サラ金 利息



本日は消費者金融のお話を。


消費者大手のA社の有価証券報告書を見ますと、面白いことが分かります。それは、消費者金融の利息が如何にバカバカしいかということです。


その会社A社は、27.375%の金利で個人に融資しているようです。例えば50万円をつまみ(借りる:ご存知なにわ金融道用語)、12ヶ月元利金等払い(元本と金利の合計が毎月同じ)で返済しますと12ヶ月で合計77,200円の利息を払うことになります。(27.375%の金利自体、利息制限法違反ですが刑事罰を問われないという、私のような法の素人にはよくわからん状態です。ただし金融業者が年29.2%を超える金利で貸付をすると出資法違反となり、刑罰が科されることとなります)


では、A社は77,200円の利息を得るのにどれだけのコストがかかっているのでしょうか。


A社は50万円を貸すことにより77,200円の利息収入がありますが、その内資金調達の金利コストとして約4,900円しか払っていません。顧客への貸出金利は27%以上ですが、調達金利は2%に過ぎません。粗利的には25%もの金利を得ています。

その会社はとても有名で、かわいいお姉さんがTVCMでくねくねして、また店の前ではティッシュを配りまくってますがその宣伝費に2,600円かかっています。


従業員の給料(福利厚生を含む)に、6,790円かかっています。


そして、最も高いコストは何かと言いますと、貸倒コストで約25,400円かかっています。別の言い方をすると消費者金融できちんと返済をしている顧客の金利の30%以上は、返済ができない顧客の尻拭いに使われているということです。いかに貸倒を減らすのかが消費者金融の付加価値といえるでしょう。


税引き前の当期利益は21,200円で、税引き後の当期利益は12,300円です。


ごく大雑把に要約しますと、金利の内30%が貸倒コスト、40%が貸倒以外の事務経費、30%が消費者金融の儲けという構造です。


まじめな顧客が、何らかの事情があって支払いができない顧客の肩代わりをするという消費者金融のビジネスモデル。まさに、ご利用は計画的にという感じです。

AD

コメント(2)