保有金融資産に比べて著しく低い時価総額


 ヤギコーポレーション(3595) という渋い会社があります。ここは オフィス用女性ユニホームの製造を行っている会社です。「2005/3月期業績は、ユニフォーム業界におきましては、景気の回復基調を反映してオフィスウェア分野の一部に下げ止まりが見られ、介護・サービス業分野で需要回復の兆しが見られたものの、本格的な需要の盛り上がりには至りませんでした。」(会社説明)


 この会社の業務内容は、ニッチというか、要は地味です。来期の業績は読みにくいです。


 しかし、この会社は地味な業態にもかかわらず、売上げ規模から見ると、多額の現金および金融資産を保有しています。2005/3月期においては有利子負債は無し、現預金27.8億円 日本国債 21.5億 投資株式4億円など全ての金融資産を足すと58億円に達します。同社の2005/3期売上げが42億円に過ぎないことを思うと如何に多額な金融資産を保有しているかが分かるでしょう。


 一方、株価は安く時価総額は6/28時点で約64億円に過ぎません。理論上この会社の株式を全て買い取るには64億円必要ですが金融資産を58億円保有していますので、買収後その金融資産が手に入ることを考慮しますとわずか6億円でこの会社が買収できることになります。当期利益で2億円程度毎年稼いでいますのでたった3年弱で投下資金が回収できます。


 創業者一族や資産管理会社と思われる株主が議決権の50%以上を保有しておりかつ、特定株比率が77.5%あるので買収は難しいと思われますが、どうして上場をしているのか理解に苦しむ会社です。


 理論的には株価は低すぎますが、あまりにも地味で安定株主工作もしておりM&Aされる危険性も低いと思います。 良い点は、安定配当15円を毎年行っており、配当利回り約2.83%あることです。1000株53万円で毎年15,000円(税引き前)もらえます。流石に浮動株が20%ですとM&Aコンサルティングの村上世彰氏も手を出さないのではないでしょうか。


10年資金を寝かせておいても良い方にはお勧めします。1度ぐらい市場が金融資産を囃して上げてくれそうな気もします。あるいは上場廃止のためのTOBを会社が仕掛けてくるかもしれません。浮動株が増えると買収されるでしょう。


(当投稿は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な決定は、読者ご自身でご判断下さい。)

  

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対日経平均      


昨年の9月末からkonitanblogを始めて、言いたい放題でいろいろな企業分析をしてきましたが、そろそろ過去の推奨銘柄の成績を振り返ってみたいと思います。


 ここで成績を振り返った銘柄は、小生の記事で推奨度の差こそあれ、ポジティブな内容で論じた先だけです。ネガティブに論じた先は除外してあります。


 結果は、11勝1敗。 とはいえ、トヨタに関しては上昇率わずか1.8%ですので実際は10勝1敗1分って感じですね。「相場環境が良かっただけだろう?」という突込みがあるかもしれないので、この間の日経平均の変化率も表に足しておきました。ご覧のように勝っている銘柄は日経平均を大幅に上回っています。

 

 自画自賛で恐縮ですが、小生のブログでは公開資料を分析して、数字的な裏づけ、根拠を持って推奨していますのでたまたまだとは思っていません。 (ソフトフロントは除く。これは技術的なことはよくわからないのでたまたまですね) スタンスは、会社発表の財務諸表をきちんと読み込み投資対象として割安かどうかを判断する。財務諸表は投資家のために企業が高い経費を払って作成しています。財務諸表を読まずに投資するのは、計器を読まずに飛行機を飛ばすのと同じことであると思っています。チャート分析は短期では有効かも知れませんが、中長期では企業価値に株価は収斂していくと思いますので意味が無いと思っています。


 なかでも、銘柄研究:キティーちゃん、サンリオ 8136 友情分析編銘柄研究:GMO(9449)-メール広告不振と希釈化のダブルパンチ  大和総研のレオパレス21評に物申す は自分自身非常に気に入っている分析です。特に、レオパレス21に関しては大和総研というプロ集団がレーティングを引き下げた時も強気で押した結果、上昇してきたのは素直にうれしいですね。

 

 しかしながら、トヨタだけはどうしてこんなに安いのか自分自身謎です。でも今もトヨタは推奨します。


 このリストのうち、20%以上上昇している銘柄は必ずしも今後の上昇は約束できませんのでご自分でご判断下さい。


 また今後も面白い銘柄があればこのブログで取り上げますのでご期待下さい。 


(当投稿は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終的な決定は、読者ご自身でご判断下さい。)

 


 

