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2012-01-30 16:17:58

「One More マシュマロ通信」山本ルンルン先生にインタビュー!その5

テーマ:「マシュマロ通信」

山本ルンルン先生(以下、ルンルン):
新聞部のメンバーは、最初の設定では7人ではなく5人だったんです。 
さらに、今はいないキャラもいたんですよ。
メンバーのキャラ設定も、今とはちょっと違うものでした。
例えば、クローブは音楽オタクじゃなくて何でもメカを作っちゃうとか博士みたいなキャラ。
ジャスミンも見た目黒髪のもっとくるくるした髪型だったし
もう少し普通の……気立てのいい普通の女の子も出すつもりでしたね。
クラウドは魔法使いで、魔法のステッキみたいなのを振ると
7人の神様が出てきて願いをかなえてくれるという設定でした。

コン平(以下、コン)えっ、そうなんですか!?
なんでこんなに設定が変わったのですか?

ルンルン:最終的に、なんでこうなったのか忘れちゃいましたが(笑)
結果的には、シナモンが一番暴走しましたね
あそこまでいっちゃってる子にするつもりは無かったのですが‥?。
作っていくうちに、それぞれのキャラの濃さが
だんだんと過剰になっていきましたね。

糖子:でも、この街で起きる不思議な現象に
彼女のキャラクターが一番マッチしていますよね。

ルンルン:確かにそうかも。
ただクラウドは自分でもいじめすぎたかなあって思います(笑)
読者の方がイラストを描いてネットにアップしてくれているのを拝見することがあるのですが
イラストのなかで、クラウドはよくサンディにいじめられてますよ。
みんなクラウドを見たらいじめたくなる気持ちが
むらむらとわき上がるんじゃないですかね。

糖子:漫画の中のマスコットキャラって
それほどにひどい目に合うことはないと思うんです。
むしろひどい目にあうのは主人公、というケースが多いように思いますが‥?

ルンルン:確かに。突然やってきたマスコットキャラに
使命を託されたり、お願いをされたりして、やたらと振り回されるのが普通ですよね。
それと全く逆のことをやっていたんだ(笑)、全然気づかなかった。

コン:ドラえもんだったら未来に帰ってますよ。

ルンルン:やっぱりそこがクラウドの可愛いところなんですよね。
本人も何で来たのか分かってないし
帰りたくてもどこに行けばいいのか分からないし。

糖子:役立つわけでも役立たないってわけでもなく
四次元ポケットもないし飛べるわけでもないし

コン:ただ可愛いだけの生き物ですね。

ルンルン:本人もそこにすら気づいてないですもんね
自分が果たして可愛いのか。

コン:でも最終話では、クラウドはちょっと重要な
ポジションにいますよね。 

ルンルン:サンディにとって、
特に役にも立たない、可愛いだけのクラウドが来てくれたことで
何が起きたかというと、彼女はすごく人間的に成長できたんです。
そういう気持ちをみんなにも味わってほしいし
あわよくば、読んでいるあなたのところにも来るかも? 
という思いも、最終回にこめました。

コン:他の新聞部のメンバーが大人になったその後についても
触れられていますよね。

ルンルン: ルンルン: 新聞部のみんなは、
みんな自分のやりたいことが明確なので、迷いがないですね。
実際はもっときっと悩んだり、興味の対象が変わったり、
いろいろあると思いますけど。
あと、これを描いていたときと、今現在と、
世の中の状況も変わっていますよね。
昔ほど外国とか都会に憧れて、
なにかを成し遂げたいって気持ちを抱いている人は減って、
地元で、家族を大切にしながらゆっくり生きたいって人が
増えているという話も聞きます。
実際はどうなんでしょうね。

コン:二極化している気がします。
やりたいことをやるために頑張っている子もいれば
早く会社をやめて、お嫁さんになりたいって子もいる。
もちろん、それぞれ大変なこと、幸せなことがあるし
決して比較できることではないですが、
夢中になれることが見つからない人は多いんじゃないでしょうか。

ルンルン: ルンルン: 中には「好きなことを見つけたい」って
頑張っている子もいますよね。
みんながみんな、好きなことや夢中になれることがあって、
それに向かって突き進むべき
なんて、脅迫観念的にそう思ってるのだとしたら、
つらいです。

コン:ないはないでいいと思うんですよね。
不思議なのは、みんなどこかで
「何者かになりたい」っていう欲求だけは持っている。
夢中になるものがあるべきだって。

ルンルン: 「マシュマロ通信」を書いてたころは、
そんな気持ちもあったと思うんですよね。
みんな好きなこと頑張ろうよ、という気持ちが強かったように思います。
でも今はちょっと違うかな?
「こうあるべき」なんてことはひとつもないと思うし良い悪いもないので
人と違うことであせったり、危機感を覚えたりすることはないと思います。

コン:今回の「One More マシュマロ通信」にも、そういう回がありましたよね。
バジルが好きな男の子に振り向いてもらいたくて、
でもそのために自分を変えるのは……っていう。

