適度な量を残さずに食べなきゃな~と思いました
在韓ネットワークブログ記者団の”光州・潭陽モニターツアー” の詳細レポートです。光州に到着し、まず最初に訪れたのは”ピッコウル自然精進料理体験館”。
こちらは2014年、今年オープンしたばかり。光州のお寺”証心寺”とジャビシネン会(자비신행회)が共同で開設した、精進料理と茶文化などを市民や外国人に体験を通して伝えようとする空間で、展示場や体験スペースなどがあり、同時に40人余りが精進料理を学ぶことができるそう。
四季折々の韓国らしい食材を使った、身体にやさしい精進料理を体験することによって、韓国仏教や食文化も皆で学ぼう・・・という事でしょうかね?
建物に入ると、まずかわいらしいお菓子と蓮の葉茶が出迎えてくれました。
館長さんのご挨拶のあと、韓国の精進料理について簡単な映像を見てお勉強。
韓国の精進料理は寺刹料理(사찰음식/サチャルウンシク)と言うようで、肉や魚などはもちろん使用せず野菜中心。野菜の中でも
五辛菜
”五辛菜”という香りの強い、にんにく、ネギ、ニラなども使わないのだそう。五辛菜・・・どれも韓国料理には欠かせない野菜のような気がしますよね。どんな料理ができるのか?いよいよ料理作りのはじまりです。
こちらの体験館では、普段6種類の料理作りを行っているとの事でしたが、今回は時間の関係で、”蓮の葉包みご飯”、”攝山蔘(トドックの焼き物)”、”海苔のチャンアチ(漬物みたいなもの)”の3種類のみを作ることになりました。
まずは先生の説明を聞いて~作り方を一通り目に焼き付けてから~作ります。
まずは、蓮の葉包みご飯から~
蓮の葉に炊いたもち米を載せ、ナッツ類やナツメ、銀杏なんかをトッピング。くるりと包めば出来上がりです。
もち米には火が通っているので、食べる前に蒸して蓮の葉の香りをつけるのだそう。
海苔のチャンアチ(漬物みたいなもの)~
焼き海苔をカットして、醤油やごま油などを混ぜたヤムニョン(調味料)にさっとくぐらせて出来上がり。
攝山蔘(トドックの焼き物)~
皮をむいたトドック(つるにんじん)をたたいて、もち米をまぶして焼きます。焼けたらチョチョン(조청)という、お米から作られた水飴のようなものを塗ったり、酢+コチュジャンのソースにつけていただきます。
さて、私がいたグループは韓国で調理師免許を取得された料理のスペシャリストがいらっしゃったので、気楽に楽しく料理体験をさせていただきました。料理の手際って大事なんですね~勉強になりました(笑)
そんなこんなで出来た料理がこちら!
自分達が作った料理と、準備していただいた他の精進料理で、昼食となりました。
まず驚いたのが、その見た目の美しいこと。韓国料理といえば、大皿や大鍋でバーンッドーンッと言うイメージだったのですが、彩りを考えられた盛り付けがすごくキレイ。
どれも食材の食感や味や香りを生かしつつ、甘味、酸味、苦味、塩味などがちゃんとあるメリハリある味で・・・本当に美味しかった~これまで持っていた、味がない~地味~という、精進料理に対するイメージがガラっと変わりましたね。
塩味、酸味、甘味、苦味、辛さ、渋味
料理を作る前に見た映像の中に、食材を大切にして適度な量を残さずいただく・・・というような内容があり、再度食に対する事を、ちょっと考えさせられた時間でもありました。
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