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私のとある知り合いが、大学院時代に借りた奨学金の返済で相談に来ました。(元々は日本育英会からの借入ですが、今年の4月1日から独立行政法人日本学生支援機構に移管されました。) 彼女の借入は、現在194.4万円となっています。その借入は無利子ですが、返済スケジュールは、毎月12,461円を156ヶ月支払うということになっています。一方、今一括で返済すれば10%返済額を免除してくれるとのことです。つまり負債は1,749,600円になります。彼女はその負債を返せるだけの預金を持っていますが、今一括で返した方が良いのか、それとも毎月12,461円ずつ返済していった方が良いのかとの相談でした。


結論から言いますと、これは現在価値の比較をすれば簡単に答えがでます。現在価値とは、将来行われる一連の支払いを、現時点で一括払いした場合の合計金額をいいます。つまり今回のケースでは、今の1,749,600円とこれから毎月156回支払い続ける12,461円とどちらが安くすむかを現在価値に直して比較します。


これは実はエクセルのPV関数で簡単に計算できます。PV(利率, 期間, 定期支払額, , 支払期日)を入れます。今回のケースの場合、彼女は近々住宅の購入を考えているのでみずほの住宅ローンの10年の金利2%を利率に使いました(期間は月で入力したので12で割ります)。期間は、156回 定期支払額は、12,461円、支払期日は6月末ですので期末(0)を入れました。PV(2%/12, 156,12461,,0) すると 毎月12,461円支払う現在価値は、1,710,508円となります。これは10%免除してもらった1,749,600円より39,092円安いので、彼女は現在無理して奨学金を一括返済するよりも、毎月12,461円支払い続け、現在の預金は家の頭金に充当した方が得だということになります。


ポイントは、利率です。彼女は、近々住宅を購入する予定があるので住宅ローンの金利を適用しましたが、住宅ローンの予定が無い人にとっては、156ヶ月(13年)の予想運用利率で計算すると良いでしょう。(13年はよく分かりませんが) 東京スター銀行が10年定期1.5%というのを出していますが、1.5%ですと現在価値が1,765,627円と毎月返済の方がわずか15,000円程度ですが高くなりますので、一括返済した方が得かもしれません。かも知れないというのは13年の運用利回りなど分からないからです。15,000円程度の差ならその間に金利が高くなるかもしれませんし、いざという時のために手元に現金を置いておいたほうが良いという考えもあるからです。


いずれにしても、このように、現在価値で比較するのは企業にとってのみならず、個人の財務戦略にとっても非常に大事です。みなさんも是非活用して下さい。

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 JR西日本の列車事故、三井物産のDPF=排ガス浄化装置のデータをねつ造事件等の例を挙げるまでも無く、企業の不祥事が後を絶ちません。

 JR西日本の事故では、同社の利益最優先の姿勢が安全を軽視し結果的に大惨事につながったという批判が多くなされました。しかしながら、私は利益を最優先しなかったことが今回の大事故につながったと考えます。

 つまりこういうことです。会計の概念に偶発債務という考え方があります。偶発債務とは、債務の保証、係争事件に係る賠償義務、先物売買契約、受注契約その他現実に発生していない債務で将来においてその事業の負担ととなる可能性のあるものをいい、内容を注記しないといけません。私なりの表現をしますと、偶発債務を注記することにより、最大これだけの利益がふっとぶかもしれないよ、腹くくっとけよ、と投資家、債権者に知らせているのです。実際の会計では、安全を軽視して事故に発生が少々高まったところで内容を注記する必要は無いですが、結果的に安全軽視の姿勢が"偶発債務的な”モノを増やし将来の会社の利益を吹き飛ばすかもしれない要因となっていると考えられるのではないでしょうか。この偶発的債務的なモノが今流行の言葉で言うとイベントリスクという言葉だと思います。

 別の言い方をしますと、本当の利益を優先する会社は、このような企業の利益、信用を一瞬で吹き飛ばす"イベントリスク”の危険性を出来るだけ最小化させようとするはずです。だから私はJR西日本は利益最優先に関して一面的なとらえ方しかしておらず、利益を吹き飛ばすイベントリスクの概念が抜けていたものと考えます。三井物産のDPF=排ガス浄化装置のデータをねつ造事件も、安全軽視を法令遵守という言葉に言い換えれば全く同じです。

 投資対象としてはやはり、このようなイベントリスクを回避できるだけの内部統制が取れている企業、つまり本当の利益を追求している企業に絞りたいものです。

 

私は身長174cmですが、2年前のMax時は86キロありました。武田薬品の肥満度チェックによるとBMI指数は28、つまりデブです。そして今、72.5キロ、MBI指数23.9と標準体重上限まで下がりました。 ここまで下がると多くの人から「痩せたんじゃない?」と言われます。そしてベルトがゆるゆるとなり、5年前のズボンも余裕で入ります。標準体重の上限で油断するとまたデブとなりますが、そろそろ私のダイエット成功体験を語っても良い時期だと思いますので書きます。

 