ルンルン:あれは、当時の路上詩人ブームがちょっと嫌で、
いじわるな気持ちで描いたふしがありますね(笑)。
路上詩人の人が嫌ってわけじゃなくて、
むしろ詩を書ける人にはあこがれがあるんですけど、
ブームになると、それを茶化したくなってしまうんです、すみません。

糖子:新聞部のみんなは、強烈に自分を持っているキャラたちですね。
ジャスミンの「うそやごまかしをいいたくなかった」というセリフにも
よくあらわれていますよね。

ルンルン:漫画家になり立ての頃って、
自分の書きたいことしか見えてなくて
あんまり読んでくれている人のことまで気が回らなかったんです。
でも「マシュマロ通信」を書くようになって変わってきたかなあ。
小学生って、自分が通ってきた道でもあるけど、当時自分が感じてたこととかを
今の小学生の子たちにもリアルに感じてもらえるか、気にするようになってきて。
でも読者の子からのお便りを読むと、友達のことで悩んでいたり
学校や家庭で楽しいこと、悲しいことについて書いてあったり……。
その内容が今も昔もさほど変わらなくてほっとしました。
読んでくれる人のことを気にしすぎてもいけないけど、そのへんはバランスですね。
自分がおもしろいと思ったことを、同じように感じてもらえたらうれしいです。

コン:そんな多感な時代を過ごしている小中学生や
自分探しに疲れた人にも読んでほしい漫画だなあと思います。 

糖子:今回収録した7作+かきおろし以外にも
じつはまだ9作未収録作品があるそうですね。
「それが載った続刊が出るかどうかは売上しだいとなるようです」
と、あとがきにありますが…(笑)

ルンルン:ホント、世知辛い話ですみません。
オールカラーなので、どうしても赤字になりやすいんですよね。
10巻が前の出版社さんから出せなかったのもそれが理由で…。
この本を出す時も、9巻が出てから7年もたってるので
読者の方に受け入れてもらえるか、すごく心配だったんですが、
ツイッターなどを通して応援をたくさんいただいて勇気が出ました。
いまは今回収録できなかった作品も、ぜひ世に出したいと思ってます。
よろしくお願いします!

コン: この本は、大人が子どもにプレゼントしても面白いし
大人が大人にプレゼントするのもありですよね。
先生、すてきなお話ありがとうございました。

ルンルン:こちらこそありがとうございました!

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2012-01-21 17:43:03

「One More マシュマロ通信」山本ルンルン先生にインタビュー!その4

テーマ:「マシュマロ通信」
糖子:キャラクター人気投票では、20代女性からの応募も
多かったそうですね。やっぱり、登場人物がおしゃれですもんね。 
 
コン平(以下、コン):洋服のデザインは、何を参考にして描いているんですか?

山本ルンルン先生(以下、ルンルン):60~70年代のファッションやカルチャーが
大好きなんです。この時代の画集や広告集、映画も好きですね、
特に好きなのが、ヒッピー・ムーヴメントのひとつである
フラワーチルドレンみたいな、ちょっとどぎつい雰囲気に
惹かれるんです。

糖子:本作でも、本領が発揮されていますよね。
ホットパンツにブーツの組み合わせもすごく好きです。かわいい!
小学生なのにオシャレだなあと思います。
 
コン:今の小学生も可愛いですよね。街を歩いていると、
20代女性のファッション誌に出てきそうな、トレンド満載の洋服で
歩いている子をよく見かけます。

ルンルン先生:そもそも、販売している服がかわいいですよね。

コン:コン平が小学生の頃って、
普段着といえばジャージでしたよ。
3本ラインのジャージが流行ってて、
喜んではいていました。
そんな子は、新聞部のなかにはいないですよね…。

糖子:かわいいのはキャラクターのファッションだけじゃなくて
ヨーロッパの街並みを彷彿とさせる建物が可愛いなあと思います。
扉絵は全て先生が書き下ろしているそうですね。
やっぱりヨーロッパにはよく行かれるんですか?

ルンルン先生:実はヨーロッパに行ったことがないんです(笑)

糖子:えっ! 意外!

ルンルン先生:行くなら、チェコとかポルトガルとかベルギーに行ってみたいです。

コン:町並みで具体的に参考にしている街とか

ルンルン:今はそんなに意識してなかったんですけど
チェコ・ポルトガル・イギリス・フランス・
ドイツ・東ヨーロッパ全般がすごく好きです。
気候によって窓の大きさとか建物の造りとか違うんですよ!
特に多いのはオランダの建物ですね。
私が可愛いなと思ったのをミックスして描いているので
実在するものとはちょっと異なる部分も多いのですが。
とにかく、ビジュアルが最高に可愛いんですよ!
チェコとか東ヨーロッパは可愛いけどややシックで
フランスとイギリスはグレーの建物が多いですね。
 

