Oh!X 復刊には驚いたよね | コオロギ養殖のブログ(レトロPCルーム)

Oh!X 復刊には驚いたよね

ソフトバンクから発売されたメーカー別パソコン雑誌 Oh!シリーズ
Oh!PC Oh!FM etc それぞれ 富士通 NEC etcの
パソコンやパソコン用ソフトをパソコンメーカー別に特化した情報誌でした。

Oh!MZはシャープのパソコンや
シャープのパソコン用ソフトに特化した情報誌でした。

OhMZ8501A 
表紙
OhMZ8501B 
裏表紙

1985年1月号のOh!MZです。
裏表紙の広告は MZ-5500 MZ-6500 です。


OhMZ8711A 
表紙
OhMZ8711B 
裏表紙

1987年11月号のOh!MZです。
Oh!MZとしては最後の号です。
裏表紙の広告は X1turboZ です。


OhX8712A 
表紙

1987年12月号のOh!Xです。
Oh!Xとしては記念すべき第一号です。
※裏表紙の広告は1987年11月号のOh!MZと同じ X1turboZ なので省略

OhX8712B 
「Oh!MZ改題 特別記念号」と書かれています。

OhX8712C 
「MZシリーズ,X1/turbo,X68000&ポケコン」
MZシリーズの名前を最初にする所にMZユーザーへの配慮が感じられます。


OhX9512A 
表紙
OhX9512B 
裏表紙

Oh!X第一号である1987年12月号の8年後にあたる1995年12月号のOh!Xです。
この号でOh!Xは休刊した為、最後のOh!Xと思われていた号です。
休刊の悲しさを増幅させるデザインの表紙です。

OhX9512C 
PERSONAL COMPUTER MAGAZINE for MZ,X1 and X68000
最後までMZシリーズの名前を最初に表記していました。
(ポケコンの文字は消えてしまっています)

OhX9512D 
OhX9512E 
X68030compact X68030 X68000XVIcompact
この広告が載った最後の雑誌なのでしょうか?

一般的に雑誌の休刊とは雑誌コードの事情で"休刊"と謳っているだけで
実際は廃刊であるケースが殆どです。
...
..


OhX9800A 
しかし1998年にOh!Xは復刊しました。
非常にまれなケースです。
この時代はX68シリーズは現役機種とはいえず、
殆どがX68シリーズとは直接関係のない記事ばかりです。

Oh!Xというタイトル
X68000に関する記事が少しでも載っていることに嬉しさを感じました。

OhX9800B 
裏表紙はPlayStation用のグランツーリスモです。
時代を感じさせます。


OhX9900A 
99年春号です。
復刊号の半年後に発売されました。

OhX9900B 
裏表紙はマイクロソフトのソフトウェア広告です。


OhX9901A 
99年夏号が99年春号の約4ヶ月後に発売されました。
季刊への期待が膨らみました。

OhX9901B 
裏表紙はぷらっとホームのPCの広告です。


OhX20000A 
2000年春号が99年夏号の約7ヶ月後に発売されました。

OhX20000B 
裏表紙はぷらっとホームのPCの広告です。

この号のX68に関する記事は4つです。

OhX20000C 
満開製作所の広告が貴重に感じられます。


OhX20001A 
2001年春号が2000年春号の約11ヶ月後に発売されました。

OhX20001B 
裏表紙はTDKのデータ通信用USBアダプタの広告です。

この号のX68に関する記事は2つです。
もうOh!Xとして発行することも限界のような気がしました。
事実、この号が最終号となりました。
(今後復刊しなければの話ですが)

OhX20001C 
満開製作所の広告が貴重に感じられます。
(満開の電子ちゃんは最後まで電子ちゃんのノリの広告でした)


最後に
OhXson 
記事ではありませんが一番印象に残っているのが
98年復刊号の編集後記の一文でした。

>「多少赤が出ても続けてはどうか」と,
>うちの社長にしては異例の発言も出たようだが

1995年のOh!X休刊当時を振り返って書いたものです。
この時点(1995年)でOh!Xがソフトバンクの雑誌として最も古い雑誌でした。
※Oh!XとOh!PCは同時創刊だったようです。Oh!PCはまだ続いていたので、
 当時Oh!Xは最も古い雑誌の一つということになります。
「社長」とあることからこの発言は孫正義社長の事だと思います。
孫社長としても自社の雑誌として最も古い雑誌の1つであるOh!Xが
廃刊してしまうことを危惧していたのでしょう。

END