5歳と6ヶ月 | メラニンが増殖中

5歳と6ヶ月

日曜日の長期間にわたる昼寝以降、ココ3,4日間この時間まで起きてる日々が続いている。

今やっと、2週間前に読み始めた「東京タワー 」を読み終えた。


いっつも5分ぐらいで眠くなるのに、一気に読み終えた。

本でココまで泣けたのはいつぶりだろうか。

今まで本なんてろくに読まず、今年無謀にも60冊の本を読むという目標を立て、現在かなり厳しい状況にある元活字アレルギーの俺にとっては初めてだっただろうか。


おととい、同郷の友人のお父さんが心筋梗塞で倒れられたと聞いた。大学の卒業式、福岡に帰ったときと飲みに連れてってもらい、酒をたしなみながらいろんな話を聞かせてもらったダンディーなお父さんだ。一報を聞いたとき、ただただびっくりしてその友人にかける言葉につまった自分に歯がゆい思いをした。

こういう話は重なるのか(言い方が悪いかもしれないが)、今日知り合いの女の子から、入院している親御さんの容態がよろしくないという話を聞いた。その子は仕事の前、合間と時間を見つけては病院に足を運んでいる。タバコはいつの間にかやめていた。



今日母親から電話がかかってきた。


今年の夏はあちこち出かけたので、富士吉田の「ほうとう」、金沢の「そば」、そしてニセコでビジネスゲームの商品としてもらった「壁にかけるかざり」をまとめて実家に送った宅急便が届いたと連絡があった。


今年の夏は実家に帰らなかったので、ninninさんからの教えにより、ポク大のポストカードで「暑中お見舞い」を送った。一週間後、オリジナルのはがきで返事が返ってきた。



いつの間にかこういうことをするようになっている。


気付いたら故郷を離れて6年もたっている。


札幌に来て、あと3日で5歳と6ヶ月の年をとろうとしている。


それと同時に家族、周囲のみんなもあと3日で5歳と6ヶ月の年をとろうとしている。



自分、そして周りがいつものように生活していればいるほど、それに感謝の感情もなくただ過ぎていくのは当然のことだ。でもそれは奇跡に近いことなのかも知れない。明日から普通のことを、自分も周りのみんなも元気なことを楽しんでみよう。健康には、ちょっとだけ気を使ってみよう。

酒をやめる気などはないが。




tokyotower  

<17冊目>

東京タワー -オカンとボクと、時々、オトン- / リリー・フランキー