コン:個人的には作中で描かれている窓が
どれも真っ黒なことが多いと思ったのですが……

ルンルン:これはね、多分白黒の漫画を書いていたときの癖ですね(笑)
日中は大抵外が明るくて、建物の中だと暗いですよね。

コン:書き込みが細かくて、一コマ一コマがきちんとした
イラストとして成り立っているなあと思います。

ルンルン:私、建物を見るのも描くのも好きなんですよ。
だから自然と舞台が外国になっちゃうんですよね。
現在の日本となると、こういう風景は描けないので……。
 
糖子:手を抜いてないなって思うんですよね
窓も看板一つをとっても。

ルンルン先生:絵が下手だっていうコンプレックスがあるんで…(笑)

コン:そんなコンプレックスがあるんですか。

ルンルン:あります。絵がなかなか上手くならないっていう
気持ちはすごくありますね。
細かな設定や描き込みにこだわるのにも


2012-01-20 01:00:41

「One More マシュマロ通信」山本ルンルン先生にインタビュー!その3

テーマ:「マシュマロ通信」
糖子:新聞部のみんなは、何か夢中になれるものを
はっきりと明確に持っていますよね。
だからこそ、キャラクターの個性が際立っているように思います。

山本ルンルン先生(以下、山本):
実際にこんな小学生がいたら
ちょっとびっくりしちゃいますよね(笑)
彼らはちょっと達観しているんですよ。
人にどう思われてもいいやっていう思い切りがあるし
だからこそ自分のやりたいことに夢中になれている。
物語を進めていくうえで
とても動かしやすいキャラクターたちです。
 

コン平(以下、コン):現実世界では、大人になっても自分がやりたいことが
分からないことのほうが多いような気がします。
だからこそ、彼らのストーリーを見ていると
なんだかうらやましい気持ちになりますね。
やりたいことのある青春時代って、楽しいのだろうなあと。

糖子:ライムみたいに、
やりたいこと=デートってパターンもありますけどね。
 
コン:物語のなかに、ライムの家庭が描かれているシーンが
ありますよね。
とっても女性を大切にする父親と、その愛を一身にうけた母親。
何より、女の子が大好きなライムに
わがままなお姉ちゃんが二人もいるのには納得ですね。
やっぱりモテる男子には女兄弟がいるのだなあと思いました。
 

ルンルン先生:ライムって実はシスコンなんですよね(笑)
骨の髄まで女の子が好きなんでしょうね、きっと。
ライムが生まれるまでは、女性の奴隷的な役割をお父さんが担っていたんでしょうね。

コン:ライムのモデルになった方はいるんですか?
 

ルンルン先生:さすがにいないですね(笑)
ここまで女ったらしな自分をはばからず
隠すことなくやり通せる人って現実にはなかなかいないんじゃないかな。
ライムはモテるようでいて、実はかなりのずっこけキャラですけど
実際いたら憎めないかもしれません。
あまりにも必死で、そこまでしてもモテたいの?って感じですよね。

コン:一見、ライムってちょっと嫌味なキャラ?と思いきや
実はお姉さん思いで優しいところもある。
何より、自分が大好きな女の子に対して必死な感じが
なんだか憎めないんです。

糖子:新聞部のメンバーは、みんながやりたいことに必死だからこそ
どこか憎めない、愛らしさがありますよね。
 

ルンルン先生:そう思ってもらえると、ありがたいです!
キャラクターを考えるとき、
読者のあこがれの対象になるようなキャラクターは作りたくなかったんですよ。
新聞部のみんなは、クラスのなかでも浮いた存在なんです。
そういう、ちょっとみんなに笑われている存在をいつでも主人公にしたくて。
憧れるっていうより、ダメで愛せる人をつくりたいと思っています。
これは本作に限らず、すべての作品にも言えることですね。
面倒なんだけど嫌いになれない人をいつも描きたいなって思ってます。

コン:それって、もしや先生ご自身の好みもあるのでは?

ルンルン先生:そう!(笑)
私、面倒な人がすごく好きなんですよね。

糖子:それは異性でも友人でも?

ルンルン先生:そうかも。
ああ、好みがばればれですね(笑)
 


2012-01-17 15:52:21

山本ルンルン先生からのメッセージ到着!

テーマ:「マシュマロ通信」


いよいよ今週「One More マシュマロ通信」が発売!
山本ルンルン先生からメッセージをいただきました~♪♪♪ 

既刊の1~9巻は、電子書籍でいますぐ読むことができます。
まだ読んでない方は、この機会にぜひ!


パソコン・スマートフォン用サイト・honto
http://hon-to.jp/

携帯電話用サイト・実日ケータイ書店
http://jcomic.jp/ 

※発売日は19日ですが、一部地域では20日となる可能性もあります。ご了承ください!


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テーマ:ちま犬しばのすけ

今日の夕方、フジテレビスーパーニュースという番組で「ちま犬しばのすけ」特集が放送されます。
著者のかずはしともさん、カメラマンのちばみゆきさんも登場!
イベントにご参加いただいたワンちゃんも、ちょこっと映るかも…?

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