1.現実は厳しく、将来は暗く、世間は冷たい

男女にかかわらず、30歳を過ぎて独身の人は、まずこの言葉をかみしめてほしい。あなたには自分の置かれている現実が見えているか? 将来の生活設計を立てているか? 言いにくいこともあなたのためだと苦言を呈してくれる友人はいるか?



2.世間の人たちは「本音」と「建前」を使い分けている

30代の結婚は焦らず、じっくり」、「男は(女は)30歳から」、「あなたの魅力が分からない男が(女が)悪い」。これらは「建前」である。世間の人たちが本当に考えていること(本音)は全く違う。あなたは周りの人たちの言う「建前」を本気で信じているのではないか? みんなが「結婚」や「人生」や「男」や「女」や「あなた」に対して、本当はどう思っているか知っているだろうか?



3.自分の人生は自分で責任を取るしかない

「本当に好きな人と愛し合うことが結婚である」、「妊娠、出産は30代でもまだまだ大丈夫」、「結婚だけが人生じゃない」。もちろん、そういう考え方もあっていいだろう。その人がどんな考え方をしようと自由である。ただ、その責任は必ず自分が取らないといけない。一切言い訳はできない。あなたは自分の責任をとり続けながら、一生生きていかないといけない。あなたの代わりにあなたの人生の責任をとってくれる人は、世界中に誰一人としていないのだ。



4.「早く結婚したい」という気持ちが大切

男女にかかわらず、30歳を過ぎている人は結婚を焦ってほしい。「焦らず、じっくり」「マイペースで」というのは20代の人たちには通用しても、30代の人には通じない。すでにもう遅いのだ。電車に乗り遅れて、みんなから取り残されてしまっていることをまず認識すべきである。



5.夢はあきらめること

本や雑誌やネット上などで、芸能人や著名人がよく「夢をあきらめないことが大切」だと言っている。しかし、あの人たちは自分たちが夢を実現したからそんなことが言えるのだ。数百人の成功した芸能人やスポーツ選手、経営者、著名人の足元には、何万人、何十万人、何百万人もの夢を実現できなかった人たちが存在する。夢はあきらめ、現実を受け止め、地道に生きるべきである。



6.お見合いは「釣り合い」である

お見合いは、人間の本音、醜いエゴがものすごく出てくるところである。そこでは建前やキレイごと、個人的な問題、運のなさ等々の言い訳は一切通用しない。男性は年収、勤務先、見た目(ルックス、雰囲気、性格、健康状態)、学歴、家族状況で判断され、女性は見た目(ルックス、雰囲気、性格、健康状態)、年齢で判断される。いくらこちらが「この人は自分の結婚相手として適当だ」と相手のことを気に入っても、相手からも同様に「この人は自分の結婚相手として適当だ」と気に入ってもらえなければ、お見合いさえできない(釣り書・写真の段階で、はねられる)。つまり、お見合いは男女それぞれの「この二人は釣り合っているか、いないか」の判断によって決まるのであるが、今、同世代の異性があなたを見る目は、あなたに下す判断は、非常に厳しい。自分に対するあまりの点数の低さに愕然とするほどである。そう、あなたは同世代の本気で結婚を考えている異性からは、自分が思っているほど評価されていない(だから、いまだに未婚なのだ)。



7.結婚相談所や結婚情報サービスに入会すれば、素敵な出会いが待っているわけではない

新聞やネットなどを見ていると、結婚相談所や結婚情報サービスの広告が掲載されている。女性タレントの美人さんやイケメンの若い医者がにっこり微笑んでいて、思わずこのような若くて癒し系の美人さんや爽やかなイケメンの医者と結婚できそうな錯覚に陥るが、そんなことは絶対にない。もちろん、入会者の中にはそのような美人さんやイケメン医師がいるかもしれないが、あなたはそのような人とはお見合いさえできない。「いや、できる」という人は、男性なら高年収、女性なら若い美人さんであるが、そんな人はお見合いをするまでもなく、すでに結婚しているはずだ。それがまだ結婚できていないということは、何らかの「問題」(同世代の異性が結婚相手として判断したときの問題)があるということになる。



8.結婚相手は選ぶのではない。選ばれるのである

お見合いをしたり、お見合いパーティーに行くと、たくさんの異性の中から自分の好みの人を選べるような錯覚に陥るが、もちろんこれは単なる錯覚である。いくらこちらが良いと思っても、相手からOKをもらわないことにはお見合いさえできない。お見合いとなると、自分はどんな異性を選ぶのか、自分が希望する結婚相手の条件に目が行きがちだがそれは間違っている。「自分はどのような異性からなら、選ばれるのか」を考えて、お見合いやパーティーに臨まないと、なかなか選んでもらえず、婚活が進まない。つまり、「どのレベルの異性からなら、自分は選ばれるのか」という見極めが大切であり、そのレベルは自分が思っているより、かなり下であることを覚悟すべきである。



