い、

今回で6回目の開催となりました。



南古谷から発信することにこだわり、着実に進んできた9年。
その9年は、ウニクス南古谷の歩みとほぼ重なる道のりです。


ショッピングセンターというと、川越なら
的場にヤオコーなどが集まった場所や
南大塚にニトリなどが集まったショッピングセンターがあります。
その中でもウニクス南古谷は、川越で最も規模が大きく、

映画館、ボーリング、ホームセンター、スーパー、そしてさまざまな店舗が集まり、

一日滞在できる場所として定着しています。



それまで田んぼの地域というイメージが強かったこの辺りは、
2003年に泉自動車工業の工場跡地にウニクス南古谷ができてから

風景がガラッと変わりました。
周辺にマンション、住宅が建ち並び、新しい家族が続々と転入してきた。
ウニクスからすぐ近くの南田島の氷川神社で4月に行われたのが「春祈祷 」。

この行事で印象に残っているのは

参加している子どもの多さです。


今やこの地域の行事を支えているのは、新しい家族の存在です。
まさに、ウニクス南古谷が風景を変え地域を活性化させている側面もある。

フードコートにある熱気がそのまま外に飛び出し、

地域の行事も支えているようなもの。


そして単にお店の集積、利便性、という場所になりがちなショッピングセンターで、
ウニクス南古谷は
天使の小箱が個性溢れる彩りを与えている存在になっているのを感じます。
人対人の温もりがある。
ショッピングセンターにそういう場所があることが貴重だし、
個人のお店を取り上げることの多い川越styleで、
ウニクス南古谷に来るのは天使の小箱があるからです。



ウニクスは南古谷の他にも、

ウニクス上里、ウニクス野田、ウニクス三芳、ウニクス伊奈、ウニクス成田、

ウニクス高崎、ウニクス秩父、ウニクス鴻巣、ウニクス吉川とあります。


ウニクス第1号が南古谷だった。


そして2015年春に新たに仲間入りするのが、

ウニクス川越です。

川越駅西口にできる西部地域振興ふれあい拠点「ウェスタ川越」に、

ウニクス川越が入ります。


南古谷と川越のウニクス、

お互いに連繋して楽しいことができるといいですね♪

天使の小箱がウニクス川越でイベント開催・・・なんて妄想も(*^o^*)


今回、改めてウニクス南古谷を見て、

地域に密着している施設だというのを強く感じました。


大谷さんが話します。
「私、南古谷が大好きなんです。

自分の出発地点だし、南古谷の人たちはあったかい」


ここで発信していくことで、南古谷に来てもらいたい、

「南古谷はいいところなんです」、その想いを強く持っている。


これからも南古谷から、

そして川越の中心部の方へ飛び込んで行って、

川越を盛り上げていきます。


この日のイベントは、

15時終了としていたところ、客足が途切れず

延長して開催していたのでした。。。♪







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忘れられていた弁天横丁に灯った一つの灯り。

それまで荒れていた建物も、改修し人が住むようになると

途端に生き生きとしてくるから不思議です。


弁天横丁に生まれたGALLERY「なんとうり」。

一番街の札の辻交差点から、少し北に進むと右に入口が見える弁天横丁。

その通りを進んだ先に五軒長屋が現れ、

その一軒がGALLERYなんとうり。

大正初期に建てられた長屋を改修し、ギャラリー兼工房として生まれ変わりました。


この建物の改修の様子は、

弁天横丁 五軒長屋『GALLERYなんとうり』復活までの軌跡 」で伝えさせてもらいました♪


2014年6月25日(水)~6月30日(月)11:00~18:00で開催されているのが、

studio羽65による布展です。

なんとうり完成後の初となる企画展、

studio羽65は、この長屋の改修に参加した山本さん、

そして飯田さん二人によるユニットです。

二人でテキスタイルの活動を始めて30年になります。

Studio羽65の布。

それは、自然の美しさをたたえ、人の心に寄り添うスピリチュアルな布
80年よりユニット『Studio羽65』として活動を開始。

NY、東京・鎌倉・岐阜・島根、山形など全国各地で個展・グループ展多数。

手織りを中心とした布作りと布によるインスタレーションを試みている。

最近では子供、障がいのある人、地域の人を中心にしたワークショップも展開している。


「Studio羽65は布による空間造形をを追求してきた。
私は日々の暮らしの中で自然が持つ簡素な美に驚き、
そして畏敬の念を抱く。その美を翻訳者のように忠実に訳し、
ある時は模倣した。その一枚の布のかたちは、霞のようにもなり、
またある時は粗い樹皮のような表情を持つ。私が求める布空間は、
スピリチュアルであってほしい。
また、それらの布は人々の心象風景に深く寄り添う布であってほしいと願っている。」



これまで、山本さんは狭山緑地の東大和に工房を構え、

飯田さんは軽井沢で、とお互いに工房を構えていましたが、

山本さんは川越に移り住んで、ここがギャラリー兼仕事場兼住居となります。

今までは「森」がテーマに工房を構えていた。

そして呼ばれるようにしてやって来たこの場所では、古い町並みがキーワードになるでしょうか。


作品は基本、ギャラリーでの企画展で発表してきたstudio羽65。

最近まで銀座で企画展を開き、これから伊勢丹新宿店でも予定されています。

川越で上質なテキスタイルを織りなす作家さんが

活動拠点を構えてくれたことが嬉しい限りです。

しかもそれが、古い建物が建ち並ぶ弁天横丁。

古い建物に住みたいという思いと、ちょっとした縁で、

この地に辿り着いたのでした。。。










普段この一階に織り機を置いて、日々仕事をしている山本さん。

横丁を歩けば、きっと織る音が漏れ聞こえてくるかもしれません♪

企画展の最中は、ギャラリーとして仕事道具は片付けられています。


二人が織る糸は、絹、麻、ウール等の天然素材です。

糸によりをかけたり、練ったりしてオリジナルの糸にして、

渋木、くるみ、梅などの植物で染めたものを織りあげます。


絹は扱いが大変で高価なイメージがあるかもしれませんが、

二人が織る絹は中性洗剤で洗えて、乾きやすく、なにより丈夫。

バッグやショール、

普段の生活での使い心地の良い布が展示されています。













お二人のテキスタイルは、軽くて手触りが気持ち良くて、そしてセンスがとてもいいです。

作品を見て、これが山本さんの本領発揮なのだと思いました。

今までは、一緒に改修工事をしてきた方で、

和紙を貼ったりする表情ばかり見てきたので、

改めて作品を見ると、遠くの存在に感じてきます。。。


梅やクルミ、その時の季節のものを使って染める。

今までいた東大和は自然溢れる場所だったので、染めに使う材料は山のようにあった。

軽井沢の工房も、大自然の中にある。

糸を染めては干してを繰り返し、一週間くらいかけて色を付けていきます。

それを手作業で織って、完成させる。




一階には休憩スペースがあるので、

企画展の期間中は、ゆっくりしお話を聞くのもよしです♪

山本さん自身が改修に参加しているので、貴重はお話聞かせてもらえるはず。

山本さんが最も深く改修に関わっています。




(この格子がなんとも粋です)


テーブルに敷かれたマットも二人のテキスタイル作品。


なんとうり、やはり、単なるギャラリーとしては見れない。

あの場所がこんなに素敵なスペースになるなんて、と

どうしてもBefor Afterの目線で見てしまいます(*^o^*)

あんなに荒れ果てた状態から、何ヶ月も掛け改修してこの空間が出来上がった。

壁一つ見ても、こんなに綺麗になって・・・や、

ここの左官大変だったな・・・など

作品より気になってしまうくらいです。。。

一番見てもらいのは、入口はいって左右の壁。

左は黒漆喰、右はべんがら漆喰、最高に素敵です。


なんとうりは、企画展以外の時は山本さんの仕事場、住居でもある。

普段は朝から晩までここで制作しています。

すでに住んで一ヶ月にある長屋、住み心地はどうなんでしょう??


