2010/6/29(火)後楽園ホールにて行われる、
『OPBF東洋太平洋スーパー・ウェルター級タイトルマッチ』に
出場するチャーリー太田選手へのインタビュー。
<2010/6/20(日)15時 八王子中屋ジムにて>
________________________________________________________________
OPBF東洋太平洋スーパー・ウェルター級チャンピオン
日本スーパー・ウェルター級チャンピオン
15戦13勝(10KO)1敗1引分
_______________________________________________
八王子中屋ボクシングジム Official Website
http://www.8nakaya.com/
チャーリー太田 情報ブログ
http://bcharles.blog.shinobi.jp/
◆前回の試合写真
http://photozou.jp/photo/list/300152/1179718
●こんどう
今の体調はどうですか?蒸し暑いのは平気?
●チャーリー
いい!
あついのは、ウェイトダウンかんたんだから、すき、だいじょうぶ。
●こんどう
前回、日本とOPBFのタイトルを獲った試合(スリリングだった……)と、
今回のOPBF初防衛戦(もっとスリリングかもしれない…!!!!)についてですが-・・
先日、海外のボクシング情報サイトから英語でインタビューを受けましたよね。
私が聞きたいことは、その"The Boxing Bulletin"の記者さんが
詳しく聞いてくれているので、(同じこと聞くのもアレだし)
それを抜粋して書くことにしようと思います。
●チャーリー
うん。
●こんどう
では以下、"Japanese Scene: Introducing Charlie Ota"
という記事からの情報です。(意訳・要約しています。文中敬称略。)
http://www.theboxingbulletin.com/2010/6/11/1512822/japanese-scene-introducing-charlie
------------
柴田明雄戦
=序盤からポイントを取られる=
試合で出せたのは自分の能力の70%くらいだと思う。
序盤のラウンドは、十分に動けていない感じだった。
後から思えば、ちょっと硬くなっていたかも。
柴田は私にいつも通りの動きをさせてくれなかった。
常に距離をとり動き回る柴田に、イライラしたりはしなかった。
自分はエネルギーを浪費していなかったし。
私のいいパンチが当たった時、彼は心配そうな顔をしていた。
心配で、常に動くことで体力と精神力をたくさん使っていた。
柴田の動きが最後までもつとは思わなかったけど、
もしそれができたとしても、やっぱり最終的には彼を捕まえていたと思う。
ラウンドが進んで、体がほぐれてきて良く動くようになると、
彼に接近できて、パンチがもっと当たるようになっていたからね。
=オープンスコアリングシステムと戦略=
最初の数ラウンドの戦略は、本気で打つことはせずにボクシングをして、離れて様子を見ることだった。
オープンスコアリングシステムだったので、ジャッジがどう見るかを知りたかったんだ。
序盤のラウンドは自分としては良い出来だった。
クリーンヒットされた覚えはなく、自分は何回かいいジャブを当てた。
でも、4ラウンドまでの採点は大きくリードされていて、自分には予想外だった。
そこで、切り替えた。
オープンスコアリングシステムは、
自分のように戦い方の修正ができるタイプの選手にとっては有利だと思う。
セコンドは「もっとプレッシャーをかけろ!」「ボディ!ボディ!」と言っていた。
顔面に当たらなければボディを狙え、と。
でも彼は頭だけでなく、体全体をうまく動かしていた。
=試合を終わらせるまで=
7ラウンドの終わりに彼の動きがちょっとだけ落ちたのに気づいた。
それで8ラウンドにラッシュして、捕まえることができた。
強いパンチが当たって、倒せると思ったところで、レフェリーが割って入った。
試合を止めたのかと一瞬思ったけど、バッティングのためだった。
柴田が目の上をカットしたので、ドクターチェックが入った。
偶然のバッティングによる負傷で試合続行不可能と判断されたら、
その時点までの採点で勝敗が決まってしまう。
もしそうなれば柴田の判定勝ちだった。
が、試合は再開され、自分はすぐさま彼に襲いかかった。
突っ込んだ時に2、3発もらったけどそれは効かなかったので
自分のパンチを打ち込んで、彼をダウンさせた。
彼がダウンした時は驚いた。
速いのを2発当てたけどハードパンチではなく、
それで倒せるとは思わなかったので。
