2001年末から2002年にかけて丸紅(8002) は、経営危機に陥り株も売り叩かれていました。ところが確かに業績は最悪でしたが、詳細に分析してみると売掛金の回収スケジュール、手元資金、コミットメントライン等から少なくとも1年間以上の資金繰りは全く問題無いことが分かり、確か80円台にまで売り叩かれていた時に買おうと思いました。


しかしながら、証券会社にいる友人に丸紅を買おうとしたところ、「プロでも売っているんだ。絶対に買うな」と言われ、「ああプロでも売るんだな」と妙に納得してしまい買いませんでした。


でもその後の株価回復はご存知の通り今ではその時に5倍以上の株価をつけています。


その時の教訓として、プロが何を言おうが自分で納得いく分析をした限り、自分の判断に従うことが大事だと学びました。特に今から思うと、その時にプロが売っていたのは株価が100円を切れば自動的にロスカットをするという社内規定があったからでしょう。つまり、プロは全然自由ではないのです。もちろん会社組織に属している以上、そのような社内規定に従うのは当然です。逆に言うと我々個人投資家は、全く自由です。10円の株価でも上がると判断すれば買えますし、今塩漬けであっても5年間待つことが可能です。時間的制約はありません。ネットにより、個人も今やプロに比べての情報格差が少なくなってきています。


大手証券のレポートに惑わされること無く、それぞれの判断で投資しましょう。

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巧名が辻 

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土佐藩の藩祖、山内一豊の生涯を描く長編小説です。

司馬 遼太郎
功名が辻 (1)

歴史上の大人物ではありません。自他共に認める、凡庸、無能であるうだつのあがらない侍一豊が、非凡なる賢妻のサポートの下、ついに一国一城の主になっていく様を描いた大河小説です。現代で例えるなら、ソニーの発展に地味ながらも貢献し、盛田昭夫に気に入られてあんまりソニーにとって戦略上重要ではない子会社を譲られて出資まで受け、名証セントレックスまでこぎつけられたという感じなのではないでしょうか。(ほんまかいな)


信長、秀吉、家康といった巨人の物語の中で、凡庸である人物を描いているにもかかわらず決して読者を飽きさせない作者の描写力には、改めて感服します。(とはいえ、文中、平凡な山内一豊の話よりも巨人たちのほうが書いていて面白いといいながら話が脱線するのもご愛嬌です)


とはいえ、本当の主人公は、山内一豊ではなく賢妻の千代です。内助の功ここに極まる、といった話です。


歴史小説ではありますが、決して堅い話ではなく、甲賀の忍者、一豊のたった一度の色恋話、時代背景など読んでいて飽きません。


来年の大河ドラマの原作らしいので、大河ドラマファンの方は予習のつもりで読んでみてください。



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 歴史にタラレバは禁物でありますが、やはり公的資金の注入はもっと早くするべきでした。


 90年代の住宅金融専門会社(いわゆる住専)への公的資金導入以来、一般国民の間では公的資金導入=税金による無償支援というイメージが出来上がってしまい、早期における大手銀行への政府による支援が極めて難しい状況となりました。


 実際は、破綻処理でない公的資金導入というのは無償で銀行にお金を注入するわけではなく優先株、劣後債の引き受けであり、要は今をときめく再生ファンドとなんら変わらない訳です。


 海外に目を向けますと、スウェーデンに至っては、銀行救済のためにスウェーデンの当時のGDPの4.3%もの公的資金が投入されました。(日本のGDPが約500兆円ですので日本でなら20兆円に相当します) その結果、スウェーデン政府が278億クローナを投入した公的資金は、返済、政府保有分の時価を合わせると投入額以上のリターンとなりました。(1クローナ=約15円)


 本日の日経によりますと、大手7行への公的資金注入額(優先株・劣後債)のこれまでの合計は約11兆円であるのに対して、これまでの返済額、当面の返済額、優先株の含み損益を足すと5.5兆円となっています。現時点ではまだマイナスですが、これらの大手7行の業績の回復具合から見ると優先株および劣後債務の返済は、確率の高いものであるでしょう。(もちろん日本長期信用銀行などの破綻銀行への注入は返ってきませんが。)


 多分90年代後半であったと思いますが、銀行への公的資金導入に関しては国民総反対という雰囲気の中、枡添要一氏の発言は今から思うと、的を得ていました。


 枡添氏「金融危機回避のためには、一刻も早く公的資金を投入するべきです。」


アナウンサー「しかしそれでは、国民の血税をどぶにすてることになりますが」


枡添氏「負担が嫌な一般国民は、銀行株をできるだけ買うべきです。公的資金を導入すれば株価が猛烈に反発しますから」


さすが国際政治評論家だけあって、海外の事例をよく勉強をされていると今更ながら思います。

 

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今まで、的中自慢 ばかりしてきましたが、予想が外れた時はきちんと反省します。


今日はLTTバイオがどうして業績を下方修正したか、について見てみます。


と思いましたが、わたしが述べるまでも無く

http://ir.eol.co.jp/ASP/4566?task=download&download_category=tanshin&id=272050&a=b.pdf


をご覧下さい。PGE1製剤のロイヤリティ収入の率が下がってきているからです。


例のロート発売の小じわ取りスキンケアもこの四半期では業績に貢献していません。


しかしながら、バイオベンチャーは四半期の決算に一喜一憂するべからずです。現金はまだ20億円近くあります。研究費と販売管理費の3年分ぐらいの現金です。ですので赤字続きでも当分大丈夫です。2007/3期の黒字転換は中々難しいかもしれませんが、バイオは夢です。長期の宝くじを買う感覚でデンと(余裕資金で)構えておきましょう。




欲をいうならIRでは、研究のパイプライン情報をもう少し薬品素人にも分かりやすく図表等で開示して欲しいです。