「だんだん生活にも慣れてきました。住み心地も良いですよ。

隙間風はあるけれど、ひんやり涼しい感じ。

目の前の通りが学校の通学路になっているので、

朝は小学生に中学生が通って賑やかな通りですね」


と、これまでの生活を話してくれます。


そして、ここに住み始めて地域の方の歓迎の声をよくもらうと言います。


「真っ暗だった長屋に灯りが灯る。地域の方はそれだけでも安心するみたいなんです。

住んでくれてありがとうって言われるんですよ」


だそうです。

確かに、今までの弁天横丁は、かつては夜の賑わいは相当あったでしょうが、

今は夜になれば真っ暗で、近寄りがたい雰囲気だったかもしれません。

そこに人が住み、温かい灯りが付き、生地を織る音が聞こえてくる、

活気的な横丁の変化です。


去年から続いてきた改修工事の様子を見ている方が、

企画展にふらっと立ち寄る光景がありました。

地域の方にも、どんな風に生まれ変わるんだろうと、見守られてきた建物。


山本さんが、「入口に網戸みたいなものがあればいいね」と口にしました。

扉を開くとそのまま外より、網戸があれば雰囲気いいかも、と。

「それなら、これ下げようか」と

入口に下げた絹のスクリーンも自身の作品。

風が通る様子が気持ちいいです。








暑い外から一歩中に入ると、ひんやり涼しい空間。

入口から裏口に風がよく抜け、川越の避暑地と言いたいくらいの気持ちよさ。

こうこうと照らすのではなく、最小限の灯りで照らされる証明がまたいいです♪

古い建物独特な薄暗さを生かしつつ、濃い陰影が癒されます。


外から見た中の薄暗さに足が引かれ、

中から見た外のまぶしさに目が引かれる。

内と外が真逆にくっきりしていました。

静かな時間。居るだけで眠くなる空間。


お二人のテキスタイルは、生活で使えるものの他に、

作品として制作しているものも多数あります。

現代アートのような作品は、一枚一枚の生地を重ねた柱。

二人は職人であり、さまざまな価値を提起していこうとする姿勢はアーティストでもある。

この場所から、作品を通して何通りものメッセージを街に届けていくと思います♪

お茶をいただきながらまったりとし、

ふと、気になっていたことを思い出し訊ねてみました。


GALLERYなんとうり、なんとうりってどこからつけたんですか??

なんとうりという名前、いろんな意味を込めているように感じました。


「私のお祖父さんが俳句をやっていて俳号が『なんり』だったの。

川越には蔵里(くらり)という施設もあるし、同じような語感でいいかなと。

でも、それだけだと面白くないので、みんなでもう一ひねり考えました」


いろんな名前が候補に上がるも、なかなか決まらない状況に、

外を見やると花桃の木が。

ちょうど長屋の目の前にある花桃の木。

この木は川越の隠れた名所で、春になると訪れる方が数多くいます。


この花桃を名前に入れると面白いかも、

なんりに桃を足して、なんとうり、となりました。。。

そして、ここが何通りもの使い方ができる、という意味も込めています。


これから楽しみになる弁天横丁となんとうり。

ここから川越に、いろんな価値や提案を発信していく場所になるはず。

何通りもの道へ展開していく空間です。。。♪









2014年6月25日(水)~6月30日(月)11:00~18:00で開催されているのが、

studio羽65による布展です。







そして、今後の予定は、

2014年7月3日(木)~7月7日(月)で開催される

「My favorite things.」。

これは、改修にあたった川越蔵の会のメンバーが、

それぞれのMy favoriteなものを出品し、展示する企画展です。

個人的にも一品、出品させていただきます。


限られた大きさの「箱」という空間、その中に参加者がそれぞれの思いで

My favorite things.~お気に入りのもの~を表現します。


様々な個性の集まりである川越蔵の会という運動体

その個性が集まったひとつの空間はいったいどんなものになるだろうか?

温かな空気?儚い思い?懐かしい記憶?・・・・

いずれにしても、それはその人のMy favorite things.


お楽しみに♪



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蔵造りの建物が軒を連ねる川越の一番街。

一番街を散策し、北に位置する札の辻交差点まで来ると、

道を折り返したり、曲がって菓子屋横丁に向かう方が多いのではないでしょうか。


札の辻交差点から真っ直ぐ北へ。

ここから北を利用するのは、観光の方より地元の方が多いですが、

明治の川越大火を免れた江戸時代の貴重な建物がそこかしこに見られる地域でもあります。

少し進むと、右手に目を引かれる横丁の入口が。

目にし、ずっと気になっているけれど、足を踏み入れたことがないという方も多いと思います。




建物は昭和なのか、それ以前なのか、とにかく古い年代を感じさせます。

特に手を加えられた形跡もなく、建てられた当時のまま

多くの時間を過ごしてきている佇まいです。


川越最大の観光地である一番街から、ほんの少し歩いたところに、

まるでタイムスリップしてしまったかのような横丁があることを知っているでしょうか。


横丁を進みます。

クランクになった通りがなんとも粋です。

車が入れる幅もなく、通るのは時たま自転車か歩く方が通り抜けるのみ。

静かな時間が流れます。


このあたりは、かつて「芸者横丁」とか「べんてん横丁」などと呼ばれ、

通りの名称から想起させる言葉「三味線」「芸者」などにより

置屋さんがあった場所とわかります。

喜多院裏手や蓮馨寺と同じく、花街として当時は相当な賑わいがあったでしょう。


現在では、老朽化した建物が集まる場所ではありますが、

大正期に建てられた長屋が2棟、土蔵をリノベーションした酒場の建物なども残っています。

一番街の喧騒から離れ、弁天横丁は静かな時の流れを感じることができ、隠れた名所となっています。

歩いていると、どこからともなく談笑する声、下駄の音、風鈴の音、が聞こえてくるよう。。。


弁天横丁を進んで右手に現れるのが、大きな長屋。

細長い七軒長屋です。


大正初期に建てられた長屋の一軒を改装し、住居とギャラリーを併設した場所として

生まれ変わらせようという計画が、昨年から続いていました。

数ヶ月がかりの計画です。


昨年足を踏み入れた時は、建物内はまさに朽ちるに任せた状態で、

呆然となるようなありさまで、

本当にここに人が住めるようになるんだろうか、と思ったのを覚えています。


そこから、綺麗に片付け、汚れを落とし、和紙を壁に貼ったり、トイレやキッチンを入れたりし、

建物が生き返るのを間近で見てきました。

コツコツを手を加えて、2014年3月に見事完成。

ギャラリーとして、そしてすでに住居として、建物は使われています。


改装を行ったのはNPO法人川越蔵の会。

蔵の会では、観光地として賑わいのある一番街から近いこの地区の風情を後世に残し、

あらたな文化発信の拠点を作る試みとして、

埼玉県文化振興課の助成金「文化芸術拠点想像事業」の助成を受け、長屋の改修を行ってきました。

完成させた弁天横丁の長屋は「GALLERYなんとうり」と命名され、

このギャラリーは文化芸術の発信地として、

また、テキスタイルを生業とする山本さとこさんの創作活動の拠点、アトリエにもなります。


そして、2014年6月26日から、なんとうりで山本さんの作品展示がスタート。

生まれ変わったギャラリーでは、

その後も素敵な展示会の予定が控えています。


弁天横丁があるのは、

ちょうど蔵の会の事務局でもある「本町の長屋」のすぐ裏手にあります。

(2014年GWに一日限定で開いた長屋BAR)


裏手にある弁天横丁のことは長く気に留めていて、

どうにかして復活、利用することはできないかと考えていた建物とのこと。

川越の新たな魅力的スポットになるギャラリー、なんとうり、

その完成までの様子を振り返ります。。。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


蔵の会のメンバーが、改修のために長屋に足を踏み入れたのが、2013年11月のことでした。

長屋の中は完全に廃墟状態。



「天井はがしたら結構きれいな構造と天井板(2階の床板)が出てきたり、
壁紙はがしたらピンク漆喰が出てきたり・・・・解体は面白いけど、
埃まみれの1日でした」

と振り返っています。


2013年12月。ここから改修のお手伝いに参加。

長屋に入ると作業は少しづつ進み、

一階の床にはシートが敷かれ、工事に使う道具があちこち置かれています。




ここにあった小料理屋は、元芸者の女将さんが50年以上営業していたお店でした。

数年前に閉店しましたが、女将さんは90歳代までお店を切り盛りしていたそう。


今見るとその面影はほとんど感じられず、荒れ果てた状態。。。

ただ、壁の色合いがなんとも言えず味わいがあって、

卵色、ピンク、黒色の漆喰壁が濃い陰影を作り出しています。

この格子窓から見通す外の風景は、

まったく平成には見えない風情があります(*^o^*)