9.希望条件の数をギリギリまで絞り、あとはあきらめる。さらに、希望条件はギリギリまで下げる

男性が結婚相手の女性に求めていることは数多い。顔、体、年齢、性格、雰囲気、健康、頭脳、一般常識、学歴、趣味、その他家族状況(親、兄弟、親戚)などに何も問題のないことなど。しかし、全部の条件を満たす人がたとえいたとしても、そのような素晴らしい人はあなたを選んでくれない。そう、条件は1つか2つまでにするべきである。男性にとって絶対に譲れないと思われるのは、女性の年齢だと思われので、「34歳以下の女性」ならどんな人でも構わないというところまで、条件を下げられれば、絶対に早期に結婚できるはずだ。特に、男性は女性のルックスに非常にこだわっているが、ルックスにこだわっていては、なかなか結婚できない。ルックスをあきらめれば、道は開ける。または、僕は最後まで妥協できなかったけれど、「高卒OK」で探せば、何とかなるかもしれない。一方、女性は、男性の年収に執着するのをあきらめ、「まじめに前向きに仕事をしているのであれば、年収にはこだわらない」と考えられれば、道が開けるかもしれない。



10.30代の未婚者は男も女もロクなものが残っていない

素晴らしい人たちは20代で結婚している。30代で結婚していない人は、異性から見て結婚相手としてあまり魅力の感じられない人か、本人の価値観が普通でない、つまり結婚に対して前向きになれない人ということである。結婚に対して前向きでない人は、結婚に前向きな普通の異性から見た場合、「変わった人」「結婚生活に向いていない人」と思われ、なかなか結婚できない。結局、30代の自分はもちろん、結婚相手の候補者たちとなる同世代の30代の異性たちも、結婚相手として好感が持てるような人はあまり残っていない。つまり、あなたは結婚相手の条件に対してあきらめることが必要なのだ。それに早い段階で気づくべきである。



11.婚活の期限を決める

婚活して結婚するまでは、いくつかの段階を踏んでいかなければならず、すぐに結婚することは無理である。最短コースを考えてみても、①仲人さんや結婚相談所、結婚情報サービスに申し込み、相手を紹介してもらい、相手を選び、相手に申し込み、相手からOKが出て、お互いの日程を調整して「お見合い」するまで最速1ヵ月 ②結婚相手と出会って、交際OKが出て、交際し、婚約(両親顔合わせ)まで最速3ヵ月 ②婚約から挙式・披露宴、新婚旅行、新居入居までは最速3ヵ月から半年はかかる。つまり、今すぐ仲人さんに申し込んでも、結婚までは最速7ヵ月から一年程度はかかる。だから、はっきり言って、相手をえり好みしている余裕はない。お見合いやお見合いパーティーに行く期間は半年程度と限定し、その期限内で出会った人と結婚を決めるべきである。



12.結婚相手の条件は数値化できるものにする

つまり、見た目や性格、相性、価値観、好き嫌いといった感情など、数値化できないものは全てあきらめることである。その代わり、年齢、年収や学歴(偏差値)、身長、体重など、数値化できるものは、ギリギリまで希望条件を下げた上で、こだわっても良い。



13.お見合いは最初に紹介してもらう人がベスト

断っても最初に紹介してもらった人以上の人は、もういない。最初に紹介してもらった人が仲人さんの持っている釣り書・写真のベストの人なのである。



14.お見合いは最初に申し込んできた人を断ってはいけない

あなたに最初に申し込んできた人は、あなたのことを本当に気に入って申し込んできている可能性が高い。そして、そのようにあなたのことを気に入ってくれる人は、実は婚活市場には非常に少ない貴重な人なのだ。だから、そのようにあなたのことに好意を持ってくれている貴重な人を断っては絶対にいけない。後で後悔することになる。



15.お見合いは断ってはいけない

お見合いを断ると、「縁」が逃げる。お見合いをすればするほど、断れば断るほど、縁が逃げる。また、相手から断られた場合は、さらに縁が遠ざかり、非常なダメージを受けることになる。だから、お見合いをする場合は、「必ずこの人と結婚するんだ」という決死の覚悟ですべきである。軽い気持ちで、気に入らなければ断れば良いというようないい加減な気持ちでするべきではない。お見合いを断れば、次のお見合いであなたは断られることになるだろう。



16.結婚は誰とするかではなく、いつするかが重要である

結婚相手は、そんなに変な人でなければいい。男性であれば、酒やバクチや女に振り回されない、そこそこまじめに働く人であればいい。女性であれば、30代前半までの若い人で、健康で常識的であればいい。そのような普通の相手と20代のうちに結婚することが大切である。30歳を過ぎてまだ結婚していない人は、一日も早く、結婚すべきである。それがこのブログで、僕が最も言いたかったことだ。



本当に、おまえたち、いい加減に結婚しろよ!