 まず、絶食や特定の食品でのダイエットは論外です。栄養のバランスは絶対崩してはいけません。ダイエットはあくまでも健康維持が目的であり、ダイエットで健康を害するのは本末転倒で論外です。


 栄養のバランスとは、6つの栄養グループをバランスよく摂取するということです。このうち大体肥満の人は、第6群の油脂に関しては摂取を控えることに注意した方が良いでしょう。


 では、具体的に実践したことを列挙します。


①夜は、腹7分目程度。 朝、昼は腹八分目。朝、昼は無理にダイエットモードにしない。普通に食事をする。 その際、でんぷんは意識して減らす。ご飯は小さめお茶碗に1杯だけ。


②おやつは控えめ。できれば止める。但し、週一はスナック一袋食す。下手にストレスを溜めないのがポイント。


③酒は控える。酒を飲むとついついバカ食いをしてしまう。


④週に一度は1時間弱の運動。私は毎週日曜日に40分のジョギング。


⑤たまには我慢せずに、バカ食いをする。でもバカ食いを続けない。プロ野球のペナントシリーズではどんなに強い球団でも全試合勝ち続けるのは無理です。ポイントは強いチームは連敗をしないのです。それと同じでバカ食いをしても連日のバカ食いは絶対避けるべきです。

 

⑥悲壮感を持たない。無理しない。


⑦夜寝る前の空腹感を楽しむ。


以上を守れば、あなたも見事痩せられる!!(かもね)


追伸:油をエコナにしたり、バランスを考えてくれた妻に感謝します。


参考

6つの基礎食品 1日の食品めやす
第1群

たんぱく質の
供給源 魚貝・肉・卵・
大豆製品など 魚 1切れ
肉 1~2枚
卵 1個
豆腐1/2~1/3丁(または納豆) ・肉より魚をやや多めに


第2群

カルシウムの
供給源 牛乳・乳製品・
小魚・海草など 牛乳 コップ1杯
(またはヨーグルト)
わかめ・のり・ひじき等 *


第3群

カロチン・ビタミンAの供給源 緑黄色野菜 ほうれん草・小松菜・
にんじん・ブロッコリー
等 100g ・野菜は毎食

・くだものは毎日1個食べましょう

・きのこ・海草・いも・豆など繊維を多く含む食品を上手に組み合わせましょう


第4群

ビタミン・ミネラルの供給源 その他の
野菜
くだもの 白菜・キャベツ・大根・
玉ねぎ・きゅうり等 
200g

りんご 1個(またはみかん2~3個)


第5群

糖質性エネルギーの供給源 こく類・芋類 ごはん・パン・めん等
1食に1杯

芋 1個 ・砂糖・菓子・アルコールはほどほどに


第6群

脂質性エネルギーの供給源 油脂類 植物油 大さじ1~2杯 *

Skypeの衝撃

テーマ:

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拙記事(無料で通話する方法 Ⅱ) にも書きましたが、Skypeは既存の固定通信事業者の収益基盤を根底から破壊する可能性があると思います。


そんな中、なんとフュージョンコミュニケーションが、IP電話サービスのSkype Technologiesと提携して、フュージョンのIP電話サービスをSkypeから利用できるようにサービスを拡張するとのことです。両社のサービスを連携させるゲートウェイ機器の開発に関する技術提携の基本合意に達したもので、今年中にはサービスを開始する予定です。


私は勝手に、未来のPCは電話とTVとハードディスクとステレオが限りなく融合した機械となり、既存の電話はPCに吸収されると予測していますが、そうなるとSkypeのような無料電話ソフトで、PCを普通の電話のように使うことができるようになり、インターネットに常時接続していれば、IP電話さえ不要になる社会が来ると考えています。お使いになった方はお分かりと思いますが、音質は多分固定電話よりも良質だと思います。


そのような観点から考えると、フュージョンがSkypeと組むのはフュージョンにとっては諸刃の剣で、当初は固定電話との接続で収入があると思いますが、Skypeの便利さを知ってしまったユーザーは、Skype同士無料で話をするようになり、そのSkypeのネットワークの普及が臨界点にまで達すると、通信業界に激震を与えるほど固定電話料金が減少していく状況に陥るのではないでしょうか。つまりフュージョンは、パンドラの箱を開けてしまったのかもしれません。


今日は、NTTも、KDDIも、日本テレコムを有するソフトバンクも株価は全くこのニュースに反応していませんが、konitanblogとしては通信株は長期の投資対象とはしません。


Skypeの動きに注目しましょう。


5/25の過去記事 を読んでいただけましたか?


大和総研の発表前の水準まで戻しました。もちろんここ数日の相場環境の好転という要因もあります。

プロのアナリストが何を言っても自分の信じた考えに従い判断することの大切さを身にしみて感じました。


では、これからもご愛読お願いします。


leopalace