長屋に蔵の会のメンバーが集まり、これから中を綺麗にして、少しづつ建物に手を加えていきます。

工事を専門業者に頼む部分もありますが、ほとんどが自分たちの手作業です。

一階をギャラリーにし、二階を住居にする、

そのためにはたくさんの資金が必要で、そんな資金はない!?ということで、

できるだけ自分たちで改修しようという計画でした。

また、自分たちの手で長屋を生まれ変わらせることの大事さも認識していました。


細い階段から二階に上がると、畳の二部屋が広がります。

ふすまはやぶけ、畳も擦り切れて、壁はボロボロ。

この二階は住居スペースとなる予定です。

ここが人が住めるようになるのだろうか、と内心思いつつ部屋をよく見ると、

窓の隙間からは風が入り込み、壁にも穴が。畳も少し傾いているような。。。

話しによると、大正12年の関東大震災で建物が傾き、

その傾きのまま今に残るそう。隙間風はその時の傾きのせいでしょうか。


当時のまま残る姿も凄いですが、関東大震災でも倒れなかったことはさらに凄い。

東日本大震災でもびくともしなかった。

この辺りの地盤は相当強いとのことで、

地盤を分かってその上に、今の一番街などの町屋を建てていたのかな、と想像は膨らみます。


ただ、部屋を見渡して、

「自分たちだけの改修で、住めるようになるんだろうか。。。」

迷いは深まります。

ここは、改修後に住む人を捜すのではなく、もう住む人が決まっているんです。

住む人が決まっていて改修を始めます。

その住む方というのが、テキスタイル作家の山本さんです。


一階のスペースをギャラリーとして展示会を開いたり、

アトリエとして仕事場にも使い、二階に住む形。


そしてこの改修には、

山本さん自身も蔵の会のメンバーと一緒になって参加しているんです。

自分が住む場所を自分で改修する。

(壁はボロボロの状態。ここに和紙を張ります)




壁には下貼りとなる和紙を糊で一枚一枚貼っていき、

この上にさらに和紙を貼り、2枚重ねにします。

下地となる1枚目の和紙を壁という壁に貼り終わりました。


壁の幅を計算して、大きい和紙を適当なサイズにカットし糊を付けて貼る。

和紙を綺麗に真っ直ぐカットするのは意外と難しい。

切る部分を一直線に濡らして切れやすくします。

糊を塗るのも付け過ぎてもボコボコになるし、少ないとピタッと壁に付かない。

壁の端に合わせて貼りたいので、細かい部分は慎重に進めます。


蔵の会のメンバーも、山本さんも、和紙を壁に貼るのはまったく慣れていません。

「こんな感じでいいんですかね?」と訊ねても、

う~ん、いいんじゃない、という答え。。。

山本さんからも、まあ、そんな感じでいいよ、と返事。


自分たちで改修する!と決意しても、プロではなく素人。

貼ったところを見ると、少しずれていたり曲がっていたり。

よく見なくても素人仕事なのが分かってしまいます。。。

それでも和紙を貼っていくうちにコツを掴み、

だんだんそれらしく貼れるようになりました。


慣れると自然と分業になっていて、

和紙を切る人、糊を付ける人、貼る人に分かれてスムーズな流れができます。


「こんなに早く貼れるもんだね」


と自分たちで感心するくらいでした。


ただ、単に和紙を貼るだけなら気持ちも楽ですが、

ここに山本さんが住むと考えると、貼る時に手が震えました。

こんな出来でいいのかな、と自問自答しながら貼っていた。


山本さんも、古い建物に住みたいという気持ちから、この長屋を気に入ったそうで、

「こんな古い家に住むっていうのは、多少隙間風があっても

そういうものだと受け入れますよ」

と話していました。


改修といっても大がかりなものではなく、最小限住めるくらいまでしかできない予定。

それでも、ここに住むと決めて自身も参加していました。


テキスタイル作家の山本さんは、同じくテキスタイル作家の飯田さんと

studio羽65というユニットを組んでいます。

二人で活動を始めて30年になります。


これまで、山本さんは狭山緑地の東大和に工房を構え、

飯田さんは軽井沢で、とお互いに工房を構えていましたが、

山本さんは川越に移り住んできます。

今までは「森」をテーマに工房を構えていた。

まるで引き寄せられるようにしてやって来たこの場所では、古い町並みがキーワードになるでしょうか。


作品は基本、ギャラリーでの企画展で発表してきたstudio羽65。

最近まで銀座で企画展を開き、これから伊勢丹新宿店でも予定されています。

二人が織る糸は、絹、麻、ウール等の天然素材です。

糸によりをかけたり、練ったりしてオリジナルの糸にして、

渋木、くるみ、梅などの植物で染めたものを織りあげます。


今までいた東大和は自然溢れる場所だったので、染めに使う材料は山のようにあった。

軽井沢の工房も、大自然の中にある。

糸を染めては干してを繰り返し、一週間くらいかけて色を付けていきます。

それを手作業で織って、完成させる。


絹は扱いが大変で高価なイメージがあるかもしれませんが、

二人が織る絹は中性洗剤で洗えて、乾きやすく、なにより丈夫。

普段の生活での使い心地の良い布が展示されています。


川越で上質なテキスタイルを織りなす作家さんが

活動拠点を構えてくれたことが嬉しい限りです。

しかもそれが、古い建物が建ち並ぶ弁天横丁。

古い建物に住みたいという思いと、ちょっとした縁で、

この地に辿り着いたのでした。


山本さんがこの長屋の二階に住むことになったのは、

いくつもの縁が重なってここにたどり着きました。

もともとは、川越の三番町ギャラリーで展示会を過去に何度も開いていて、

そのギャラリーの方の繋がりから蔵の会を知った。


そして、蔵の会の事務局の裏手にある弁天横丁の長屋を紹介してもらって気に入り、

住みたいと思うようになる。

蔵の会としても、荒れ果てた長屋を活用したいとずっと思っていて、活用の仕方を探っていました。

ギャラリー&アトリエとして文化芸術の発信基地になればいいけど、

どうせなら作家さんに住んでもらいつつ、活動してもらえば面白い。

両者の想いが噛み合いました。

そして、一階をギャラリー&アトリエ、二階を住居とすることで話しが進んでいった。


さてこれからどうなるでしょうか。。。掲げたゴールまで辿り着くでしょうか。

不安を抱きつつ、また来ます。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


また別の日の弁天横丁。

12月は特に作業する日が詰まっていて、

時間を見つけては通っていました。


この日、建物に足を踏み入れて感動したのは、一階に照明が入っていたこと!

暗い中の陰影も綺麗ですが、

灯りが灯ると生活感が生まれて、生きた場所に見えてきます。


(山本さんも灯りが入って感動しています♪)