そして立ち上がった彼が、足を止めて打ってきたのには本当に驚いた。
もう足が動かなくなったのか、打ち合うべきだと感じたのか。
自分にはまだ力が十分残っていたから、両手の動くがままに、任せた。
パンチがどんどん速くなってきたところで、ストップの裁定が下された。
=学んだこと、課題=
一つは、常に強くパンチを打つ必要はない、と実感したこと。
コツコツ小さく打つのが有効な時もある。
でも柴田に対しては、ジャブまで含めて全てのパンチを、効かせようとして打っていた。
King Davidson戦
=キング・デビッドソンについて=
彼についてわかっていることは、
背の高いサウスポー(左構え)で、アマチュアで素晴らしい経歴を持っている(180戦175勝)。
ということは、戦い方を良く知っている優れたボクサーに違いない。
その挑戦を自分は楽しみにしている。
デビッドソンは柴田と同じで、自分よりずっと身長が高いけど、特に不利だとは思わない。
自分は身長が低いけど腕はかなり長いのでパンチは届く。
それに、身長が低いと的が小さくてパンチを当てにくいし、
前後左右上下に、動いてパンチをよけられるスペースが余分にある。
サウスポーとの対戦でやりにくいことは全くなくて、
むしろ、オーソドックス(右構え)の選手とやるよりも得意。
ジムの仲間でスパーリングパートナー、サウスポーの淵上誠(日本ミドル級1位)とは
ここ数年ずっと一緒にやっていて、彼も自分も良くなってきているので、
サウスポーとやるのは自分にとってごく普通のことになっている。
=アウトボクシングに対する作戦=
デビッドソンの試合をいくつか見たところでは、
彼は常に動き回る柴田のような戦い方をするのかもしれない。
自分は、運動能力に自信がある。
彼は数ラウンドはアウトボクシングできるかもしれないけど、全ラウンドそれができるとは思わない。
結局は打ち合いに持っていけると思う。
自分のスタイルはインファイターというよりアウトボクサーだ、
でも今までの対戦相手は私が前に出ることを強制した、と以前に言った。
柴田との試合後にも、なぜアウトボクシングをしないのかと友人に聞かれたけど。
自分がステップバックしても、柴田は前に出てこなくて試合にならないだろうと思ったんだ。
でも私がベルトを持っている今、他のボクサー達はタイトルを奪うために、攻めて来なければならない。
できることなら、2~3ラウンドは自分の好きなこと-後ろに下がってカウンターパンチ-をやれたらいいな。
もちろん接近戦で打ち合ってもいいよ。
パンチ力と同様に、ディフェンス力も示したい。
=デビッドソンとの試合に向けて=
ジムにいる時間を増やした。
昼間は働いて、主に夜 練習するんだけど、この試合のために
仕事の時間をもっと減らして、フィジカルとメンタルの準備をしてきた。
彼は豊富なアマチュア戦績があるしプロとして無敗なんだ、冗談じゃなく。
------------
●こんどう
チャンピオンになって変わったことは?
●チャーリー
ボクシングの練習時間を増やしました。
それと、ちょっと、人気者になった(笑)。
いろんな場所で「あ、チャーリー!?」と声をかけられるようになりました。
●こんどう
毎日毎日、色んな人に挨拶して、写真を撮られて、疲れたりはしない?
●チャーリー
新しい出会いはいくらあっても楽しいです。
英語の先生をやってると、いつも新しい生徒と会うしね。
●こんどう
チャンピオンになってから、何回くらいインタビューされましたか?
●チャーリー
10回位かな…?
●こんどう
今回の防衛戦に向けて、仮想「デビッドソン」として中屋ジムのサウスポー、
「ふちッドソン」=淵上誠選手(日本ミドル級1位)
「にひッドソン」=荒川仁人選手(日本ライト級チャンピオン)
「まるッドソン」=丸山伸雄選手(日本ライト級10位)
とスパーリングをしたんですよね。
チャーリーと King Davidson の実力を、あえて自分で比較すると?
●チャーリー
能力は大体同じで、経験は彼の方がたくさんある。
でもぼくも、努力している。
●こんどう
気持ちはどうですか。
楽しみとかこわいとか。
●チャーリー
楽しみに待ってる。オーバーワークだけは要注意なので、
この最後の週はあまり練習し過ぎないようにします。
●こんどう
風邪も引かないでね。
サポートして下さる皆さんへメッセージをお願いします。
●チャーリー
皆さん、太田さん、応援ありがとうございます。
ぼくはいつもがんばります。
この試合、強い相手だからほかの人は「チャーリー負ける」と考えてるけど、
ぼくは考えてない。勝ちます。
●こんどう
今回は、何か書く?
●チャーリー
かく!
●こんどう
?・・自画像!?(笑)なごみます~。
ありがとうございました!