建物奥に進むと明るい空間があって、土間のような場所があります。

そして、裏口へと出られる扉。

上を見上げると板が敷かれていますが、あちこち隙間だらけ。

雨が降ったら地面に水が溜まりそう。まったく手が入ってない当時のままの状態です。


二階の様子はというと、まだまだ和紙の作業が続いています。

都合の合うメンバーが都合の合う日に集まり、進めています。

いよいよ和紙は2枚目を貼る工程。これが壁となるので緊張の作業です。







糊が乾いたら、いい雰囲気になりそうです。

部屋の中にいると大正ですが、窓を開けると平成、というギャップが面白いです。


横丁側の窓を開けると遠くまで見渡せて、下に歩く人の姿も見え、街との繋がりを感じます。

対して裏口側の窓を開けると、そこは大正のまま。

川越にこういう風景が残っているんだな、と改めて奥の深さを感じます。

手付かずの状態、これを生かす形で活用したいですね。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


2013年12月のまた別の日。

大晦日近くということもあって、新年の準備に街はなんだかソワソワせわしない雰囲気。

一番街を通ると新春飾りがすでにあちこちに飾られて華やかです。

札の辻を越えて、またまた弁天横丁にやって来ました。

何度も通ううちに、横丁に親しみが深くなります。


年末、一番街はあんなに人が多いのに、

すぐ近くにあるこの横丁には人っ子一人いない。

同じ横丁という名なら、菓子屋横丁は人で溢れるばかりに賑わっている、

弁天横丁も活気ある通りに復活する日が来るといいな、としょっちゅうつぶやきながら、

吐く息白く長屋を見上げます。

気持ちを引き締め、中に足を踏み入れました。




改修は素人といっても、さすがは蔵の会。

建築関係の方が多く集まっているので、自分たちでどんどん形にしていきます。

てきぱき作業をする皆さんの姿を遠くで見ていて、

むしろ手を出さないほうがいいのでは・・・?と思ったりしましたが、

まったく人出が足りない状態だったので、

できる限り長屋に来て、お手伝いしていました。

山本さんも毎日のように長屋に来て、改修を行っていました。


ちょうどこの時、蔵の会が関わっている案件がいくつも重なっていて、

2013年クリスマスまで一番街各所で点灯していたライトアップ事業があり、


一番街の夜に散策の楽しみを、と

各お店のWindowに彫刻作品んを展示する

Night Window Galleryを実施。


鶴川座での中村勘三郎の映画上映、

年越しの時の鐘の除夜の鐘のために時の鐘の中に入って綺麗にお掃除、と
12月は特に立て込みました。

それぞれ仕事をしつつ、蔵の会の事業を進め、

みんな多忙を極める中長屋に集まり、コツコツ改修を進めていきます。


長屋の一階はギャラリーではありますが、

奥にはキッチンなどの生活空間も一緒になっています。


壁にこびりついていた紙も剥がして綺麗にしたら、見違えるよう♪


二階に上がると、和紙も順調に貼られています。




下貼りの和紙の上に、

東秩父で紙漉きをしている職人さんのところで手に入れた風合いのある和紙を貼りました。

和紙の2枚重ねとなった壁は、部屋の雰囲気とバッチリ合っています。
全部で何枚の和紙を貼っただろう。

和紙自体が呼吸するので、和紙の壁に囲まれた空間は居るだけで癒されます。


これで今年の作業は終わり。

「よいお年を!」と一堂解散しました。

山本さんからはみんなにプレゼントが♪


来年始めには完成するといいな、と思いを胸に

2013年締めくくりとなりました。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


「ゴーーーン!!」
2014年元旦。新年の幕明けは、時の鐘の上で過ごしました。

(深夜の時の鐘の頂上は風が吹き荒れ猛烈な寒さ!)

蔵の会の大事な事業、時の鐘の除夜の鐘を108人についてもらって

無事に終了したのが深夜1時過ぎ。


今年も良い年になりますように、と願い
弁天横丁の長屋の改修も1月も引き続き行っています。
来るたびに場が生まれ変わっていくのを感じ、

建物は人が手が加わること、人が住むことの大事さを痛感していました。

通って来た日々も終盤戦。
1月、2月、改修もいよいよ大詰めを迎えました。

一階はほとんど完成した状態で、あとは細かい部分を和紙を貼り、

左官屋さんによる左官工事、ボランティアによる塗装、左官工事、トイレ工事でした。


ここの壁は元々は漆喰だったけど、
前の住人は漆喰壁の上に新建材の化粧板を貼っていました。
板を貼るために漆喰壁はずいぶん傷められていました。
釘を打ち付けられたり、胴縁が食い込んでいたり・・・・


担当したのは、生活空間の左官仕事

作業着に身を包み仕上げます。



和紙を壁に貼るのもそうですが、
左官仕事も生まれ始めて経験すること。
お手伝いと言いつつ、貴重な体験をさせてもらえて楽しいです。

左官は、均一に塗るのが本当に難しい。
ムラが出たり凸凹になったり。
そして天井に塗る時には、顔に容赦なくボテボテ落ちてきます。





(こちらが担当した壁、一時間以上かけて塗りました。

この壁を日々見て山本さんが生活すると考えると、申し訳ない気持ちも。。。)


二階に上がると、生活の場としてほぼ完成の様子。
あとは新しい畳と襖を入れるのみです。

去年初めて足を踏み入れた時の姿と比べたら、同じ部屋とは思えません。

襖の張り替えをやるのに、古い襖紙をはがしていたら、

下の方から大正15年の新聞紙が出てきました!
もうパサパサのポロポロ。


2月といえば、記録的な大雪が記憶に新しいです。

暖房もほとんどないような場所で、みんなで作業してきました。

二階の窓から休憩中の様子をパチリ。

こんな風に通りを見下ろし、道を芸者さんが歩いていたのかもしれない、

想像が膨らむ風情ある横丁です。




左官屋さんによるべんがら漆喰!


これにて、改修工事に参加した日々も終わりとなりました。

大勢の手で建物を改修すると、意外とあっという間です。

このギャラリーで開催される展示会もすでに決まっていて、

住む人も決まっている、住む人も一緒に改修する、

やりがいのある改修でした。


自分は時々の参加でしたが、多くの人が関わり、

人によっては週に何日も通って改修にあたっていました。

自分たちの手で蘇らせること。

蔵の会にとっても、それだけこの建物を改修することに意義を感じていて、

みなさんワクワクしながら改修に参加していたと思います。

こういう熱で川越の一番街を復活させてきたと思うと、

間近で姿を見させてもらって、ビシビシと伝わるものがありました。

弁天横丁、きっといい通りになっていくはずです。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


3月。完成した長屋では、

ささやかなオープニングセレモニーが行われました。


山本さんの作品の展示やコンサートも開かれ、

無事に改修が終わったことをみんなでお祝いしました。






合間をみて二階に上がらせてもらうと・・・



これからこの長屋は、山本さんの企画展などのGALLEYとして、

また仕事場として、そして住居として人が集う場所になりそうです。

普段一階に織り機を置いて、日々仕事をしていく予定。

横丁を歩けば、きっと織る音が漏れ聞こえてくるかもしれません。


一番街からすぐ近くにある弁天横丁。
川越に残る貴重な横丁が、今の時代に復活していく様子をこれからも見守ります。

そして、山本さんの本格的な作品展が行われ、

7月始めには蔵の会メンバーによる展示会も開かれます。

個人的にも一つ出品させていただく予定です。


ぜひ、見に来てください♪その模様はまた。。。


弁天横丁長屋、
改修工事の軌跡、終わり。


~次世代の川越へ~


『なぜ人がこない?という議論から約30年前に川越蔵の会が結成された。

以降、一番街電線地中化、伝建指定など様々な保存運動や町並み保存の方策が検討され、

今日の川越がある。

当初の議論からは想像もできない観光客がこの街を訪れ、

メディアがこの街を取り上げる。


しかし、今の川越は当初議論した通りの「まち」になっているのだろうか?

観光客数は増加したが私たちが本来求めた「まち」にはなっていないのではないか。

現在の蔵の会での多くの議論対象はこの事である。

今回、弁天横丁に活動の一考察として新たな提案を行う。

ただ我々が望むのは良質な店舗の集積としての成功である。

この弁天横丁は観光地化された地区から近く、最も可能性のある街区である。


この施設は埼玉県から「埼玉県文化芸術拠点創造事業」の助成を受け、

完成した背景には建物を所有する有限会社麻利の綾部様に多大なるご理解をいただき

この施設の完成に至った。


さて、この場が面する通りは「弁天横丁」「芸者横丁」などと呼ばれ、

往時は賑わいのある場所であったと聞く。

横丁の一角には「見番」があり芸者が多く住まい、

夜の賑わいも相当なものであったと思う。

この街区はそのような複数の建物がそのまま残り、その名残を伝えている。


建物の改修にあたり、留意したことは一つ、出来る限り創建時当初に戻す事である。

限られた予算の中で力を発揮したのは蔵の会をはじめとする

多くのボランティアが担当した。

建物に入ると様々な漆喰の色に驚くだろう、入口左右の壁以外は

細部の補修以外はそのままだ。

そのまま上を見ると、どのような間取りだったのかもわかる。

入口脇には格子、格子の内側には揚戸の痕跡もある。

顔見せも行っていたのかもしれない。

真実を知る者は存在しないが痕跡をひもとくのもいいかも知れない。


この「場」はギャラリー兼工房として機能する。

この施設を通し多くの人が交流し地域を触発し多くの出会いが生まれる事を期待したい。』


特定非営利活動法人 川越蔵の会






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あれから半年、

2013年の冬至から2014年夏至へ。


また川越で、たくさんのキャンドルが並び灯りが灯りました。




小さくゆらぐ炎をじっと見つめる、たくさんの人たちの瞳。

見つめている、それだけでいい時間でした。


去年の冬至の日に灯った灯りに浸り、

次回を楽しみにされていた方も多かった川越のキャンドルナイト。

今年も夏至の日、6月21日に行われました。。。♪


昼から夜へ、その一日を過ごしました。



6月21日に小江戸蔵里で行われたのが、
「T-room親子deワンコインハンドメイドイベント&キャンドルナイト」です。




昼間はワンコインで体験できるワークショップや雑貨の販売があり、

夕方からキャンドルナイトが始まるという、

二つのイベントがコラボして日中から夜まで楽しませてくれるイベントです。

去年の冬至以来のコラボレーションで、

夏至と冬至の日に川越でお馴染みとなってきました♪


昼間のイベントは、

「インテリアを通して、
大人女性の『変わりたい!』をサポート、幸せ度をUPする↑」

美部屋セラピストの堀江梨江 さんが主催。


夕方からのキャンドルナイトを主催するのは、
埼玉県で唯一のキャンドル専門教室、

キャンドルスタジオ川越Twin Tailさん。




Twin Tailさんは、日本キャンドル・ハンドクラフト協会認定校として、

キャンドル・アーティストのインストラクター講習も受けられるスタジオです。

キャンドルナイトをこれまで3回行ってきて、

川越でキャンドルナイトを浸透させてきた存在です。


この二人が手を結んで、共催という形でイベントを開催しています。



さらに、今年の夏至のキャンドルナイトでは、

特別な時間を提供しようと、キャンドルが灯る中
ママさんゴスペルグループ「ブリリアントスターズ西東京」のライブも予定されています♪
曲名
☆My life is in your hands
☆Hey Jude
☆Oh,Happy Day
☆あなたと歌いたい


そして、
川越の書道教室「灯心書道教室」紅樹先生の協力のもと、
書をしたためてもらったキャンドルも展示しています。


キャンドルナイトをここまで盛り上げようとする行動力に感動します。


2012年冬至、同じく蔵里で開催された第1回キャンドルも見ましたが、

当時と今ではまったく別のイベントといってもいいほど、

規模も内容も大きく広がっています。


キャンドルを身近に感じてもらって楽しんでもらいたい、

その一心で続けてきた手作りのイベント。
この日のために200本のキャンドルを用意しました。



日中のハンドメイド&雑貨イベントは、堀江さんの繋がりから

今までの川越では見る機会のない出店が多いのが特徴でした。


☆キャンドル作り体験 キャンドル販売
☆フラワーアレンジ・プリザーブドフラワー体験&販売、
☆ガーランドづくり&ハンドメイド雑貨販売 
☆パステルアート作り ブレスレット&アート販売
☆ニットワークショップ&販売
☆パワーストーンアクセサリーづくり
☆サンキャッチャー作り
★パワージュエルセラピー
★マインドブロック解除
★アロマ占い「姫の芳香(かおり)袋のお土産付き」
★美整顔&ヘッドマッサージ*美容グッズ販売
●彫紙アート作品展示&販売
●インテリアフレーム販売&イベントご予約会



キャンドル作り体験もワンコイン、500円です。

初心者の方でも簡単に作れて、
ダリア・ローズ・ひまわり、花のキャンドルを作ることができました。


Twin Tailさんを始め、作家の方が教えてくれるキャンドル作り。

過去最多くらいの参加者があって、

目まぐるしい忙しさに皆さん嬉しい悲鳴(*^o^*)

それだけこの日を楽しみにされていた参加者の方が多く、

キャンドル作り、キャンドルナイトが浸透してきたのだと思います。






すぐ横のブースでは、人気編み物講師koyuriさんによる、

「ニットモチーフのぬりえワークショップ」が行われています♪


まず、数あるモチーフの中から3つ好きなものを選んでもらって、
専用のインクで塗り絵。
仕上げは、キーホルダーにしてもいいし、ブレスレットも良しです。

大人から子どもまで、たくさんの方が作られていました♪





向かいのテントにも、ワークショップに雑貨の販売がずらり。

初めて見るものが多く、一つひとつに発見がありました。

美部屋セラピストとして、サロンを開設されている方と繋がりがある

堀江さんが声をかけ、出店されている方が多かったです。


出店者さんを見て、蔵里の広場を見渡してみると、

川越には今までなかったイベントだといつも思います。

川越のイベントは、やっぱりどこかに川越らしさがあるものですが、

この日中のイベントには、より非日常感があって特別な時間が流れていました。




志木にある彫紙アートスクール「COLORS」さん。

彫紙というものを初めて知りました。


彫紙(ちょうし)とは、紙をナイフで切って(彫って)

彫った紙を重ねて絵を描くアートです。


例えば紫色の紙に朝顔の一部分を彫ります。


別の色の紙にも、朝顔の一部分を彫り、

彫った紙を5枚重ねて出来上がったのが、こちらの朝顔♪



彫紙アートは日本生まれのアートで、

絵を描かなくても、写真から作ることができる。

COLORSさんは埼玉県唯一の教室です。


紙の温もり、いろんな紙でできる楽しさ、贈り物にも喜ばれる彫紙アート。


絵が描いてあって、よく見ると紙が重なっている、

その驚きは実際に見るとさらにあります。。。



COLORSさんの作品、30枚の紙を重ねた花の彫紙は圧巻でした。。。!



こちらも初めて知った、アロマ占いというのは、

「今の自分に必要な芳香」

「自他に素直になる芳香」

「好きな人が自分を魅力的に感じる芳香」など

10以上あるチョイステーマから気になるものを選び、

この日用意された50本のアロマから、直感で3本手に取ります。




一本目は過去を表し、二本目は現在、三本目は未来を。

例えばローズ、サンダルウッド、クラリセージを選んだら、

それぞれの特徴から自分を占っていきます。

蔵里の広場で、香りに癒されながらのセッションが行われました♪


パワージュエルセラピーは、

耳や足、胸元など効果的なポイントに、エネルギーに満ちたスワロフスキーを貼ることで、

小顔、リフトアップ、骨格調整などの施術を行います。

こういうマッサージも、ワンコインで体験できてしまうのが、

このイベントの楽しいところ。

川越ではなかなかない体験です。


そして、テントの奥にはアトリエ夢生夢さんの

パステルアートの出店がありました♪




こちらのワークショップでは、イルカやクジラのパステルアートを描くことができました。

たくさんの子どもたちが参加して賑やかなブースです♪


アトリエ夢生夢さんは、川越の藤間にあるアトリエ。

先日記事にした「帽子屋トーリさんのちくちく帽子教室 」も、

夢生夢で月に一度開催されています。



午後になっても人足は途絶えず、

最初から最後まで広場は活気に包まれていたイベントでした。


堀江さんとTwi Tailさんのコラボは今回で2回目。

着実に来場者が増え、川越に浸透しています。







16時。


日中行われたT-room親子deワンコインハンドメイドイベントは終了となりました。

ブースを片付ける出店者さん。

同時に、Twin Tailさん始めキャンドル作家さんたちの

慌しい時間が始まりました。


広場の中央を空け、

キャンドルを一本一本並べていきます。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


夕方から始まったキャンドルナイト。

今回が蔵里で3回目の開催となり、

川越で行われるキャンドルナイトとして代名詞となっているイベントです。


16時頃~準備
17時頃 点灯
17時半頃 ライブスタート


日が暮れて、日中の賑やかな時間から静かな広場へ。

この日のために200本以上のキャンドルが用意され、広場に一つひとつ並べられていきました。

キャンドルはTwin Tailさんを始め、作家さんが手作りで作ったキャンドルです。

150本用意したTwin Tailさんは、二週間かけてキャンドルを用意しました。


大きな塔のようなキャンドルから、小さな可愛らしいキャンドル、

川越で活躍する書道家の紅樹さんとコラボレーションしたキャンドルまで、

形も色もさまざまなキャンドルがあり、壮観な光景が目の前に。

これが灯されるとどうなるでしょうか。。。♪



「100万人のキャンドルナイト」。


もともとキャンドルナイトというのは、すでに10年以上前から続いているもので、
全国各地の施設やお店で行われてきました。


夏至と冬至の夜、2時間電気を消そうと呼びかける
「100万人のキャンドルナイト」がスタートしたのは2003年。
遡ること2001年、アメリカではブッシュ大統領が
「1カ月に1基ずつ原子力発電を建設する」という政策を発表し、
カナダではそれに反対した「自主停電運動」が行われました。


この運動をヒントに、日本でもやってみようと言いだしたのが、
明治学院大学教授の辻信一さんでした。
環境NGO「ナマケモノ倶楽部」を作り、またカフェスローを経営し、
そこで行ったのが暗闇カフェです。
それに賛同した有機食材の宅配を行う「大地を守る会」代表の藤田和芳さんが、
会員を中心にキャンドルプロジェクトを実施しました。

他にもさまざまな方が参加し、始まったのが「100万人のキャンドルナイト」です。


それは、何かに対して反対を叫ぶ運動ではなく、
ただ「でんきを消してスローな夜を」それぞれが過ごすこと。
キャンドルの灯りの元で家族と語らったり、子どもに本を読んであげたりすることで、
日常では見えなかったことが見えてくるかもしれません。


NGO発の呼びかけに環境省が後援し、
初めてのことながらもこのムーブメントは日本全国に広がりました。
この年の6月22日には全国約2,300カ所の施設が消灯し、
約500万人が消灯に参加したとされています。



この活動を知ったTwin Tailさんが、

「川越でもキャンドルナイトをやりたい」と動き出したのが、

2012年のことでした。


公共施設でやりたいと行政に働きかけましたが実現せず、

蔵里の存在を知り、第1回となるキャンドルナイトを開催したのが2012年冬至の事でした。


あの時は、まだまだこじんまりとしたイベントで、

今のような雑貨のイベントとのコラボもなく、

日中にキャンドルの体験をやり、夜にキャンドルナイトという内容でした。

(当時作らせていただいたキャンドルです。。。)


そして夜、広場を灯したクリスマスらしいキャンドルたち♪






これが記念すべき川越で行われた第1回のキャンドルナイト。

キャンドルスタジオのTwin Tailだからこそ実現できたイベントで、

キャンドルを扱っているからには自分が実現したかった、と振り返っていました。


そこから、2013年冬至は美部屋セラピストの堀江さんと一緒になり、

日中に雑貨のイベント、夜にキャンドルナイトという

今に繋がる形が出来上がります。





(2013年冬至のキャンドルナイト)


Twin Tailさんが夢を追いかけ、

コツコツと育ててきた川越のキャンドルナイト。

回を重ねるごとに協力する人が増え、夢がどんどん広がっていった。

そして迎えた2014年夏至。


今回の川越のキャンドルナイトで、より特別な時間を演出してくれたのが、

ゴスペルグループのブリリアントスターズ西東京のメンバーです。

ブリスタのことを知ったのは、

去年の11月に南大塚駅近くの栗原造園で開催された、

森のおうちのマーケット あきからふゆのもり






栗原造園さんのイベントに呼ばれて、紅葉が彩る森でゴスペルを聴かせてくれました。

その歌声はパワフルで圧倒され、なにより楽しそうに歌っている姿が印象的でした。

そして、歌う前、歌った後のメンバーの様子が本当に楽しそうで、

歌う喜びに溢れているのを感じました。


メンバーの中には雑貨の出店をしていた方もして、

歌う時間になると雑貨のブースを離れてゴスペルに参加していた。

「ちょっと歌ってくるね」という、その境界線のなさというか、

歌うことは特別なことじゃない、という想いを体言している姿に感動したのを覚えています。

『いつか、川越のどこかでまた聴きたいな』

そう密かに思い、胸にしまって機会をうかがっていました。


そして。

その時は、思いがけないタイミングでやって来た。。。

今年に入ってからだったと思います。Twin Tailさんが、

今年も夏至にキャンドルナイトを企画しているんですけど、

「キャンドルが灯る中で、ゴスペルがあるとより素敵になるんじゃないかと思ったんです。

どなたかお知り合いいませんか??」

そう言われ、真っ先に思い浮かんだのがブリリアントスターズでした。

ダメ元ですぐに連絡し、返事を待ちました。

数日後、喜んで!と快諾の返事を頂きました。。。!


あの、楽しそうに歌うブリスタが蔵里で歌う。

考えるだけでもワクワクしてきました。

なにより、栗原造園とキャンドルナイトという、川越のなかで好きなイベント同士を

繋げられたことが嬉しかった。


Twin Tailさんとブリスタのメンバーは蔵里で打ち合わせを重ね、

当日の時間や曲目を決めていきました。

ブリスタのメンバーは、川越や蔵里を初めて訪れる方もいます。

蔵里の建物に、川越らしさを感じて喜んでいました。

みなさん、川越で歌うことを今か今かと楽しみにしていた。。。♪


そして、

6月21日夏至の夕方。

広場に並べられたキャンドル、一つひとつに炎が照られさていきます。

炎の温もり。

炎のゆらぎは、波のさざ波や星の瞬きと同じような揺れだと言います。

見ているだけでホッとする落ち着きがありました。


歌う前のブリスタのメンバーは、緊張しているかと思いきや、

誰よりもキャンドルの灯りを楽しんでいた♪

早く歌いたいとワクワクしている表情、

キャンドルを目の前にして歓声を上げて楽しむ、

明るく前向きに。

歌、という以上にゴスペルという生き方がそこにありました。


お子さんと一緒に参加しているメンバーもたくさんいて、

子どもと一緒になってキャンドルを楽しんでいる様子に、

川越までわざわざ来てくれてありがとうという感謝と、

こういう場面が見れて川越styleを更新してきてよかった、とすら思った光景でした。

今年見た川越で、一番胸が熱くなりました。。。


それでは。

川越のキャンドルナイト2014夏至。


静かに灯っていく様子から、ゴスペル、そして夜の静かな時間。

炎を見つめるように、この一夜の出来事を見つめてください。。。



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*




















































☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


キャンドルナイト2014夏至。

静かに終了となりました。。。


この日のライブを振り返って、ブリリアントスターズの方が書いています。


『今日は夏至、

うちの団体は子連れ可ママさんサークルで。。。

といろいろな条件が重なり、ライヴ時間はこちらの要望を聞いて頂き、

うっすら暗くなり始めた17:30スタートにさせて頂きました


キャンドルは19時すぎまで灯っていたので、お客様が
「あ~今、さっきの歌聞きたい~」と仰って下さっている方もいて
嬉しい限りです

キャンドルが暗くなる程に、炎がろうろうと揺れていて、とても美しかったです


歌うって幸せ
外で歌う開放感も好き
お客様はどこからともなく手拍子を下さったり、とても温かな時でした(o^^o)
メンバー達も個々に対歌と皆の気持ちが、
出ているな~と。。。

1人1人違うって素晴らしいな~と思いながら皆を見ていました


皆、ソロを歌うのにど緊張だったそうな。。。(⌒▽⌒)
各家庭で頑張って練習していたそうで。。
会場にはあったかいパパ達の視線がありました(#^.^#)

他支部のソロ担当したメンバー達も、沢山頭を悩ませて頑張ってました☆
今日は美味しいお酒が呑めますね(o^^o)


このイベントを紹介下さった方、沢山の準備、環境を整えて下さったりお手伝いして下さった皆様。
大変お世話になりましたm(_ _)m

良き時を、本当にありがとうございます(o^^o)』


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


そして、

翌朝の新聞の朝刊には、ブリスタの勇姿の写真が記事に。

素敵なエンディングでキャンドルナイト、締めくくりとなりました。。。♪



次回は2014年12月冬至の開催です。

お楽しみに。。。♪

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そこは、帽子作りの場であるけれど、
単に物を作るというより
もっと大きな雰囲気にいつも包まれています。
ピリピリでもなく、和気あいあいしつつも真剣に、

ふんわりみんなの夢に溢れた場といえばいいでしょうか。

想像力を膨らませている人の表情はいつだって明るい。
こんな風にしたいな、とイメージを口にすると、
それいいね!とすぐ前から隣から賛同してくれて、
自分はこんな風にしてみよう!とお互いに夢が膨らんで混ざり合う。
テーブルの上には、

大きな風船のような夢が膨らんでいるのが見えるようでした。

きっと、作るのが洋服だったらこうはいかないと思う。
体に身につけるものはどうしたって着心地、肌触りが気になる。
その中で、「帽子」というものは

人の自由な想像力を許してくれて、少しだけ冒険させてもくれる

夢を託せるアイテムなんだと思います。

アクセサリーとも違う、

自分を着飾るというより、違う自分、こうありたいという本当の自分になれる感覚が帽子にはある。
帽子作り教室の現場へ、
いや、みんなが想像力を膨らませ合う場へ。。。


トーリさんのちくちく帽子教室、

前回伺ってから2ヶ月ほど経ちました。

膨らませた夢たちは、どんな形に結びついたでしょうか。


形になった夢、

これから形になろうとする夢、

それぞれのワクワクに触れに行きました。。。♪


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


川越駅からクレアモールを北に進んで、
クレア大橋歯科を右に入って行ったところにあるのが「手手-tete-」さんです。

肉料理×欧風バルのお店として人気のお店。

今は夜のみの営業ですが、

このちくちく帽子教室には手手さんが協力してくれて、

昼間の店内を使わせてもらっています。

そして、

なんとちくちくの合間にお昼ご飯も用意してくれ、

手手さんのあのランチが食べられる貴重な日でもあります♪

こういうことがあるのは、人と人の結びつきがあるから。

トーリさんと手手さんの繋がりがあってのランチ提供です。


お店の中に入ると、すでに今回のちくちく参加者が集まっています。


すでに何回目かの人に、今日初めて帽子作りを始める人、

いろんな方がそれぞれのタイミングで参加しています。


前回のちくちくにお邪魔した時に、

本格的に自分で帽子を作るのは初めて、という方が何人もいました。

ちくちく帽子作りVo.1

「魔女のような帽子(女優帽?)」をイメージしてイラストを描き、

こんな形にしよう、と決まったら

新聞紙を頭に巻いて形を決めていったのでした。

そして、新聞紙から型紙を起こし、自分で持ち込んだ生地を切り抜いていく。

それをパズルのように組み合わせ

縫い合わせたら帽子の出来上がり。


Vo.1での魔女帽は、生地を切り取ったところまでの様子を見ましたが、

家でミシンで縫ってきて、ほとんど完成形になっていました♪

ここから最後の追い込みです。

トーリさんの帽子作り教室、

製作工程を言葉で伝えると簡単に聞こえるかもしれませんが、

いや、実際の製作もそんなに難しくないように思います(*^o^*)

とにかく、みなさん難しい顔などせず「楽しく、自由に」、

自由に描いたイラストが、現実の帽子になっていきます。

夢が簡単に実現してしまう、

その魔法のようなひとときが楽しいです。


本来は、帽子はふらっとやって来てノープランで作れるものではない。

きちんとした製図で型を起こして作っていくもの。

本来はこうする、本来はこうしない、

本来の、という製作からは外れているかもしれないですが、

でも本来を知らない人たちは、

こういうもだと思って楽しそうに作って、自分だけの帽子を作っていく。


道順が違っても、自分で決めた道を楽しみながら進むのは、やっぱり楽しい。

帽子は既成品を買うだけでなく、作れるものなんだと気付かせてくれる教室です。


ラオスの生地で作った魔女の帽子、

最後に裏生地に黒い生地を合わせたいそう。

この外観に、裏は真っ黒、

本当に魔女になってしまうかも・・・?な帽子になりそう。


つばに柔らかいワイヤーを通し、二つの生地をちくちく縫い合わせていきました。

このちくちくには、3回目の参加で完成になりそうです。

参加できない時は家でミシンで縫って進めてきました。


「明日から被って出かけよう♪」

早速、生活のなかで使うそうです。

そんな様子にトーリさんも、

「完成が楽しみだなあ」

と見つめています。

本来の帽子作りに欠かせないミシンですが、

この場に集まって作る時はミシンなしで、

みんなで縫うことにしています。

帽子が手縫いで作れることの感動を知ってもらいたい、と

ちくちくを噛みしめながら針を通していました。


どこまでも自由に、想像力は膨らんで。

帽子を被る、頭に乗せるのとは違う、体の一部になる帽子。

あなたの生活に必要な帽子は??


前回、自然をテーマに

森の中にいるような帽子にしたい、と参加していた方がいました。

今回にも引き続き参加して、製作を進めます。


帽子に蔦が絡まるような感じで、

葉っぱの形の生地を張り合わせたり、芽もあるといいかな、など

まだまだ想像力は膨らんでいくよう♪


生地を見ると四角な形。。。

それを上の方をしばって、頭に被るように。

すっぽり覆われるような形は、

被るというより、纏うという表現が合いそうな帽子です。

纏っているだけで森の中にいるような気持ちに、

世界に一つだけの帽子になりそうです。


「こここうしたいな」

「それならね、こうしたらいいんだよ」

と、トーリさんは穏やかに答え、広がる想像力を支えます。

この場には

それはダメ、無理、という方向がほとんどなく、

一緒になって夢を膨らませて形にしていく様子がありました。


「四季によってつける飾りを変えようかな」

「それいいね♪」

「秋には紅葉、冬には枝」

まさに森。生き物のように変化させる帽子があってもいい♪


始めからゴールを決めて、道順をきっちり決めて、

その通りに進んでいくのとは違う、
進みながらやっぱり自分はこっちに行きたい、と

気持ちの変化で道順もゴールも変わっていってもいい帽子作り。


手作り独特ないびつがあって、それがまた温もりのある帽子になります。

帽子は身につけるものの中でも大きなもの。

それが手作りの温かみのあるものだと、

全体の印象ががらっと変わります。


大体3、4回の参加で一つの帽子が完成するそうですが、

それは目安で何回来てちくちくしてもOK。

蔦が絡まる帽子は、ゆっくりと形にしていきたい、と語っていました。


トーリさんが他の場所で開催している教室でも、

自分が納得するまでとことん時間をかける人は多いそう。

オーソドックスな帽子を作る方が多い中で、

特に時間をかける方は、イラストを描いて新聞紙で形を作るのに、


「一年間、7回くらい参加して決まった方もいるんですよ」


と話すトーリさん。

その方は、雲をイメージした帽子を作りたいと話していた。

雲のモコモコ感を表現したい人だった。

モコモコ感が気に入るまで、新聞紙の膨らみを何度も何度も調整し、

つきつめていたら一年経っていた。。。

ようやく最近、

自分がイメージしたモコモコ感と重なって、

新聞紙をハサミでカットする工程に進んだそうです。


自由であるということは、

自分が本当に好きなものはなにか、つきつけられることでもあります。

自分は何が好きなのか、丸が好きなのか、四角が好きなのか、三角が好きなのか、

何色が好きなのか、

自分の中を探って、自分を知ることでもある。

そうして出た「自分は雲が好き」、は

簡単に譲れるものでなく、つきつめたい気持ちになるのは共感できます(*^o^*)


トーリさんの教室に来る方は、

みんな、自分はこうしたい、こうありたい、これが好きというのがくっきりしている方ばかり。

ノープランで来る方も、

自分と対話して自分が好きなもの必要なものを見つけてイラストを描いていきます。


途中、今までちくちくに通っていた方が遊びに来て、

完成させた帽子を見せてくれました。

この風合いの帽子は、どのお店にも売ってないものですね。

自分と向き合って、自分の「好き」が詰まった帽子でした。



そして、今回から初めて参加する方もいました。

登山がずっと趣味で、

趣味が高じて山小屋で働いていたことがあるくらい山が好きという方でした。

「山を登る時の帽子が欲しい」とちくちくにやって来ました。

今は女性用の帽子も増えましたら、でも既製品では、

ここがもっとこうだったらいいのに、ここがもう少し・・・と

本当に自分が納得できるものが見つからなかった。


山は風が強し紫外線も心配、

つばが広くてしっかり守れるものが欲しい、と5年くらい帽子を探していたそう。

でも、満足できるものが見つからなかった。。。


それなら作ってしまおうと自分で作ることを決意。


「花のような形にしたいな」と、
まずはイラストを描いていきます。

自由な発想で自分が好きなように描いていけばいい、

トーリさんが優しく背中を押します。


イラストを描いている様子を、周りの方も見守り、

可愛いね~♪と声が上がります。

今回集まっていたのは、

今日から作り始める人、

製作途中の人、

今日で完成する人、それぞれ違う工程の人が集まって、

それぞれ自分のペースで進めていました。


何日に集まって何回で完成、という形ではなく、

月に一度の手手さんの教室に、どの回から参加してもOKで、何回通ってもいいちくちく。

まったりとした雰囲気の中、自分に必要な帽子を作っていきます。

イラストが完成したら、いよいよ新聞紙の登場です。

トーリさんのちくちくで、一番の醍醐味ともいえる新聞紙を取り出し、

頭に巻いていきました。

「こうやって巻くんだよ」


「え、こうですか??」


巻き尺を使うわけでもなく、頭のサイズに合わせて新聞紙を巻き、

イラストに描いたような形を作って、テープやホッチキスで固定します。

そうすると、イメージした帽子が現れる♪

この段階で、完成形が実感できてしまうという面白さがあります。

この作り方なら初心者でも作れてしまい、

なおかつ見た目が楽しく盛り上がるという面があります(*^o^*)


始めは恥ずかしそうにかぶる新聞紙も、

慣れるとずっとかぶりながらの光景。

みんなで被り合う光景がまた面白いです♪


鏡で見て、形を確かめる。


「もっと深い方がいいかな」「上はもっと丸みが欲しいな」

この段階で、実際の被り心地を意識しながら形を決めていきます。


さらに新聞紙でつばの部分を切り抜いたら、

テーブルの上に

コスモスのような花が咲きました。

山で被ったらきっと素敵な花に見えるでしょうね。

「先をフイーンってしたいんですけど」

「ああ、フイーンね」

つばの先を少し上に上がる形にしたいそう。

そのやり取りを見ていた隣の方が、

「フイーンで分かるのが凄いよね(笑)」と話して、

テーブルは笑い声に包まれました(*^o^*)


感覚で分かり合える帽子作り、

感覚の言葉だから分かり合える場所。


そしてトーリさん自身も、時々自分の帽子の面倒もしていました。


次の展示会に出品するための帽子。

とがっていて、先が閉じたり開いたりする花のような形でした。



お昼の時間になったら、一旦手を休め、

お待ちかねの手手さんのランチです♪


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



今回から参加した方は、

トーリさんの帽子の展示会に遊びに行った時に

ちくちく帽子教室のことを知り、

自分で作ってみたい、と参加されたのでした。


展示会というのは、
6月川越駅近くにある旧グリーンクラフトで開催した、

「うみの音かぜの音」というトーリさんの作品展示会のこと。


トーリさんらしい自然感溢れる帽子は、

帽子というより自然そのもののようです。

見ていると、被ってみると、

そう、まさに、うみの音、かぜの音が聞こえてくるようでした。


この帽子たちに誘われて、展示会にはさまざまな方が訪れていました。

期間中ふらっと立ち寄った時にも、

偶然の出会いや再会があったり、ずっと会いたかった方とも遭遇したり、

わずかな滞在時間の中でなんでこんな出会えるのだろうと不思議でした。。。(*^o^*)

トーリさん、さすが人を呼び寄せるなあとしみじみしたものでした。


帽子だけでなく、トーリさん作の雑貨や絵本も展示され、

自分で作った歌もウクレレを弾いて歌ってくれたりもして。

優しく穏やかな雰囲気の展示会は、
見に来る方も同じような雰囲気の方が多く、

こういう場で、たまたまでも遭遇できる方っていうのは、

きっと強い縁があるんだろうな、とも思いました。


この展示会にやって来て、トーリさんの帽子が気に入って

ちくちくに参加したのが、山の帽子の方でした。。。♪

「展示会でかぶったトーリさんの帽子がしっくりきて、

連れて帰りたくなっちゃいました」

自然の中に連れて帰りたくなる帽子、分かります。


帽子を自分で作るということ。
もともと帽子作り教室というもの自体少ないもので、
あっても型紙が始めから決まっていて、決まった布から帽子を作ってみる
「体験教室」がほとんど。


実際の生活で使う帽子を自分で作るなんていう話しは

なかなか実感できないかもしれません。
でも、本当に自分が欲しい帽子が

既製品でなかなか見つからない人もたくさんいるはず。
帽子だって自分で作れてしまうんだ、と気づかせてくれたのがトーリさんです。

トーリさんの帽子教室で面白いのは新聞紙を使うところ。

この作り方をしているのは、

日本広しでもトーリさんくらいかもしれません。


ほぼ日刊イトイ新聞で、スソアキコさんが模造紙で作る帽子作りを紹介していた。

それを見たトーリさんは、

「この作り方なら、誰でも簡単に作ることができる。新聞紙でやってみよう」

と考えた。

それが、ちくちく帽子教室の始まりです。


「トーリさん、宇宙っぽい帽子作ったことある??」

「あるよー♪」

と見せてくれた帽子がこれ。。。

木のようなアンテナのような一本が立った帽子は、

買って行かれた方曰く、

「会いたい人と偶然再会したりした」

という不思議な交信ができたりするという。。。(*^o^*)


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


お昼ごはんを食べた後は、ちくちく再開。

いよいよ、ラオスの帽子が完成間近となりました。。。

鏡で確認し、つばが大きめだったので
クリクリッと丸めることに。



この少しのアイディアがとんでもなく素敵に変化しました。。。!
集まったみんなから
「素敵ですね!」と歓声が上がりヒートアップ。
本当に・・・魔女(女優?)になってしまった!


「産まれましたね!」とみなさんから拍手が起こりました。



まさに魔女です♪

みんな被りたいと、回し被り大会となりました。。。



初めて参加した方も、
新聞紙を切り抜いてバラバラにしました。
「もったいない。。。」
寂しそうな言葉を残しながら、帽子にハサミを入れていきます。



ちくちく帽子教室の、ここが実は印象的な場面なんです。
一生懸命新聞紙で形を作り、思った通りの形ができた。
それにハサミを入れてバラバラにする。寂しい気持ちになる瞬間。。。


バラバラにしたパーツを使って、

自分が好きな生地から型紙を起こし組み合わせます。
今日来たばかりで、さっきまでイラストを描いていたと思ったら、

もうここまで来てしまいました。


完成した魔女帽を見て、
「新聞紙が本当に帽子になるんですね」
と、改めてちくちくの魅力に浸っていたようでした。
あの花をこれからどう咲かせていくでしょうか♪

そのコスモスのような帽子は、本当のコスモスのような自然感があって、

山に被っていくというより、山に戻る、ような生き物感がありました。

山に連れて帰るのにぴったりの帽子になりそう。


「自由でいいんだよ」
トーリさんの笑顔に支えられ、きっと可愛らしい花になるはず。


ちくちくのふんわりした雰囲気は、

トーリさんの人柄からなんだと改めて思います。
トーリさんからは、

うみの音かぜの音が聞こえてくるよう。


参加者の方が描かれたイラストを見た時、
製作中の帽子の相談に乗る時、
完全した帽子を見た時、
トーリさんは
「素敵だなあ」とその都度口にしていた。



上手い下手ではなく、
帽子作りを通してその人が膨らませた夢、
自由に発想してくれたことを見て、
素敵だなあってつぶやいていたようでした。


イラストが新聞紙が帽子になり、

生地を組み合わせて、帽子になる。素敵な時間の連続です。


展示会もそうでしたが、このちくちく帽子教室も、

人と人の出会いの交差点の場で、

どんな方がどう想像力を膨らませるのか楽しみな場。


「トーリさん、ありがとうね♪」と、

作ったばかりの帽子を早速被って、お店を出ていきました。


新聞紙を被ったままのトーリさん。。。(*^o^*)

そして

その魔女の後ろ姿は、カッコよかったです。。。♪

月に一度、手手さんで開かれるトーリさんのちくちく帽子教室。
夢の続きへまた。。。


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